テイルズオブソムニウム   作:エステリーゼ

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4話 これから

 

皆がヴール退治に出てどの位だろうか…。

今回は街の安全の為に周りのヴールを片付けるだけだと言っていたが…大丈夫だろうか。

 

 

「あ、あのあの……みなさん、大丈夫でしょうか?」

 

『大丈夫、彼らは強いもの……そうだ、歌を歌ってあげようか?気が紛れるかもしれないよ?』

 

「歌ですか?聞きたいです」

 

『じゃ、歌うよ』

 

咲~き誇る花はいつか~♪

教えてくれ~た、生きるだけでは罪と~♪

 

離れられない、話せはしない、と~♪

抱く思いは~♪ 心を踊らせるばかり~♪

 

色は匂へど~ いつか~ちりぬるを~♪

彷徨う~暇ない~♪けれど~後ずさ~り~♪

甘えるか弱さと~ 甘えられぬ弱さで~♪

悪夢が~優しく~ 私を、もてあそぶ~♪

 

「癒されるです!」

 

「きれいな声です!」

 

『えへへ、ありがとう!これ、お気に入りの曲なんだ!色は匂へどちりぬるをって曲名だよ!』

 

「また、歌ってくださいです!」

 

『もちろん!……そろそろみんな、戻ってくるかな?見てくるね!』

 

「はいです!」

 

 

街の外は危険なので街の入り口で

みんなを待つことにした。

 

 

『みんな、大丈夫かな?』

 

ア「星菜?」

 

『あっ、みんな!待ってたよ!』

 

私は帰ってきたみんなを迎えた。

見覚えのある少女が近づいてきた。

 

?「あたしはルビア・ナトウィック!ルビアでいいわよ!よろしくね!」

 

『うん、よろしくね!』

 

 

みんなを迎え、街へと戻った。

ロイドが街の門を補強していた。

 

 

 

ロ「よいしょっと…ふう、これでよし、と。

ロイド特製バリケード、完成!」

 

フ「これでヴールも前ほど簡単には街に入り込めなくなったな」

 

テル「あ、ありがとうございます、ロイドさん!」

 

 

あっという間にロイドが街の入り口に大きなバリケードを拵えていた。

 

 

ア「お疲れ様。ずいぶん手馴れてるんだな」

 

ロ「いいって。物を作るのは好きなんだ。それより、これからどうするんだ?」

 

ア「うん、問題はヴールが増えていってることだ。だけど、俺たちがそれを全部退治できるとも思えない」

 

ナ「原因をどうにかしないといけない、ということですわね。テルン、あなた方ルフレス族は心当たりありませんの?」

 

 

ナタリアの問にテルンはシュンとなった。

 

 

テル「…ご、ごめんなさい。ボクたちにも分からないです。夢守たちならなにか知ってたかもですけど」

 

ルビ「その夢守たちはどこに行っちゃたの?」

 

テル「それも分からないんです。最後に見たっていう話では、西の山の方に向かってたらしいです、けど…」

 

ア「西か。とにかく行ってみるべきかな?」

 

 

アスベルの問にナタリアが頷いた。

 

 

ナ「そうですわね。ここでじっとしていてもなにも解決しませんわ。私たちが行動を起こさなければ」

 

テル「あ、あの」

 

ロ「うん、他の夢見る目覚めのひととも出会えるかもしれないしな」

 

 

あのあの!とテルンが手を上げた。

 

 

テル「街からあまり遠くには行けないです!ルフレスがいない場所はヴールが強いです!ヴールの領域では形がなくてもヴールは危険です。目覚めのひとだってどうなるか…」

 

ロ「それって、逆にルフレス族が一緒なら大丈夫って事か?形のないヴールは浄化できる訳だろ」

 

テル「そ、それは、そう、です…でも、ヴールの領域に行けるルフレスなんてこの街にい、いな、いないです。そそそんな怖いこと……」

 

ルビ「なによそれ、勝手に呼び出しておいて…」

 

ナ「仕方ありませんわ。ルフレス族は戦いに向いているようには見えませんもの」

 

『だからこそ夢見る目覚めのひとを呼んだんだもんね。何とかしたかったんだよね?』

 

 

そう聞けば、すみません、とテルンは頭を下げる。

 

 

ロ「それでもテルンは頑張って街の周りまで一緒に来てくれたんだもんな」

 

ルビ「でも怖いって…そんなの、あたしだって……」

 

 

ぎゅっとルビアは自身のスカートを握った。

私はルビアに寄り添った。

 

 

ルビ「ねえ、そもそもあたしたちってどうしたら元の世界に戻れるの?ヴールをなんとかすれば帰れるの?」

 

テル「多分…召喚の儀式を逆にやれば、それぞれの世界で目を覚ますです。街のみんなに言えばできるです。……声……かけてきますです」

 

フ「…いや、今はいいよ」

 

テル「え?」

 

 

テルンは驚いて振り返った。

 

 

フ「レーヴァリアと僕たちの世界はお互いに影響し合ってるんだろう?だったらこのまま帰る訳にはいかない」

 

ア「フレンの言う通りだ。俺たちは自分たちの世界のためにも、放っておく訳にはいかないんだ。それに、もしこれがやっぱり夢でしかなかったとしても、俺は困っている者を見捨てたくない」

 

テル「皆さん…」

 

ロ「そうだな。このまま帰るってのはないぜ。なんとなくだけど、俺、前にもこんな風に誰かの為に戦ってたきがするし」

 

『私も!正直戦う力はないけれど、ここに呼ばれたって事はなにか成すべきことがあるんじゃないかと思うの。だから、足でまといかもしれないけれど、戦略練ったりヴールについて調べたりは出来るし…ここで帰るなんて事はしたくない』

 

ルビ「も、もう!何よ!あたしだけが悪者みたいじゃない!あたしだってやるわよ!」

 

ナ「素敵ですわ、みなさん。もちろん私もあてにしていただいて結構ですわよ」

 

 

みんなの言葉を聞いて、テルンは下を向く。

 

 

テル「………クが」

 

ロ「問題はどうやって街の外を動き回るかだよな」

 

テル「ボクが!こ、こここ今度も、ボ、ボクがい、一緒に、い、い、行くです!!」

 

フ「君が?それは助かるけど……今度は街の周りよりずっと遠くまで行くかもしれないんだ。無理には…」

 

テル「い、行くです!みなさんが頑張ってくれるのに、ボクだけ、ま、街で待つなんて……そんなのダメです!」

 

ア「…本当にいいのか?」

 

テル「ほ、本当は怖いです。で、でもでも、き、決めたですから」

 

『なら!私も連れて行って!』

 

ロ「星菜?」

 

『私だって皆が頑張ってるのに待ってるだけなんてヤダよ。テルンだって怖いの覚悟で行くんだし、それに……危険だと思ったらテルン抱えて逃げるからさ。』

 

ア「……わかった。ならよろしく頼むよ2人とも」

 

テル「はい!よ、よろしくお願いしますです」

 

『ありがとう。こちらこそよろしくお願いします』

 

 

私はみんなと共に西へと向かうことにした。

 

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