夢の世界
小さな妖精たちは集まっていた。
「みんな、やろう」
「僕たちだけで出来るかな?」
「大丈夫、きっとうまくできる……」
「儀式をする準備をしよう」
「そうだね、呼ぼう」
「……夢見る目覚めの人を」
現実世界
「………それで、国は…《キーンコーンカーンコーン》さて、今日の授業は終わりだ。」
「起立ー礼!さようなら!」
授業が終わり、帰る支度をしていると幼馴染の佐々木鈴が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、星菜!一緒に帰ろ!」
『うん、帰ろ!』
私は夢月星菜(むつきせいな)。私立夏梅高校3年生。
好きな科目は家庭。苦手な科目は体育。
成績は常に上位らしい……by鈴
佐々木鈴とは幼馴染で親友。今日も一緒に帰っている。
「そういえばさ、テストどうだった?」
『うーん……自信ないなぁ』
「だよね、難しいよね」
『勉強、苦手だもん』
「はぁ……でもあんたは良いじゃん。顔よし、スタイルよし……完璧じゃん!……あっスポーツはダメか」
『人は誰しも得意不得意あるものなの!』
「そうだね、……あ、そうそう話変わるけどさ、テイルズシリーズの新作、買う?」
『テイルズオブザワールドレーヴユナイティア発売されてるよね…もちろん、買うよ!』
「だよねー!リオンカッコいいし!現実にいないよあのツンメンは」
『ツンメン?』
「ツンデレイケメンの略!」
鈴はハートマークが飛び出しそうな位リオンについて熱く語った。
『なるほど、でもユーリだってカッコいいよ?あのクールドライ、素敵だもん』
「うむむ……確かに。あっそうだ!明日さ学校休みじゃん?……一緒にさ、買いに行かない?本当は今日買いに行きたいけど…バイト入ってて……」
『そうだね私も家の手伝いがあるから今日無理だわ、じゃあ、明日の9時、入江公園集合!』
「決まり!明日が楽しみだわぁ……じゃ、また明日ね!」
『うん、またね!』
夢月宅
『ただいまー!』
「おかえりなさい、星菜。夕飯、出来てるわよ」
『あっ!いいにお~い!』
「さっ、手を洗ってきなさい」
『はーい!』
お母さんの作った夕食、カボチャのスープとマカロニグラタンは絶品だった。
食べ終わった皿を洗い、お風呂に入って髪を乾かし、2階の私室に行き、今日の宿題をした。
『えーっと、次の英文を日本語に訳しなさい。これは《ピロリローン》あっメール………鈴からだ』
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差出人:鈴
ごめーんこれわかんない!教えてー!⬇
Last night, I went to see the cherry blossoms at night
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『…鈴、これは私でもわかるよ……とりあえず、返信っと』
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宛先:鈴
これは昨日夜桜を見に行ったって訳すんだよ
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『《ピロリローン》早っ!えっと…何々』
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差出人:鈴
ありがとう!おやすみ!
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『ふぅ……疲れた~……もう寝よ。』
私は宿題を終わらせ、ベッドへ入り、眠りについた。
午前2時、星菜の部屋に訪問者が来た。
ガチャ
「星菜………安らかな夢を見てね」