all・of・the・beginning
とある者達の話をしよう。
『根源』を目指し、協力し、最後に争うことになってしまった3人の「魔術師」達の話を。
『根源』への到達。それは、魔術師にとっては悲願である。しかし、そんな根源には簡単に到達することは出来ない。
そんな、到達することを模索する日々を暮らしていたある日、三人は集まった。そして、自分の主張を唱えあった。もちろん、別々の方向から根源に到達しようと考えているのだから、議論は平行線で交わることは決してなかった。しかし、三人寄れば文殊の知恵と言うように、再び集まったある日、一人が自分達の方法を一つにまとめてはどうかと提案した。残りの二人はその提案に賛同し、互いにそれぞれの持てる魔術を見せ合い、あるものを画策した。
ーー『聖杯』ーーそれは、願いを叶える万能の願望器。それを作ることで根源に到達しようと考えたのだ。そして、その3人ーー遠坂、マキリ、アインツベルンはそれぞれに提供出来る魔術を提供した。
遠坂は、魔法教会の管理下でない土地と、世界に孔を穿つ秘術、英霊を象るシステムを。
マキリは、
アインツベルンは、聖杯の宿る器と、英霊召喚の基盤となる第三法の一部を。
そうして完成したシステムを彼等は魔力の満ちた満月の夜に起動させた。最初は成功のように見えた。しかし、それは違っていた。
ーー『聖杯戦争』ーーやがて、こう呼ばれる、聖杯を求めて争うこの戦いは、アインツベルン、遠坂、マキリの後に言う始まりの御三家によって開始された。もちろん、マキリ、アインツベルン、遠坂は、聖杯で争うなど最初は微塵も考えなかった。しかし、聖杯が一人の願いしか叶えれないとわかった途端に、彼等は争った。
ーー己の願いを叶えるために。
彼等は自らの一族の悲願のためにサーヴァントを
しかし、ルールなど無く、サーヴァントである、英霊の暴走などによって、これは失敗した。後に言う、第一次聖杯戦争である。彼等はこの反省を活かし、基本的なルールを整え、来たる日を待った。……再び聖杯の魔力が満ちる日を。そして、彼等はサーヴァントを抑えるために、令呪と呼ばれる三度限りの命令権を作った。
そして、時は満ちる……聖杯は御三家の人間と、四人の魔術師の計七人に令呪を与えた。
その者達の願いを争わせ、勝ち取らせるために。
御三家に令呪の刻印が刻まれた頃、日本の北端の土地に住む少年の手にもある変化があった。少年は突如現れた令呪の刻印を見て言った。彼の今後を左右する、右手の刻印を。
『痛っ!なんだこれは……』
……これは、全ての
彼等は各々の願いを叶えるために、ある者は自覚し、あるものは無自覚にこの戦いに参加する。
ーーやがて、第二次聖杯戦争と呼ばれる物語。
現在、登場人物を設定してますが、まだ決まってないところもあるので、こんなキャラがいて欲しいなどの意見があればものによって採用させていただきます。