橙の散歩日記   作:ルシャルシャ@黒P

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最近色々とあって全く投稿出来てなかった.....


橙の散歩日記 5日目

今日も私は散歩する。

川こえ、山こえ、平原こえ。

今日も私は散歩する。

今日はどこに行こうかな.....

 

 

 

突然だが、今私がどこかいるかが分からない。

適当に歩いているうちに紫様のスキマを見つけ、そこに入ってみると.....

どこかの町...なのだが、地面が石造り、人の喋っている言葉が分からない、周りが建物ばかり...などなど

まぁ、スキマを通ったらどこに行くかは分からない。こんなことよくある事さ。

 

 

大通りのような所を歩いていると甘い匂いが漂ってきた。

その匂いに釣られて、フラフラとその匂いに近づいていく。

人が多くて何度か踏まれそうになったが、猫特有の回避力で何とか凌いだ。

 

 

さぁ、その匂いに釣られてたどり着いた先。それは小さな屋台だった。

その屋台には焼きリンゴやりんご飴、アップルパイに生のリンゴ.....他にも美味しそうな料理が色々あるが、その全てにリンゴが使われていた。

 

 

何故リンゴが使われているのかは分からないが、私は無性にアレが食べたくなってしまった。

屋台に駆け寄り、店主を見上げると.....あれま、紫様にそっくりではないか。と言うか紫様ではないか!!

服装はいつもの胡散臭い服では無く、全身赤色の里で団子屋をやっているおばちゃんのような服だった。そしてその服にあっていない、いつもの帽子を被っていた。

 

 

紫様(予測)のやっていた屋台はお祭りスタイルの、店主が立ってやるスタイルの屋台だった。

紫様(仮定)は私を見ると驚きすぎて、少し後ろにバックステップした。

そして咳払いして一言

「わ、わしは猫が苦手なんじゃ」

この反応からして、紫様だろうな.....と思い、ジト目気味に’’にぁあ,,と鳴くと、紫様の足元に座った。

紫様は、遠くのスーパーに母親と買い物に行ったら、学校の友達に見られた男子中学生のような顔をしていた。私もそんな顔したいよ.....

 

 

しばらくすると、数人の若者がやって来た。

その若者達の言葉は分からないが、この屋台と紫様を馬鹿にしていた事は分かった。

まぁ、そんな帽子を被っていたら言いたくもなるけど.....

それに対して紫様は、引きつった笑いを浮かべながら、手を前に突き出して相手を落ち着けようとしていた。

すると金髪の若者が紫様に指を指し、何かを言った。私には言葉が分からなかったが、紫様の顔を見ていれば分かる。

さっきまでおばあちゃんのような笑みでいたのに、今では顔の色が全て落ち、能面のような無表情になっていた。

その何かって何だって?私は言わない、自ら命を捨てる気は無いからね。

 

紫様はその金髪を掴み、一気に引き抜いた。

ブチブチィ!!!!と言う痛そうな音が周りに響き渡る。

元・金髪の若者は泣きながら地面を転がり回った。それを見て他の人も残りの若者達も、体を縮こませ恐怖に震え上がっていた。

紫様は引き抜いた髪を地面に投げ捨て、追い払う仕草をした。

私はと言うと、転げ回っていた若者に蹴り飛ばされ、そいつの顔を骨が見えかけるまで引っ掻き続けた。紫様がそれに気づいて私を回収しなければ、その男は仮装いらずの顔になっていただろう。

 

 

さてさて、こんな騒動を起こしたので紫様は屋台をたたみ、私を持ち上げて裏路地の方に入っていった。

私は眠くて半分寝ていたが、裏路地に設置して合ったスキマに入っていったのは分かった。

それ以降は覚えていない。寝ていたからな。

 

 

 

 

目が覚めると、いつもの縁側だった。

どうやら夢だったのか.....と思い、爪を見る。

金髪野郎の肉が、爪の裏に挟まっていた。

 

 

今日の散歩はそれで終わった。

いい散歩?だった。

 

後で紫様に聞いてみると、’’夢を見ていたのよ,,と言われた。

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