まさに激流だね。いろいろなことがあったけど―うん。まあ良い、とりあえずいろいろなことがあった。うん。ソレしか言うことが見つからない。強いて言うなら―いろんな面をみた。それだけかな。
―彼の言葉・2
そこでは、皆が騒いでいた。何せ、見たこともない魔法が突然発動したのだ。おどろかずにあろうか。何て、いってるけど。実際は驚いていて、霧雨さん―本人曰く「魔理沙、魔理沙さんでいいぜ」とのことなので魔理沙さんと呼ぼう。魔理沙さんは興味を示していただけだったし、彼だって自身の能力、霖之介さんも興味深そうに見つめるだけだった。
「これは、やっぱり同一、同位存在を宿す能力だ。」
「というと?すまない、科学はからっきしなんだ。」
「もしもの世界の人を霊で呼び出して能力ごと宿す。」
「おいおい、霊夢の下位互換じゃないか。いや、下手をすると霊夢以上...?」
「ほう、なるほど...」
そういうと、魔理沙さんはぶつぶつと何かを言い始め、霖之介さんは手記...?だろうか、一心不乱に書き出している。
「―が、これはまずいことになったね...。」
と言うと、僕は左目が痛み出した。続いて右も。何故このタイミングで―と思ったが、すぐに収まり。ふと彼を見てみる―?
それは、水色に包まれていた。悩みだ。直感的にそう思った。何故か―まあ良い、として。
魔理沙さんを見てみる。こちらも金色―そして、ピンク?に近い薄紅色―マゼンタ?に燃えていた。一方。霖之介さんは水色―そして白に、包まれていた。ひとつは光明。ひとつは希望と情熱。直感的にそう感じられた―
「これは―」
「ん?君、目が水色に、片方は金色に―」
「うおっ、何だ?」
「また、かい?ははっ」
また、これは―「感情を色に変える能力」―そう、呼ばれることにした。と、言うのも能力の詳細が分からず、また不本意にも名前をつけられたからだ。まあ、不意に、といった方が正しいのだが。
さて―また問題が。しかし―とりあえず、当直は家に帰り、亡霊を連れて帰る。というのも、あるだけ危ないため。行程は―帰る、連れて帰る、もどる、行く。それだけだが、簡単に―いや、案外簡単に行くかもしれない。簡単に乗せていってくれる船頭。まぁ特例ということで見逃してくれないか。―無理だろうか。
そう思いつつ帰り―魔理沙さんと共に寛ぐ。何せ疲れたので。
「なあ、なんで私たちは寛いでいるんだ?」
「疲れたからですよ。」
「憑かれたの間違いか?はは、上手いことぁ言うな。」
「そんなつもりじゃ...あ、水菓子食べます?麟さんって人が美味しいって言ってたんですけど。」
「はは、そいつはいっぱいくわされたな。麟ってのはたしか茶屋の、菓子屋の娘だったはずだぜ。...ん、うまい。財布も潤ったこったろうぜ。...ん、うま。」ズズー
「上手いと上手いをかけた洒落ですか?上手いですね。」
さて、喉も舌も潤したところで、そろそろ行くか。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
霖之介さんの案内で行くのだが、その前に。
「霖之介さん、ちょっと僕の眼、見てもらっていいですか?」
「ん?どういう―?あ、そういうことかい。いいよ。」
そして、それによりわかったことは、
・感情を色にできる。
・また、塗装も可能である。
・それも使うことをできる。
水色で見て、金で出す。その能力は「緋想の剣」に似ているらしい。
そんな話をしながら河原へ向かう。
すると―見えてきたのは葉っぱ加えた死神が、鼻唄歌って休んでいる光景だった。