とりあえず、死霊のはらわたリターンズを見終えた後にTSUTAYAで2013年のも含む映画版(3を除く)借りてきました。リターンズ見てからだと、2の後日談がリターンズのはずなのにところどころ違うところがあったりして、やっぱり平行世界か何かなのかなと思ったり。
あとリターンズシーズン2のレンタルはまーだ時間かかりそうですかね?
「では、改めて自己紹介をしよう。私こそはダ・ヴィンチちゃん。カルデアの協力者だ。というか、召喚英霊第三号、みたいな? ま、気軽にダ・ヴィンチちゃんと呼んでくれたまえ」
「は……はぁ!?」
「うーん、いいリアクション!」
そらそうだろ。レオナルド・ダ・ヴィンチだぞ? 教科書にも載ってるやつが、実は女でしたってかぁ?
……まぁアーサーも実は女だったけど、そういう事じゃなくて。
「それはともかく。とりあえず目が覚めたなら、管制室に向かいなさいな。そこで、大事な人が待ってるから」
「……大事な、人」
その言葉を聞いた瞬間、脳裏に一瞬、何かの映像が過ったが、俺はあえて無視する事にした。……多分、いや、確実に思い出しちゃいけねぇやつだ。
「……わーったよ。行きゃいいんだろ、センセ」
その時自分では気づかなかったが、後に聞いたところでは、「凄く不機嫌そうだった」、らしい。
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「やぁ、来たね立香君――って、ダ・ヴィンチ!? なんで君が立香君と!?」
「そりゃあ、私が彼を起こしにいったからに決まってる。誰も起こしにこないからね!」
そこでロマンに教えてもらったのだが、なんとこのダ・ヴィンチちゃん、カルデアの技術顧問なのだという。サーヴァントらしいのはさっきの召喚英霊なんたらってので予想できてたが、サーヴァントでもそういう立場になれるもんなんだな……サーヴァントって単語自体、その、そういう意味合いだし。
「ンッンー。それは正確じゃないな。それは英語的な意味合いだろう? 魔術におけるサーヴァントというのはね、使い魔の事を指すのさ。ただし、歴史的に、あるいは伝説として知られた、偉大なる存在がなっているのだがね!」
ふっふーん、と自慢げに胸を張り、鼻を鳴らすダ・ヴィンチちゃん。どうでもいいが、それなりにでけぇからブルンって揺れてるんだ。何がとは言わんが。ワァーオ。
「……先輩?」
同じく管制室にいたマシュが、俺の事をジト目で見てくる。よせやい、カワイコちゃんにそんな風に見られると照れるぜ。
「しかし、かのレオナルド・ダ・ヴィンチが女性なんて、おかしいです。異常です。倒錯です!」
「既成事実は疑ってかかるべきだぞー。というかそれってそんなに重要?」
話を聞くと、なんとこのダ・ヴィンチ、あのモナ・リザの美しさを理想として、それを自分の肉体として再現してしまったのだという。天才ってのはイカレてんな、全く。
「覚えておくといい、藤丸立香。芸術家系サーヴァントは、誰もが例外なく、素晴らしい偏執者だと……!」
「だろうな」
……そこで何故か、あのクソ本の事を思い出してしまったのは何故だろう。
そんなこんだあって、俺達はこれから為すべき事……特異点の修正という、人類の命運がかかったミッションの説明を受けた。
これから向かう、七つの特異点。それらが原因で、2016年で人類は破滅し、逆を言えばそれらをどうにかすれば未来を取り戻せるとか、なんとかかんとか。
「そして、恐らく特異点の発生には聖杯――レフが持っていたアレが関係している」
曰く、聖杯とは願いを無制限に叶えられる魔法のランプのようなものらしい。そんなとんでもないのがあっちこっちに落ちてるのか……それがあったら、俺もなんか夢、叶えられるかな? 一度行って見たかったんだよなぁ、ジャクソンビル。
ホントだったらアメリカに行くはずだったのに、なんでイギリスの、よりにもよってあんな不気味な山荘に行く事になったのやら……。
あと、ロマンが「聖杯でもなければ時間旅行とか歴史改変とか不可能だから。ホントに」とか言ってたんだが、いやいや、時間旅行なんてクソ本みたいな魔導書があったりすりゃできるもんじゃねぇの?
「いやいやいや。それは君の持っていたあの本……ネクロノミコンが異常すぎただけだからね?」
「――いやいやいやいや! え、ネクロノミコン? へ? まさかあの神話の!?」
「ロマニ、恐らく君が言いたいのは
「……すみません。私には何のことだかさっぱりなのですが……」
困惑するマシュ。ここは親切に説明してやった方がいいのだろうが……いや、駄目だ。こんな子に、あの本の事を教えちゃいけない。あれは、底知れない邪悪そのものだ。
「ネクロノミコンというのはだね……」と語りだそうとするダ・ヴィンチちゃんに、俺は視線だけを向ける。「余計な事は言うな。何も」という思いを乗せて。
あっちもそれを察してくれたのか、「おっと、今は急ぎの用があるんだった」と、咳払いをしてごまかしてくれた。
「そうだ。藤丸立香。後で私の工房に来たまえ。君の
ああ、そういえばそうだった。俺の右腕は、あの時アーサーにボッコボコにされたんだった。で、起きた時に気付いたら、右腕に木製のマネキンみたいな手がくっついてたんだから、まだ夢でも見てんのかと思っちまった。でも妙にしっくりくるのはなんでなんだ?
「……あの、先輩」
唐突に、マシュが話しかけてくる。なんだ、デートのお誘い? ジョークだよ。
「色々と訊きたい事があるのですが、よろしいでしょうか?」
「……うん。僕も質問がある。『何故アーサー王と顔見知りなのか』とか、ね。山ほどあるよ」
「はっ、スター気分も悪くねぇ」
ああ、こいつらが聞きたい事なんて、大体想像はつく。けど……その全てがネクロノミコンと、そしてあの山荘での血みどろの惨劇に繋がってる。無くなった右腕なんて特にそうだ。ドクはともかく、マシュに聞かせていいものなのか。はてさて、そこをどうやってぼかして喋るか……駄目だ、いい案が浮かばねぇ。
「――いいぜ。何だって聞きな。ただ……聞いて気分の良くなるような話じゃない。映画ならR指定間違いなしだ。特にマシュには、ちと刺激が強すぎる。万が一の時はドクター、アンタが医務室に連れて行ってくれ。それと――」
「……それと?」
「まずはダ・ヴィンチのとっつぁんのところに寄ってからだ」
結局、頭の悪い俺では、隠すべき真実を隠す方法が思いつかなかった。
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「いらっしゃーい! ささ、ずずいっと奥まで! 退屈してたんだ~」
施設のとある場所にある工房に出向いた俺を、ダ・ヴィンチちゃんが美人面の満面の笑み――だが、男だ――で出迎える。しかも声も美人そのものなんだから、たまったもんじゃねぇ。しかし、これで中身が男だとわかると――
「ん~? なんだか不埒な考えをしてるような顔だねぇ」
「よく顔芸に定評があるって言われるよ」
「それはなんとまぁ」
ダ・ヴィンチちゃんの疑いを素面で誤魔化しつつ、俺は彼……彼女? の工房内を見渡す。
天井から吊るされた、蝙蝠の羽根をした模型。どこか古臭さを感じる――あの山荘の書斎のような――本の並ぶ机。壁にはダ・ヴィンチちゃんが書いたと思しき何かのイラストが描かれた紙が貼られている。
なんというか、カルデアという施設はどこもかしこも白いイメージがあったのだが、ここは凄く、人間臭さがあるというか、場違いというか。
「さあさあ。テキトーに腰かけてくれたまえ」
そう促され、俺は部屋にあった椅子を引っ張って来て腰かける。
「で、俺の腕はどんな具合だ?」
「……まぁ、言うまでもないだろうけど」
そう言いつつ、ダ・ヴィンチちゃんは机の上に転がっている、布に包まれている何かを持ってくる。
それを広げてみれば、無惨にもボロボロにひしゃげた、元俺の右腕があった。
「これじゃ、使い物にならんな」
「分かってないなぁ」
はい? 何が分かってないって?
「君がどういう経緯でこれを手に入れたのかは知らないが、あえて解説させてもらおう。というかしよう。したくてたまらない! 見たまえよ、この義手は明らかに中世のそれ――恐らくは5世紀から6世紀頃のものと思しき籠手をベースにしていながら、内部構造は現代的なそれだ。というか、君の腕そのものがバッサリと何かで切られて、その上に金属板で籠手の繋ぎにしているから神経すら通わないというのに、一体どうやったらこの籠手を自由に動かせるんだい!? 内部を見る限り、あるのは人間の手の骨に近い構造になっているのはわかるが、それでも――」
――あ、コイツそういうタイプかぁ……。
ふと、あのインチキ魔術師もこういうのに興味津々だったのを思い出したが、あっちの方がまだマシだな。アイツもアイツでロクデナシなのは間違いないが。
そういえば、この手のギミックに興味津々な騎士がいたっけ……なんつったっけな、モー……モード……なんとか。なんか犬か猫みたいな奴だったな。アイツの兜も相当カッコ良かったけど。どうなってんだあの変形。
そんな関係ない事を考えていると、気づけば30分近く経過していた。
ダ・ヴィンチちゃんはまだ喋ってた。ウッソだろお前。
「――つまり、この籠手はかなり特別なものには違いない。これがあったからこそ、君はあのアーサー王とやり合えたと言っても過言じゃない。ああ、全く惜しいな。この籠手の開発者と、是非とも語り合いたいものだ!」
「お褒めに預かり光栄だね」
「ああ、限られた技術でここまでのものを――へ?」
あ、今度はフリーズした。まぁ正確にゃ、二人ほど手伝ってくれたんだがな。あと最後のほうだけ魔術師の奴も。何したのかはさっぱりだが。
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「……ふぅ。失礼。取り乱してしまった」
ようやく我に返ったダ・ヴィンチちゃんは、何事もなかったかのように話を戻そうとする。別にいいんだがね。
「ともかく、この籠手は貴重な一品ではあるが……しかし、今の状態ではまともに運用する事すら叶わないだろう」
「そうだろうな」
「そ・こ・で」
俺が同意を示したと同時に、ダ・ヴィンチちゃんはわざとらしくウィンクし、笑みを浮かべる。様になってんのがなんかムカつくぜ。
「喜びたまえ、藤丸立香。世界最後のマスター。君に、この天才レオナルド・ダ・ヴィンチの偉大なる才能が生み出す、素晴らしい発明
……今、不穏な台詞が聞こえたような気がするんだが。
いつもの改造タイム。しかしあの義手、どうやって動かしてるんだ...
それはともかく、ダ・ヴィンチちゃん含め、原作キャラの言い回しをもっとこう、それっぽくしたい...したくない?(曖昧)