(昨日の深夜書いてたのがページ再読み込みした時に消えたwwwwwwwwww)
└(՞ةڼ◔)」タピオカパン!!!
(ちなみに今回は長めだよ)
〜zenkainoarasuji〜
長門「提督やる?」
ターブル「やりますねぇ!」
(詳しくは前話参照)
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気が付くと、ターブルは真っ暗な場所に投げ出されていた。
「(あぁ、何時もの夢か)」
しばらくすると、金切り声が聞こえる。
ターブルはその声の方を向く。すると、[血みどろな姿をしたグレ]が現れたのだ。
「(…何年もこれじゃあね…。もう…慣れてしまったなぁ…)」
そして、周りから声が聞こえて来るのだ。
「弱虫が」
「王族の癖に」
「サイヤ人の癖に」
「ベジータを見習え」
「ゴミが」
「サイヤ人の…面汚しめ!」
「(…もう…分かってるのに…まだ言うのか…?)」
何時もはこれの繰り返しだ。
しかし今日は違った。
何時ものようにターブルが頭を抱え込んでいると、彼の目に人影が見えた。
それは段々はっきり見えてくる。
そう。忘れもしない自分の兄……自分とは違い誇り高く生きていた、ベジータの姿である。
「兄さん…?」
「…ようターブル、相変わらずだな」
ターブルは兄の言葉にまた落ち込んでしまう。ベジータは気にせず続ける。
「…お前は…何に怖がっているんだ?」
「?」
ターブルはあの時のベジータからは考えもつかない言葉に驚いた。
「…その分じゃ恐らくてめぇ自身でもよく分かってないんだろ、違うか」
「…いえ。戦う事が怖いんです。あの時からちっとも変わっていない、今も昔もただの弱虫です。」
「…何故あいつがお前を逃がしたか分かるか?お前に希望を見出したからだ。立て、ターブル」
ゆらゆらとターブルは立ち上がる。足元がふらふらして直ぐに尻餅をついてしまいそうだった。
「でも…でもっ!」
「お前はまだ生きている。1度負けた位で挫けるな!貴様には…俺と同じ…
誇り高きサイヤ人の血が!流れているんだ!
俺は自分の使命を全うしたつもりだ。俺が出来て…お前に出来ない筈がない!
もっともっと強くなれ。サイヤ人に不可能は無いんだ。」
「!!!けど……僕には無理ですよ…」
「…やはり全くもって相変わらずだな。そのしみったれた根性は」
そう言うなり、ベジータは気を開放して周囲の[悪夢]を吹き飛ばした。
凄まじい気の奔流にターブルは圧倒されかけるが、何とか耐える。
辺りには真っ白な空間しか見当たらない。
「…かかってこい。あの時の様に稽古をつけてやる」
ベジータは腰を落とす。やる気のようだ。
「…。」
「どうした、来ないならこちらから行くぞっ!」
目にも止まらぬ超スピードの右ストレートがターブルを襲う。
そのまま無言で殴り飛ばされていった。
「さぁ立て!このまま殺してしまうぞ」
ベジータの言葉は、[夢とはいえ]彼の恐怖心を煽るには十分過ぎた。
「うぅ…」
吹き飛ばされはしたもののゆらりと立ち上がる。
が、ベジータは悠長に立ち上がる暇は与えてくれない。
「だだだだだだだっ!」
ベジータが両手から気弾を連射する。
「(…これは…兄さんの得意技!あんなに早いなんてっ…!)」
[舞空術を用い]なんとか躱して行くがベジータの動きに気づかなかった。
「でやぁっ!」
「!ぐっ…!」
不意に回し蹴りを受け、腕をクロスして防御するがそのまま吹き飛ばされる。ベジータがそれを追う。
ターブルもまた、天才的な格闘センスを無意識に発揮する。
吹き飛ばされたままベジータが来るのを待ち、近くまで来ると、バク転の要領で両足を振り上げた。
勿論ベジータは躱すがターブルと彼の距離は殆ど無く、ターブルは無防備な腹部へ渾身のエネルギー波を撃ち込む。
「…ふんっ!」
少し押されていったが、ベジータはエネルギー波の軌道を強引に逸らした。爆発音はない。
その隙にターブルがベジータの元まで来ており、暫くの間殴り合いの応酬があった。
均衡は早くに崩れた。
ターブルの拳を受け止め、ベジータはまたも右ストレートを浴びせた。
しかしターブルは回し蹴りの体勢に入っており、そのまま蹴りつける。
だがそれは高速移動で躱される。そしてターブルは場所を捉えられないままベジータに組み落とされた。
「どうした!全く当たってないぞターブル!」
「くっ…!」
ベジータと彼との間には、[通常時でさえ]圧倒的な差、そして経験の差があったのだ。
しかし一つ確信したことがあった。
「(アボカド程じゃない…)」
そう、通常時では、という話だ。
[さらなる変身]の存在を知らない彼は空中で体勢を立て直す。
「(今なら…)…」
「なんだ、もうお手上げか。がっかりだぜ」
ベジータは呆れた様に言う。
ターブルはニヤリと笑った。それは…
「…弾けて」
「?」
「混ざれっ!」
パァンと音が鳴る。そう、パワーボールである。組み落とされた時にあらかじめ投げておいたのだ。
「ふん…大猿か」
迫力とは裏腹にベジータの反応は薄かった。
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「「ガァァァァッツ!」」
先ほどより[自信ありげ]に叫ぶ。
それもそのはず、大猿化による戦闘力はおよそ10倍。
これならば、今のターブルでもギニュー特戦隊とほぼ互角に戦えるレベルだ。
…本人は自覚していないが、大猿化で理性を失っている。
尻尾を切られたまま生えてこないベジータもかつては理性を持ったまま大猿化に成功していた。何故か。
他でもない彼がサイヤ人の中でもトップクラスのエリート戦士であったこと、そして王族であったからだ。
ターブルも性格はともかく条件だけ見ればベジータと何ら変わらない。
戦闘力ではなく、年月の問題だった。
彼は戦いから遠く離れた性格を送っていた為…そして惑星レタールの住人として[帰化]していたからだ。
「図体だけはでかく出来たんだな」
ベジータが大猿ターブルを挑発する。
「グウ…ギャアォッ!!!」
挑発に乗ってターブルがベジータを襲う。
一応ここに双方の戦闘力を載せておく。
ターブル(大猿):17万[仮の数字ではあるが]
ベジータ:300万
大猿となったターブルは図体がでかくなっても尚あまりあるスピードと巨体が繰り出すパワーを持ってはいたが…
「図体だけ大きくするのがサイヤ人の強みじゃない」
ベジータを握り潰そうと大猿ターブルが両腕を振るう。
しかし彼にとっては、やはり攻撃が大振りになっておりスピードが伴っていなかった。
即座に躱され、次の攻撃に移る前に両目に気弾を浴び、視界を失ってしまう。
「グァァッ!?」
慌ててターブルは口から巨大な火炎球を吐き出す。
それを辺りに撃ちまくり、ベジータを牽制する[つもり]だった。
暫くして…彼が視力を取り戻した次の瞬間には、尻尾は根元から切り落とされていた。
「大猿の力なんかなくてもここまで動けるんだ」
背後から聞こえるベジータの言葉を皮切りに、ターブルの身体は急速に萎んでいった。
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「…ん…」
「…随分と時間がかかったな。もうすぐお別れだというのに…呑気な奴だ」
ターブルは辺りを見回す。取り敢えず、自分が敗れた事だけは理解出来た。
ベジータの言葉は、聞こえていなかった。
「兄さんは…どうしてここまで強いんですか?何か教えて下さい。強くなる秘訣を。
……戦う理由を。」
ターブルは寝転んだまま、ベジータに聞いた。
ベジータは答えず、そのまま彼方へと歩いていく。
「兄さん!!!」
その叫びに、ベジータはピタリと歩みを止める。
振り返って見ると、ターブルが立っていた。その顔は迷いに満ちていた。
「僕は…僕はどうやって生きていけば良いのですか!
僕は…こんな世界で生き抜く為の術も!力も!何も持ち合わせちゃいないというのに!」
「…。」
それを聞いてベジータが弟の元に歩み寄る。
「僕なんかが…僕なんかが生きてる必要なんてないんだ!」
歩み寄るベジータの顔には、青筋が立っている。
「こんなに弱虫のまま生きるくらいなら…いっそ死んだ方が」
ターブルは言葉を止める。
ベジータが、苛立ちを隠せない表情で彼の胸倉を掴み上げていた。
「今の貴様は弱虫でも臆病者でもない。………ただの卑怯者だ!」
初めて…ベジータが怒鳴った。
「……どうして」
「どうしてもあるかっ!!!逃げ続けて挙句の果てには死にたいだと!?調子に乗るな!
貴様のその戦い嫌いなら少しは理解してやる…だが…
それだけは許さんっ!!!」
先程よりも激しい気の奔流がターブルの視界を奪う。
「…兄さん…それはっ!?」
目が開いたターブルが目を見開く。
そこにいたのは、
「穏やかで純粋な心と激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…
超サイヤ人だ。」
金髪、碧眼の超サイヤ人…ベジータがいた。
「俺達サイヤ人…いや人間にはまだまだとんでもない可能性がある。
生きてさえいれば…たとえ落ちこぼれであっても…逃げずに抗い続ければ…
きっとここまで辿り着き…更にはこれだって超えて行ける。
ターブル、まだお前には可能性があるんだ。」
でも、と言いかけたターブルを遮り、胸倉を掴んだまま続ける。
「死んだ奴らの事はもうどうにもならん…だが、それを糧にしろ。
もう二度とこの悪夢が見たく無いのなら…そいつらを見返してやれ!
もう二度と負けない為に…強くなれ!」
「兄さん…」
ターブルが兄に抱いた感情は、かつて共に暮らした頃とは全く異なっていた。
まるで別人とも言える程に……
そんな事を思っていると、急速に世界が暗くなり始めた。同時に、意識も再び薄れ始める。
消えていく意識の中で、黄金の光と一つの言葉だけが記憶に焼き付いていた。
「あとは、頼んだからな」
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「…。」
「おはよう、ターブル…いや、今日から提督か。ブルマが送ってやるから早く支度しろ、と言っていたぞ」
「分かりました。直ぐに準備します。」
「出来るだけ早く頼む!もうすぐ朝の演習が始まる頃だからな。」
「は、はい!」
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「どう?昨日はよく眠れた?」
車内にて。運転するブルマが尋ねる。
「私ならよく眠r」「聞いてないわよ」
「・・・。」
バッサリ遮られて流石におちこんだようだ。
「まぁ…そこそこ、ですね」
「ならよかった。それはさておき…このまま次の作戦までお邪魔させて貰おうかしら?」
「それは有難い。」
「あの…作戦とは?」
「詳しい事なら鎮守府についてから話そう。適当な事は話せない」
こうして1行は、通称:西矢子鎮守府に到着した。
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「んじゃ、私は工蔽に籠ってくるわ!長門、あとはお願いね!」
鎮守府に着くなり、ブルマは何処かへ行ってしまった。
「…もうみんな起きてるよなぁ…あれ?提督?」
ターブルは、鎮守府の構造…つまるところ赤レンガに見入っていた。
「あぁ、もうこんな所にいたのか。どうかしたか?」
「すみません、こんな建物…何処の惑星でも見ていなかったもので」
「…まぁ、何処の鎮守府でも殆ど同じなんだがなぁ…」
長門がしみじみと呟く。すると。
「いやぁ…この色、[超とっても]恰好いいですね!」
「………。そうか!…さて、案内するから着いてきてくれ。」
長門は何かを察したようだ。そこには触れずに先に歩いていった。
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〜しばらくして〜
「…それで、あそこが空母の皆が練習する弓道場だ。」
「…あれ?確か空母って飛行機が飛ばせるんでしたね。なんで弓が出てくるんですか?」
ターブルの言葉を聞き長門が小さくため息を漏らす。
「あぁ…そこからか」
「長門さん!」
すると、海岸の方向から声がした。
「あぁ、神通か。夜間遠征から帰ってきたんだな。他のみんなも、お疲れ様」
長門が応える。
ターブルが見ると、そこには若い「女性」が1人と、まだ幼い「少女」が4人。
いずれも…それ程では無いが傷を負っていた。
暁「ふふん!こんなのレディとして当たり前よ!」
響「…長門さん、そちらの男の人は誰だい?」
電「…もしかして…なのです?」
雷「…あの長門さんが…」
(便宜上名前を振ってます)
「そうだ、こちらが今日から新しく提督…司令官になる、ターブルだ。
さて、おいおい自己紹介はするとして、取り敢えず最初に…夜間遠征の報告書をまとめて貰おう。初仕事だぞ、提督」
「(そんな事よりも。)」
「…皆さん、どうしてそんなに傷だらけなんですか?」
ターブルが尋ねる。
それに対する答えは早かった。
「…今回はたまたま帰還中に敵水雷戦隊と交戦してしまって…いつもはこんな事無いんですけど…」
「まぁ特に装備なくっても最小限のやつだけでどうにか出来たけどね!1人前のレディーなら当たり前よ!」
「ハラショー…それは心強い。暁、これから装備なしで演習とかも行ってくれるかな」
「ちょっ……響…冗談きついわよ…」
暁と呼ばれた娘は肩を竦める。大人にはまだまだ遠そうだった。
でも。そんな事よりも。
「…何はともあれ、これから宜しくお願いします。提督」
軽巡洋艦…神通がターブルに微笑んだ。
「……。」
ターブルは言葉に詰まった。
ついこの間まで逃げに逃げて来た自分が…見た所資源を確保する為だけに、文字通り命懸けで戦っている彼女達を……指揮するのだ。
自分に彼女達を指揮する筋合いなんてあるのだろうか?
同じ艦娘である長門がやった方が良いのではないのか?
弱虫なんかが戦士に口出ししてはいけないのではないか?
「でも」
ターブルは小さく呟く。
でも…それ以上に…こうして「少女たちが」戦っているのに……
自分自身が恥ずかしく感じていたのだ。
そして…自分を[そのつもりに]させてくれた彼女達に感謝さえしていた。
そして…悪夢を吹き飛ばし、檄を入れてくれた兄にも。
「(こんな娘達でも戦っているんだ。
……………僕だって戦えるんだ!!!何かやらなきゃ)」
「…こちらこそ…宜しくお願いします!…………今度は……今度は絶対に…………絶対に逃げたりしませんから!!」
真意を汲み取り兼ねた艦娘達。
ターブルの脳裏には、兄が見せた黄金の勇姿が焼き付いている。
いつの日か……あの境地へと至ってみせると決意した。
こうして、絶望しかなかったこの世界に、もう一つの希望が生まれたのだった。
いやぁ…まさか再読み込みしやがるとは…
まえがきと後書きをまた1から書き直してほんとにくっそめんどかったので諸々の説明は簡潔に。
①冒頭に出てきたベジータは夢の中にでてきただけ。うん
②尚、対アボカド戦では大猿化はしていない。見つかりやすくなるから。
③グレが悪夢に出てきてる?それは夢の中だからさ
④戦闘力は某サイト基準から多少修正。艦娘のやつは現在検討中。
⑤長門はターブルが地球に来た経緯とかを全部聞いてた設定。
⑥遠征から帰って来たのは神通と第六駆逐隊の面々。タンカー輸送でもやってたんじゃねっていう←
あとは…まぁいいかな…
時系列は次回一気に飛んで1週間くらい先に行きます
恐らく1話か2話後からアニメ第1話に突入するつもり。ターブルの戦闘力をどう調整するか、そして何を[覚醒]のきっかけにするか…諸々考えてます(*´ω`*)
そして……サイヤ人のエリート提督に[第3話の悲劇]が襲う………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーオッス!オラ悟空!
ターブルの奴、ベジータや艦娘っちゅう女の子達のお陰で戦意を取り戻したみてぇだな!
えぇ!?肝心の潜在パワーが奥の奥に眠っちまった!?そんならやる事は一つだ!
次回「第3話 どう見てもオーバーキルです。本当に有難うございました」
ぜってぇ見てくれよな!
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