橙の散歩日記   作:ルシャルシャ@黒P

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クロワッサンって美味しいですよね。私はメロンパンの方が好きですけどね。



橙の散歩日記 3日目

今日も私は散歩する。

川こえ、山こえ、平原こえ。

今日も私は散歩する。

今日はどこに行こうかな...

 

 

 

今日はのんびり妖怪の山の河原へ

小さな水滴が、風に乗せられ運ばれてくる。

その風を全身で受けながら、ゆっくりと涼む。

ここでは前のような迷い人に出会う事も無い。

 

 

川の空気が喉や鼻をくすぐる。ひんやりとしているため、呼吸をするたび涼しくなる。

そして微かに香る山独特の香り。土や、草木の香りだ。

それら全てが相まって、私を癒してくれる。

 

 

暖かな日差しが木の葉で遮られ、ちょうどいいくらいの日が降り注ぐ。

すると突然心地よかった日差しが完全に遮断される。

何事かと上を見ると、天狗が飛んでいた。

どうやら誰かと弾幕ごっこ中らしい。

逆光で見えにくいが、その表情は楽しそうだった。

突然天狗が移動する。日光が目に入り、凄く痛い。天狗の弾幕ごっこなんて見なければよかった。

 

 

また川の方を見ながらボー...としていると、川の上流から人が流れてきた。

水の上の葉っぱに座っていたので、遠い段階ですぐに見つけることが出来た。

近くまで流れてきたが、どうやら眠っているようだ。

流されながらも眠れるなんて大したものだなぁ...と思いなら見送る。

私は何が起きても冷静でいられる立派な式神になりたいものだ。

そのためには流されても寝ていられる程の余裕を持って生きよう。と決心したのだ。

 

 

立派になった私を想像しながら涼んでいると、また上流から人が流れてきた。

今度は普通の河童のようだ。

水に寝そべって、心地良さそうに流れている。

正しく河童の川流れだな、と思った。

帰ったら藍様に教えてあげよう。河童の川流れは本当にあったってね。

 

 

川を流れていく葉っぱの数を数えていると、また日差しを誰かに遮られた。

またか...と思いながら上を見ると、白狼天狗が真上から見下ろしていた。

いつの間にか背後を取られていたようだ。

その白狼天狗は手をこちらに伸ばしてきた。私は何をされるか分からないので体を固めると...

頭を撫でてきた。

そして体中撫でてきた。

仕上げと言わんばかりに頬擦りしてきた。

1通り撫でると、白狼天狗は帰っていった。

どうやらただ私を撫でたかったようだ。

急にやられるとビックリするのでやめてもらいたい。

 

 

今日は日差しに色々とある日だなぁ.....と思いながらウトウトしていると、遠くから少人数の足音が聞こえてくる。

無視して貰えるといいんだけどな.....と思っていると、後ろにある茂みが揺れる。

何が出てくるのかと思い茂みを凝視すると、数人数の白狼天狗が茂みをかき分け出てきた。

さっきの急に撫でてきた白狼天狗もその先頭に居た。

その数人数は私を囲み、一斉に撫でてきた。

どうやらさっきの白狼天狗が猫好きの奴らを集めてきたのだろう。

これじゃ涼みに来た意味が無くなるので、ここはそそくさと逃げる。

「あぁ...」とか残念そうな声が後ろから聞こえてくるが、お構い無しに川を飛び越え逃げる。

せっかく整えた毛並みが台無しになってしまった.....また藍様に整えて貰わないと

 

 

 

そして私は家に帰った。

今日の散歩はそれで終わった。

いい?散歩だった。

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