フェルト(男)18才
本作主役。背は170センチぐらい。それなりにイケメンな部類。髪は黒でショートパーマ、爽やか系。
結構マイペースな所があり、後先考えないで行動する派。料理の腕は一流。マグマ団の中では貴重な家事担当枠だった。
シエル(女)18才
本作ヒロイン。背は155センチぐらい。可愛いよりはかっこいい系。銀髪で肩までかかるミディアムヘアー。男勝りな性格で遠慮とかあんまりしない。でもばっちりと少女趣味の持ち主。家事は一通りできるものの、料理だけは壊滅的。
運動とかするときは髪を後ろで束ねるショートポニーになる。アクア団員の時は、その上にバンダナを巻いていた。
二人はイッシュ地方の同じ街出身の幼馴染み。当時16才だったフェルトが突然にホウエン地方に旅に出て、シエルは後を追うように旅にでる。
ではでは本編をどうぞ。
「シエルちゃん、こんにちわぁ。」
「あ、おばあちゃん、こんにちは。今日もお散歩?気をつけてね?」
「ありがとねぇ。」
隣の家のおばあちゃんは散歩が大好き。いつも街を一時間ぐらいかけて回って帰ってくる。私も、おばあちゃんぐらいになっても元気でいたいなぁ。それに比べて、
「あの馬鹿はいつまで寝てるって話よね。」
アタシが起こしに行かないと昼までは眠りこけたまま。イッシュにいる頃から、まったくもって変わってない。変わったとすれば、少し顔つきが男らしくなっというか..,。
「って何を考えてるのよっ!?」
と、とにかく食材を買いにいこう、そしたらフェルトをハイドロポンプで起こしてお昼ご飯にしましょう!そうしましょう!
ピピピ!
あれ、電話が鳴ってる?フェルトのやつ起きたのかしら?
「もしもしフェルト?アンタにしては珍しく」
「残念ながらフェルトじゃねぇんだなぁこれが。」
「アオギリリーダー!?」
電話の主は、アタシたちに家を提供してくれた首謀者の一人、アクア団リーダーのアオギリさんだった。
アクア団元アジト
「ヨォ、二人の共同生活は楽しんでるか?」
「皆して楽しんでるの間違いじゃないの?」
カイナシティのあの家はグラードン事件の半年後にアオギリさんが用意してくれたもの。なんだけど、フェルトの話を聞くと実際はマグマ団と結託して用意したものらしい。リーダー達は何を思ってしたっぱの私達にそんな大金を使うのかしら?敵対組織として出会う度にいろいろ言い合いはしたけど、まさか面白いからってだけで動いてないわよね。
「ハッハッハッ!否定しないぜ!それに、そっちこそ満更じゃねぇんだろ?」
「ま、まぁ、あいつとは幼馴染みだし?イッシュにいたときとそんなに変わったことはな、ないわよっ!?」
「んなしどろもどろに言われても説得力がねぇな。」
「さて、こっからは真面目な話だ。カロス地方ってところをオメェは知ってるか?」
「いえ、知らないですけど。」
「そうか、まぁ船を乗り継いで行かなきゃ行けねぇ少し遠い地方になるんだが、オメェ、カロスまで行ってこい。」
「は?いや、なんで?」
「グラードン事件で自然環境に変化が起きた場所がいくつかあるのは聞いてるだろう?」
「えぇまぁ。それで今まで生息してなかったポケモンが住み着いて、暴れ放題やってるケースがあるとか。」
「そうだ。荒れた環境を治すにしても、完全に元通りにするなんてことはできねぇ。そうなっちまったからにはストンと収まる対応策を考えなきゃならねぇ、が、俺達はホウエンのことしか知らねぇ。」
「そこで私がカロスに行って、現地の環境を調査、こっちの環境問題の解決策みたいなのを考えてこい、ということですね?」
「おめぇはホント話が早くて助かるわ。まぁそういうこった。マグマ団からも一人同行させる、二人で行ってこい。」
「同行者は誰です?」
「さぁな、俺も知らねぇ。あっちはあっちで選出は決めるって話だからよぉ。」
「そ、そう...。」
フェルトじゃない可能性があるのか。ちょっと嫌だな。
「やっぱりあの兄ちゃんじゃないとやる気がでねぇか?」
「そ、そんなことはないわよっ!話が終わりなら帰るわっ!」
「おぅ、気ぃつけてなー。」
ま、まったくリーダーは何を言ってるのやら!仕事なんだから人選に文句は無いわ。けど、なんでこんなモヤモヤするのかしら。
「帰ったわよ~。」
「おかえり~。だいぶ遅かったな。何かあったか?」
台所で鼻歌混じりに料理していたフェルトが、こっちを見ずに聞いてくる。毎回思うけど、なんだってコイツは料理ができるのか、羨ましい。
「ん、ちょっとね、しばらくここを離れることになりそうなのよ。」
「む、そうか。となると戸締まりはちゃんとしなけりゃならんな。
「え?なんでよ?」
「俺もマツブサさんから仕事頼まれてな。しばらく家を留守にしなきゃいけないんだ。」
「そうなの...ちなみにどこへ行くの?」
「わからん。とりあえず明日の朝、港に誰か来るらしいんだけどね。」
「私も明日の朝に港へ行くのよ。そこまでは一緒にいけそうね?」
「そうだな。よし、そうと決まればもう少しメニューを増やすか!少し贅沢に行こう!」
さらに気合いが入ったのか、さらに冷蔵庫から食材を出すフェルト。...作るのはいいけど、これ食べきれるかしら?
次の日の朝。
私達が港に来ると、見知った顔が一人いたわ。というかいまだにその格好なのねホムラさん。
「やぁ、グッドモーニングだお二人さん。仲は相変わらずグッドなようで何より。」
「おはよーございますホムラさん。コイツとは幼馴染みですよ?いつもどおりでふぎゃ!?」
「どーも、おはよーございます。」
「ちょっとシエル、いきなり何すんのさ!?」
「ふん...じゃあ私は先に行くわね。」
なんか今の言葉にイラッときたからやっちゃったけど、コイツとはこれぐらいがちょうどいいわ。しんみりするような別れは嫌だし。
「なんだ?フェルトの行き場所を聞いていかないのか?」
ホムラさんの言葉にアタシは足を止める。
「...そうね、それだけでも聞いておこうかしら。」
「それじゃあ発表だ。フェルトの出張先は...カロス地方だっ!」
...は?
「理由は?」
「環境が変化した地域の保全の方法を旅して探してこい、ということだ。」
それほとんどアタシがリーダーから聞いた内容とまったく同じじゃない。いや、まさか。
「なるほど。じゃあしばらくはカロス旅行ってことでいいんですね?」
「イグザクトリィ!そういうことだ。ある程度調査報告をしてくれれば後は旅行してくれて構わない。あぁ、そうそう、これにはアクア団側からも一人同行者がいるぞ。」
「そーなんですか?それは一体?」
「同行者の名前はシエルだ。」
「リーダーぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ホムラさんの口からアタシの名前がでた瞬間、アタシは周囲の人達の目なんて気にせず叫んでいた。
「呼んだか?」
「え?」
あれ?今のリーダーの声?でもどっから...と思ったら、船の後ろ側からザッパーン!と何かが浮上した。というか海の中からでてくるそんなもんなんて潜水艦しか存在しない。そして上部のハッチから這い出てきた男は、
「よぉ、久しいな兄ちゃん。」
「アオギリさんだ~久し振り~。」
「私もいるぞ?」
「クスノキさんまで!?」
「ホムラぁ!ちゃんと撮れてるだろうな?」
「言われなくてもちゃんとばっちり撮れてるよ。」
撮れてる?一体なんのこと?
「ソーリーだ二人とも!お前達の驚いた顔と声が聞きたいがために一芝居打ったんだ!おかげでナイスな動画が取れた!」
「よし!んじゃあ撤退だ!今日の酒は一段と美味くなりそうだぜっ!」
「そうだの!マツブサさんも呼んで楽しい飲み会といこうかの!」
その言葉を聞いた瞬間、アタシの中で何かが切れた。
「おいこら待てやリーダーぁぁぁぁ!!!!」
「ちょ!?落ち着けっ!」
「離せぇぇ!野郎一発ぶん殴るっ!」
「今のも撮ったよな!?」
「バッチリ!」
「くそがぁぁぁ!!!」
「落ち着けぇぇ!海にドボンするわけにはいかないだろぉ!!!」
目の前でどんどん沈んでいく潜水艦。
帰ってきたら覚えてろぉぉぉぉ!!!!
お気に入り登録してくれた方々、有難うございます。なんか予想してたよりも読んでる方々が多い!?
というわけで二人でカロス旅行となります。内容はオリジナル話となるので登場キャラやら時系列は崩壊していると思ってください。もちろんキャラブレイクもしている人はしているかもです。
ではまた気紛れに投稿致します。