またもや第七特異点の続きを書くことなく、違う話を書いてしまいました、、、
お許しください、、、
幕間とは言っても、もしもいたらこんな感じのことをやらかすんじゃ?と思ったことを書いてますので、どうかご容赦を、、、
後書きにネタバレ?的なものを書きますので、未読の方は本編を読んでからをお勧めします。
では、どうぞ!
ーある日のカルデアにてー
自室にて、熱気バサラは新しい歌の曲作りをしながら考え事をしていた。
(、、、違うな、、、こんなんじゃねえ、、、)
バサラは、歌を作るときは、作詞、作曲を自分で行う。その際の楽譜はバサラ本人にしか読めないような落書きまがいのもので書かれている。
だが、その楽譜には、半分も書き込まれておらず、行き詰まっている感じがするのが分かるくらいだ。
(、、、なんかしっくりこねえんだよなあ、、、なんか違うっていうかよ、作っててもハートが熱くならねえんだよなあ、、、)
バサラ自身それが何なのかは分からないが、何かが違うというのは感じているようだ。
(、、、考えても仕方ねえ、こういう時はちょっくら出かけるに限るぜ)
思い立ったが吉日と言わんばかりにバサラは部屋を後にするのだった。
ー少しばかりの時が経ち、場所も変わり、カルデアの一室にてー
「えっ?バサラさんが1人でレイシフト?!なんで?!」
カルデアのマスターである藤丸立香が吃驚しながら言い放つ。
「そうなんだ、本来レイシフトは僕らカルデア職員が協力して初めて行えるものだけど、何故か彼は普通にレイシフトしてしまって、、、本当に何者なんだろ、彼は、、、」
遠い目をしながら話すのはカルデアのドクターでもあり、指揮官のロマン。本名はロマ二・アーキマンだが、親しみを込めてそう呼んで欲しいとのことで、カルデアの者はそう呼ぶ。
「うん、彼が何でレイシフトしたかは分からないけど、レイシフト先はこちらでも把握できてるし、彼を迎えに行くがてら訳を聞いてきて欲しいんだ。お願いできるかい?」
そう聞くのはカルデアの万能の天才であり、変態ことダヴィンチちゃんである。彼女の天才的な頭脳を持ってしても、バサラの行動の理由は読めないようであるが、その顔は面白いものを見る顔である。
「うん分かったよ、ダヴィンチちゃん。バサラさんを迎えに行ってくるよ」
「うん!いい返事だね!任せたよ!調べたら彼はどうやら第五特異点にいるようだから、まずはそこへレイシフトしてもらって、彼を探してもらいたいんだ」
「第五特異点てことは、アメリカかあ、、、何でまたそこを選んだんだろう?」
立香は場所を教えてもらいながら、疑問に思うが、バサラの行動はいつも破天荒で、理解できないことも多々あるので、考えるのをやめた。
「先輩、私もお供致します」
思考を放棄したところで立香に話しかけるのは、カルデアの職員であり、ホムンクルスでもあるマシュである。
冷静なマシュを見て多少自分も冷静になった立香は、
「うん、ありがとう、マシュ」
「い、いえ、どう致しまして、、、」
返事を返しながら、立香の笑顔を見て、顔を赤らめているマシュを見てほっこりした笑顔になるロマンとダヴィンチちゃん。
特にロマンはマシュが日に日に感情表現が豊かになるのを嬉しく思い、心から祝福している。
「うん、うん、雰囲気が良いところ悪いけど、早速レイシフトして、あのロックンローラー君を探して来てもらうのが、最初の目的になるかな。
次に、彼を探しだしたら、彼が何でレイシフトをしたのかを聞き出してもらうのがいいかな?
いきなりのレイシフトだったから、理由も聞けなかったからね、まあ、君も気になってるとは思うから、頼むまでも無いとは思うけど、一応ね」
ダヴィンチちゃんが、説明し、今回のレイシフトの目的を確認する。
「うん、分かったよ。まずはその2つを目的に行動するよ」
立香がそう返事を返すと、部屋の扉が開き、何者かが入ってくる。
「ちょっと、マスター!聞いたわよ!あのロックンローラーを探しに行くんですって!?
私も行くわ!」
そう叫びながら入ってくるのはエリザベート・バートリー、通称エリちゃん。彼女は自称アイドルであり、歌を愛し、聞き惚れる美声の持ち主なのだが、壊滅的に音痴であり、その自覚は無い。
「う、うん、いいけど、どうしたの急に?」
立香はカルデア屈指の属性山盛りでありトラブルメーカーの彼女に吃驚しながらも疑問に思ったことを聞く。
「どうしてって、決まってるじゃない!あのロックンローラーが何処かに行くなら、絶対歌のことに決まってるから、私も行くのよ!あいつと私、どっちが上か、はっきり決めてやるのよ!」
「あ、あはは、そうなんだ、、」
そう返事を返しながら、遠い目で明後日の方向を向いて、
(あの人を殺せる歌を聴く羽目になったなあ、、、)
などと考えているが、エリちゃんは全く気付いた様子が無く、
「どうしたのよ、マスター?」
などと聞いてくる始末。
マシュも同じく、いや、死んだ目をしながら話をさり気なく変えるべく、ロマ二に
「ド、ドクター、話も決まったことですし、早くレイシフトをしましょう」
と声をかける。
ロマ二、立香とマシュに憐憫の目を向けながら、
「あ、ああ。そうだね。あ、あと何人かのサーバントが一緒に行ってくれることになったから、来たら早速レイシフトをしようか」
それを聞いた立香は次に来るサーバントがまともな人であることを望みながら待つのだった。
お読み頂き、ありがとうございます!
はい、全然話が進みませんでした。誠に申し訳ございません。
何気にバサラの心情を書いたのは今回が初めてだったり。
まあ、理由はバサラには歌関連以外のことで心情は書かないと勝手に決めてたというか、あまりバサラが考え事をするイメージが歌関連以外で思いつかないので、そんな感じで書かなかっただけですが、、、
さて、話は変わりますが、アンケートを実施させていただいておりましたが、作者自身、途中結果ではありますが、予想外の結果になっており、大変驚いております。
結果は伏せますが、こうもこんな形になるとは、、、との思いです。
アンケートは、まだ続けさせてもらいますが、もう少ししたら、ルートを決めようと思います。
では、ありがとうございました!
第七特異点の最後をアンケートしたいと思います。良ければ答えて頂ければと。
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A、ティアマト撃破ルート
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B、ティアマト和解ルート