テイルズオブソムニウム   作:エステリーゼ

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23話 心の中へ

 

 

ラーフ・ネクリアを倒すことに成功し、みんなはルフレスの街へと戻った。

だが、星菜は目覚めていない…………

 

 

ソ「起きないね、星菜……」

 

シ「治癒術が効かないなんて……」

 

ナ「微かにですが、息はしていますわ。でも、状態異常でなければ何故なのでしょう?」

 

テル「あ、あのあの、星菜さん、夢を見てるみたいです」

 

ロ「夢?でもここは夢の世界だろ?」

 

 

 

ロイドはここレーヴァリアが夢の世界だからテルンの言ってることがよく分からないと首をかしげながら言った。

 

 

 

テル「い、いえ、心が眠ってるです……ナハトなら知ってると思うです……」

 

ナハ「テルンの言う通り、精神に何らかのダメージがあり、その影響で星菜さんの心が眠ってるんだと」

 

ヴ「………目覚めないのか?」

 

ナハ「いえ心が眠ってしまっても、起きたいと思えば起きることが出来ます」

 

ゼ「やっぱ眠り姫と来たら、ここはあつ~いキスで目覚めるんじゃね?そして俺様が~星菜姫を起こして」

 

レ「あ、ずるい!オッサンが起こして」

 

ユ「絶風刃!」

 

プ「爆砕斬!」

 

 

 

ゼロスとレイヴンは下心丸出しの顔で眠る星菜へと歩み寄るが、

ユーリとプレセアの攻撃により阻止された。

 

 

 

レ「ぎゃー!痛い!痛い!いきなり攻撃しないで!」

 

ゼ「そーだそーだ!危ねぇだろ!」

 

ユ「いや、街の中に寝込みを襲おうとする獣(ゼロスとオッサン)がいてな。退治しようかと」

 

プ「はい、星菜さんが危なかったから」

 

ゼ「プレセアちゃんまで…………って、まさか」

 

プ「星菜さんの身に危険が迫ったら仲間でも容赦なく攻撃しなさい、とシェリアさんに言われました。」

 

シ「えらいわプレセア。2人は汚れたケダモノだからくくりつけておきましょ」

 

レ「…ケダモノって………オッサン達って、信用ないの?」

 

テ「寝ている人を、それも女の子を下心丸出しの貴方達をどう信用しろと言うの?」

 

ナ「眠っている無抵抗な星菜に襲おうなど……恥を知りなさい!」

 

ゼ「…………はい、すみません」

 

レ「…………反省します」

 

 

 

ゼロスとレイヴンは今の星菜にとって危険だと思い、ルークとジュディスによって縛られることになった。

その際、リタが2人に1発ずつ殴っていた。

 

 

 

ロ「まったく…………でも起きたいと思えば起きられるんなら何で覚めないんだ?」

 

ナハ「………恐らく、起きたくないと思ってるのかもしれません」

 

テ「そんな………なんとかならないの?」

 

ナハ「彼女の心の中がどうなっているか分かれば対処できますが…………入ってみますか?」

 

コ「そんなこと、できるの?」

 

ナハ「はい、テルン、ルフレスを集めてきてくれないか」

 

テル「はいです!」

 

 

 

テルンは街にいるルフレス族を呼びに行った。

数十匹のルフレスが集めることができた。

 

 

 

ナハ「今から彼女の心の扉を開ける。手伝ってくれ!やり方は目覚めの人を召喚したのと同じやり方だ。夢と心の扉を開ける」

 

テル「お願いです!みんな、力を貸して!」

 

ポ「もちろん!」

 

マ「この人、テルン達の大切でしょ?」

 

カ「みんなで助けよう!」

 

 

 

ナハトとテルンが呼び掛けるとオレンジ色のルフレス・ポルン、ピンク色のルフレス・マール、黄色のルフレス・カービィが了承し、それを見た他のルフレスも協力すると言ってくれた。

 

ルフレスがそれぞれ祈り始めると、7色の魔法陣が展開され、星菜の上に純白の扉が出現した。

 

 

 

ナハ「………成功した。これで彼女の心の中に入ることが出来ます。」

 

テル「ボクたちは外から維持しないとみなさんが帰ってこれないですから、ここで待ってるです。」

 

ロ「分かった。みんな、行こう!」

 

 

 

テルンとナハト達ルフレスが作った心の扉を通ってロイド達は星菜の心の中に入っていった。

(ゼロスとレイヴンはおいてかれた。)

 

 

 

 

 

ー精神世界ー

 

精神世界に入ると、建物内だった。

白い壁に薄桃色の床、窓はあったけど外は暗かった。

 

 

 

ルビ「ここが……心の中?」

 

コ「きれい……」

 

フ「ああ、すごく、綺麗だ」

 

ヴ「………何か聞こえる」

 

ロ「え?なにも聞こえないぞ?」

 

ソ「耳を澄ましてみて、微かだけど、聞こえるから………」

 

 

 

ヴェイグが何か聞こえたと言い、ロイドは聞こえないと言ったが、ソフィに耳を澄ましてみてと言われ、集中した。

 

 

 

ー………私、星菜。よろしくねー

 

 

ロ「聞こえた。でも、これ自己紹介か?」

 

コ「誰にしてるんだろ?」

 

プ「声は…………あっちからします。先に進んでみましょう。何かわかるかもしれません」

 

 

 

声のする方を目指して進んでいると、見慣れた女の子がいた。

 

 

ルー「あ!あれ星菜じゃねぇか?」

 

テ「本当だわ、ここは精神世界だから、きっと星菜の思念体なのかも」

 

星?「あら?お客様?わざわざここまで来てくれるなんて!」

 

ルー「何訳わかんねー事言ってんだよ!つーか何だよその格好!」

 

星?「私、可愛い?似合ってる?」

 

エス「はい!とても似合ってます!」

 

コ「うん、とってもかわいいよ」

 

ガ「いや、そうじゃなくてだな……」

 

 

 

 

 

目の前にいる星菜?はニコりと笑いその場でクルリと回った。今の星菜?の姿は頭に華をモチーフにしたティアラを乗せ、首に白いチョーカーをつけ、胸元に大きな赤いリボンが付いた淡いピンク色のドレスを着ていた。

 

 

 

ルビ「貴女のために来たのよ。みんな、星菜の事、すごく心配してるんだから!」

 

星?「私のために?うれしい!うれしいわ!私のために来てくれるなんて!」

 

ア「……何言ってるんだ?星菜は」

 

フ「星菜、聞きたいことがあるんだ。君はなぜ起きないんだ?」

 

星?「???何で?何で起きなきゃいけないの?」

 

テ「何でって……みんな貴女の事心配してるのよ」

 

星?「……嘘よ」

 

ナ「星菜?」

 

 

 

さっきまで嬉しそうに笑っていた星菜?は急に無表情になった。

そして、みんなに対して嘲笑うかのような笑みを浮かべた。

 

 

 

 

星?「心配なんてするわけないわ。本当は私なんてどうでもいいくせに」

 

テ「どうでもよくなんか」

 

星「どうでもいいに決まっているわ!私なんて心配してないくせに、嘘並べないでくれる?」

 

ルー「嘘じゃねぇ!」

 

星?「偽りの言葉なんてうんざりなのよ!消えてしまえ!」バシュッ!

 

 

 

星菜?は魔法陣を展開し、ロイド達に蒼い炎の塊をぶつけてきた。

 

 

 

リ「!今の………ファイアボール?でも、闇属性に近かった………」

 

星?「もううんざり!うんざりなの!私の事、要らないくせに!放っておいて!」

 

 

 

星菜?はそう叫ぶと、その場から走り去っていってしまった。

みんなは先程の星菜?の言動について話し合った。

 

 

 

ロ「………星菜はどうしたんだ?」

 

ア「別人………みたいだったな」

 

ジェ「恐らく、影かもしれません。ここは星菜の心の中、真実と嘘があると同じで心の内側が具現化したのかもしれないですね…」

 

ナ「心の内側………星菜は傷ついているのかもしれないですわね。言葉が届かないくらい」

 

レ「でも先に進めばわかるんでしょ?こんなところで話し込んでないで、行きましょ?」

 

ゼ「そーそー。あれが星菜ちゃんの影ならどこかに本物もいるかもしんねぇし、とっとと行こうぜぇ?」

 

リオ「そうだな、珍しく意見があ…………なぜ貴様らがここにいる!」

 

 

 

リオンは疑問と共に剣を向けた。

みんなは声のした方を見ると、なぜか置いてきたはずのレイヴンとゼロスがいた。

 

 

 

レ「ちょ!剣向けないで!扱いひどいんでない?」

 

リ「何であんたらがここにいるの!動けないように縛りあげたのに!」

 

ゼ「いや、テルンとナハトがな、許可してくれたんだぜ?縄も解いてくれたし」

 

リ「テルンとナハト………甘すぎるわ」

 

エス「とにかく、今は先に進みません?」

 

ス「だな………うお!何だこれ!」

 

 

 

スパーダが言い先に進もうとしたが、目の前……星菜の影が去っていった方には虹色の球体が3つ右、左、真ん中と現れた。

 

 

 

ジ「何かしら?」

 

ジェ「どうやらそれぞれ、どこかに繋がっているみたいですね………球体からは何か感じます。ここはそれぞれ別れて入ってみましょう」

 

ア「そうだな、みんなで行くのもあれだし、誰が行く?」

 

ゼ「俺様!俺様!左の球体に行くぜ!」

 

シ「ゼロスは危険だからロイド、ついてってくれないかしら?プレセア、コレットも」

 

ロ「任せとけ!」

 

コ「見張っておくね!」

 

プ「はい、分かりました」

 

ゼ「俺様、信用ないのね……」

 

ヴ「左はあまり危険を感じられない。」

 

ナ「でも……右と真ん中の球体からは嫌な気配が感じられますわ。特に真ん中からは………」

 

コ「だいじょぶだよ。とりあえず見てくるね?」

 

 

 

ロイド、プレセア、コレット、ゼロスは左の球体へと入っていった。

 

 

 

レ「じゃあオッサンは右の球体に行こうかな?」

 

リ「あんただけにしとくと何するかわかんないからあたしも行くわ」

 

エス「何があるかわかりませんし危険ですから。」

 

ジ「そうね、危険だもの」

 

レ「みんなひどくない?オッサンに対してひどくない?」

 

リ「普段のあんたの言動からじゃ信用出来るわけないわよ!」

 

レ「…………はぁ」

 

 

 

エステル、リタ、ジュディス、レイヴンが右の球体へと入っていった。

 

 

 

ユ「御愁傷様だな、オッサン」

 

ノ「ほ~ら、ユリユリも行っておいで~!」

 

ユ「ユリユリ?俺の事か?」

 

エ「ユーリ、あ、あの人たちが暴走したら、と、止めてくれる、かな?」

 

ル「う、うん、僕たちじゃ止められないし……」

 

ユ「何で俺が………」

 

ノ「あの事言っちゃうよ~」

 

ユ「あの事って?」

 

ノ「シェリンが作ったプ………うぐ~!」

 

 

 

ユーリが素早くノーマの口を塞ぎ、小声でノーマに話した。

 

 

 

ユ「…………誰に聞いた?」

 

ノ「コレっちからだよ」

 

ユ「コレっちってあいつか……他に知ってるやつは?」

 

ノ「コレっちと私だけだよ」

 

ユ「…………言うなよ」

 

ノ「オッケー!言わないから~!」

 

ユ「……俺も行ってくるわ。」

 

ア「あ、ああ。大丈夫か?何かあったのか?」

 

ユ「…………聞くな。」

 

 

 

疲れている表情を浮かべたユーリにアスベルが心配したが本人は大丈夫だと言い、エステル達が入った球体に入っていった。

その様子にエミルとルカは首をかしげていた。

 

 

 

ミ「なら、私は真ん中の球体へ入ろう。」

 

ジュ「1人で?危ないよ!真ん中からは嫌な気配がするみたいだし」

 

ミ「安心しろ、行くのは私1人ではない。ジュードとルカとクレスとティアも一緒だ」

 

ジュ「それなら………わかった、行こう」

 

ル「僕も?な、何で?」

 

ミ「ジュードは攻撃と治癒術が使える。ルカは魔法と力技がある。クレスは剣の腕がいい。ティアは遠距離攻撃と高度な治癒術が使える。だからだ」

 

ジェ「すごい観察してますねぇ。では5人は行ってきてください。」

 

ル「い、行ってくるよ」

 

テ「気を付けて行きましょ」

 

ア「俺たちはここで待ってる。気を付けてな」

 

ミ「ああ、任せろ」

 

 

 

ミラ、ジュード、ルカ、クレス、ティアは真ん中の球体へと入っていった。

残りはその場で待機することにした。

 

 

 

 

 

ー希望溢れる世界ー

 

ロイドside

 

 

ロ「……ここは?」

 

コ「何の建物なのかな?見たことないね~」

 

プ「星菜さんのもといた世界なんじゃないでしょうか。…………誰か来ます」

 

?「……それでね、わたしのゆめは、おおきくなったらおはなやさんになるの!せかいじゅうをおはなでいっぱいにするの!」

 

?「すてき!おはなばたけだね!わたしのゆめは、だいすきなひとのおよめさん!」

 

 

 

小さな女の子が2人歩いてきた。

1人は赤みがかった茶髪をポニーテールにした女の子、もう1人はピンクブラウンの髪を2つに結ったどこか星菜に似ている女の子だった。

 

 

 

 

ゼ「ガキだねぇ、夢一杯だぜ。」

 

コ「???ゼロス、どしたの?女の子だよ?」

 

ゼ「俺様、ガキンチョには興味ないの」

 

?「およめさんかぁ、すてき!せいなならすてきなひとみつけられるよ!」

 

せ「すずも、すてきなおはなやさんになれるよ!」

 

す「ありがとう!」

 

ゼ「何ーーー!あの子、星菜ちゃんなの!可愛い、可愛すぎる!」

 

 

 

ゼロスの態度が変わるのにロイドは呆れていた。

 

 

 

ロ「ガキには興味ないんじゃなかったのか?」

 

ゼ「今はガキでも星菜ちゃんは素敵に育ってる!………よし、今のうちに俺様の愛を」

 

プ「弧月閃!」

 

ゼ「わわっと!……攻撃しないで!」

 

コ「ゼロス?ダメだよ?(ニコッ)」チャキッ

 

ゼ「笑顔でチャクラム構えないで!」

 

ロ「…………はぁ、つまりここは星菜の小さい頃の空間か」

 

コ「星菜、幸せそ~」

 

プ「そうですね。とても、心が傷ついてるようには見えません。戻りますか?」

 

ロ「だな、1度戻ろうか」

 

ゼ「そうだな、ここにはなーんもないみてぇだし」

 

 

 

ロイド達はその空間から出た。

 

ロイドside END

 

 

 

 

ー裏切られる世界ー

 

ユーリside

 

 

球体に入ると、どこかの建物の一室にいた。

そこでは十数名の男の子と女の子が椅子に座り、大人の人の話を聞いていた。

 

 

 

ユ「こいつら、何してんだ?」

 

エス「勉強してるんです………あれ?ユーリ来たんです?」

 

レ「おたく来たくないっぽかったのに、どういう心境の変化よ?」

 

ユ「………色々あんだよ」

 

ジ「ふふ、何か弱みでも握られたのかしら?」

 

ユ「!!あんた、知ってんのか?」

 

ジ「あら、私は知らないわ?」

 

ユ「わかってて言ってんのか?」

 

ジ「どうかしら?」

 

リ「へぇー、つまりここは学校なのね…………ってあれ、星菜じゃない?」

 

 

 

見ると、白いキャミソールにピンクのスカートをはいて、ピンクブラウンの髪をサイドテールにした女の子がいた。

 

 

 

レ「ふむふむ、可愛いわねぇ、歳は10歳位か…………今のうちにオッサンの愛を星菜ちゃんに」

 

ユ「三散華!」

 

レ「痛いって!攻撃しちゃダメでしょ!」

 

ユ「被害がでないよう考えたから大丈夫だぜ?オッサン」

 

レ「大丈夫じゃない!周りが無事でもオッサンが大丈夫じゃないから!」

 

リ「ナイスよ、ユーリ。よくやったわ」

 

ジ「うふふ、…………あら?星菜どこか行くみたいよ?」

 

エス「追いかけましょう!」

 

 

 

ユーリ達は星菜と女の子を追いかけることになりついていった。

外の庭に星菜と複数の女の子がいた。

 

 

 

?「ごめんねー!ここまで来てもらって。あたしらあんたに用があるの」

 

せ「え?」

 

?「あんたさ、こないだ邪魔したでしょ」

 

せ「いきなりどうしたの?」

 

?「惚けんじゃないわよ!あたしらがあいつで遊んでたのにあんたが止めに来たじゃんか!」

 

?「お陰であたしらのおもちゃなくなったじゃないの!」

 

せ「…!!りたはおもちゃじゃないよ!他の子をいじめはダメなんだから!」

 

?「うるさい!今度からあんたで遊んであげる。いいよね?他の子をいじめちゃダメならあんたがいじめを受けても」

 

せ「そんな!どうしてそうなるの!」

 

?「黙れ!このっこのっ!」

 

 

 

星菜は複数の女の子から殴られ、蹴られ、女の子達は飽きたのか星菜を置いて去っていった。

星菜も、しばらくその場を動けなかったが、去っていった。

 

 

 

リ「何よ!あいつら!よってたかって1人を攻撃して!しかも前にあたしと同じ名前の子で遊んだ?ざけんじゃないわよ!ファイアボールしてやる!」

 

エス「でも、星菜はりたっていう子を庇っただけなのに………吊し上げます?逆さ吊りにして」

 

ジ「星菜は本当に優しい子ね。…………そうね、何発か殴っても問題ないんじゃないかしら?」

 

ユ「見てて気分いいもんじゃねぇな、ああいうやつらは一度痛い目見せてやんねぇとな」

 

レ「…………これが、心の傷?」

 

ジ「わからないわ。とりあえず、戻って話し合いましょう?みんなの意見を聞くべきだわ」

 

 

 

ユーリside END

 

 

 

 

ー存在しない世界ー

 

ジュードside

 

 

ジュードとミラ、ルカ、クレス、ティアが降り立ったのは、日が傾きはじめた街にいた。

 

 

 

ジュ「ここは…………街?」

 

ミ「ふむ、そのようだな。このような建物は見たことないが…」

 

ル「…もしかしたら、星菜のもといた世界なんじゃないかな?」

 

ク「ん?あれ、星菜じゃないか」

 

 

 

クレスが指す方向を見ると、こちらへと走ってくるピンクブラウンの髪をツーサイドアップに纏めた制服姿の星菜がやって来た。

ぶつかると思ったがすぅっとすり抜けていった

 

 

 

ジュ「今の……何だったんだろう?」

 

ミ「恐らくこれは映像というものではないか?過去の出来事が映りだしているため、我々に触れることが出来ない」

 

テ「つまり、ここは過去ってことかしら?…………とりあえず、星菜を追いかけてみる?傷ついた原因わかるかもしれないし」

 

ル「行こう」

 

 

 

ミラ達は、星菜を追いかけることになった。

追っていくと、2階建ての家に着いた。

 

 

 

せ「ただいま!」

 

?「………でも……」

 

?「俺の言うことが聞けないのか?お前は言う通りにしてればいいんだ!」

 

せ「今帰ったよ、お母さん、お父さん」

 

?「……………わかったわ……」

 

?「わかればいいんだ。俺が一番偉いんだからな」

 

せ「………部屋に行ってるね」

 

?「おい!こっちに来い!」

 

せ「……え、えと………っ!!」

 

 

 

父親は怒鳴りながら星菜を呼び、星菜は父親の側まで行くと、殴られた。

 

 

 

?「お前は!このっ!」

 

せ「っ!!…っ!!…………ぅぅ……」

 

?「あ、あなた………」

 

?「俺は一番偉いんだぞ!町内会の会長なんだぞ!その俺が要らないって言ったら要らないんだよ!お前は俺に逆らうのか!」

 

?「…………わかり、ました。」

 

せ「!ごめん、なさい………ごめん、なさい!」

 

 

 

父親は星菜を何度も殴り続け、母親は迷っていたが結局助けなかった。星菜は逃げるように自室へと入っていった。

一部始終見ていたジュード達は顔を見合わせた。

 

 

 

ジュ「……ミラ、星菜の両親、星菜の話聞いてなかったよね……存在を否定されてたし」

 

ク「でも、母親は止めようとはしていたね。でも、助けなかったけど」

 

テ「星菜は、いじめられてたのね。実の親から」

 

ル「だから、起きないのかな?辛い現実があったから。それで、誰も信じられないのかな?」

 

ミ「ああ。もしかしたらこれが傷なのかもしれぬな。一先ず皆の所へ戻り、この事を伝えよう」

 

 

 

ミラ達はみんなのもとへと戻った。

 

ジュードside END

 

 

 

球体へと入っていったロイド達がほぼ同時に出てきた。球体は消えた。様々な表情をしている。

 

 

 

ア「おかえり、どうだ?何かわかったか?」

 

ロ「こっちはあまり、小さい頃の星菜が楽しそうにしていた位かな?」

 

コ「うん、楽しそうだったよ?」

 

ゼ「可愛かったぜ~星菜ちゃん!」

 

プ「他は、どうでしたか?」

 

ユ「集団暴行にあってる星菜がいた。」

 

エス「いじめです!許せません!」

 

リ「触れることができなかったのが悔しいけど、触れることできたらあいつらなんてボコボコにしてやってたのに!」

 

ナ「そ、そうなんですの」

 

メ「ミラ達はどうだったか?」

 

ジュ「ユーリ達と変わらない、かな?」

 

ル「それよりもっと酷かったよ」

 

ソ「………え?」

 

テ「星菜は父親に一方的な暴力を受けてたわ。母親は助けないし……」

 

リ「本当なの、それ!?」

 

シ「…………星菜が傷ついた原因、それかもね」

 

?「ふふ、すごいじゃない?正解よ」

 

 

 

ロイド達、ユーリ達、ミラ達が見たことをアスベル達に報告していると、どこからともなく声が聞こえた…………星菜の影が現れた。

 

 

 

影「誉めてあげるわ。ごほうびに良いこと教えてあげる」

 

ミ「良いことだと?」

 

影「もうすぐあいつは闇に呑まれ消える」

 

リ「何言ってんの!星菜は闇に消させない!ていうか星菜はどこよ!」

 

影「何言ってるの?星菜は私、私は星菜。何が違うの?」

 

ノ「違うに決まってんでしょ!どー見てもあんたは星りんの影で、消えなきゃいけないのはあんたでしょーが!」

 

シ「それにどういうことか詳しく教えて!」

 

影「光はあんた達との絆の事よ。絆なんて幻想。いつか裏切られるのにね。私があいつを消すの」

 

ア「星菜は俺たちが守ってみせる!」

 

コ「そだよ。私たちとの絆があるなら、私たちが星菜に教えてあげればいいんだよ。1人じゃないよって」

 

ゼ「お前なんかの好きにさせねーよ」

 

影「…………バカね。本当。あいつはこの先にいるわ。来れるものなら来てみなさい」

 

 

星菜の影は奥へと去っていった。

辺りは不穏な空気に包まれ始めた。

 

 

 

ルー「ぜってぇ負けねぇぞ、あいつなんかに!」

 

フ「ああ、消すなんてそんなことさせない!」

 

ナ「今まで星菜には助けてもらってきたのですから、今度は私達で星菜を助けましょう!」

 

ガ「この先だったな…………」

 

ア「ああ、行くぞ、みんな!」

 

 

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