ア「フレン、何考えてるんだ?」
フ「うん、ガイやノーマのことでちょっとね。僕たちはルフレス族の近くに現れたからヴールに取り込まれずにすんだ。ルフレスの街以外のレーヴァリアの土地がすでにヴールの領域になってるとすると……」
ア「他の目覚めの人がいたとしてもみんなヴールに取り込まれている可能性がある…か」
ハ「へぇ、面白いシステムなのね。この世界の原理に俄然興味が湧いてきたわ!」
『なんか、この辺の雰囲気だからなのかもしれないけど、寂しくなってきたね』
テル「ヴ、ヴールの力が働きかけてるです。暗い気分でいると、ますます暗く……」
ノ「じゃあ楽しいこと考えれば万事解決じゃん……想像してみなよっての。はい、ビアっち、目を閉じて。ベルベルも。ほらっ!」
ア「お、俺もか……」
ノ「目の前に現れた大きな宝箱……重いフタを開けると…………じゃーーーん!!」
『ノ、ノーマ?宝箱じゃなくて、女の子がヴールに囲まれてるみたいなんだけど……』
ノ「うぇ!!」
ア「……!!」
フ「待つんだアスベル!敵の数が多い。1人で突っ込むのは危険だ!」
ロ「どうしたんだ、あの子、知ってるのか?」
ア「いや、分からない……だが……」
ガ「俺やノーマの時と同じでヴールどもはあの子を襲わないみたいだ。先にヴールを片付けよう」
?「みんな……みんなが傷つく……だめ。わたし、わたしが守らなきゃ……許さない……許さない!うわあああああっ!!」
リ「星菜、頼むわよ!」
『うん!』
色は匂へど~いつか~ちりぬるを~♪
彷徨う~暇さえ~許せなかった~♪
?「う……ぅ」
ガ「どうだ?やっぱり知り合いか?」
ア「……いや、思い出せない。なぜか気にはなるんだが」
ナ「案外、目覚めの世界の知り合いなのかもしれませんわよ」
?「……わたしは」
ナ「無理に話そうとしなくても大丈夫ですわ。私たちみんな、記憶がないんですもの」
フ「星菜はあるけどな…」
?「わたし……友達が傷つくと思って、そうしたらなにも考えられなくなって……」
ア「……名前は覚えているか?」
?「………ソフィ」
「ソフィ。よかったら一緒に来ないか?俺たちとならヴールに取り込まれる心配はない」
「………うん、わかった。一緒に行く」
ア「よし、今から俺達がソフィの仲間だ。よろしくな、ソフィ」
ナ「ヴールに取り込まれると、仲間を守りたいという気持ちまで悪い方に働いてしまうんですのね……」
フ「どんなことでも、よい方、悪い方、どちらにもなりうるってことなのかもしれないな」
ナ「私たちも常にその危険を抱えているのかしら……私たち自身の心がこの光景を生み出しているのだとしたら……」
ロ「ここで考えたって仕方ないだろ?暗くしてたらヴールに取り込まれちまう。どうせだったら元気に行こうぜ!」
ルビ「ロイドの言う通りね。みんな、明るく行きましょう!」