もうなんか書いててしんどい))
????「飛べないサイヤ人など必要ない!」
とか言いそう(ネタバレ)
モチベは高い方。それではじっくりお楽しみあれ、第2話。
〜前回のあらすじなのです!〜
惑星レタールは侵略者と…グレと共に消滅した。
たった1人生き残ったサイヤ人の第2王子、ターブルはドラゴンボールを求めて地球に向かう。
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〜地球〜
話は少し遡る。
「これで…すべてが終わりましたよ・・・悟飯さん」
孫悟空は既に死んでいた。
原因不明の心臓病によるものだった。
そして、悟空の死から間も無く、南の島に2人の悪魔が降り立つ。
人造人間17号、18号だ。
悟空の息子、孫悟飯は仲間や人々が次々に「ゲーム」として殺されていく中でたった1人で戦い続けた。
そんな中、彼はサイヤ人の王子…ターブルの兄に当るベジータとブルマとの子、トランクスに希望を見出す。
トランクスを最後の希望と確信し、西の都における戦いで彼を気絶させた後に戦死する。
そしてトランクスは悟飯の見込んだ通り、過去の世界における戦いの中で超サイヤ人のポテンシャルを引き出し、その圧倒的な力で17号、18号を瞬殺した。
「正史であれば」。
この世界では人造人間の倒され方が異なる。
孫悟空を救うべく過去の世界に赴いたトランクスはそこで人造人間両名の[緊急停止コントローラーの設計図]を入手。
過去に帰還し、設計図をこしらえたトランクスは最後の決戦に向かい、死闘の末2人の悪魔を緊急停止させる事に成功した。
だが、この世界のトランクスは、精神と時の部屋での修行が抜けていた。
後に第1形態のセルに不意を付かれて殺されてしまい、タイムマシンを奪われてしまうのであった。
そしてそのセルが[ドラゴンボール正史]において完全体への進化を遂げるも、満身創痍となりつつ父の声を受けて奮起した孫悟飯の渾身の親子かめはめ波を受けて完全に消滅することはご存知かと思う。
しかし…この次元には「もう誰もヒーローはいない」。
そう、この世界は、未来世界の中でも「トランクスの暗殺に成功し、過去で完全体となったセルが生まれた世界」なのだ。
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時を同じくして、復興の進む地球に脅威が襲った。
「深海棲艦」と呼ばれる怪物の跋扈である。
既存の兵器では全く歯が立たず、次々にシーレーンが破壊されていく。
さらに海岸沿いの都市では艦載機による絨毯爆撃も多発…かつての人造人間の行いを彷彿とさせるような悪夢が襲っていた。
内陸部はまだまだ平和であったが、深海棲艦の陸戦隊の突入や空襲を危惧する声もある。
その悪夢を打破すべく立ち上がったのは、在りし日の記憶を持つ「艦娘」と呼ばれる少女達だ。
彼女達は海岸沿いの都市[西弥子]に鎮守府を置き、そこから反攻を開始していた。
…とはいえ一筋縄ではいかず、戦局は硬直していたが…
(西の都をもじっただけです。)
「長門さん!」
「あぁ、大淀か。どうした?」
「今、演習が終わったみたいで…何人かの装備が少し破損しちゃったらしいんです。」
「…それなら、修理に出すついででブルマに装備の強化を頼んでおこう。
次の作戦は対空兵装も必要になってくるし…あいつ(夕張)もそろそろ実戦練習をさせた方が良いだろう。」
「それがいいですね。
…あ、報告書、仕上げてきます!」
そういって、[軽巡]大淀はどこかに駆けていった。
「…練度の問題に兵装の不足、資源不足に燃費問題。私達だけでは…どうにもなりそうにないな…
…でも、どうにかせねばならない…か。
そう、あの時よりかはずっとマシだ。勝てる。」
[戦艦]長門はふっと笑う。
歴戦の経験が、余裕を生んでいる[ようにも]見えた。
「そうだ、この件も兼ねて久々にブルマの所に遊びに行ってやろう。…きっとあいつも喜ぶだろうな。」
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ブルマは、今は亡きベジータの妻である。
そして、亡きトランクスの母である。
今は、西の都にあった家を売り、鎮守府から少し離れた場所に小さな家を建てて住んでいる。
そこで、艦娘達の装備の改修のアドバイスをしたり、たまに鎮守府に顔を出して改修を手伝ったりしているのだ。
そして、[大本営]と呼ばれる場所とこの鎮守府の連絡要員でもある。
息子の人造人間を倒した功績や、タイムマシンを生み出す程の技術力は世界に轟いていたのだ。
トランクスが殺された後、無力感に苛まされた。
世界が平和になったというのに、自分の息子はもう居なくなっていた事が辛かった。
しかし、新たな敵「深海棲艦」を前に、息子の代わりに…そして全滅したZ戦士の代わりに…
…孫悟空の代わりに。
自身のその技術力でその「艦娘」達の手伝いをしようと考えたのであった。
それが弔いになると信じて。
ブルマが考案した[艤装]は、艦種にもよるが大口径主砲の砲撃さえ凌ぎきる高い防御性能と、「砲弾を拳で弾く」事すら可能にする戦闘力の上昇性能を兼ね備える。
いくら戦闘力が上がるとは言っても、身体が少女である以上耐久力はわざわざ書くまでもない。
(…が、そもそも軍艦を凌駕しているのが大前提なので少し判断基準がおかしくなっているのかもしれない。)
他所の鎮守府では轟沈した者も居る様だった。
長門はとある一軒家のインターホンを押した。
彼女を迎え入れたのは、赤い帽子に青い髪が特徴的な女性だった。
その顔には、苦労を物語る皺が刻まれていた。
「あら、長門じゃない。いらっしゃい」
「いやぁ、手土産の一つも持って来れなくて悪いな。」
「いいのよ別に。会いに来てくれるだけでも嬉しいわ。ささ入って入って!」
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[5、4、4、5、5、5、4、…500、4…………50、100、250…]
スカウターの電子音が鳴る。
「……やっぱり、あっちにやけに高い気を持った人が居るな。
もしかしたら何か知ってるかもしれない。…まぁ、こういう時はそれが1番正しかったりするんだけどね」
ターブルは苦笑いする。しかし、ここではその読みはある意味正解だったとも言えるだろう。
そして、鎮守府の方向へ歩いていく。
「……皆みたいに空が飛べないのが悔しいなぁ…。」
移動用に使っていた宇宙ポッドは地球にたどり着いた時に、経年劣化と着地衝撃とが相成って見事に壊れてしまったようだ。
多少の傷なら直せるがこれでは持ち運ぶ事さえ困難な状況だった。
気を探る術はスカウターで探っておりそれに合わせて着陸したので、距離自体はそこまで無さそうだった。よって、宇宙ポッドは置いていく事にした。
運命が今、大きく動き出そうとしている。
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「なるほどね。じゃ、また明日か明後日にでもそっちに行かせて貰うわ。」
「いつも悪いな。心も身体も、休める時には休んだ方がいいぞ?」
少し黙った後、ブルマは口を開いた。
「…あの子の代わりにやってるって考えたらこんなの平気よ。気にしないで!」
「ふっ、流石だ。息子が息子なら、親も親、だな。
さて、そろそろ失礼させて貰おう。大淀や陸奥達に負担をかける訳にはいかないからな。」
そう言って長門が帰り支度を始めた時。
インターホンが鳴った。
「私が出るわ。」
ブルマがドアを開けに行く。
「あn」「べ…………ベジータ!?あんた…死んだんじゃ…いや、よくよく見たら違うわね。」
ターブルは突然兄の名前を出されて驚く。
「え!?なんで兄さんの事を知ってるんですか?」
「…て言うか、まずは自己紹介くらいしなさいよ。いきなり訪ねてきて失礼でしょ?」
「…お前が遮ったんだと思うんだが」
長門が鋭く(聞こえないように)ツッコミを入れる。
「えっと…はい。僕は、ベジータさんの弟でサイヤ人の第2王子、ターブルと言います。」
「やっぱりね。その尻尾に顔、戦闘ジャケットまであの時のベジータとそっくり。
…そっくりな癖に性格は全然違うわねー。礼儀正しいというか、何というか。ねぇ長門?」
長門は困惑する。
「いや…そもそも野菜が何とか言ってるが私は話に着いていけてないぞ?」
ブルマは聞いていないようだ。
「それで…大事な話があって来たんです。」
「なら上がっていきなさいよ。立ち話もなんだし。」
「なぁ、私も話に混ぜてはくれないか?」
長門はこのサイヤ人に興味を持ったらしい。
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こうして、しばらく3人での会話があった。
優しさ故に、フリーザから助かった事。
五年前、自身の故郷とも言える惑星レタールを守りきれずに逃げてきた事。
そして、ドラゴンボールを探しにやって来たこと。
更に…宇宙ポッドが壊れてしまった事も。
ターブルもまた、兄ベジータの事を聞く事ができた。
かつて地球を攻めに来て孫悟空らに敗れた事。
ナメック星でZ戦士達と共闘した事。
カカロットを越えるために、超サイヤ人を超えるために努力を重ねた事。
なんだかんだで地球に馴染んでいった事。
悟空に代わり人造人間と勇敢に戦った事。
そして…トランクスを思いながら散っていった事。
新たに現れた、深海棲艦についても。
ターブルの方が聞いて驚く事が多かった。
そして、もう一つ知った事があった。
人造人間との戦いの中で、神であるピッコロが死んだ事でドラゴンボールが使えなくなった事だ。
これに関してはもう絶望するより無かった。
(最も後にこの問題は解消されるのだが、ここでは伏せておく)
「…色々聞けて良かったです。ありがとうございました。」
「…それよりも、力になれなくてごめんね。」
「いえ。ブルマさんは悪くないです。悪いのは僕の方だ。」
空気が重くなる。
仕方の無い事ではあった。
先に口を開いたのは長門だった。
「その…宇宙ポッドが壊れたって言っていたが、行く宛はあるのか?」
「そうですね。無い、と言われれば無いです。」
「…なら、うちの鎮守府に来ないか?提督として。」
「…深海棲艦とやらの戦いに行って欲しい、という事ですか?
それなら他の人に当たって下さい。僕なんかただの弱虫ですから。」
「指揮を取るだけだ。大本営との連絡役も兼ねているが、な。」
「それならブルマさんの方がまだ適役です。僕には向いていません。」
「私は遠慮しとくわ。自分で好き勝手やってる方が性に合ってるのよ。」
長門は笑う。
「お前ならそう言うと思ったよ。という訳で、ブルマの他にも外部に連絡を取ってもらう者が必要なんだ。色々とね。
…これも何かの縁だ。頼まれてはくれないか?
なぁに、最初のうちは私も助言はするさ。心配するな。」
「…。」
ターブルはしばらく考る。
そう、今断った所で何も変わらないのだ。どうせ、行く宛も無いのだ。
ならば逆に考えよう。受けても良いのではないか、受けても特に変わるような事なんて無いだろうと。
思えば惑星レタールを失って数年、他の星を巡り殆ど[物乞い]の様な生活をしていた彼にとっては不審に思える程良い話であった。
「分かりました。提督がどんなものかは知りませんが、やるだけやってみます。」
「よし、交渉成立だな!」
長門がここで初めてニコリと笑った。
それを見て自分も誰かの役にたつことが出来たのかな、と感じるターブルだった。
ここだけの話、長門は[相当の美人]である。
その微笑みにも全く動じないターブルには、とある訳があった。
しかし、これもここでは触れないでおこう。
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〜寝室〜
ターブルはベッドに寝転がっていた。
「…艦娘…。どんな人達なんだろう。長門さんも艦娘だって言ってたから、あんな感じなのかな。」
結局、スカウターが示した数値の事はあまり解らなかった。
取り敢えず分かった事は、ドラゴンボールは使えない事と、艦娘達が壮絶な戦いをしている事だった。
性格がたとえ非好戦的であろうとも…確かに彼にはサイヤ人の血が流れているのだ。
そんな事を当然自覚する筈も無く、久々のベッドの前にターブルの意識は轟沈していった。
オッス!オラうp主!
ターブル、提督やるんだってよ。
長門の戦闘力500?はて、何のことやら…。
さぁ次回からは鎮守府に逝きますよ!いくいく!
一応これからアニメ路線で持っていく方針でございます。(ェェェェ)何なりとご覧下さい。
王子「早くしろ」
次回!「第2戦 在りし日の記憶を胸に!サイヤ人提督は何を思う」
次回もぜってぇ見てくれよな!
あ、あとコメントもよろしくな!頼む…!