前回の投稿から実に半年以上立っており誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです(建前)
ですがtwitter見てくれてる人はお分かりだと思いますが、ボイスロイド[紲星あかり]を引っ提げて動画投稿を再開しています。良かったら見てってください。
勉強もかなり大変で、前期結構落としちゃったんでその尻拭いが大変なんですよ…でも自分の将来のため、ここが踏ん張り時ですね!
さて前置きはサクッと終わらせてあとは後書きに書いときます。ではでは!
前回のあらすじ
劣化超サイヤ人4状態(独自呼称)になったターブルと魔界王神の決戦が今始まろうとしている…
そして、あの世の戦いの行く末は…?
お詫びなんですが、前回あまりにも大猿表現が雑だったかもしれません。
ので、もしかしたら表現追加するかもです。その時はまた通知しますのでー。
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「な…なにが起こっているのかは分からないけど…提督が凄いことになってる…大きな猿の怪物になったり、いきなりあいつが吹っ飛んだり…私には何がなにやら」
「…まるで他人事ね比叡さん、私達は先ずここから出る方法を模索しなければならないのよ」
「…いえ、加賀さん、ここで様子を見るのが一番かと思います。私達戦艦の主砲でも傷ひとつ付かないこのバリアを突破するのは不可能です。であれば、先程からの戦闘の余波で壊れてくれることを願うしか…」
「…。。。」
これだけで加賀は渋い顔をして黙り込んでしまった。[現時点においては]紛れも無い正論である。だがそこは誇り高き一航戦、成り行きに任せるのはどうにも耐えがたかったらしい。
「そうね、確かにここで動けないなら待機するよりないわね。悔しいけれど。
…それに、私達一応手負いでしょう?仮にここから出てもあっさりやられる可能性が高いわ。
とにかく、提督が勝ってくれるか、第二艦隊に救助に来てもらうかのどちらかしか道はない。提督はあの子達に退却するように言ったらしいけど、私達の消息が絶えた事はもう知っているはず。なら、いずれは来る。待ちましょう。平静を欠いた者から先に負けるはずよ…あれのように。」
ターブルは元の姿に戻れたは良いが、殆ど理性を保てていなかった。
筋肉は大幅に…ではないが肥大化し、身体に纏う気は淡い緑色。大猿の力を人間の状態のままで振るうことが出来る変身、まるでかつてサイヤ人が種を残しやすくするために大猿から人間に姿を変えた経緯に酷似している。
「(大猿の変身は解けた…なのに…このパワーアップ…。)」
考えながらも配下の兵士を新たに7名召喚し、パワーアップを遂げたターブルに当たらせているが…回し蹴りの一閃、右アッパー、手刀、サマーソルトキック、無造作に放った気功波、組み落とし、背負い投げ…僅か数秒の間に悉く全滅した。
そしてその勢いのまま魔界王神に襲いかかる!
「ぐぅぅぅ…」
「(理性が保てていない、先程はしませんでしたが艦娘にぶつけたいものですねぇ…しかしこのパワー、このままでは厄介だ)」
なんとか魔界王神は右腕で殴打を防ぐが、その腕は痺れていた。
痺れた腕は動かせない。ターブルはなんと、その腕をむんずと掴みそのまま泊地内に投げ下ろした。勢いよく着地した魔界王神。そこにターブルが勢いよく蹴り込むが間一髪で躱される。が、躱したところに気弾を投げ込み、勿論魔界王神は弾くが一気に距離を詰めたターブルは魔界王神の顎部を全力で蹴り上げた。
「くっ…神に仇なす愚か者が!!!!!」
勢いよく吹っ飛んだかに見えた魔界王神は、空中で気弾をばら撒く。気を更に高めて突っ込んでいくターブル。
魔界王神は読んでいた。あの様子ではそのまま突っ込んでくることを。
魔力を溜め、魔力砲撃の準備を図る。魔力を単純に集中させて放つ非常に簡単なものではあるが、小惑星1つ程度なら木っ端微塵にする事さえ可能な威力を誇る…
だがそんなご大層な技も、戦闘力自体を上回られてはどうしようもない。
右足で砲撃を蹴り返され、返す左足で蹴り飛ばされ。蹴り飛ばされた先でも殴り飛ばされ、高速移動を読めずに不意に腹に蹴りを入れられ。
理性のない割にはターブルの攻撃はかなり技巧的であり、それでいて激しい。
「お…おのれ…おのれぇぇっ!」
一方的に攻撃を受け続ける魔界王神は、自分でも分からない内にその平静さを著しく欠き始めていた。何故なら、ここまで艦娘勢との戦いでダメージを負う事は本当に想定外だったのだ。
一応かのフリーザを一撃で屠る程の戦闘力を[本来界王神は持ち合わせているはずだが、彼に至っては]互角程度の戦闘力しか持ち合わせていない。そして、界王神はその对となる破壊神に比べると、どうしても戦闘能力はおろか戦闘経験さえ乏しい。ましてや[界王神の中でも出来損なった]彼は更に悲惨なものだった。
わかりやすく言えば「打たれ弱い」。
そして、自我が飛んだ事が幸いしサイヤ人の闘争本能が呼び起こされたターブルは次第に優勢となって行った。
「こ…こんなことがあってたまるもんですか…。こちらは絶対的な正義の御旗を持っているんだ、こんな猿野郎の1人や2人…!」
口調も次第に粗野になる。
だが、どれ程吠えようと、もう差は埋まることは無い。
声を張り上げて、全身全霊を込めてターブルに殴り掛かった。
渾身の右ストレートが彼の頬を捉える。彼の頬に拳がめり込むほどの一撃。ただで済むはずがない。確実に一発を入れることができ魔界王神の口角が上がる。
一撃見舞うことが出来たことの喜びか、はたまた笑うしかないだけなのか。
その表情は直ぐに凍りついた。なんとターブルは殴られたまま頬を戻し、魔界王神を睨みつけているのだ。その顔は、笑っているようにも見える。効いていない。
「…っ!!!!」
その余りの気勢に思わず後退りする魔界王神であったが…気を取り直し、もう一撃を入れようとした時。
彼の鳩尾に、重い鉄拳がめり込んだ。それだけに留まらず、ターブルは一瞬で怯む魔界王神の頭上に移動し後頭部を肘で打ち付けた。
あまりの勢いに、肘打ちで地面に叩きつけられた魔界王神の足元が崩れる。
それで済むはずもなく、うつ伏せで倒れている魔界王神を引き上げあちらこちらに叩きつける。その姿はまるで鬼神。
まだ数週間の付き合いであると言っても、あんなひ弱そうに見えた提督が。
それでいて自分も戦うと息巻いた「変わり者」が。
とんでもないパワーアップを遂げ、敵を翻弄し、豪快にぶん回し、薙ぎ倒す。
その姿を見た艦娘達は、何を思うだろうか。
「ずぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!!!!」
ターブルは思い切り振り回すと、今度は島外に吹っ飛ばす。
偶然にも、魔界王神が吹っ飛んだ先には金剛ら第一艦隊を取り囲む結界があった。
魔界王神が自身で作った結界に強かに体を打ち付けて悶絶しているところに向けて、ターブルは口を開け、気を溜め始める。
何か来る、と察知した霧島は思わず叫んだ。
「伏せてっっ!」
「がぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」
ターブルは結界内の第一艦隊に一切遠慮することなく、ともすれば巻き添えさえ起こり得た程のエネルギー波を魔界王神に放った。
声を上げる暇もなく魔界王神は飲み込まれ、エネルギー波は魔界王神ごと結界を突き抜け、そのまま遥か彼方に向かい大爆発を起こした。恐らく第二艦隊もすぐに気付くだろう。
第一艦隊の一同は、結界を撃ち抜く程のエネルギー波の余波がほとんどない事に気が付いた。何はともあれ、彼女達は結界から解放されたのだ。
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「終わった…のでしょうか…?」
「そうみたいネ…」
各々の無事を確認する第一艦隊。今回の作戦だとか、戦略的目標などというものは頭から吹き飛んでしまう程、この戦闘は凄まじいものだった。
泊地周辺、そして泊地棲姫も自らが倒した訳では無いが[消滅したので]、イレギュラーな第三者である暗黒魔界軍の排除を以て、全作戦を成功と見なすことは可能だ。見た者でなければ経緯を多少変えても支障は来さない。
「み…皆さんっ!大丈夫ですかっ!!!」
「えぇ。何とか。少し前に傷を受けたくらいね」
「結界に感謝しないとですね、あれがなかったら提督のビーム?で…」
「そっそれは…今ちょうど自我が戻ったというか…ええと」
「何はともあれ、私達は貴方を責められないわ。今回の作戦のMVPは提督ね」
「えと…あ、ありがとうございます…?」
危険を顧みず味方を助けた者を責める者などいない。
提督の戦闘服は既にボロボロ。まだプロテクターとしての役割は果たせそうだが、上半身の大部分が露になっている。下半身もかなりボロボロで、所々に傷がある。何より、尻尾が切れている。
こうして魔界王神を吹っ飛ばしたターブルは、いつの間にか自分の理性が戻っていることに気付いた。最も理性がないとはいえ、元々はサイヤ人の王族の生まれであるので理性の失い具合もさして酷くはなかった。元が戦闘に向いていない性格の彼にとっては単にサイヤ人としての本能が戻ったに過ぎない。そもそもの話、空を飛んでいるだけでも艦娘一同を驚かせるには十分過ぎるが。
「(…疲れてない。それに、超凄くパワーが上がっている)」
ふと、自分の戦闘力が飛躍的に上昇したことに気付く。少なくとも一連の戦いの中でかなり消耗している筈なのに、まるで身体の奥から力が湧き上がるような感覚を覚えた。
「…あれ?スカウターは…?」
「提督の付けてた装置のことですか?無いようでしたら、私が鎮守府に連絡を…」
「榛名さん、確か私達の通信は妨害されていたわ。一応使ってみるのはいいと思うけど」
「…機能しなくなってます。皆さんのはどうですか?」
一同、自分自身の通信機を確認する。だが、先程のジャミングの影響が残っており、例外なく故障してしまっていた。
「(…多分理性が飛んでからの戦いで吹っ飛んでしまいましたか…。)
すみません、怪我をしているのは重々承知ですが先ず第二艦隊に合流しましょう。連絡はそれからです。直ぐに合流できるでしょう」
「「「はい!」」」
こうして、金剛を先頭に第一艦隊は第二艦隊と合流すべく動き出した。
提督は殿を務めている。もっとも敵など居ないだろうが。
ターブルの兄ベジータは、かつて地球に襲来した際に孫悟空たちの戦いぶりから戦闘力のコントロール、以降に他人の気を感知する能力を習得している。
ターブルは実戦不足からかそれらを習得出来ず、彼のスカウターを紛失していることも災いし、[不意討ち]に対応できなかった。
ターブルは突然、右腕に激しい痛みを感じうずくまった。
「…ぐ…お前……!」
「…我は不死身だ…この世に錦の御旗がある限り…!」
ターブルの右腕を光線で貫いたのは、右半身を爛れさせながらも執念を燃やし復活した魔界王神だった。
「皆…は…早く行きなさいっ!!!」
提督が突然怪我をし、倒したはずの敵がおぞましい姿で復活し、第一艦隊の面々は凍り付いている。
魔界王神は彼女達を吹き飛ばそうとするが、顔面に零距離で気功波を放たれて妨害される。
…と思いきや、怯まずターブルの首元を締め上げた。
「いくら気功波を撃っても無駄ですよ。撃てば撃つほど、私を強化することになるのですから」
「ぎ…負けて…たまるか…」
「ははは…先程の勢いはどうしたのです?ほうら、もっと抵抗してきなさいな」
その間にも空いた手で気功波を連射するが…至らない。先程の実力が嘘のように、大きく弱体化したターブルはもはや打つ手なし、為す術はなかった。
「流石にさっきは死にかけましたが…これを使い忘れていただけでした。
…私が秘密裏に編み出した強化魔法、
しかもただの強化魔法ではない、自身の地力を上げるだけでなく受けた攻撃をそのまま自分の力に変えることが出来るのです!」
「な…に…?ぐああっ!!!」
さっきまでの苛立ちをターブルにぶつける魔界王神。形成は完全に逆転していた。
水面に叩きつけ、執拗に傷口を攻撃する。
「…そうだ、あれも破壊しておきましょうか。超サイヤ人、ではありませんがこれ以上下手にパワーアップされるのも困りますし」
魔界王神は、宙に輝く人口月を気功波で破壊した。
眩く輝く光を撒き散らして、やがて明るさを失っていく。これでもう、大猿の力に頼ることは出来ない。
「(そう…そしてこれで、彼が超サイヤ人に変身する万が一の可能性を消した…。
怒りも大事ですがそれ以上にあれになるには実力が要る。この勝負、少し手間がかかりましたが私の勝ちのようですね)」
「…彼女たちには…彼女たちには…手を出すな…っ」
「おや、急に弱気になりましたね。安心しなさい。手は出しません」
そう言いながら、魔界王神は赤城に気弾を放つ。一瞬のことで、回避行動さえ取れなかった。
今度は、赤城の悲鳴がしっかり提督の耳に届いた。
「あ…赤城さんっ!赤城さん!しっかり!
………………………こんなところで逝かれたら私…私…」
「だ…大丈夫よ加賀さん…。誇り高き…一航戦…ですもの…あの程度で…沈むもんですか…」
激しく動揺し駆け寄る加賀。なんとか身体を起こす赤城。だが、赤城は相当な重症のようだ。
勿論一思いに殺害する事も十二分に可能ではあったが、[サイヤ人自身のトリガーを引かせない様にする為にも]敢えて殺さなかった。
「ほら、[手は]出てないでしょう?」
だが、まだ迷いを残してはいたが魔界王神は、心底愉快そうであった。
「貴様ぁっっ!!!!!!」
ターブルは左手に渾身の力を振り絞り、気を爆発させ、拘束を振りほどく。
「おっと。」
「前言撤回、赤城さんを連れて鎮守府に今すぐ帰投してください!今すぐっ!」
拘束を解かれたターブルは隙のできた魔界王神の顎に膝を当てる。
だが、即座に魔界王神も自分を中心に気を爆発し返し、彼を吹っ飛ばした。
榛名の近くに飛ばされた提督は、遂にピクリとも動かなくなった。
「て…提督っ!」
思わず抱き起こそうとする榛名に、魔界王神が迫る。
「神の正義は絶対…人間風情の語る正義とは違う。
私の行為は!畏れ多くも全王様の御意思を尊重し奉ったまでのこと!」
「か…神の正義が…なんだと言うのです…!」
ゆっくりと、獲物を追い詰めるように距離をつめる魔界王神に、声が震える榛名。
もはやかつての、戦艦としての矜持は、今にも消えてしまいそうだった。
圧倒的理不尽の前に、これまで一生懸命に戦った提督も、第一艦隊も。やられてしまう。足が震え、へたり込む。
「マイナスエネルギーと化せ…。
まずは…1人m」「だぁりゃっ!」
「てっ…提督!?」
突然榛名の傍にあった提督が消え、ふと見ると[提督が]魔界王神を蹴り飛ばしていた。
完全に不意をつかれ思いっきり吹っ飛んだ魔界王神に向かってターブルは叫ぶ。
「腐っても僕は戦闘民族!サイヤ人だっ!ただではやられない…!
例えこの身が滅びようと!」
「でも、腕が…」
「僕は大丈夫です。さぁ今のうちに!」
「…しかし!貴方を見殺しにする訳には」「それでいいんです」
こんな状況でも人間というものは呆気に取られるものだ。自分も傷を負っていて、それどころではないだろうに。
呆気に取られる榛名をよそに、ぽつりぽつりとターブルは話す。
「…今まで僕なんかがいなくても、しっかり回っていたじゃないですか。
ここで僕が死んだところで、艦娘の皆さんは元に戻るだけ。
今まで通り長門さんを筆頭にしてくれればいい。」
「そんなこと「…それに」…それに?」
「…臆病で意気地無しな僕がここまで戦えたら、もう満足です。胸を張って死ねます。」
「…や…やめてください…」
「そんなことより、巻き添えになって君達を死なせる事の方が余程辛い。
大丈夫。ここで必ず奴は倒しますから…例え刺し違えてでも!」
「…」
「あなた方は今や、ただ人の姿をとって限界した軍艦ではない。れっきとした、この世界の最後の希望なのです。…それだけ、覚えていて貰えますか?榛名さん、そして…皆さん。
あぁあと、第二艦隊のことは私に任せてください」
そう言うと提督は一同を見回し、敬礼した。
右手は上がらないので、左手を用いたものだった。
「短い間でしたが、お世話になりました。
変えてばかりで申し訳ない。ですがこれが最後の命令です。僕を置いて帰投しなさい」
そして、別れは遂に訪れる。
「真の正義の前に跪けっ!」
「ここからが本当の勝負だ…戦闘民族を…舐めるなっ!」
彼方から猛スピードで詰める魔界王神に迎合するターブル。
まず先程の撹乱術で場所を眩ませ、隙を狙う。
魔界王神は精神を研ぎ澄まし本体の位置を探ろうとした………
が、それぞれの残像が気弾を連射してくるせいで、なかなか位置が読めず、一撃、二撃と攻撃を貰う。
「(…まだ貴方のことさえよく知らないのに)」
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様々な思いを押し殺し撤退する艦娘達。
ある者は同僚を気遣ったり。またある者は無力感、若しくは口惜しさを覚えたり。
だが誰もそれを口に出そうとしない。出せないのだ。
皆、提督は間違いなく、自分達が極端に言えば[足でまとい]である事を知っていて撤退命令を出したと感じた。攻撃を受けていたとか、そういう次元の話ではない。
しかし提督は寧ろ自身を卑下し、自分達を真の戦士であると褒めさえした。そして、自分達をこの世界の希望とさえ言った。だから生きて欲しいと。
重苦しい空気が第一艦隊を支配し、心無しか航行スピードもいつもより遅く感じられた。
空は分厚い雲に覆われ、いつの間にか酷い雨と雷が降り出していた。
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弾幕展開→一撃→撹乱→一撃…といった具合に必死に攻撃を続けるターブル。
右腕を負傷しているハンデを負いながらも大猿の力を取り込んだこともあり、まだまだ戦える様子ではあった。
一方魔界王神は、受けたエネルギー弾を自身のパワーアップに転用できる能力を活用し、かなり戦闘力を上げているが少しずつダメージは蓄積していっている。
対峙するターブルと魔界王神。降りしきる雨と雷の中、両者はじっと好機を伺う。
ふと、幼少期…惑星ベジータでの生活、惑星レタールへの来訪、馴初め、惑星レタールでの戦い、宇宙放浪の思い出が、走馬灯のように頭を駆け巡る。ターブルは、ほんの一瞬、注意を逸らしてしまった。
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「そろそろ目的地ね。無事だといいけど」
「まさか。先輩方に限ってそんなことはないわよ。
…それにしても、酷い雨ね…嫌な予感がするわ」
「しょ、翔鶴さん!縁起でもない事言わないでください!
提督もついてるんです。きっと大丈夫ですよ」
「まぁなんてったってあの金剛姉妹全員と一航戦の方々がいらっしゃるんだ、提督なんかお呼びでさえないかもよ!」
「…たとえこの先がどうなっていても、私達の成すべきことを成そう。いい?蒼龍」
「勿論よ。飛龍だけに美味しい思いなんてさせないんだから」
残り距離、22km。運命の時が迫る。
ちょっと情報量多い…多くない?
多分コメントなんか来ないと思いますがあくまでこの章はターブル君の躊躇いを克服する章です。と、いうことは…?
そして大猿のアレは映画ブロリーのパクリスペクトです。まぁ冒頭でも言った通り劣化版超サイヤ人4とも言えるしぶっちゃけコメント来ないし書いても意味無い説ある。
ほならねもう僕の自己満足でやらせてもらおう思うんです。
…さて、次回か、遅くても次々回にはこの章を終え、同時進行で過去編、日常編を綴っていきます。
ていうか1章終わるまで2年かかるとかどんだけズボラなんだここの主…
割とさっくり終わらせて、更なる戦いに突入します。艦隊これくしょんします。
せっかくDB×艦これしてるんだから、互いの良いとこ取りしたいよね!
アニメ艦これにも触れますが…2期来るまでには(願望)
そしてあの世での戦いも決着つけます。今回は書くの忘れてましたさーせん。
では次回お楽しみに!twitterは見るに越したことはないからみろ(見ようね)!