メタルでマックスな奴がガルパンの世界に来た。 作:KeI77777
そこのガルパンおじさんもやってみよう!(ダイマ)
・・・・・みよう!
きがついたら、知らない場所だった。
目の前には小さなこども。
泣いていたので頭を撫でてあげたら、
茶色のショートカットの髪を揺らして、
笑ってくれた。
むかし、よくお姉ちゃんが僕にそうしてくれたように
撫でてみたけどうまくいってよかった。
・・・・・いつのまにか、僕の背後にいる、
怖い目つきでこちらを睨んできているお姉さんが
いなければもっとよかったんだけど。
「・・・・・あなた、何者かしら?」
僕を警戒しながら距離をとって、
構える黒髪ロングの女の人。
僕は・・・・・
◆
平和だ。
なんて平和な世界なんだ。
道を歩いても、巨大ありに襲われないし、
グラップラーがみぐるみを剥ぎに来る、と
行ったこともない。
にしても、こんなおいしいみずは初めて飲んだ。
野菜もみずみずしくっておいしい。
あんまり汚染されていないんだろうなぁ、
と考えつつ、ばくばくと食べる。
隣には、さっき会った子供が座っており、
僕と一緒に食卓を囲んでいる。
目の前には、正座で行儀よく食べ物を食べる
さっきのお姉さん。
でも、まさかこの子の母親だとは思わなかった。
どうみても20代くらいに見えるし。
「ほめ言葉として受け取っておきましょう」
あれ?今僕、しゃべったかな?
「西住の人間ならこれくらい当然です。」
きりっとした顔でそういうお姉さんと、
えっ、と真顔になって何それ怖い、といった
顔つきで震えている女の子。
・・・・・なんだか僕のお姉ちゃんに似ているような気がする。
あ、ごちそうさまでした。
「お粗末様でした。・・・・・で、なぜ我が家の
庭をうろついていたのですか?」
え?えーと・・・。
そんなこと言われても困る。
地球を救うために人類を滅ぼそうとした
イカレコンピューターをぶっ壊して、
故郷に帰るためにワープマシンに乗った
ことまでは覚えているんだけど・・・。
僕がそういうと、睨まれた。
ぜんぜん信じてもらえない。
あ、そういえばあの二人はどうなったかなぁ、
と考えつつ、隣にいる女の子がなぜか膝によじ登って
甘えてきたので頭を撫でてあやす。
子供ってかわいいなぁ。
「・・・・こら、みほ。」
「・・・・だめ?」
瞳を潤ませて自分の母親におねだりする少女。
こうかはばつぐんだったのか、ぐらっとのけぞり、
しかし真面目な顔つきで言い放つお姉さん。
「あと100分だけですからね。」
「わーい。」
お姉さんのちょろさっぷりにちょっと心配になった。
これが、僕と彼女たち家族とのであい。
◆
この世界に来て、驚いたこと。
それは、街を歩けばいたるところに戦車があるということだ。
砲塔がついていないものばっかりだったが、
そこは改造して、穴を開けてもらって
主砲を積めるようにすればいい。
もし、僕の仲間のエンジニアがいたら、
目を輝かせて、片っ端から車を魔改造
させていただろう。
あ、バイクもある。
「ちがうよー。これはせんしゃじゃなくってくるまって
いうんだよー。」
?砲塔がない戦車ってことでしょ?
「ちがうもん!お母さんが乗っているような
やつが、せんしゃだもん!」
みほちゃんの言葉に首をひねって考えてみても
結局わからなかった。
◆
「・・・・おかあさん。」
「何かしら、まほ。」
「あのおとこのひとは一体だれですか?」
しほさんの戦車をいじって(魔改造していると)と
呼ばれた気がしたので振り返ってみる。
釣り目気味のみほちゃんにどこか似ている顔の少女が
僕の方を指さして何やらしほさんと話していた。
「彼は戦車のスペシャリストですよ。」
しほさんがそういうと、なぜかむーっと僕の方を
みて、うなりはじめるまほと呼ばれていた子。
え?なんでなんで?と困惑していると、
たったった、と僕の近くまで寄ってくる。
こんにちはー。
「・・・・・。」
無視される。
なんか怒らせることでもしたっけ?と
考えていると、思いっきり足をだん、と
踏まれた。
いった!
「みほはわたさんからなっ!」
それだけ言って走っていくまほちゃん。
なぜかご満悦な顔のしほさん。
なにこれ。
なにこれ?
整備用のレンチを手に持ったまま
その場に立ち尽くした。
◆
「なに考えているのですか?」
まほちゃんに道場の真ん中で正座させられている
僕と。
仁王立ちしているまほちゃんのとなりで
おろおろしながら立っていいるみほちゃん。
そろそろ足がしびれてきたので足を崩そうとすると、
ぎろり、とまほちゃんに睨まれた。
こわい。
二人とも、あれからずいぶん大きくなったなぁ、
と感慨にふけっていると、まほちゃんのお小言が始まる。
「・・・・確かに、私は戦車を整備するように頼みました。
・・・・頼みましたけど・・・。」
すっと彼女が指さした先には、僕の手によって強化された
戦車が一台。
うむうむ。
我ながらいい仕事をした、と自画自賛する。
まほちゃんが叫ぶ。
「・・・・なんで軽戦車が重戦車並みの
装甲になっているんですかっ!!!」
え?いや、まほちゃんがけがしないようにと思って・・。
戦車が爆発すると、生身で戦うことになってしまうから、
絶対に壊れないように装甲を厚くしたのだ。
まあ、ちょっと大きさが変わってしまったが。
「ちょっと!?あれがちょっとなんですか!?
一体なにを考えているんですか?!
何と戦うつもりなんですか?!」
一方的にこっちを殺そうとしてくる超長距離
固定砲台とか。
今思い返しても恨めしい。
一方的に僕の戦車を痛めつけてくれた
憎いあんちくしょうめ。
また会うことがあったら、SEをお見舞いしてやる。
仇敵の姿を脳裏に浮かべながら考えていると、
脳天にチョップを食らった。
「・・・・はがしてください。」
えっ。
はがす?
何を?
「あの装甲、全部剥がすまで夕飯抜きです。
・・・・いくぞ、みほ。」
「あ、うん・・・・。ゴメンネ・・・。」
すたすたと歩み去っていってしまうまほちゃんと、
申し訳なさそうな顔でその後をついていくみほちゃん。
・・・・え?
これ、全部剥がすの?
つけるのに丸1日かかったんだけど。
その後、若干半泣きの状態で
戦車の装甲を死ぬ気で剥がしていった。
気が付いたら朝になっていた。
もちろん、僕はごはんを食べ損ねて
空腹だったのはいうまでもない。
◆
目が覚めた。
ああ、なんだか懐かしい夢を見ていた。
あれからもう、10年以上もたっていたのか。
キャンプハウスから外に出る。
朝日を体中にあびて、伸びをする。
くああっ、とあくびが漏れた。
道の真ん中で寝ても
敵に襲われる心配がないって
すばらしいなぁ、とこの世界を満喫
しながら新聞を手に取って、
近くにおいてあるバイクに腰掛けて
読む。
僕が彼女たちとであってから早10年。
ヒマを見つけ出しては、世界のあちこちを
レッドウルフ(僕の憧れのハンターの名前からとった)
という名のバイクで旅してまわっていた。
時には、大きな時計がある国へ。
時には、吹雪であたりが全く見えないような国へ。
時には、戦車道シミュレーションとかいうゲームで
全国1位になったりもした。
全てが懐かしい。
あの七三わけの青年を拉致して、
バイクでいろいろな場所に連れ出した時なんて
最高にたのしかった。
確か今日は、みほちゃんひきいる大洗学園と
まほちゃんひきいる黒森峰学園の戦いのはずだ。
そして、見出しをみて、ほっとした。
ああ、みほちゃん、勝てたんだ。
よかったよかった。
こっそりとあんずちゃんに教えてもらってたけど、
優勝できなかったら廃艦になるっていっていたもんなぁ。
あんなに小さかった子がもうこんな大きくなっているとは。
・・・・・あれ?何だか新聞に写っている子供たちに
見覚えがあるような、ないような・・・?
このあんずちゃんより小さな子とか、金髪の優雅そうな子とか、
思い出せそうで思い出せない。
ま、いいか。
大したことでもないだろうし。
近くにあったゴミ箱に新聞を投げ捨て、
キャンプをたたんでバイクに収納し、
エンジンをかけて出発する。
バイクのアクセルを踏みつけ、
スピードを出す。
さて、今日はどこに行こうか。
「ノーヘルで時速100km超えた速度を出して走るとか、
何を考えているんですか?」
青い服をきた人たちに怒られた。
・・・・ごめんなさい。
この世界で嫌なのは、思いっきり速度を出して
走れないことだ。
◆
「ねえねえ、みぽりん。」
「ん?なあに?」
そういってくるのは、私の大切な友達の
詩織ちゃん。
私がケータイで誰とやりとしているのか
気になっている、といった顔をしている。
「誰と話しているの?」
「・・・・んー。」
彼氏?ではまだないし・・・。
あ、そうだった。
「婚約者だよ。」
「へー・・。婚約者・・・・。・・・・こんやくしゃぁっ!?」
私の答えにびっくりした沙織ちゃんが思いっきり叫ぶ。
ここは教室なので、他の子たちが一体なにごとかと
見つめてくる。
あ、ごめんね、なんでもないから、と彼女が言うと、
興味を失ったクラスメイト達がまた会話に戻る。
そして、両肩をがっちりと掴んで聞いてくる沙織ちゃん。
「どどどどど、どういうこと!?え!?婚約者!?
みぽりん結婚するの!?」
「い、いやいやいやいや!!まだだよ!!」
「まだ!?まだってことは将来的にはそうなんだね!?」
「うー・・・。」
ああ、ぬかった。
よりにもよって沙織ちゃんについ、言ってしまった。
当然、そのことは他の子たちにも伝わり、
放課後、私は問い詰められることとなった。
・・・・お兄ちゃんのばかっ!!
◆
ブブブブブ、とケータイのバイブレーションが鳴り、
メールの着信を知らせる。
誰からだろう、と思って開けてみると、
しほさんからだった。
えーと、なになに?
『あなたとみほ、まほのこと、そして
そのほかの子たちのことでちょっと”お話”
したいことがあります。・・・・PS
帰ってきたら何が食べたいですか?』
PSに、しほさんのハンバーグでお願いします、
と返事を書きつつ、お話とは一体何なのだろうか、
と頭を悩ませる。
特に変なこともしていないのに。
あ、もしかして、二人に男でも紹介して
彼氏でも作らせてほしいってことだろうか。
年頃の娘に浮いた話の一つもなければ、
親としては心配もするか。
いいですよ、と追記し、メールをしほさんに返す。
そういえば二人とももう高校生?ってやつなんだっけ。
ああ、子供のころにあって、レーザーミミズの生態とか、
装甲タイルでフリスビーをして遊ぶ方法を教えたりして、
あんなに目を輝かせていたあの小さな子供がなぁ・・・。
あ、二人が誰かの彼女になると考えただけで、
胸がチクッ、てなった。
・・・・僕、あの二人のことが、好きだったんだなぁ。
スピリタスをぐいっとあおり、
妹分ふたりのことを考えつつ、バイクに乗って九州へと向かう。
久々の帰郷だ。
夫の常夫さんも元気だといいな。
「はい、息吐いてー。・・・・・ああ、こりゃ明らかに
酔っているねー。お酒を飲んだら乗っちゃいけないんだよ?」
はい・・・。スミマセン・・・。
前の世界だと、酒場で酒を飲んでからすぐに
戦車とかに乗っても大丈夫だったから油断していた。
この世界の青い服を着た人たちは、
ハンターの天敵に違いない。
補導されながら、九州を目指すのだった。
「ふふふふふ・・・・。楽しみだなぁ。
やっとこの日がやってきたのだから・・。」
「・・・・お姉ちゃん?あの人は私のモノだよ?」
「・・・ほう。いうようになったな、みほ。
その体型で彼を悩殺できるとでも?」
「あはは。お姉ちゃんみたいな不器用、能面、
無愛想女に言われたくないかな。」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
(娘二人の空気がおもい。)
(かわいい息子のために、ハンバーグ作らなきゃ(母親並感))
補足
メタルマックス
北斗の拳みたいな世界観の
名作戦車RPG。
迷ったらやれ。
やれ(ガチ)。
主人公
常識を持ったマジキチ。
レッドウルフ
元の世界にいた、最強クラスの
戦車乗り。
みほとまほ
主人公にいろいろな意味で毒された
被害者その1と2。
ちょっとヤン入っているけど、
結婚したらいいお嫁さんになると
思います、とは本人たちの談。
主人公のタイプは、自分の姉のような人。
しほ
被害者その3。
家元ぉっ!!と叫びたくなるような
息子馬鹿へとジョブチェンジ。
主人公曰く、「生身で戦ったら負けそう」
とのこと
※主人公は生身で戦車をつぶせるくらいつよい
メタルマックスと、ガルパンをクロスさせたら
読者から受けるかな?と思って書いてみた作品。
メタルマックス側のキャラの戦闘力が
頭おかしいので、戦車を持ってきたりしたら
ガルパンサイドが終わるというアンバランスなので
メタルマックス1の主人公のみを入れる形に。
ヒロインはみほーしゃとまほーしゃです。
(それだけしかいないとは言っていない)
病んでないです(ヤンデレじゃないとは言っていない)
続き?
戦車を勝手に魔改造して火炎放射器を出すようにしたり、
生身の主人公VSガルパンの子たち、みたいなお話に
なるよ?(真顔)
KEY(ドM)