路地裏に現れた謎の女性。それに対し形峰はふたたびこぶしを握り戦闘態勢に入る。
「テメェもアンドレーの仲間かオラァ!!」
形峰はその女性にザ・ハンドを出しながら接近する。
「やれやれ、血の気が多い野郎だな…『
謎の女性の背後からも悪霊が見え形峰はやっと止まる。
「私は君と話に来ただけだぜ。そいつを引っ込めてくれねーか?」
女性もスタープラチナをすぐに引っ込めた。そしてそれを見て形峰も頭をぽりぽりかきながらザ・ハンドを引っ込める。
「あ~…その話って長いんすか?俺もう帰りたいんすよね」
「そうだな、正直言うと長い話になってしまう。なぜなら、私は君たちの力について研究しているからな」
「なに?!あんたらも同じ力を?!!」
「ああ。ま、立ち話でするような内容じゃないから私たちの事務所まで来てもらっていいか?ここから5分ほどで着く。なに、できる限り手短に済ませるさ」
「…まぁ、少しだけなら聞いて行くか。」
「そしたらボクもついて行っていいですか?形峰の言ってる悪霊とか力はないけど…なんとなく知っておかないといけないと思うんだ」
「そうだな。ただの友人というだけならあまり聞かれたくはないんだが…いかんせん、今、この街で起こっている異変に関係あるかもしれないからな。わかった、君も付いてきてくれ」
唐突に身近な危機を知らされ二人は戸惑いを隠せない表情になる。
「ま…待ってください!!この街に起きてる異変って…!!」
「落ち着いてくれ。それについても事務所で話すさ。それと、形峰君、でいいのか。そこのゴミ箱にいるやつを持ってきてくれないか?そいつにも話がある」
形峰も何か言いたそうだったが女性にすぐに口を出され口ごもる。
「…わかったっす」
それから形峰がアンドレーを背負って女性についていき、5分後。少し古めの2階建てのビルに着く。
「ここだ。入ってくれ」
ドアの近くの機械にカードをかざしドアのロックが解除される。ビルのなかは外観と違い近未来の研究所のような内観をしていた。
「ほへーすっげぇ~」
「ねー。外と中でまったく違うね」
「さぁ、入ってくれ」
奥の部屋はマンションのようなキッチンが一緒になっているリビングのようなオフィスだった。そしてそこにはもう一人女性がいた。
「あ~一茶さんおかえりなさ~い。やや、そこの男の子達は?」
「あぁ、恐らく今回の被害者っといったところだ。ルピナは金髪の彼の手当てを頼む」
「はいは~い」
ルピナと呼ばれた女性は形峰にアンドレーをソファーに寝かすように頼んで救急箱で傷の手当てをし始める。
「それじゃ、改めて自己紹介しよう。私は『
「SPW財団。名前は聞いたことあります。けど正直何をしてるかは…」
「SPW財団ね~?はて、どっかできいたような?まぁいっか」
そして形峰と舞雄も軽い自己紹介をすます。
「それでは!早速ですけど本題に入りますね~。君たちが悪霊と言っている存在は近くに現れ微笑んでくれることから『フレンズ』!!私たちはそう呼んでいるのよ!!」(ゲンコツ)
ルピナが目を輝かせながら熱弁したが一茶のゲンコツを喰らう。
「やれやれ、お前はなんでそこで毎回暴走する。あぁ、ルピナのは気にしないでくれ。」
二人は「あ、はい」と愛想笑いするしかできなかった。
「改めて説明しよう。我々が研究している力とは生命エネルギーのヴィジョンの具現化。そして名を『スタンド』。我々はそう名付けている。ちなみに、スタンドはスタンド使いにしか見ることができない。それは舞雄君が形峰君のザ・ハンドを見ることができないので証明できる」
「な…なるほど。でも一茶さんはそのスタンドっていうのがこの街の異変に関係していると言ってましたが…」
「それについてなんだが、まずスタンド使いっていうのは例外を除いてほとんどが生まれ持った素質なのだが、今この街ではその例外が頻繁に起こっている」
その例外というのに形峰はやっと自分のスタンドについてピンっときた。
「て~ことは…俺もその異変に巻き込まれてるってことっすかぁ?!」
「その通りだ。今この街にはスタンドを引き出す特殊な『弓と矢』があって私たちはそれを探している。」
「しかも悲しいことに、その弓と矢の持ち主はわかない上に謎の昏睡状態の患者の増加。これも恐らくは弓と矢の被害者。としかわかってないんですよね~…」
その昏睡状態の患者の増加と聞いて二人は
「そ…!そんな!!新聞やニュースでそんな情報なかったですよ!!」
「あぁ!!それが誰かがやったもんなら警察とか動くんじゃねぇのかよ!!」
二人同時に大声を出すが一茶はやれやれという感じで
「それについては少し考えてみろ。普通に弓矢で射抜かれたら穴が開くだろ?だが、形峰やその昏睡状態の患者には穴一つ空いていない。つまりは、弓と矢の持ち主はスタンド使い。そしてスタンドはスタンド使いにしか見えない。つまり、警察が動いた所でなんの証拠も出てこなくてお手上げなのさ」
それを聞いて二人は何も言えずうつむく。実際考えればすぐにわかったが自分たちの知らない所でとんでもないことが起こっていることに怒りを隠せなかった。
「そこで!私たちSPW財団の登場ってわけですよ~!私たちが法的に裁けない輩をポリスメンの代わりに裁いていこう!ということですよ~」
「ということだ。そこで、形峰君には協力をしてもらえないかってお願いがしたかったんだ」
それを聞いて形峰は怒りを通り越して満面の悪そうな笑みを浮かべ、
「ほぉ~。そりゃあ面白そうだなぁ。俺、そういういけすかねーやつをぶん殴るのは大好きなんだよね」
荒い鼻息に手からは地獄の底のような音を鳴らす。
「ということで、今日は手短にということでここまでだ。できれば明日もここに来てくれるか」
「それと連絡先も交換しましょう♪」
そして二人は連絡先を交換した後にビルを出た。
「ねぇ形峰…あの二人の話信じるの?」
「あぁ…あの二人は悪霊いや、スタンドか、それについて知っているし俺も実際目の当たりにしたから信じざるを得ないってところか。とりあえず、俺は明日もいくよ」
舞雄は不安そうな表情で形峰もそれはわかっていた。
「なぁ舞雄。俺さ、知っての通りバカだからよ、できればおまえにも明日来てほしいんだ」
それは形峰からしたらあまり深い意味のあることばではなく単純に舞雄に一緒にいてほしいという言葉だった。舞雄は一瞬迷った。「そんなオカルト話を本当に信じるのか。いつもならただの笑い話で済ますのに」と
「…まぁ、ボクもスタンドについて知っといて損はなさそうか…な?見えないから意味ないかもね。なにより、形峰が長い話の途中で寝ないように見張らないとだしね」
だけど舞雄はやれやれっと行くと決心した。友の形峰のため、弓と矢の持ち主を見つけるため。そして、自分の中の一抹の不安のために。
「じゃ、マックいこーぜー!」
「うん!」
そして次の日の朝 三栗音高校、形峰たちのいる1年B組では朝から転入生のうわさでざわついていた。なにせハーフなのか外人なのか金髪の長身イケメンがやってくるだそうだ。
「それでは今日はいきなりだけど転入生を紹介しまーす。さ、入って入ってー」
担任の言葉の後にその転入生が入ってきた瞬間、女子たちの黄色い声が入り乱れるがそれをかき消すように、
「テ…!テメェは!アンドレー!!」
そう、その転校生は昨日のチャリオッツ使いの青年、アンドレーだった。ちなみに本文では青年と記入していたが実年齢は16歳だ。
「はい広村うるさい。えー、紹介するねー。今日からみんなと一緒に勉強する『
「みんな今後よろしく頼む。俺のことは気軽にアンドレーと呼んでくれ☆」
「えー…そしたらアンドレー君の席は…ま、友達の広村の横がいっか。色々面倒見てやれよー」
「ということだ。よろしくぅ形峰☆」
「こいつぁ…ヒヒ…ヘヴィだぜぇ…」(バタン)
To be continued➡
気が付いたら9月ですよ奥さん
どうも蟲之字です
今回はやっとこの作品でsスタンドという単語が出てきましたねw
それSPW財団(スピードワゴン財団)も今後登場予定ですw
(正直色々便利)メメタァ
それでは本編に入れようとして入らなかったSPW財団二人のとアンドレーの自己紹介をここで軽くしていきますね~
アンドレー 本名 田中安光 年齢16歳 身長 186cm
本編でも書いたけど青年と書いておきながら16歳ということで外見だけなら大人
性格はスタンドに対しては武人気質でスタンド使いとしてはかなりの腕前を持つ
素だと軽いナルシスト
ちなみにアンドレーの由来?は
安→アンド+光→レイ=アンドレー と自分で名乗ってます
いわゆる中二病ですねwなお田中と呼ばれるのが一番嫌い
天能坂一茶 年齢27歳 身長175cm
SPW財団の研究員の一人。
スタンドはスタープラチナ
正義感が強くスタンドでの悪事を裁くためにSPW財団で働き始める。財団でのスタンド研究の第一人者である。
スタンドについての会話は良くしゃべるがそれ以外は口数が少ない。
厳しいようだが心の底は優しい
服装はジーパンに白、又は黒のシャツに上着をマントのように羽織る
星坂ルピナ 年齢23歳 身長157cm
SPW財団の研究員の一員
スタンドはネタばれになるから書かないよ☆
アメリカ人のハーフでおっとりしてて女子力が高いお姉さんなのだが所々難あり
服装は白のニットのセーターにホットパンツに黒タイツ。ナイスバディの持ち主
ま、今回はこんな感じで大雑把にですねw
てなわけで今回はここまで。こんごも気が向いたら投稿しますね~