気づけば、腹の痛みで目が覚めた。
「あれ、私は...」
「おお、目が覚めたか」
ふと其処に目を向けると、いたのは筋骨隆々の老爺だった。更に周りを見渡せば、一面雲―雲海だろうか、それに似ている―と言う奇妙な状況だった。
まあま若いの。
こんどは何故かボーッとしていたからだろうか。ぼやけて声が聞こえた。
「取り敢えずココアでも飲んで落ち着くといい」
「あ、ありがとうございます。」
腹痛で傷んだ腹部に善く効く。多少収まり、話を聞ける程度にはましになった。
「えーと、それで、ここは...」
「儂の家じゃ、そしてその庭じゃ。」
相も変わらず不思議なところだ。実在すらもあやふやなような―
「で、調子はどうじゃ?」
「あ、はい、お陰様で...。」
少し虚を突かれて受け答えが挙動不審だ...気を付けなければ。しかし、何故ここにいるのだろうか?その直前、寿司を食べていたような記憶が不鮮明ながらに甦る。
「あの、何で私がこの様なところに...」
「ああ、お主は死んだ。しかし儂かここまで連れてきたんじゃ。」
「え、っと、ん?」
すると、つながる。点と点、線と線が。
「もしかして、アニサキス、ってやつじゃ...」
「ああ、そうじゃ。大丈夫か?混乱などはしておらぬか?」
「え、ええ、はい。何とか?」
「そうか、それは重畳じゃ、取り敢えずこれでも食うか?」
そう言って取り出したのは林檎。そう、とても美しく美味しそうな林檎だ。―?林檎?筋骨隆々、死...老人、真逆、真逆。
「あの...」
「なんじゃ?」
「あの...貴方はゼウス様でしょうか。」
「ああ、そうじゃよ。だが気にすることはない、タメ口でよい。」
そう言わんとされど―と言うか、そうじゃよ。等と言われては、何も言えない。そも。筆舌に尽くし難い。
「えっと、あの。雷を見せていただいてもよろしいでしょうか?」
「ああ、じゃが危険じゃ、あまり近くによるなよ?」
そう言うと、雷―と言うには余りにせんれつで、雷光と言うには剰りに美麗な―を見せてくれた。
「はは。」
「本題に入ってもいいかの?」
「あ、ああ、すみません。僕は―」
「大丈夫じゃ、わかっておる。何なら心も読める。ただなんじゃあ、素で話そうじゃあないか、のお。」
さっきから分かっていたが、このゼウス様《かた》、かなり朗らかである。で、雷を纏わりつかせながら、
「僕のヒーローアカデミア、と言う漫画をしっておるかの?」
「あ、はい、聞いたりしたことくらいは。」
「その世界に行ってほしいんじゃ。」
「ええと、理由は?」
「暇じゃからな。」
そんな軽い理由で、とも思うが、思い直す。何せ、不老宝玉なと、から不死神宝。これでは飽き飽きする。むしろココアまで頂き、死から掬って貰えたのだ、これを不満としては傲慢だ。さて、そんなことを考えつつ辺りをもう一度見回す。
すると―赤いやりn...いや、銛の様なものを持った女性がきた。察するに...いや待て、自分多分他聞にして往々に、寡聞にして茫洋と死者だよな?
「あ、あのー、スカサハさんですか?」
「ん?ああ、そうだが?」
やはり。ケルト神話、人類と思えぬほどの強さと人間史上最強のえいゆう、それらが揃うなかでさいきょう。あはは、ゼウス様もうんと凄い人―を微笑みながら見て―うん。
「あの、ゼウス様とどうやってお知り合いに?」
「ああ、管轄外にちょくちょくな。まあ―セクハラ、と言うか見まくっていたからな。あまりにも余りある故―刺し続けていたら何時の間か、仲良くなったな。」
「不死身、不老不死として通じる話もあるんじゃよ キュアゴッド!」
「...キュアランス。」
「二人は「プリキュアMaxHearrrt !」
「って何をやらせる。門の設置に怪我やら何やらあったらどうする。」
「ノリ悪いのう。」
そんな神様達、超人達を見ていると―
「よし、できたぞ。」
さて、準備も―
「コえておるかー?」
「はっ、すみません。だ、大丈夫です!」
「よし、それじゃあ...鳥になってこい! 」
「これぞ、ケルト式だ!」
「ヴゎあぁあぃあぁぁああぁ」
風圧が顔を―鬼?いや、般若にも近く―と言う暇もなく。急上昇。急降下。おしまい。暗転。―気絶t―
くぅ疲れ(ryですの。()
なにこれ間違った。てか、うん。もとが奈須きのこ先生ゆうかたのね、りすぺくとやからね、しゃあないね。...よし、綴喜かくか。(続き)