艦隊これくしょん〜悪夢に抗いし者達〜   作:超奏

10 / 13
タイトル詐欺?なんそれなんそれ。

お久しぶりです。忙しすぎて失踪しようかと考え始めているかなさんです。
後期面倒臭い授業が多すぎるし何か変なプロジェクトまで任される羽目に…なので、2ヶ月ペースで更新します!てかそうしないと1章すら終わらないまま2年経過する可能性すら見えかけてきたから…。


とにかく、本編どぞ!


第8話 掌で踊る誇り

前回のあらすじ

 

吹雪「まだですか!?まだアニメ1話に辿り着かないんですか!?」

 

加賀「あと随分艦これ成分が薄めだけど…艦これをベースにしていると銘打っている割にこれ(文章雰囲気)はどういう了見かしら?馬鹿にしてるの?」

 

提督「え…えっと…いや、別に…そういう訳ではないんですが…その…」

 

 

あらすじはカットします(露骨なUA稼ぎ)

 

......................................................

 

ベジータは痺れをきらせていた。

いつまで経っても修行は出来ない上に肝心なトランクスの話題が悟飯の襲撃によって振り出しに戻りかけているのだ。

彼でなくとも怒るに違いない。

そもそも彼の近くにいる界王に聞けば[現世でターブルと魔界王神が交戦しており、その中でトランクスの行方が語られた事]など直ぐにわかるのだが、誇り高い彼は聞こうとはしない。

 

 

「おいっ!何をグズグズしてやがる!早く片をつけろ!」

 

「……って言われてもよ!オラでも今の悟飯は戻せねぇんだ!」

 

「さっきみたいにその超サイヤ人3になれば済む話だろう!いつまで待たせるつもりだ!」

 

「…きっ」

 

 

再び[闘志]を取り戻した悟飯と格闘を続ける悟空は超サイヤ人2で応戦していた。

そんな悟空はクレームを受け、ベジータの近くに戻ってきた。

 

 

「貴様、トランクスの話を無かったことにする訳じゃあないだろうな?」

 

「あぁ分かってっさ。だが今の悟飯は何かおかしい。このまま戦い続けても埒が明かねぇ」

 

「あの気か。人造人間でもないのに何度やられても復活するのは明らかに変だな。

…さては貴様、俺と合体しろとなどは言わないだろうな?」

 

「分かってんじゃねぇか。」

 

「俺はやらん。…そもそも俺にはどうにも出来ん……貴様がなんとかしろ」

 

 

それを聞いた悟空はベジータに頭を下げる。

 

 

「頼むベジータ!おめぇが誇り高きサイヤ人の王子であるっちゅう事をわかった上で頼みてぇんだ!」

 

 

ここで、ベジータの複雑な心境について補足を入れねばなるまい。

正史ではベジータは弛まぬ努力を重ね、悟空に勝るとも劣らない実力を手に入れた。

それこそが、ジャネンバとの戦いにおいて最後まで頑なにフュージョンを拒んだ理由であるのだ。

この未来の世界では生前に罪を贖う暇さえなく人造人間に殺られてしまい、死んでも尚地獄の責め苦を受け続けた結果、更に差をつけられてしまった。

彼が幾ら虚勢を張ったところで差は到底埋まるものではない。

 

悟空は天性の才能と努力をもって自分を1度打ち倒した。

誰よりも早く超サイヤ人に覚醒した。

…誰よりも早くこの世を去った。

そして。今、超サイヤ人を更に超えた。

 

カカロットはいつも1歩も2歩も先を行く。

そんな憎き下級戦士が自分に乞うている。助けてくれと。

サイヤ人としてのプライドと、これでもかという程植え付けられた劣等感がせめぎ合う。

悟空に手を貸すか否か。彼の心は揺れていた。

 

 

「………………。俺は…。」

 

 

『おっ…おい2人とも!!!大変な事になっとるぞ!』

 

「どうした界王様!?なんか地上であったんか!?」

 

「……トランクスが、魔界王神という者の支配下にあるらしいのじゃ…詳しくは後で話すから、とにかく今は悟飯を元に戻す事に専念してくれんか。」

 

「ありがとな界王様!

この世にもあの世にも居ねぇって事はそういう事だと思ったんだよな。

魔界王神…オラがちっちぇ頃魔界に行った時にそういう奴がいるっていう事は聞いてたけんど…。」

 

 

悟空は小さくぼやいてから再び正面の悟飯に向かって構えの姿勢を取った。

 

 

「だってよベジータ。やっぱオラの読みは当たってたんだ。

 

……やっぱダメだよな。ベジータおめぇは「カカロット。俺とフュージョンしろ」

 

…。よく言ってくれたぜ!ベジータ!」

 

 

かくして、ベジータは悟空とフュージョンして悟飯を正気に戻す決心をしたのであった。

 

 

「それで?フュージョンとやらはどうやってするんだ?」

 

「あ」

 

 

悟空は固まってしまった。劇場版[ドラゴンボールZ]を見た事がある方なら既におわかり頂けるかと思う。

......................................................

 

 

「グァァァァァァッツ!!!」

 

パワーボールから発せられる1700万ゼノのプルーツ波がターブルを大猿へと変身…いや、変貌させた。(因みに、彼の戦闘服は傷が付いたまま大猿のサイズに拡張されていた。伸縮性は元々の戦闘服以上に持ち合わせている。)

5mもの巨体を誇る大猿。周囲に与える威圧感は凄まじいものだ。

戦闘力にして元の10倍。パワーボール生成時に若干気が減ったとはいえ、かなりの戦闘力の向上だ。だが、先述した通り、エリート戦士の特権である理性の保持は出来ていなかった。彼自身、自覚こそしてはいたのだが。

 

 

「……なんてこと…。」

 

 

結界のお陰か、大猿変身の影響を受けない艦娘達。

だが、変わり果てた提督を前に榛名は言葉を失ってしまった。勿論他の者もそうだ。

誰しも人間がいきなり大猿のような化け物に変貌したら驚くのも無理はない。

 

雄叫びが海面を、空気を揺らす。

周囲の兵士達はその威圧感に飲まれかけている。見かねた魔界王神が思考を巡らす。

[今の時点で彼にとっては脅威ですらないのだが]

 

 

「(はて、パワーボールを作れるのは一部のエリートサイヤ人だけの筈ですが。…まぁいいでしょう。遠距離から地道に体力を削る方針で行きましょうか。あれでは私が手を下さなくても勝手に自滅するでしょう)」

 

 

魔界王神が兵士に距離を取って射撃戦に移行する旨の指示を出すが早いか、大猿ターブルが両腕を突き上げ気弾を無数に打ち上げるのが早いか。

打ち上げられた気弾は落下時に兵士の気に反応して向かっていく。

流星のように降り注ぐ気弾の雨に、数で圧倒していた展開中の兵士達は避けるに避けられず、大猿ターブルによる巨大拡散エネルギー波に倒された。

 

 

「全滅…。なるほど、流石サイヤ人と言った所でしょうか。ですが、その程度では倒せはしませんよ?」

 

 

魔界王神は見直した、といった様子であった。

ターブルと兵士達の間に元々戦闘力に差があったのが、大猿化によって更に差が開いたのだ。例え数が多いとしても瞬殺できて当然と言える。

 

 

「オォォォアァァァァァァァッ!!!!!!」

 

 

大猿は雄々しくドラミングし、魔界王神を握り潰そうとした。

パワーはともかくスピードも落ちてはいないが、大猿ターブルの[超大振りの猛攻を]当然の如く魔界王神は躱す。

 

 

「ふっ。それでも戦闘力としてはただのサイヤ人の常識圏内に収まってしまいますねぇ。そんなものではこの私に傷を付けることすら…ぐっ!?」

 

 

隙を生じぬ二段構え。殴りかかった時に[尻尾も]攻撃姿勢を取っていたためだ。

サイヤ人は鍛える事でその尻尾さえも武器と化す。[ラディッツ?知らない子ですね。]

大猿はそのまま両手を右斜め後ろに構える。

ギャリック砲の準備だ。

 

 

「くっ」

 

 

発射と同時に、凄まじい気の嵐が辺りを襲う。これがギャリック砲の特性とも言える。

最も、気の扱いに長けた者なら効果範囲を絞ることでより周囲の被害を少なく、威力を向上させる事ができるのだが。

ギャリック砲は魔界王神に直進し…当たらなかった。

 

 

「…なるほど。あれからここまで戦闘力を上げるとは。流石サイヤ人。是非とも手元に置いておきたいところですが…私はあなたを殺すと言ったはずです」

 

 

魔界王神は相殺魔法を使ったのだ。対象に向けて一定量の魔力を展開するだけで簡単に防ぐ事が出来る。ある意味気のバリアより効率は良い。

 

 

「さて…まずは小手調べと行きましょうか」

 

 

魔界王神が念じると、大猿の近くの海面から[水で生成された槍が]複数出現する。

それらは直ちに大猿の身体を刺し貫かんと襲いかかる。

大猿は身の危険を察知し上空へ飛び上がった。そして素早く口に気を溜め、火炎弾を槍に向かって闇雲に連射する。

自然の水と、気で練り上げた炎。流石に分が悪い。結局、大猿は全て相殺してしまった。

 

が、それだけでは終わらず、上空からも巨大な水の槍が襲いかかる。

巨大な槍の存在に気づいた大猿であったが、した事と言えば、[無造作に拳を槍に当てた]くらいで、それで槍を破壊してしまったのだ。

物足りないとでも言うかのように大猿は魔界王神を挑発する。

 

 

「ゲギャギャ!!!」

 

「…これは…!こちらも少し本気になりますか」

 

 

大猿も戦いの中で気を高めている。それを見抜いた魔界王神は、自身の最高の魔術で彼を殺めることを決めた。

だが、仮に魔術が効かなかったとしても彼に勝算は十分ある。

言葉を借りると、[あともう一回変身を残している]。

 

「(…いえ、そんな事をしなくても十分でしょう。あの尻尾さえ切り落とせば)」

 

 

魔界王神は両手を突き出し、念を大猿に送る。

すると、大猿の動きが完全に止まった。金縛りだ。

大猿はもがくが、全く動かない。格闘術と違い、格下に対して圧倒的に優位に戦えるのが魔術の特徴である。

しばらくすると、大猿の周りをぐるりと囲む様に旋風が巻き起こる。

何がしたいのかと言うと、簡易に真空状態を作りたいのだ。

 

 

「(流石に真空魔法と金縛りの併用は無理ですからね。毒なんかよりもこちらの方がより確実…。)」

 

 

大猿はじっと耐えている(しかないのだが)。だが、さしもの大猿も苦悶の表情を浮かべ始めた。

こうしている間にもどんどん空気は薄くなる。

大猿の大きく見開いた目は徐々に細くなり、意識を手放す1歩手前。

 

 

 

 

が、先程と同じように全身から気を爆発させて金縛りを振りほどいてしまった。

全身から煙を噴出させる大猿。先程とは比べ物にならないほど戦闘力が向上している。

 

ならば、と魔界王神は気の刃をいくつか生成し、大猿に投げつけた。

大猿はこれも容易く掴み取ったり、叩き割ったりと余裕であったが、魔界王神が直接コントロールしていた刃が、遂に大猿の尻尾を切り裂いた。

 

「ギャァァァァァァッ!!!!!」痛みで大猿は悲鳴を上げた。だがそれどころでは無いはずだった。変身が解除されてしまうことは、必然的に戦闘力が落ちてしまう事を意味し、勝ち目がほぼ消失してしまうかもしれなかったのだ。

 

 

確かに、直観的な戦闘にかけては今や大猿は研ぎ澄まされた状態であると言えるが、打算的な戦闘についてはからっきし駄目な様子であった。

これで変身は解除され、遂に戦闘力は10分の1にまで低下する…はずであったのだが。

 

 

「最初からこうしていればよかったものを…………なっ!?馬鹿な!…くっ」

 

 

大猿は身体を収縮させるどころか、全身から激しく気を噴出させ始めた。変身解除を拒むかの様に気を噴出させる大猿に対し、魔界王神はただ[パワーアップの兆し]を見届けるしかなかった。

 

 

「(この気の流れ…何かがおかしい…っ!?どんどんサイヤ人の身体に集約されていく…!?)」

 

 

噴出した気を、収縮しつつある肉体はどんどん吸収していく。丁度元の人間の姿に戻った頃に吸収は終わった。

 

 

 

 

 

海面すれすれまで降下したターブル。彼は目をキッと見開き、そして…

 

 

「ぐっ!!(な…なんという威力…先程とは別人のようになっていますね…!)」

 

 

油断していたとはいえ、魔界王神を気合砲で吹っ飛ばした。

拳を作り、自身のパワーアップを確認するターブル。もう、明らかに戦いへの躊躇いは無くなっている。

 

第2ラウンドが始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

......................................................

話は少し前に遡る。

正規空母.飛龍を旗艦とする第二艦隊は司令部の連絡を受けて、[提督より少し遅れて]第一艦隊の消息が途絶えた場所…第二艦隊の現在地から西南西の方角におよそ45km程離れた場所に向かっていた。

飛龍の最大速力(約34.6ノット、時速65kmである)を持ってすれば1時間足らずで目標点に到達すると考えられるが、勿論彼女達は今まさに目的地において死闘が繰り広げられているとは夢にも思わないだろう。ましてや[肉弾戦]など。

 

お忘れの方もいらっしゃるかとは思うが、そもそも[提督]が第二艦隊にくっついてきた癖に勝手に第一艦隊の危険を察知して単騎救出に向かったのである。

その後に連絡を受けたのだ。

 

戦史上でも単騎行動は決して珍しくはない。負けている場合などそうなりがちである。

本来なら忌むべき事だが、提督が[人間離れして]いるのが幸いした。

 

 

 

「…つまり、そういう事だったのね。提督はきっと先に分かって…」

 

 

「この間の演習を見させて貰ったけど、提督が[私達とほぼ同じくらい強くても]、でも先輩方が駄目で提督だけ無事なわけないじゃん!全速力で飛ばさないと!

 

…あぁもう!これがわかってたら帰らなきゃよかった!勝手に行動して…帰ったら絶対に提督を絨毯爆撃してやるわ…」

 

 

提督に先駆けされて少しナイーブなお気持ちになられた翔鶴ねぇを叱咤(と敵意を振りまいている?)する瑞鶴。

 

「周辺の海域は既に哨戒済みだから念の為ここにいる皆、全機で一旦支援しておこうか。そしてから全力で飛ばそう。多分司令部の皆も逐次状況を伝達してくれるとじゃ思うけど。

白雪ちゃん、深雪ちゃん、警戒宜しくね!」

 

「承知しました!」「わかった!」

 

 

 

「(…既に泊地は攻略したっていうのに、何で…。まさかね。)」

 

 

泊地周辺に誘い込まれて機雷にでも触れたのかと一瞬考えた飛龍であったが、この御時世に浮遊機雷で沈むかと考えを改めた。索敵技術も発達しているのだ。まず有り得ない。

そもそも頭を悩ませたのが、第1艦隊の全員と連絡が取れない事であった。

[全員同時に]沈むとは考えにくい。では一体…?

海上に伏兵を仕込むとはたれも思いつくことは無かった。魔術の思想が根本的になかったからだ。

 

 

そして偵察隊とその直掩機が視界から消えた時。

強い風が吹いた。

 

「…酷い風ね。突風かしら。」

 

「突風くらいで沈むようなヤワな練習はしてないから!それより早く行こう!」

 

 

後に、彼女たちが第一艦隊の苦境を救う重要な立ち回りを見せることになるのだが、ここでは伏せておく。

 

 

 

 




今回はちょっと短めです。大猿ェ…

回を重ねる毎にどんどん描写が雑になってるし、あいも変わらず艦娘は空気だし…
これは失踪ルートか?
ここを耐えればアニメ版に突入出来るから!「次回 奏 死す」デュエルスタンバイ!

※タイトル詐欺ではないです。てかコメント投げてくれれば懇切丁寧に回答します。だからコメント頂戴。
恐らくこのペースだと3話くらいで終わる予定。


タイトルについてはまた更新する時に乗っけたいと思います。とりあえず、今回はここまでにします。
なるべく早く上げるし、なんなら暇潰しに主のTwitterでも見といていいのよ?いいよね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。