絶剣を愛する転生者の物語   作:小木 琉山

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どうも、小木 琉山です。

今回は、前回に比べ文字数が少なくなっております。

少しずつ文字数が増やせるよう頑張りたいです。

では、本編をどうぞ


料理と決闘

 

迷宮区にて、アスナさんとユウキ達《スリーピングナイツ》を助ける為に、3対30という激戦を終えた俺とキリトとクラインは22層のキリトとアスナさんのログハウスに来ていた。

 

そして俺達は何をしているか、というと。

 

「おそらく、勝ってくるであろうユウキ達の祝勝会の準備のため!ここに、男3人による料理大会を開催する!!」

 

「「いぇーーい!!」

 

俺達はユウキ達のために料理を作ろうとしていた。

 

キッチンで俺に呼応して叫ぶキリトとクラインを尻目にまず、用意すべき物を確認する。

 

既に、飲み物などは用意してあるのだが、やはりメインは料理だろう。よく飲み、よく食べ、よく話してこその祝勝会もとい宴会だ。

 

だが、料理を作るにあたって一つ問題がある。

 

「で、お前ら料理スキル上げてるか?」

 

そう、いくら現実世界で料理が作れようが、この仮想世界では熟練度こそ料理の全て。

 

極端な話、現実で三つ星レストランのシェフが仮想世界で熟練度の低いまま料理を作っても、ロクな物ができない。

 

「逆に聞くがよぉ〜シンヤ。」

 

「俺たち、純戦闘職が。」

 

「「料理を作れると思うか?」」

 

「分かった。お前らに聞いた俺が馬鹿だった。」

 

無駄に息ぴったりに声を合わせて言ってくる2人に、俺は呆れを隠そうともせず言い返した。

 

「逆に聞くが、シンヤ。オメェは料理スキルどんくらいなんだ?」

 

クラインが、どうせお前もろくに上げてないんだろ、みたいな顔で聞いてきた。

 

だが、残念。

 

「ふっ、俺はもう少しで料理スキルの熟練度がMAXになる。」

 

「「は、はぁーー!?」」

 

2人は本気で驚いたみたいで、比喩的表現ではなく顎が外れるんじゃないかというくらい口を広げて叫んだ。

 

「まぁ、確かにみんなの前で料理を作った事はないがそこまで驚くことか?」

 

「いやいやいや、そりゃ驚くだろ!アスナはSAOの頃から料理スキル取ってコンプリートしてたからその名残って事でまだ理解できるけど。なんで、お前みたいな戦闘しか脳のないような奴がコンプリート仕掛けてんだよ!」

 

「キリト、喧嘩売ってんなら買うぞ?」

 

失礼極まりないなこいつ!俺が料理スキル取ってたらおかしいってのかよ!・・・まぁ、料理スキル取ったのはユウキに俺の料理を食べてもらいたいからなんだが。

 

「それに、一応俺もSAOで料理スキル取ってたんだからな?知ってるだろ?」

 

「「え?」」

 

・・・は?

 

「おい、知らなかったとは言わせねぇーぞ?お前らが偶にやってたボス攻略の後の宴会の料理だって俺とアスナさんとエギルで作ってたんだからな?」

 

「「・・・マジで?」」

 

「よし、よく分かった。お前らその辺で正座な?その後は・・・そうだな。久しぶりに全力で決闘したいから相手しろ。」

 

いやー、なかなか全力で剣を振る機会がないから鈍りそうで怖いんだよなー。モンスターだとなんか味気ないし。やっぱり、対人戦が一番だ。

 

「え?お前、さっき山ほど対人戦してただろ?」

 

キリトが顔を若干痙攣らせて言った。

 

キリトの言うとうり確かにやったけど、効率だけ考えてたからな。どちらかというと作業に近かった。だからこそ、ここでストレス発散というわけだ。それに

 

「一対一のほうが、楽しいだろ?」

 

「おっと、俺これから用事あるんだったわ。じゃあな、シンヤにキリの字!!」

 

瞬間、クラインが目にも留まらぬ速さで家を出て行き、飛んで行ってしまった。

 

「う、裏切ったな!クラインーー!!!」

 

キリトが正に血涙を流しそうな勢いで怨嗟の声を上げる。

 

「まぁまぁ、あいつには今度サンドバッグになってもらうからいいとしよう。それより、早く準備をしよう。話はそれからだ。」

 

「・・・・・はい」

 

そして、そこには笑顔の少年と絶望に表情を染めた少年が淡々と会話もなく宴会のセッティングをする、混沌とした空間が出来上がっていた。

 

 

〜〜〜〜

 

その後、キリトとシンヤがいなくなったログハウスに打ち上げにきたユウキ達は、テーブルの上にご馳走と手紙が置いてあるのを見つけていた。

 

「あっ、これ、もしかしてシンヤとさっきのお兄さん達が?」

 

「うん、多分そうだと思う。だけど、なんで手紙があるのかな?」

 

不思議に思ったメンバー達を代表してアスナが手紙を開いた。

 

『クライン許さない誰か助けてクライン許さない誰か助けてクライン許さない誰か助けてクラインy・・・・皆さんボス攻略お疲れ様でした。あまり豪華な物は用意出来ませんでしたが、楽しんで下さい。』

 

読み終わるとアスナは全てを察した。その上でこう言った。

 

「何でもないみたい!ただ、楽しんでくれって!」

 

「そうなの?・・・そっか、うん、そうだね!それじゃあみんな、楽しもう!」

 

「「「「「「「おーーーー!!」」」」」」」

 

ユウキの音頭に合わせて全員が声をあげた。そして、楽しい打ち上げが始まったのであった。

 

同時刻

 

26層のとある平野にて

 

「よし、キリト。始めようか。」

 

「悪かったから許してくれ!!クラインは許さなくていいから!

 

「断る。じゃあ、スタートな?」

 

「誰か助けて!!クライン絶対許さない!!」

 

ユウキ達とは反対にこちらでは絶望の決闘が始まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





この度もこの様な駄文にお付き合い頂きありがとうございます。

次回から少し物語を動かせればな、と思っております。

誠にありがとうございました。
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