気がついたらSNGK   作:まうす

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円堂へ絶対正義感持ってる人からしたらちょっと……かもしれない。
だけど多分3年組は最初絶対思ったと思ったので。


あんかけ蟹チャーハン

どうもSNGKです

天河原との試合は0-2で負けというのを剣城君にバラされてしまいました。非常に空気感が悪くて現在進行形で辛いです。

 

「この試合、勝ちに行く!」

 

教祖さまからの宣言に周りがどよめく。ここは俺が行くしかない!

 

「円堂監督。将来のためのサッカーは本当のサッカーではないという事ですか?」

 

「そうだ。サッカーってのは本来そういうものだ」

 

ここだけの話、豪炎寺さんからは追加メールが来ていた。

 

『円堂を徹底的に追い詰めてみろ』と。非常に困った頼みすぎて悩んでいる。

 

「円堂さん。今更現れて革命を起こしますと言われて簡単に皆が頷くとおもいますか?俺たち3年生は進路の安泰を望んで好きでもない共産主義のサッカーで我慢してきたのに」

 

俺は真顔でENDU教祖にぶつける。

実際松風天馬が主人公な以上彼が来てから物語が動くのはわかっているのだが、正直今更感があるのだ。

 

「それは……」

 

多くのイナイレ作品において円堂守にアンチヘイトをぶつけた作品は無いと思うんだ。

 

「貴方のサッカーやろうぜは悪魔の呪文です。俺たちは本当に悪魔の誘いに乗っても良いのか考えさせてもらいます」

 

そう言って上級生組を引き連れて俺は立ち去る。

マジレスすると円堂監督は憧れだしむしろ憧れじゃなかったらゴッドハンドなんて覚えない。

 

「SNGK、よかったのか?あんなに言い放っちまって」

 

「そうだド。俺たちも思っていたけれどあそこまで……」

 

AMGとKRMDは心配そうに言ってくるが俺はそのまま帰宅して豪炎寺さんに指定された所に向かったのだった。

 

 

 

 

「随分な言葉を発したんだな」

 

豪炎寺さんから最初に言われたのはこれだった。

 

「豪炎寺さんのせいですからね。必殺技の開発、手伝って貰いますよ」

 

俺が作り出す必殺技の型はできている。

まず右腕を上に上げて炎を掴む。その後身体を捻って炎を掴んだ右腕を後ろに下げて頭の上に構える。そこでパワーが100パーセントになったと感じたらタイミングを合わせてボールに向かって手を突き出す。

ごちゃごちゃ述べてみたが、要するにアレスの天秤版マジン・ザ・ハンドだ。こいつを俺はエンテイ・ザ・ハンドと名付けた。

 

「はぁあああ!エンテイ・ザ・ハンドォ!」

 

威力としては無頼ハンドと同じぐらいだろうか。満足度が高いわけではないが、GO1期では最強クラスなのは間違いない。

 

「随分とゴリ押しなキーパー技だな」

 

「バーニングキャッチの進化系ですよ。化身とはまた違った形ですけれど後ろに炎帝が出てきますし対化身用ってのもありますね」

 

簡単な話、タマシイ・ザ・ハンドを2まで使わないでインフレ環境に待ったをかけたいだけだ。

このエンテイ・ザ・ハンドを極めたらさらに進化させたいしまだまだ俺は頑張れるはずだ。

 

「では、試合当日。楽しみにしているよ」

 

夕暮れまで練習し、暗くなってきたので豪炎寺さんと別れ、今日は得意の炒飯にするかと考えながら帰宅していると河川敷に松風が座っていた。

 

「松風か?」

 

「あ、三国先輩」

 

「あの……三国先輩はどうするんですか?」

 

あれだけ厳しいことを監督に向かって言い放ったせいか松風は気まずそうに聞いてくる。

 

「そうだな……うちに来い。飯を食いながら少し話そう」

 

松風から料理ができることに驚かれたのだが、さっさと行くぞと促して連れていくのだった。

 

 

 

 

「まず始めにいうと、俺は最初から勝つ気しかない」

 

その言葉に驚愕としか言わざるを得ない顔になる松風。なぜあのようなことを言ったのかわからないような顔をする。

 

「何故円堂さんにあんなことを…って顔をしてるな」

 

「はい……。あの言葉を聞いて俺が自由なことをするのは悪いことなのかって考えました」

 

「簡単さ。円堂守っていう存在は最強のキャプテンなんだ。圧倒的に闇を焼き払うぐらいの光。これは暗い感情を持つやつにとっては円堂守が絶対悪になってしまう。俺が言ったのはKRMD達の中に溜まっていた部分をぶつけたのさ」

 

誰だってあんな共産主義なサッカーを終わらせてほしいと誰よりも願っていた。だからこそ指示のないサッカーを望んでいたし今でも望んでいる。しかし、それを壊そうとするのは誰だって怖いし平穏が失われてしまうかもしれない。平穏が失われたときにその責任は誰に?事の発端者?それとも縛り付けた大人? 全ては監督に向かうのだ。

10年ちょいだが長く生きる彼が本当に責任を持って導けるのかを問いてこいというのが豪炎寺さんの本音なのだ。

回りくどいし、俺も正直めんどくさい言い回しをしたなって思うけれど後悔はしてない。

 

「なるほど……うわぁ!」

 

そんなこんなで出来上がったのは餡掛けカニチャーハン。俺の中で得意料理の1つだ。

 

「熱いうちに食べな」

 

「んっ!美味しいです!凄い!」

 

「美味しく作るコツは炒飯の味付けを控えめにする事、そして餡の水気を抑えてしっかりとろみをつける事だ」

 

2人で飯を食っていたら母親が帰宅して色々な話をしたが割愛させてもらう。強いていうならば、松風にシュート技を獲得するといいかもなってアドバイスをしたのだった。

 

……キック力は低いけれどエクスカリバーあたり覚えてもらうのもありだな

 




原作と違って凝った料理にしました。
エンテイ・ザ・ハンドで止められないのはマボロシショットとサンシャインフォースぐらいです。サンシャインフォースが止められてしまうと信助の出番が減るので……
ゴッドハンドXは2期から(続けば)です。3期は出番ないのでなんとも言えません。
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