スタンドと非日常は繋がり合う   作:蟲之字

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第五話「勇敢なる愚者」

「ところで形峰。昨日のあの二人が話してた異変についてどう思う」(焼きそばパンを食べるアンドレー)

 雑多な食堂で形峰、舞雄、アンドレーは昼飯を食べながら昨日のSPW財団の二人を思い返す。

「そりゃ…信じるしかないだろ。実際、俺自身がその被害者なんだからよ」(ラーメンをすする片峰)

「…」(牛乳を飲みながら二人を見る舞雄)

「確か、お前のスタンドは気が付いたら出てきたらしいな。なにか心当たりとかはあるのか?」(食後のプリンに手を出すアンドレー)

「ん~…(正直あるにはあるんだよなぁ…けど変な夢見たから~、て言ったところでなぁ~)」(ナルトが右頬についてる片峰)

「形峰、なんかあったそうだね」(ナルトをとる舞雄)

「うぇ?!なんでわかった?!」

「いや、もろ顔に出てたよ」(ナルトを見せながら)

「…まぁ、うん。心当たり的なものはあるが…スタンドが出た日になんか変な夢見ただけなんだよ…しかもはっきり覚えてねーんだよ」

「確かに、それだけだとわからないね」

「ところでアンドレー、お前はどーなんだよ。いつからスタンド出せんだよ」

「俺か?俺は生まれついてからだな。本格的にコントロールできるようになったのも物心つく前からだ」

「そういえば一茶さんが言ってたね。スタンドは生まれつき持ってる人のほうが多いって」

「まぁな。だが、チャリオッツが見える他人というのは生涯でお前たちが始めてだ。」

「そんなもんなのか~。てっきりもっといるかと思っててぜ」

「いやもっといたらもう少し知れ渡ってたんじゃないかな?」

「それもそうか」

 

各々食事を終え、スタンドの疑問は残るが予冷がなる

「そんじゃ戻るか」

「だな」

三人は片づけて教室へ戻る。

 

(それにしても変な夢か…)

学校が終わり放課後。珍しく舞雄は一人で歩いていた。昨日の一茶とルピナの約束の時間は片峰のせいで遅れることになり時間をつぶすためにマックへ向かう。

(片峰の言ってた変な夢、一茶さんの言ってた弓と矢、それの被害者たち。二人とも関係なさそうにしてるけどスタンドていうのは常人の考えをはるかに超える力だとしたらもしかしたら関係あるんじゃないかな…)

考え事をしながら歩いていたせいか他人の足のぶつかる

「あ、すいません!大丈夫です…か?(あ…やばい)」

ぶつかった相手を舞雄は知っていた

(この人たち…確か三日前に片峰にやられてた黒いハゲだ…!)

「おうおう!なにぶつかっておいて人の顔じろじろ見てんだ!…て確かお前は広村のそばにいた女か…へぇ」

片峰ほどではないがこの男も舞雄からすると圧倒体格差のある大柄な男である

「なぁちょおっとだけでいいからよぉ、俺と付き合えよ。抵抗しなきゃ何もしねえからよ」

「あ、あの…急いでるんで…ごめんなさい!」

「あ、まてこのチビガキ!!」

(どうする?!このまま来た道戻って学校?いや、それだと普通に追いつかれる…片峰がやるように路地裏に逃げる?…だめだ。そのあといつも相手ボコしてるからボクにはできない…お店に入るにしてもきっと警察とか来て面倒くさいことになりそう…そうだ!片峰に連絡…は相手が死ぬか片峰が金剛に殺されちゃうからだめだ!…どうしよう)

ただがむしゃらに走りながら打開策を考えたが運動神経が普通の舞雄に対し相手は頭脳を筋力に割いたそこらの不良。普通に勝負したら確実に負ける

(逃げ切るためにせめて学校周辺まではいかないと…!そこなら先生がいるし最悪片峰もいるかもしれないしなにより相手もそうやすやすと入ってこれない…!)

大通りと路地裏を行き来し、時にはごみ箱や自転車で邪魔をしながら舞雄は走った。だが、

「嘘?!工事中?!!」

学校まであと少しだったが舞雄の目の前には工事中の看板が置いてありその向こうは絶賛改築工事のため立ち入りできない

「手間取らせやがって…いい加減にしろよ…」

背後のは血管ぴくぴくの男がじりじり寄ってくる

(来るな…来るな…来るな…!)

いつも片峰の背中に隠れ力のない自分のでは何もしてこなかった。無力。自分はあまりに無力だ。今も抵抗せずただ願ってるだけだ。そう思うと涙が出てくる。こんな現実見たくないと目を閉じる。

「来るな!!」

男があと一歩というところで舞雄は願いを無意識のうち叫んだ。その声は工事の音でかき消され男以外には聞こえないほどの儚いものだ。だが、その願いを叶えるがごとくの不自然な風が巻き起こり男を襲う。

「ぐぉお!目に…砂がぁ!!」

その風はビル風でもないし工事で起こったものではない。

「な…なんだ…?背後から風?本当に…いやそんなまさか…でもこれはチャンスだ」

不自然な風に自分の中の疑問が浮かび上がるが、舞雄はそれを見てすかさず逃げ出した

「よし、これでなんとか逃げれる!」

そして大通りに出ようとしたらまたしても人と接触しそうになりそれを避けようとして転んだ

「おいおい大丈夫…て舞雄?」

「あ、え…片…峰?」

接触しそうになったのは金剛の説教でヘロヘロになっている片峰、それと転入で色々手続きしたり質問攻めをされたアンドレーも一緒だ

「おい舞雄…?!なんで泣いてんだ?!大丈夫か?どこか痛いのか?!」

アンドレーはともかく片峰を見て安堵してさっきまでの恐怖がゆるんだからか舞雄はボロボロと泣き出す。そして、片峰は周りを見渡し舞雄の後ろにいる男を見つけるとさっきまでヘロヘロだったのが嘘のように全身に血が駆け巡る。

「ほう…なんとなくわかったぜ舞雄。あとは俺がケリをつける…!!!」

その後その男は工事現場の近くで顔面埋め込まれてる姿を発見されるのであった

 

「それにしても災難だったな。ケガはないか?」

「なんかごめんな。俺のせいで巻き込んじまって」

「大丈夫だよ。結局片峰が助けてくれたんだし」

「いや…その火種も俺なんだけどねぇ…」

「それにアンドレーもありがとう。気遣ってくれて」

「い…いや…!俺は…その、力を持つものとして当然の礼儀であり…」

と照れ隠しでなにかをぶつぶつ唱えてる。

「今度からちゃんと一緒に帰ろうな」

「うーん。それはそれでうれしいんだけどそのためには金剛に呼び出しされないようにね?」

「う…善処する」

「片峰じゃなくてオレでもいいんだぜ」

「あはは。それでもいいかもね」

「舞雄ぉ?!」

三人は談笑しながら工事中のため少し回り道をしながら昨日のSPW財団のビルに向かう。

だが、その談笑も頭上の轟音と「逃げろぉ!!」という叫びでかきけされる。

片峰達が通りすぎた改築中のビルから鉄骨が落ちてくる。

三人は既に通りすぎていて被害はないが鉄骨の落下地にはあろうことが転んで逃げ遅れた制服を身にまとった女の子がいた。

「ザ・ハンド!!!」「チャリオッツ!!」

二人はスタンドを出して助け出そうとするが…

(違う!この場合二人のスタンドは救出に向いていない!ザ・ハンドの削り取るのはまだ精密性が足りない、チャリオッツの速さでも助け出すとなったら話は変わる…なら…どうする…!どうする!!…そんなの『簡単』だ!)

「あの子を助けろ!!『愚者(ザ・フール)』!!!」

舞雄の体から出てきたのは後ろ脚が車輪で機械のような外装の黒金の犬だった。それは先に出てたスタンドすら追い抜かし同時に子供のほうに向かっていく。飛び出して僅かな時間で背中からは砂でできた羽を展開し地面すれすれの低空飛行をし鉄骨を難なく避けていき女の子の手をつかむと反対側まで引っ張って行き無事に救出できた。

「「…え?」」

片峰とアンドレーは意外で一瞬の出来事で開いた口が塞がらない。

「……あ、ほ、ほら二人とも早く行こっか。話は後でするからさ!」

舞雄は固まってる二人を引っ張っていき早々に現場から退散した。

 

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はい、気まぐれで一年以上放置してた愚者な蟲之字ですお久しぶりです。
まぁ、一年間ゲームしてTwitter眺めてあとは社会の荒波に揉まれてましたw
復帰理由は友人が火薬庫に火をつけただけです(俺にとってはいつもの)
とりあえずブランクはあるけどまたぼちぼち再開できたらなーて感じです
(また一年放置したらメンゴ☆)
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