落書き倉庫   作:kageto

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PC内を整理してて出てきたもの

小五郎が事情をコナンよりも知っていたら?
コナンと小五郎、FBIが初期から協力体制にあったら?

そんなことを考えてみた作品のプロローグです。
これ書くとなるとキャラ設定かなり読み込まないといけないから、きっと書かないと思います。


名探偵コナン 再構成

 

「は?合同研修ッスか?」

 

 小五郎は上司である小田切に素頓狂な声で聞き返した。

 

「ああ。警視庁とアメリカのFBIで銃の扱いに関する研修を行うことになってな」

 

「なんでまたFBIなんかと・・・」

 

「最近銃で威嚇しなければならん事案が増えてるだろう?しかし日本の警察は銃の使用に関しては言ってしまえば臆病だ。そこで銃の使用に長けているFBIに銃による制圧のいろはを教えてもらおうってことらしい」

 

「はぁ、わかったような、わからないような」

 

 眉間にしわを寄せて首を傾げる小五郎に小田切はニヤリと笑った。

 

「おまえさんの銃の腕は俺らよりも頭一つ抜けてるからな。それをもう一つ上に引き上げて来い。ついでにFBIの捜査についても色々聞いて来い。それでおまえさんは刑事としての腕をみがけ。いずれはこの席にお前が座れるようになってもらうつもりだからな。励んで来い」

 

 小田切の思いもよらぬ激励に小五郎はビシッと敬礼をした。

 

「不肖、毛利小五郎。粉骨砕身研修に務めてまいります」

 

 

 

 

 

「ぷはぁ~。一週間の研修が終わった後に飲み会っつーのはいいもんだな。で、赤井。おまえすぐむこうで現場入りなのかよ?」

 

「はい。私はまだ見習いみたいのものですから、これから色々叩き込まれると思います」

 

 研修の打ち上げの片隅で、小五郎は同じ研修参加者の赤井秀一に声をかけた。

 

「はぁー。おまえみたいな銃の名手でもまだまだ見習いとは、さすがFBIだな」

 

「毛利さんの銃の腕もすばらしいじゃないですか。正直言って日本の警察でここまでの腕を持つ人がいるとは思っていませんでしたよ。特殊機動隊とかならまだしも」

 

「まぁ、才能があったんだろうけどよ、日本の警察じゃ使い道なんて無いさ。無い方がいい」

 

「そうですね。日本は銃社会じゃないですから、そのほうがいいでしょう」

 

「そういうこった。よしおまえも飲め。成人はしてんだろ?」

 

「はい。いただきます」

 

 小五郎がかざしたビールを赤井はグラスで受けて笑った。兄というものがいたらこういう感じかと思いながら。

 

 

 

 

 

数年後

 

 

 

 

 コンコンコン

 

「あいてるよ」

 

 事務所の扉をノックする音に小五郎は広げていた新聞から目を離した。

 

 入ってきたのは野球帽を目深にかぶった青年だ。

 

「どんな御用で?どんな依頼でもこの毛利小五郎が解決して見せますよ」

 

 探偵、毛利小五郎としての顔を作り、怪しげな青年を迎え入れた。

 

「お久しぶりです。毛利さん」

 

 青年が帽子を脱いで毛利に挨拶をした。

 

「赤井!?赤井じゃねぇか。久しぶりだなぁ。何年ぶりだ」

 

「そうですね。かれこれ6,7年になるかと」

 

「まぁ座れよ。にしてもいい男になったじゃないか。仕事も順調そうな顔してやがる。自信がうかがえるな」

 

「それなりに修羅場を潜り抜けましたからね。アメリカの暗いところはなかなかにスリリングです」

 

 応接用のソファに向かい合って座った二人は昔話にしばし花を咲かせた。

 

「けどまさか、毛利さんが警察を辞めてるなんて思いもしませんでした」

 

「銃をな。撃ったんだよ。人質をとった犯人に向けて」

 

 小五郎はソファに身を沈め、吐き出した。

 

「人質は妻だった。銃弾が人質の足を掠めたことが問題視されてな。一応依願って形をとらせてもらえたよ」

 

「・・・なるほど、さすがは毛利さんですね。いい腕をしています。人質の足を掠めるように撃てるとは。私はその状況でそれだけのことを出来る自信はないですよ」

 

「まぁ・・・な。けど、後悔がないかといえば嘘になる。妻の足を狙う夫たぁ世も末さ」

 

「心中察して余りあります」

 

「ま、過ぎたことさ。今はこうして探偵業でやってけてるしな」

 

 しんみりした空気を振り払うかのようにおどけて見せた小五郎に赤井はさびしそうに笑った。

 

「そっちも順調らしいですね」

 

「ま、それなりに、な」

 

「・・・それを見込んで依頼があります」

 

「話してみろ」

 

「今FBIはある組織をひそかに追っているんですが、日本で潜入捜査を行うことになりました」

 

「どんな組織だ」

 

「詳細はわかっていません。ただ、ありとあらゆる犯罪を当たり前のように行う組織です。そして彼らの特徴は大まかに二つ。服装が黒尽くめであること。そして、幹部クラスには酒の名前コードネームが与えられること」

 

「黒服にコードネーム。スパイ漫画みたいだな」

 

「まさにそれです。警察内部や政府にも手が伸びてるらしいです」

 

「ちっ。ほんとにスパイ漫画じゃねぇか」

 

 小五郎は乱暴にタバコに火をつけると、ガシガシと頭をかいた。

 

「で、おまえ自身の安全は確保してあるんだろうな?」

 

「いえ。安全がどうとかいってられない状況です」

 

「あ~。くそ。で、そんな状況で持ってくる依頼なんてろくでもないんだろう。とっとと話せ」

 

 




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