次の映画はルギアのようで。銀版をやってた自分としてはワクワクが止まらない!
ハクダンの森で新しくヤヤコマをゲットした俺達は、来た道を戻りミアレシティへ。ただミアレにはシンを追いかける組織のアジトがあるみたいなので店で旅の必需品を揃え次第すぐに街をでた。
シエルはせっかくの都会で、お洒落な服とか見たかったんだろう、ちょっと残念そうな表情が見えた。なので、この件を解決してホウエンに戻る直前にゆっくりミアレを観光しようと思う。だから今はミアレガレットで我慢してくれ。俺だってプリズムタワーに登りたかったんだ...っ!
そして5番道路にでた俺が一番最初に目に入ったのが、
「スケート広場かなこれ?」
「そうとしか見えないわね。」
「いやっほぅーーーー!!!!」
「ぃやっほうーーーー!!♪♪」
「ホント楽しそうねぇ。」
「そうですねぇ。」
「くわんぬ。」
ハクダンシティでスケート好きな人からスケートを譲ってもらえて正解だったわ。フェルトはこういうの大好きだから絶対にやると思ってたし。
「フェルトさんスケート経験あったんですね、驚きです。」
「いや、無いわよ?」
「ばう?」
「え?でもあんなに上手に滑ってるのに初めてなわけ」
「あれで初めてのはずよ。アタシ達の居たところじゃスケート文化は無かったし。」
イッシュにしてもホウエンにしても移動は走るか自転車かポケモンに乗るか、ぐらい。まぁホウエンには普通の自転車であるダート自転車と、マッハ自転車なる危険極まりないシロモノがあったりもするのだが。
あんなスピードでてるのに乗ってる方もぶつかる方も怪我人報告が挙がらないことに驚きよ。あれだったらまだスケート文化の方が安心できるわね。
「昔っからああなのよ。できるやつは初めの一回でできちゃうくせに、できないやつは何度やってもとことん駄目でね。ホント変なやつよ。」
「そんな人もいるんですねぇ...ところで。」
「なにかしら?」
「一緒にスケートしてるあの子は知り合いです?」
「いや、知らないわよ?」
「横にいるこの子も?」
「そうね。」
「くわんぬ。」
「えー...。」
別にこの程度いつものことじゃない。何をそんなに不思議がるのかしら?
「いやぁ楽しかったぁ!いろいろ教えてくれてありがとうな!俺はフェルト、よろしく!」
「アタシはコルニ!こっちこそジムの人以外でスケートするの久しぶりで楽しかった!またやろうね!」
爽やかな笑顔にがっちりと握手を交わす二人。スポーツマン特有の友情が眩しいわね。ちょっと妬けるかも。
「ジムの人ってことは、貴方もジムトレの人なんですか?」
シンが彼女の言葉から推測したようだけど、この子はたぶん。
「あ、違う違う。アタシがシャラシティのジムリーダーだよ!」
「えっ!?」
やっぱり。隣のルカリオ(図鑑で確認した)を見て、そんじょそこらのトレーナーのポケモンじゃないなとは思ったし。
「人を外見だけで判断しちゃ駄目よ?自分で言うのもなんだけど私達もこれで結構いろいろやってるし。あ、アタシはシエルよ、よろしく。」
「あっ、僕はシンです!」
「うん!シエルにシンね、よろしく!」
「くわんぬっ!」
隣のルカリオも皆に握手してくれた、できた子ね。そういえば波動を感じることができるというけれど、世界のためといいつつ結局は悪人になってしまったアタシ達を認めてくれるのかしら?
「シエルシエルー。」
ちょっと真剣に考えていたところにフェルトに呼び掛けられる。
「お腹すいたから、ご飯にしよう!コルニも一緒にどう?」
「え、いいの!?」
「アタシは問題ないわ。シンはどう?」
「もちろんオッケーです。食事は人数が多いほうが楽しいですし。」
「はい、決まりー!んじゃあ準備するからシエル手伝ってくれる?」
「え、あ、うん。もちろんよ。」
わざわざ名指しするなんて変ね?普段は俺に任せろ!って一人で頑張るのに。
「アタシ達も何か手伝うよ?さすがにタダで食べるつもりはないし。」
「くわんぬっ!」
「いいよいいよ、サンドイッチ作るだけだからコルニ達はゆっくりしてて?あ、でもテーブルは出して欲しいかな?」
「オッケー!やるよルカリオ!」
元気ハツラツって感じね。アタシも、あれぐらい元気に振る舞うべきかしら?
「ていっ。」
「いたっ!?ちょっとフェルト何すんのよ!?」
コルニ達の作業を眺めていたら頭にチョップが叩き込まれた。
「難しく考えすぎ。さっき図鑑で調べたんでしょ、ルカリオが相手の考えてることわかるって。握手してくれたんなら、それでいいじゃないさ。」
「...そうね。ありがと。」
やれやれ、何に悩んでるかもお見通しってわけね。いつもいつも変なところで聡いんだからもう。
「それにせっかくの旅行なんだし楽しまなきゃ。リーダー達が羨ましがるくらいの思い出を作らんとね?」
「そうだったわ、アタシをからかってくれた分は、きっちりと返してあげないとね。」
「あ、まだ根に持ってたのね。」
「当たり前よ。」
あんな恥ずかしい姿見られたんだから、相応の報いってのを受けてもらわないと気が済まないのよっ!
???某所
遅い。いくらなんでも遅すぎる。そりゃあ僕たちはいろんな場所を飛び回ったりするから数日帰ってこない日もあるけれど。
さすがに此処に一週間も帰ってこないとなると妹の身に何かあったんじゃないかと心配になってくる。
けれど普段飛び回っているホウエンの空は昨日、一昨日と見てきたので近くにはいないと考える。けれど、遠出するときは妹は一言必ず僕に声をかけるハズ。
まさか人間に捕まった?いやいや、妹はなんだかんだ僕よりも感覚が鋭いからそんなことはないハズ。
となるとだ...。
まさか男!?我が妹に彼氏ができた!?
こうしちゃいられない。どこの馬の骨とも知らない輩にウチの大事なマイラブリーエンジェルシスター(妹)を渡せるか!今すぐソイツを叩き潰して捻り潰して磨り潰して海の藻屑にして
ツンツン
なに!?今ちょっと野郎の調理手順を考えるのに忙し...おい妹からの伝言なんて大事なことなんで先に言わないんだコラ。まぁいいや、それで?
フムフムなるほど。カロスに行った人間達を追いかけて行ったわけね...。
もっと早く言えよバーロー!こんなとこで悠長にしずく守ってる場合じゃねぇよ!カロスの方角どっち!?あっちね!?おけ40秒で支度して天も次元も突破して全速力で行くから待っててよマイシスタぁぁぁぁぁ!!!!!