どうも小木 琉山です。
先に謝罪しておきます。
誠に、誠に申し訳ございませんでしたぁ!!
まさか、ここまでこの話が長くなるとは思っていませんでした。次回にはきちんと終わらせますので、お付き合い程、よろしくお願いします。
では、本編をどうぞ
突然だが、俺は今とてつもなく幸せである。
ありきたりな表現だけど、事実なのだから仕方がない。文句があるなら作者にでも言ってくれ。
あ、すまん。やっぱりやめてやってくれ。作者のHPがもたないらしい。
こんな紙装甲の作者で申し訳ない。
・・・時に、一般的に、『幸せ』とはどう言った事柄を表すのだろうか。
嬉しい時、楽しい時の心情?大切な者達と過ごす些細な時間?
まぁ、こんなこと、ちっぽけな人間一人が考えたところで、堂々巡りだろう。いくら考えても答えが見つからない。俗に言う『パラドックス』だ。
・・・厨二的な使い回しじゃないからな?そこの所理解してくれよ?
だが、今俺は、そんな『パラドックス』に終止符を打てる気がする。
いや、打ってみせる。・・・信じられないって?・・・それもそうか。
ならば、それを今から実演しよう。
幸せとは何か?
んなもん、決まってんだろ。
最愛の人(ユウキ)の隣を一緒に歩くことだ!
「あっ!シンヤ、あっちにも屋台がある!」
「お、おい!置いてくなよ、ユウキ!」
目を輝かせながらタタッと走って行くユウキを、虚を突かれながらも俺はすぐさま追いかけた。
つい先程、ばったりと出くわした俺とユウキだが、俺は観客席に顔を出しに行く途中だったのだが、ユウキもシリカさん達に会いに行くと言うので、現在二人で行動中だ。
因みに、今は二人で屋台巡りをやっている。
観客席に向かわないのか、と思っているだろうが。・・・察してくれ。
これだけじゃ、意味が分からないって人が多そうだから。取り敢えず一言。
・・・ユウキの笑顔には、勝てなかったよ。
と、言うわけで現在に至る。
「う〜ん!やっぱり、お祭りの定番と言えばかき氷だよね!」
と、いちごシロップのかかったかき氷をストローでつつきながらユウキ。
「いや、祭りの定番と言えばやっぱラムネだろ!」
カランッと音を立てながらラムネの瓶を煽る俺。
そして、二人は笑顔でピシッと固まった。
「いやいや、かき氷だよ。」
「いやいや、ラムネだろ。」
笑顔のまま、互いに繰り返すも、両者共に譲る気配は無い。
見る人が見れば、俺たちの背後には般若が現れていることだろう。それだけ重要な事なのだ。
膠着状態に陥ったかと思えば、すかさずユウキが畳み掛けた。
「かき氷だよ!この、いきなり食べ過ぎて、頭がキーンとなるのが祭りの風物詩なんだよ!これだけは、いくらシンヤでも譲れない!」
俺は、ユウキの熱意に少しばかり押されるも持ち直し反撃に移る。
「こっちだって、いくら相手がユウキでも譲れないものがある!この炭酸の爽快感こそ、祭りの熱気に相応しい!さらにビー玉が入っていることによって、味覚と聴覚の両方で味わえるんだ!」
益々ヒートアップしている二人は顔を突きつけ会いながら口論を続ける。
だが、ここは屋台の通りということで人が多い。段々と野次馬が集まってくるも、二人は気づかない。
「よし、こうなりゃキリがない。両方とも定番ということでどうだ。」
「確かに、両方ともそれぞれ良いところがあるもんね。よし、それでいこう。」
なんとも、つまらない幕引きである。
ユウキを相手に俺は何をしているんだ?と終わってから思うが。偶にはユウキとこういったつまらない事で口論するのもありかなと、思い直す。
最愛の人となら口論までもが、幸せへと昇華する。
そうして、落ち着いた二人はそう結論づけるとようやく気が付いた。
自分たちがどれだけ人目を集めていたかを。
ぐるりと周りを見渡せば、そこら中にこちらを見ている人、人、人人人人・・・
オーケー、理解した。
「・・・逃げるぞ、ユウキ!」
「合点承知!」
若干コミュ症が入っている二人は、即断の逃げる一択で、迷いもなく敏捷MAXで走り去って行く。
そんな二人を見ていた、とある刀使いのサラマンダーのプレイヤーはこう呟いていた。
「・・・周りにどんどん置いてかれる。」
その後、彼はその呟きを聞いていた数人の男性プレイヤー達に慰められるように、共に酒盛りに行ったという。
南無三
〜〜〜〜
あの場から逃げ出した俺とユウキは、既にお土産は買っていたので、そのまま観客席に向かう事になった。
ふと、これはデートといっても過言では無いのではと思わなくも無いのだが。意識すると脳がオーバーヒートしそうなので放置しておく。
しばらく進んで行くとこちらに手を振っている姿が見えてきた。
「おーい、ユウキとついでにシンヤー!こっちこっちー!」
声の主はリズベットさんだった。よく見ればほとんど全員が集まっていた。
「なんだ、みんなここに居たのかよ。・・・あれ?クラインは?」
「あ、ほんとだ。クラインさん居ないね。」
聞いてみるも誰も知らないとのことだった。
・・・どこに行ったんだか。
〜〜〜〜
「聞いてくれよ、兄弟。あいつら、俺より年下のくせによぅ。二人共甘々な雰囲気漂わせてんだよ。俺なんか・・・俺なんか、ロクに相手にしてもらった試しが無いのに・・・!!」
「分かる。分かるぜ兄弟!!寂しいよなぁ、苦しいよなぁ!俺たちはいつも、置いていかれるばっかりだ!!」
「よし、今日はまだまだ飲むぞ!!!」
『おぅ!!!!』
〜〜〜〜
「それで、本戦残ったのはこの中だとキリトとアスナとシンヤとユウキよね?」
リズベットさんが確認するように言ってくる。
というか、キリトとアスナさんは残ってたのか。まぁ、ユウキは当然として。
「そうだが、いきなりどうしたんだ?」
「あぁ、さっきトーナメントの組み合わせが決まったらしいわよ。・・・ほら、これ。」
リズベットさんが一枚の画像を送ってくる。そこには、確かに組み合わせが書かれていた。
「お、準決勝でキリトかアスナさんと当たるじゃねーか。」
「ボクの方はやっぱり、決勝までこの中の誰とも当たらないや。まぁ、どんな人がいるか逆に楽しみかも!」
「よし、アスナ。お互いに準決勝までは頑張ろう。」
「そうね、準決勝までは頑張ろうね。」
ユウキは、軽く落ち込んだように言っているが、通常運転である。若干戦闘狂なのかな?と思わなくもない。
だが、最後の二人は目に見えて開き直っている。というか、なんで俺の時だけそんなテンション低めなんだよ!
「おいこら、そこのバカップル。準決勝で当たったら覚えてろよ?」
その根性、叩きなおしてくれる!
〜〜〜〜
その後しばらくして、統一デュエル・トーナメントの本戦が開始された。
予想通りというかなんというか、ユウキも俺も危なげなく勝ち進んでいた。キリトとアスナさんは準々決勝で当たり。辛くもキリトが勝利を収めた。
そして、準決勝。
フィールドには、俺とキリトが向かい合っている。
アスナさんは観客席に移動したらしい。
「それで、キリト。お前二刀流封印したんじゃなかったのか?」
そう、キリトは完全にガチ装備で固めているのだ。前にちらりと見た《エクスキャリバー》まで完全装備だ。
「いや、せめて一矢報いてやろうかと思ってな。」
「負けるの前提かよ。」
主人公よ、それで良いのか。
そんな話をしているうちにカウントダウンが進む。
キリトはお馴染みの構えでゼロになるのを待っている。
そして、ついにカウントダウンがゼロになり。
決闘が開始された。
キリトは開幕早々、一気に距離を詰めてくる。構えからしてそのまま連撃を叩き込んでくる魂胆か。
ソードスキルを使わないのはディレイタイムを気にしてだろう。
確かに、俺も基本的にソードスキルを使わないので、現状では、それが最善だろう。
・・・だが、キリトよ。忘れてはいないか?
「俺は、ソードスキルを使わないだけで、使えないわけではないぞ?」
「・・・は?」
そう、俺はここ数日、完璧なソードスキルを編みだそうとしていた。
だが、そう簡単なものでもなくすぐに行き詰まってしまった。
それでも、その途中のものでもそれなりに使えるレベルにはなったのだ。
俺は、腰だめに構え、左手を鞘に添え、右手で柄を握った。
居合の構えである。
「・・・ッ!!やっば!!」
キリトは、危険を察知したのか急静止をかけようとするが、そう簡単に止まれるはずもなく。逆に隙を見せてしまった。
「いくぞ、キリト!OSS 飛天御剣流」
構えると同時にシステムアシストが働く。
OSSとか言っておきながらパクリなのはご愛嬌。
「おい待て!それは色々と危ないものが!」
キリトが何か言っているが御構い無しだ。そう、これは二次創作だ、問題ない・・・はず!
右足を前に出した状態から抜刀と同時に左足を前に出す。
「天翔○閃!!!」
瞬間、コバルトブルーの閃光が前面のキリトを横に一閃した。
それは、一撃でキリトのHPを全損させ、準決勝は俺の勝利で幕を閉じた。
この度はこの様な駄文にお付き合い頂き誠にありがとうございました。
今回と次回は戦闘シーンが入ります。誠に申し訳ございません。
次回以降は、戦闘シーンが入らない様、善処致します!
誠にありがとうございました。