戦姫絶唱インフィニット・シンフォギアーthe twin edges of ZABABA―   作:U創世

3 / 4
お待たせしました、2話目です!

シンフォギアXD、水着イベント始まりましたね。僕は水着型ギアの翼さんもマリアさんもクリスちゃんも持ってません。出なさ過ぎてつらい・・・。


さて、今回とあるキャラへの風当たりが強いかもしれません。予めご了承ください(特にオルコッ党の人、本当にごめんなさい)。

また、タグが変更されてる事でお気づきかもしれませんが、今回一夏の『ある部分』が変わっています。わかりにくいかもしれませんが。

それともう一つ、一夏の乗る『あのIS』の設定も改変されております。そういうのが苦手な人はご注意ください。


それでは、どうぞ。


第2話:再会とエリートとクラス代表と

一夏side

 

 

「ふ~、やっと終わったぁ。」

 

 

一時間目の授業が終わり、俺は疲れたように机に突っ伏した。一応、調や切歌から教えてもらっていたおかげでわからなかった所はほぼなかったものの、こういう専門系の単語だらけの授業は色々と覚える事が多いから、元々特筆して頭がいいわけではない俺にとっては、なかなか疲れる授業ではあった。まぁ、横の切歌とかを見ると、アイツはどっちかというと感覚系なのか、そこまで深く理解してる感じは見えなかったが、教えてくれてた感じからして、たぶん基礎的な事はちゃんと覚えているのだろう。

 

因みにメタい話になるが、俺はちゃんと参考書を捨てずにとっている。原作(?)とか言う別の時間軸だと、電話帳と間違えて捨てて千冬姉に怒られたりしてる俺がいたりするらしいが、俺は今回調達が参考書を持ってきて、教えてもらいながら覚えたので捨てたりはしていない。また、後々必要な知識も出てくるかもしれないから手元に置いておいた方がいいと言われたので、一応大切に持っている。まぁ、別の世界の俺には同情はする。『必読』と書いてあるとはいえ、アレが郵送で届いてきてしばらく放置してたら、俺でも電話帳と間違えちゃう自信はある。いや、自信を持つところじゃないが。とにかく、そう思えるぐらい分厚い奴だったしな。

 

 

「一夏、切ちゃん。お疲れ。」

 

「お~、調。お疲れ。」

 

「調、お疲れ様なのデス!」

 

 

俺が机に突っ伏していると、調が話しかけてきた。さっきの時間は自己紹介の件もあって話す時間がなかったが、小中学の頃から、なにかと話す機会が多いが故に、これが俺たちの学生生活の上での日常みたいなものになっている。まぁ、切っ掛けとしては、名前順でも何かと近くの席になる事が多かった切歌に調が話しかけに言って、その隣にいた俺もよく話す機会が多かったから、結果的にこれがほぼ習慣化して、今のような感じになっている。最初は切歌にものすごい邪険にされたり、調に無言貫かれたりと色々あったりしたのも、今となってはいい思い出だ。

 

 

「一夏、授業の方はどう? 私達がある程度教えたから、大丈夫だとは思うけど。」

 

「あぁ。二人のおかげで、何とかついていけてるよ。ホント、色々と教えてくれて助かったぜ。ありがとな。」

 

「そんな礼を言われる事じゃないデスよ。腐れ縁なのと、千冬さんに頼まれたから教えただけデスし。」

 

「それでもだよ。たぶん、何も教えてもらってなかったら、思いっきり恥かいてた気もするし。」

 

「・・・それはそれで見てみたかったデスね。」

 

「切歌、お前なぁ・・・。」

 

「切ちゃん、ダメだよ。それじゃ、私達の責任問題になっちゃって、織斑先生に怒られるんだから。」

 

「うぅ、それはイヤデスね・・・。」

 

「素直な奴だな、おい。」

 

 

とまぁ、他愛のない話をしていると、俺達に話しかけてくる生徒がいた。

 

 

 

「・・・ちょっといいか?」

 

「ん?」

 

「デース?」

 

「・・・。」

 

 

声のした方を向くと、そこには6年ぶりに見た、俺の幼馴染がいた。

 

 

「っ、箒! 久しぶりだな。」

 

 

『篠ノ之箒』。

俺の初めての幼馴染にして、俺達の親友。『篠ノ之』の名前でわかる人もいるだろうが、ISの生みの親である束さんこと『篠ノ之束』博士の実の妹でもある。

ISを生み出した束さんの影響で、6年前に『要人保護プログラム』という政府の意向により、箒は俺達の元から離れなくてはいけなくなってしまったので、あれ以来俺達が直接会う事も出来なかったのだが、さっきの自己紹介でこのIS学園に――しかも同じクラスにいるという事を俺は知った。本当は話もしようかと思っていたのだが、さっきの時間は休み時間が短かったのに加え、流石にさっきの授業で疲れていたので昼休みにでも話しかけようかと思っていた。まさか、向こうから話しかけてくるとは思わなかったが。

 

 

「久しぶりデース、箒!」

 

「久しぶりだね、箒。元気にしてた?」

 

話しかけてきたのが箒だとわかると、調と切歌もそれぞれ久しぶりと返事をした。箒もそれに応えるように口を開いた。

 

 

「あぁ、二人も久しぶりだな。でだ。その・・・、廊下で話さないか? ちょっと、ここでだと、な?」

 

「いいデスよ! 調と一夏もいいデスよね?」

 

「私はいいよ。」

 

「俺もいいぜ。別に断る理由もないしな。」

 

 

箒の提案で、俺達は廊下に移動した。それに釣られてか、視線が廊下側に向いたり、廊下から感じてた視線が少しだけ引き気味になってたりしたが、まだ切歌達がいるおかげか、視線に対する耐性はそれなりに出来てき始めていた。まだ慣れはしないけど、この分なら一週間内には放置可能なレベルにまでなるだろう。

廊下につくと、開口一番俺は箒に対して口を開いた。

 

 

「ホント、久しぶりだな箒。6年ぶりか? 元気そうでよかったぜ。」

 

「う、うむ。お前の方こそ、息災なようで何よりだ、一夏。調や切歌も、相変わらず変わらないな。」

 

「デスデース!」

 

「うん。」

 

 

6年ぶりに再会した、幼馴染のメンバー。ここに後、箒が知らない『アイツ』ら二人が合流したら、もっと賑やかになるんだろうけど、調には『アイツ』の事で色々と教えてもらったしな・・・。何というか、会うのは少し気まずかったりするんだよな。『アイツ』、元気にしてるといいけど。

 

 

 

 

「む? どうしたのだ、一夏? 遠くの方を見て。」

 

「えっ? いや、何でもない。それより箒、お前去年、剣道の大会で優勝してたよな。遅くなっちまったけど、優勝おめでとう。」

 

「なっ!? なぜそれを知っている?!」

 

 

俺が『アイツ』の事を思い出して物思いに耽っていたのを箒に指摘され、それを誤魔化す為に、箒に去年の中学での剣道大会で優勝していた事を言うと、箒は顔を赤くして怒り出した。・・・調から『アイツ』の事を聞いて、いろいろ考えてまさかとは思っていたが、箒もなのか・・・? まぁ、それに関して考えるのは、今はやめよう。『アイツ』にも会う事があれば、いつかは直面する事だが、今は貴重な休み時間。将来の事を考えたりするのは、また今度でいいだろう。

 

 

「何でって、毎日新聞を読んでるからな。因みに、調や切歌も読んでるらしいぜ。」

 

「そ、そうなのか?」

 

「うん。まぁ、私達の場合、世界情勢とかはちゃんと知っておかないといけないって、社長のほうから言われてるのもあるけど、私達自身、社会常識として知っておく必要があるから。」

 

「それに、新聞を読んでるほうが大人っぽいじゃないデスか!」

 

「切ちゃんはそういう、雰囲気目当てな気がしなくもないよ。実際、ほとんど私から内容を聞いて理解してる感じがするし。」

 

「そ、そんな事はないのデス! 調、こういう時だけなんか辛辣デスよ。」

 

「切ちゃんが実際、勉強面がすごく残念なのは事実だもの。それに、大好きだからこそ、こういう事を言ってるんだよ。切ちゃんがそんな事で馬鹿にされるのなんて、私嫌だもの。」

 

「し、調・・・。」

 

 

あれ~、何か二人が自分達の世界に勝手にとんでいきだしてるんだけど。おかしいな、確か俺達は箒と色々積もる話をするために廊下に出たはずなのに。まぁ、正直俺たち3人だけで話してても、ふとしたきっかけで勝手に二人だけの世界へいくから、こうなったら最低でも調の方が戻ってこないと、どうしようもなくなるんだが・・・。

 

 

「・・・二人は相変わらずのようだな。」

 

「まぁ、箒がいなくなってからも、この辺りは大して変わってないしな。というか、むしろ悪化してる気がしないでもない。」

 

「・・・こういうのは、そう、いい、のか?」

 

「さぁ? にしても、百合なんてホント、漫画やアニメの中の話だと思ってたんだがな。」

 

「じょ、女性が皆こうではないからな!」

 

「いや、それぐらいわかってるよ!」

 

 

その後、二人が百合百合してる様子を見(せられ)ながら、俺と箒もしばらくそのまま色々話していたのだが、千冬姉――織斑先生をたまたま箒が見つけた事で、調と切歌を半ば強制的に現実へと引き戻して、俺達は慌てて教室へと入った。その後の授業も、特に何かあった訳でもないので、割愛させてもらう。ただ――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの『S.O.N.G』所属の二人、すごくイイよね!」

 

「うん、これは夏コミの執筆がはかどりそう。デュフフ・・・。」

 

「まさか、うちのクラスにこんな逸材たちがいたとは。これは色々と妄想が止まらないw」

 

 

 

 

・・・教室に入る時、こんな会話が聞こえた気がしたが、聞こえなかったことにしよう。うん、たぶん、気のせいだ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

調side

 

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「ん?」

 

「デース?」

 

「・・・。」

 

 

2時間目の授業も無事終わり、私達がまたいつものように話していると、金髪縦ロールの長身の女の子が話しかけてきた。あの子は確か、『セシリア・オルコット』さんだったはず。・・・切ちゃんへ何か、言いに来たのかな?

 

 

「まぁ、なんですのその返事は! 私に話し掛けられるだけでも光栄なのですから、相応の態度というものがあるのではないかしら?」

 

「いや、身内で話してて急に初対面の人間が割り込んできたら、多分皆、こんな感じの反応するデスよ?」

 

「『デース』なんていうのは切ちゃんぐらいだろうけどね。で、いったいどうしたのオルコットさん? 私たちに何か用でもあるの?」

 

「ふん、あなたはどうやら私が誰かをちゃんと分かってるようですわね。」

 

 

私の返事に機嫌を直したのか、少しだけ自信気な笑みを浮かべ、再び口を開いた。

 

 

「まぁ、あなたに免じて答えてあげますわ。まぁ特にどうでもよいのですが、初めてISを動かした男がどんな人なのかと思ったのと、先程代表候補生(だいひょうこうほせい)の事を『代表候補生(だいおもてこうほせい)』などと面白い間違い方をしてくださった方の顔を見に来てあげたのですわ。」

 

「デデデデース!?」

 

「切歌・・・。」

 

「切ちゃん・・・。」

 

「・・・見ないで。そんな顔で私を見ないでくださいデス!」

 

 

切ちゃんはあまりの恥ずかしさに顔を手で覆い隠してしまった。でもね、さっき私はフォローするとは言ったけど、責任は自分でとってとも言ったからね。だから、憐れみを込めた見方をしても大丈夫だと思う。一夏はどちらかというと、呆れの感情もありそうだけど。

 

 

「あ~、そちらの方はもう、顔が見れただけで十分ですわ。さして興味があった訳でもないので。」

 

「それって、どうでもいいっていう事じゃないデスか・・・。脅かさないでくださいよ。」

 

「相変わらず切り替え早いな、切歌。」

 

「それが切ちゃんのいいところでもあるし。」

 

「まぁ確かにな。」

 

「ちょっと!! 私を無視して話さないでくださいます!?」

 

 

私達が自分達の世界で話していると、オルコットさんが無視するなと怒ってきた。・・・この手の人は、ちょっとでも話の輪から外されたと本人が思うと、面倒な怒り方をしてくる。これぐらいなら、まだ我慢出来るレベルだけど。

 

 

「ごめんなさい、無視したつもりはなかったの。ただこれが、私達にとっては日常的なやりとりだったから。」

 

「ふん、未だに私と一緒のクラスになれた事の重大さを分かってないのですか? イギリスの代表候補生にして、エリートたるこのセシリア・オルコットと、共に学ぶ事が出来るのですよ?」

 

「「・・・・・・。」」

 

 

オルコットさんはそういうと、大きな胸をより強調するように胸をはって尊大な態度をとった。う~ん、同じ代表候補生だから思う事だけど、別に代表候補生だからって、エリートって訳ではないと思う。確かに、国と企業じゃ採用基準も違うだろうけど、候補はあくまで候補。本当の国家代表、企業代表の方が、よっぽどすごいだと私は思ってる。それを、間近でずっと見てきたのだから。

それに、代表候補生といるクラスがラッキーなのだったら、一夏はとてつもなくラッキーだと思うのだ。だって、私達という『代表候補生』二人と幼馴染な上に、クラスも同じなんだから。

そんな私の内心の思いはともかく、一夏が会話を再開し始めたので、こっちも意識を戻さないと。

 

 

「オルコットさんも、調達と同じ代表候補生だったのか。じゃあ、どこかの企業とかに所属してたりするのか?」

 

「一夏、オルコットさんは私達と違って、国家に所属している『国家代表候補生』だから、所属はオルコットさんが言っていた通り、イギリスって事になるよ。」

 

「なるほど。って事は、モンドグロッソの時の千冬姉みたいな国家代表の候補って事か。」

 

「そう、つまりエリートという事ですわ!!」

 

 

何か、ババーンとか派手なSEが付きそうな位、胸をはって仁王立ちをするオルコットさん。だから、エリートって別に、そんなに胸はっていう事じゃないと思うんだけど・・・。

そう思っていると、切ちゃんが思わぬ爆弾を放り込んできた。

 

 

 

「まぁ、あくまで候補デスから、そこまで威張る事じゃないと思うんデスが。」

 

「ちょっと、切ちゃん!?」

 

 

切ちゃん、流石にここでその発言はKYすぎるよ。せっかく穏便に済まして帰ってもらおうと思ってたのに、色々台無し・・・。

 

 

「・・・何ですって?」

 

 

ほら、オルコットさんも青筋たてて怒ってるし・・・。ハァ、面倒な事になっちゃった。流石にこれは仲裁しないと。

 

 

「切ちゃん、オルコットさんを煽らないで。オルコットさんも落ち着いて。ここで喧嘩したって、何にもならないよ。」

 

「調、デスが――」

 

「ジーーーーー。」

 

「うぅ・・・。わ、悪かったデスよ。」

 

「・・・あなた、私がこんな侮辱を受けたのに、ここで何もせずに手を引けと仰るんですか?」

 

「オルコットさん。切ちゃんも、悪気があって言った訳じゃないの。だからお願い、ここは抑えてくれない?」

 

「・・・・・・。」

 

 

私が切ちゃんを諌め、オルコットさんに抑えてほしいと言うと、オルコットさんは私を、私達を睨んで少し黙った。こういうプライドの塊みたいな性格の人が、自分の支柱としているものをバカにされて、ただ黙って流してくれるなんて事はなさそうだけど、ここで矛を収めてくれると私としても嬉しい。これ以上、無駄な喧嘩はする必要もないだろうし。そう思ってると、時間が来たのか、ちょうどいい時にチャイムが鳴った。それを聞いて、オルコットさんが何か冷めた表情をして口を開いた。

 

 

「・・・興が冷めましたわ。また来ますので、逃げないで下さいね。それと織斑一夏、あなたともまた後でお話させていただく予定なので、そのつもりで。では。」

 

それだけ言って、オルコットさんは自分の席へと踵を返した。・・・先伸ばしみたいな形になったけど、とりあえず、この場は収める事が出来たかな。よかった。

 

私は軽く息を吐き出して、切ちゃん達に「じゃあ、また後で。」とだけ言って自分の席へと戻った。ギリギリ千冬さん、織斑先生が入ってくる前に座れたので、怒られる事はなかった。

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

切歌side

 

 

 

ハァ、全く何なんですか、アイツ!(#-ω-)

こっちはただ楽しくおしゃべりしていただけなのに、向こうから話しかけてきた挙句あの態度。むしゃくしゃするったらありゃしないデスよ! ( `o´)ノ

 

えっ、「何が?」、デスか? それはトーゼン、さっきの事デス。何なんデスか、あの金髪ドリル。確か、オルコットでしたっけ? 『国家代表候補生(だいひょうこうほせい)』だか何だか知りませんが、どう言った所で私達は所詮『候補』。あんなに威張る事じゃ無い筈デス。調が仲裁してくれたとはいえ、私はまだ納得はできていないのデス。もし次来やがったら、一発ぶちかまして・・・、いや、流石にそれはやりすぎデスね。これ以上、調からの説教の罪状を増やすのは勘弁なのデス。だから、出来れば来んな、なのデス。

 

さて、今私達のクラスは何をしているのかといいますと、3時間目の授業に入った所なのデスが、織斑先生が『クラス代表』を決めないといけないとか言い出して、誰を推薦するかとかいう所なのデス。ちなみに、織斑先生的には『自薦・他薦(漢字は調から教えてもらったのデス。)は問わず、推薦されたら拒否権はない』だそうなので、とりあえず、矢面に立たされない事だけ祈っておくのデス。そういうのは、どちらかというと調の方が得意デスし。

 

 

 

「で、誰かいるか?」

 

「はい、織斑くんを推薦します!!」

 

「私も!!」

 

「私も!!」

 

「えぇ、俺かよ!?」

 

 

ほうほう、一夏が推薦されたデスか。まぁ、癪ですがアイツ、何か妙にこういうのが得意な気がするんですよね。何より優しいうえに、色々気配りもできるから、クラスの皆的にも――、えっ、学園唯一の男だから? さいデスか・・・。

 

 

「織斑、推薦されたものに拒否権はない。先程言ったはずだぞ?」

 

「(くっ、言う前に先回りされたか。)・・・なら、俺は調を推薦する! アイツの方が、こういうのは向いてるし。」

 

 

むっ、なるほど。一夏、考えたデスね。確かに、推薦された人が他の人を推薦してはいけないなんて言うのは言ってないですからね。これでもし複数人の候補が出ても、どうせジャンケンとかで決めるから、なら知り合いでかつ、こういうのに向いてそうな調に話を振りに行くのは道理デスね。さて、調はどうするつもりデスか?

 

 

「なら私は暁さんを推薦します。」

 

「まさかの芋づる式道連れデスと!?」

 

 

ちょっと調、何考えてるデスか!?(; ゚Д゚)

私はそういうのに向かないって、調が一番知ってる筈デース! 何で道連れにしてきたんデスか?!(゚Д゚;)

そう考えていると――

 

 

{切ちゃん。}

 

{なっ、調!? いったいどういうつもりデスか?!}

 

{・・・何となく?}

 

{調ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?}

 

{・・・切ちゃんうるさい。}

 

{いや、何となくで巻き込まれたこっちの身にもなってくださいよ!?}

 

 

流石にこれには私もびっくりするしかないデスよ。(゚Д゚;)

調、流石に考えなしに巻き込まれた側からしたら、これは色々とアレデスよ!? いや、『アレといえばアレ』状態ではある訳デスが。そう思っていると、調がまた個人間秘匿通信(プライベート・チャネル)で話しかけてきました。

 

 

{それに、ただ巻き込んだわけじゃないよ。こうすれば、もし副代表や代表代理が必要になった場合、切ちゃんにも任せやすくなるんだから。}

 

{さ、さいデスか。ってそれ、調がなった場合だけデスよね?}

 

{うん。もし一夏や切ちゃんがなる事があったら、私が副代表や代表代理に着くようにするから。}

 

{おぉ~、それはありがたいのデス! 調と二人でなら――}

 

 

――大丈夫、と考えていると、急に机をバンッ、と叩く音と同時に誰かが後ろから叫んできたのデス。

 

 

「納得いきませんわ!!」

 

 

うわっ、びっくりしたデス!? (゚Д゚;)

って、この声さっきの金髪ドリルじゃないデスか。アイツ、いきなり叫んで何を考えてるんデスか。というか、うちは今クラス代表を決めてる最中とはいえ、他のクラスは授業中デスよ?(-_-;)

常識ないんデスか? ( `ー´)ノ

そう考えているのデスが、あのプライドを塊にしたような金髪ドリルの叫びは止まらないみたいで。

 

 

「そのような選出、認められません!! 大体、男がクラス代表なんていい恥晒しですわ! 私に、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を、一年間味わえと仰るのですか!? 実力からいけばこの私がクラス代表になるのは必然。それを物珍しいと言う理由だけで、男子をクラス代表に据えられては困ります! ISの搭乗経験もろくにない、猿の下になれと!? 私が、わざわざこのような極東の島国に来たのは、ISの技術を学ぶ為に来たのであって、サーカスをする気など毛頭ございませんわ!」

 

 

とか何とか、ヒステリックに叫んでる後ろのパツ金ドリル(もうめんどくさいんでこう呼ぶことにするデス)デスが、大半が自分こそが代表にふさわしくて、一夏はふさわしくないとかいう、無茶苦茶な言いがかり染みたわがままな内容なんデスよね。というか、候補とはいえ国家代表の卵が言ってはいけない単語がわんさか入ってたのデスが、これ指摘した方がいいデスかね? あっ、調が何か言おうとしてるデスね。なら後は、おっ、一夏が珍しく耐えてるのデス。ここは調に任せた方がいいと判断できるだけの理性は残ってたみたいデスね。流石、『あの人』や先輩、私達と修行してるだけはあるデスね。

 

 

「・・・オルコットさん。ちょっと落ち着かない? あなた、自分が何を言っているのかわかって言ってる?」

 

「どういう意味ですか? 私は――」

 

「・・・ハァ。分かってないみたいだから言うけど、オルコットさんが言った事、自分の立場を考えたらわからない? 『日本』の事を『極東の島国』とか言ったり、『男』である『一夏』に対して『猿』だなんて言ったり。後者はまだ、『女尊男卑』の思考って事でまだ流されるかもしれない。でも前者なんて、候補生とはいえ国の代表として来てるオルコットさんがそんな事を言ったなんて事が公になったら、国際問題になるよ?」

 

「なっ!? ですが、ここは公の場では――」

 

「ないからといって、言っていい訳じゃない。それに、そもそもISを生んだのは日本人の篠ノ之束博士だし、ここにいる織斑先生も元日本の国家代表で日本人。その上、ここはそもそも日本の領土内で作られてる関係上、日本人の生徒や教職員が多い。極論かもしれないけど、オルコットさんの発言はここにいる殆どの生徒達や教職員の人達、そしてISの開発者である篠ノ之博士を侮辱した事になるんだよ?」

 

「っ!?」

 

 

調にここまで言われると、パツ金ドリルは顔を青ざめていった。まぁ、あのパツ金ドリルは調を相手に口論したのが間違いデスね。私や一夏、箒はおろか、重要な話をしてる時以外の千冬さん、博士(篠ノ之束博士の事デス)、マム、社長、了子さん、先輩方でも勝てない時がありますからね。的確に相手の否となる部分、正論、具体例等をあげていって、その上で完封してくるので、正直勝てそうにないんですよね( ̄▽ ̄;)

マム曰く、「少し知識を与え過ぎましたかね?」とかなんとか。まぁ、小さい頃から勉強が得意で、私の知らない内に色々な知識を蓄えていってましたからね。あぁいうのを、『スポンジが水を吸うように』って言うんデスかね。しかも、まだ吸えそうなのが調のすごいところデス(о´∀`о)

やっぱりスゴいデスよ、調は。

 

おっと、危うく調語りでだいぶ文字数を使っちゃう所だったのデス。で、話を現実に戻すデスが、ン( -_・)?

何か、あのパツ金ドリルの顔がまた赤くなっていくデス。

青くなったり赤くなったり、忙しいヤツなのデス( ̄ヘ ̄)

 

 

「・・・決闘ですわ!! よくも、私に恥をかかせてくれましたわね!!」

 

 

・・・ハ?(゚Д゚;)

いや、恥をかいたのは自分の発言のせいじゃないデスか(-_-;)

なのになんで、調に八つ当たりしてるんデスか。ほら、調も呆れてため息ついてますし。

 

 

「・・・ハァ。そんな無駄な事で、どうして争わなきゃいけないの? だいたい、『恥をかかされた』って言ったけど、それはオルコットさんのせいであって、私のせいじゃないよね? かかされた、じゃなくて、自分の不用意な発言で恥をかいた、っていう方が正しいよ。それで責任転嫁されて、八つ当たりされても――」

 

「お黙りなさい!! 衆目の前でこんな晒上げのような真似をされるなど、私の面子に関わりますわ! それとも何ですか? 『S.O.N.Gコーポレーション』の候補生は、他の候補生徒の決闘も受けれないほど臆病者なのですか?」

 

「「っ!?」」

 

 

 

――パツ金ドリルが発したその言葉と同時に、私と調の中の理性は吹っ飛んでしまったのデス。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

 

一夏side

 

 

 

――ジャキン

 

 

 

「ヒィッ!?」

 

「なっ!?」

 

 

オルコットさんが調に正論を説かれて逆切れし、決闘を申し込んだ時、俺はこの会話の様子がどうなるのかを見守っていた。正直、ここで何か一つでも言い返したかった気持ちはあったが、そうした場合話がこじれて、結果的に調達を妙な事に巻き込むかもしれないと思ったから、調が何か話そうとしてるのが見えた俺は、あえて口を噤んで耐える事にした。流石にあの調なら、余程の事がない限りは切れたりしないはずだし、逆ギレして変な方向に話が飛ぼうとしても修正できるだろうと考えての判断だ。

 

だが、オルコットさんが調達の事を『臆病者』といった瞬間、俺も一瞬だけ理性が吹っ飛びかけて――、だが普通するはずのない金属音で我に返り、周りを見渡すと、オルコットさんの席の近くには、両手に鎌を持って、鎌の刃をオルコットさんの首近くに据えてる切歌と、ツインテールを覆うようにしてくっついている機械のアームに付いた大きな鋸状の円盤を、同じくオルコットさんの首近くに設置してる調の姿があった。

 

 

「・・・今、何っつったデス?」

 

「き、切歌?」

 

「・・・私達の事を、どう言おうと構わない。でも、あの人達まで侮辱するのなら・・・。」

 

「調・・・。」

 

 

二人が発した声は、今まで聞いたことがない、底冷えしそうなほど低い『怒り』の感情のこもった声だった。普段、二人が怒った声を聞いたことがない訳じゃないが、ここまで低い声を出して怒る調達を、俺は見た事がなかった。

・・・さっきまでの軽い空気でクラス代表を決める雰囲気はもうどこかに消えてしまい、今、教室は重苦しい空気が支配していた。時間にしてそんなに経ってはいないのだろうが、俺達にとっては数十秒は過ぎたように感じた頃に、クラスの担任である千冬姉――、織斑先生が言葉を発した。

 

 

「・・・暁。月読。お前達の気持ちも少しは察してやる事はできる。だが、ここIS学園といえど、アリーナ以外で許可なくISを展開する事は原則禁じられている。それは分かっているな?」

 

「・・・織斑先生。」

「先生、デスけど――」

 

「反論は許さん。今回は厳重注意で済ましておいてやるが、お前達は今、自らの持つその力で危うく一人の生徒の命を奪う所だったのだぞ? それは正しく、月読が言った通りの外交問題となりうる事実だ。そうなれば当然、お前達の所属する『S.O.N.Gコーポレーション』の社会的な立場もなくなりかねない。この意味は分かるな?」

 

「・・・チッ!!」

 

「・・・・・・。」

 

 

二人はそういうと、オルコットさんの首近くにあてていた得物をそれぞれ消して、自分達の席へと戻っていった。

俺の隣に席がある切歌は、かなり不機嫌そうにドンッと座っていたが。ともかく、このヤバい位重い空気は、少しだけ緩和されたようだった。

調と切歌が席に着いたのを見届けると、織斑先生は今度はオルコットさんの席の方に視線を向けて口を開いた。

 

 

「・・・それでいい。さて、オルコット。自分は見逃されたと思ってるかもしれないが、お前もお前だぞ。一個人ならまだしも、一企業、一国家に対する不遜なまでの言動。当然、これがイギリスに知れれば、お前もただでは済むまい。」

 

「っ!?」

 

「とはいえ、簡単に初日から才能の芽を摘み取る事は、学園側としても避けたい事だ。だがだからと言って、暁、月読両名と同じ厳重注意では、二人も納得しないだろう。よって、お前は今日より3日間、放課後に山田先生による特別補講を1時間受けてもらう。いいな?」

 

「・・・分かりましたわ。」

 

「うむ。・・・あと、これは一個人として、そして一夏の姉として言わせてもらうが――」

 

 

そう言って、千冬姉はいったん目を閉じて深呼吸し、言葉を紡いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――調子に乗るなよ、小娘。たかが十数年生きて候補生になり、専用機を与えられたぐらいでエリート気取りか? 図に乗るのも大概にしておけよ? 私から見れば、お前も他の奴らも大して変わらん。ISもなければ、そこらにいる学生と何ら変わらんのだからな。それを肝に銘じておけ。」

 

「っ!? ・・・はい。」

 

 

・・・ヤベェ、めっちゃキレてる。そりゃ、こんなに怒ってくれる姉がいるっていうのは嬉しいけど、何もここまで怒らなくてもいいだろう。オルコットさん、めっちゃビビってるし。まぁ、あんな怒気をあてられたらしょうがないけど。

 

 

「うむ、まぁ説教はこれぐらいにしておこう。で、クラス代表についてだが、先程オルコットが言った案は確かに理にかなってはいる。よって、この1年1組のクラス代表は、今回自薦・他薦された者達でISによる総当たりの模擬戦を来週行い、そこでの結果で決める事とする。いいな?」

 

「えっ、ちょっと千冬姉!?」

 

 

千冬姉のまさかの提案に、俺は驚きを禁じえなかった。だって、いくらなんでも試験の時しかISに触れた事のない素人の俺と、代表候補生の調や切歌、オルコットさんで模擬戦なんかやったら、俺が完敗するのは目に見えてるだろうに――

 

 

 

バンッ

 

 

「イッテェ!?」

 

「・・・織斑先生だ、バカ者。」

 

「・・・はい。」

 

 

『千冬姉』と反射的に言ってしまった俺に、織斑先生から出席簿の制裁がとんできた。しまった、さっきので完全に油断してた。・・・今度から気を付けねぇと。というか、あれ本当に出席簿か? 固さが尋常じゃなかったんだが。

 

 

「えっ、今織斑くん、織斑先生の事『千冬姉』って。」

 

「もしかして、織斑くんって、織斑先生の弟!?」

 

「ウソ、って事は織斑くんと結ばれたたら『玉の輿』って事!?」

 

 

俺が織斑先生の事を『千冬姉』と呼んだ事で、またもやクラスの雰囲気に活気が戻ってき始めた・・・が、クラスの皆、気づいてなかったのかよ。自分で言うのもなんだけど、『織斑』なんて苗字、そうそうないだろう? 知ってるものだとばかり思ってたんだが。あと一人妙な事を言ってた子がいるけど、別に俺と結ばれたからと言って『玉の輿』になる訳じゃないぞ。

 

 

「なら、今のうちに縁を結んでおけば!」

「こら、アプローチをするのは私が先よ!!」

「いいや、私が先に――」

 

「静かにせんか!! ここはともかく、他のクラスは授業中だ!!」

 

 

クラスの騒ぎようが(妙な方向に)どんどん上昇し始めた時、織斑先生のありがたい一喝が入った。その声でさっと黙るクラスメイト達。まだ初日なのに、すごい連携力だな。というか、調は大丈夫――って、耳をふさいで何とか対処してるか。よかった、それぐらいまでには落ち着いてたか。

 

クラスが黙ったのを確認した織斑先生は、また教壇まで戻って話を再開した。

 

 

「・・・さて、話を戻すが。織斑、お前はおそらく、代表候補生である暁、月読、オルコットの3名と自分を比べた所で、勝てる見込みはないと考えているのだろう。持ちうる情報内で、彼我の戦力差を冷静に把握できているのは評価してやるが、それがこれらの模擬戦での勝利を諦める事にはなるまい。どういう理由であれ、お前に期待してくれているクラスメイトもいるのだからな。」

 

「・・・はい。」

 

 

まぁ、確かに千冬姉、織斑先生の言ってる事は分かる。力の差があると分かってるからと言って、それで諦めていいのか・・・。答えは『否』だ。いくら考えても敵わないからと諦めてたら、敵う日なんていつまで経っても来ない。諦めずに、勝とうとする意志こそが重要なんだって、『あの人』ならそういうはずだ。

それに、確かに俺が『世界初の男性IS操縦者』で珍しいから、っていう理由で俺を推薦してる人達もいるだろうけど、もしかしたら、本当にただ純粋に俺に任せようと思ってる人もいるかもしれない。俺が諦めるって事は、そんな人達の思いも踏みにじってしまう事になる。それはたぶん、俺自身が目指してるものを否定する事になる。そんな事を、俺自身が許しちゃいけないんだ。

・・・なんだ、考えてみたら、『勝てない』なんて決めつける理由はないじゃないか。無様に負けるかもしれないとしても、きっと、諦めない事にこそ意味があるのだから。それに、これはあくまで模擬戦なんだ。俺がいつも、『あの人達』とやっている修行と同じ、じゃないかもしれないけど、胸を借りる気持ちで挑めばいいんだ。

 

 

 

「・・・フッ、初めからそうしていろ、バカ者が。」

 

 

俺の顔を見ながら、織斑先生が少しだけ笑ってそう言った。まさか、今のは俺を勇気づけるためだったのか? 相変わらず不器用というかなんというか。まぁ、もうかれこれ10年以上一緒に暮らしてきた姉からの激励なのだ。無駄にするわけにはいかないよな。

 

俺がそう思いなおしていると、織斑先生が少し考えてから口を開いた。

 

 

「・・・ふむ、これはお前に伝えるのはもう少し後にする予定だったのだが。まぁ、この場で伝えてもかまわないか。」

 

「?」

 

「織斑、お前には初の男性IS操縦者という事で、試作機的なものだが専用機が与えられる事になっている。」

 

「なっ、俺に専用機が!?」

 

「っ!?」

「デース!?」

 

「えっ、織斑くん専用機もらえるの?!」

 

「うそ、まだ1年生で代表候補生でもないのに!?」

 

「羨ましいなぁ。」

 

 

俺が専用機を与えられる事になってる事を織斑先生が話し、クラス中から驚きの声、もしくは羨ましいという声が上がっていた。かくいう俺も驚いていて、横の切歌も驚いている事から、おそらく調も驚いてると思う。二人が知らない事を見るに、織斑先生、そして教師陣、学園側しか知らない事情なのだろう。それにしても、『モルモット的な何かの実験に付き合わされるかもしれない』と調から聞いてはいたが、まさか専用機が与えられる事になるとは。

 

因みに、皆が驚いたり羨ましがってるのには理由がある。それは、『ISが世界で467機しかない』ためだ。その理由は、ISの核となる『ISコア』が開発者で、箒の姉である束さんが製造法を『極秘』にしてしまっているため、束さん以外作る事が出来ず、さらに束さん本人が『467個目のISコア』を作った後、それ以上の『ISコア』を作らないと言って行方をくらませてしまったため、現状、世界中に存在するISは『ISコア』の数と同じ『467機』しか存在しない。そして、そのISコア自体は各国で平等になるように分けられているため、必然的に1国や1企業が持つISコアの数は非常に少なくなる。その貴重な数のISコアを使ってISが作り出される事を考えれば、専用機を与えられる事がどれだけ重要かという事になるのはお分かりいただけるだろう。

 

 

「因みに、製作しているのは暁、月読が所属している『S.O.N.Gコーポレーション』だ。ただ、あそこの所持してる第三世代IS、『シンフォギアシリーズ』とはまた別での製作という事で、開発に少し時間がかかるらしい。が、お前にとっても、無関係な企業といきなり組まされるよりはまだ気が楽だろう?」

 

「『S.O.N.Gコーポレーション』が・・・。」

 

 

しかも、まさか調達が所属している企業で、俺の専用機の開発が進められているとは。千冬姉――、織斑先生のあの口ぶりからして、おそらく俺の専用機を製作するという事が決まってすぐに、『あの人』に頼んだんだろう。確か『あの人』、あそこの重要な役職についてるって、『兄(というか姉?)弟子の人』が言ってたし。そう考えると、調達が所属している企業という事以外にも俺、『S.O.N.Gコーポレーション』と関係があるんだな。

 

それにしても、開発が遅れてるって、どれくらいなんだ? 間に合うよな? ・・・仮に間に合わなくても、たぶん訓練機で模擬戦はすることになるだろうけど、一応、確認はしておかないと。

 

 

「・・・分かりました。で、その専用機は、来週には間に合うんですか?」

 

「まぁ、当然の反応だな。間に合うとは先方から聞いてはいるが、もしかしたら、ぶっつけ本番の可能性もある。そこは留意しておけ。」

 

 

ぶっつけ本番の可能性あり、かぁ。・・・これはまたハードだな。でも、そうだとしてもやるしかないんだよな。

だったら、それまではやれる事を全力でやるしかない!

 

 

「・・・はい!」

 

「フッ、いい返事だ。さて、ずいぶんと話が長くなってしまったが、授業を再開する。巻きでやるから必ずついてこい。いいな?」

 

 

 

織斑先生が俺の返事を聞いてまた少しだけ笑みを浮かべると、いつもの凛とした表情にすぐ戻り、授業を再開した。そういえば、クラス代表云々の話してたけど、今は授業中なんだよな。・・・おいていかれないように、授業にちゃんとついていかないと。出来る事を全力で。それが、今俺にできる最大限の事なんだから。

 

 

 

 

 

to be continued...

 

 




いかがだったでしょうか。

一夏が今回言ってた『あの人』と『兄(というか姉?)弟子の人』、いったい○十郎さんと○花響なんでしょうね(殆ど言ってる)。

そして、白式の製作企業を『倉持技研』から、この作品のオリジナル企業『S.O.N.Gコーポレーション』に変更しました。まぁ、今後の展開的に絡みやすくしたかったのもあったので、こうさせていただきました。詳しい設定はまた、本編が進み次第設定の方にあげる予定なので、ご了承ください。



さて、いきなりですが今回、活動報告の方でアンケートをとらせていただいております。よろしければご協力ください。

それでは、また次回!!



P.S.)流石に期間が長すぎるかもしれないと思いましたので、誠に勝手で申し訳ありませんが、活動報告の方でさせていただいておりますアンケートの締め切り期間を大幅に繰り上げさせていただきました。今月の15日まで募集は受け付けておりますので、なにとぞご協力よろしくお願いします。

――――――――――――――――――――――――――――

・追加設定

○『シンフォギアシリーズ』の部分展開
システム面に特異なものがある『シンフォギアシリーズ』だが、それ以外は既存のISと何ら変わらないため、部分展開も通常通り行える。ただし、その場合の出力は『シンフォギアシステム』を起動している時よりも著しく減少してしまうため、あくまで瞬間的にISの一部を使用したい時や、全展開が不可能な状況下での非常用機構である。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。