今日から待ちに待った夏休みだ。俺の名前は春田 和馬(はるた かずま)部活は帰宅部、彼女いない歴=年齢の少し残念なごく普通の高校1年生だ。今は中学からの友人の川村 良(かわむら りょう)と後藤 光(ごとう ひかる)と夏休みの予定を立てている所だ。
「よっしゃぁぁぁぁ!夏休みだ!」
唐突に光が叫び出した。
「なぁなぁ、夏休みなんだぜだから…海行こうぜ!」
「俺、泳げないからパス」
良が意見を述べた。
「もし俺が流されたらどうする?光、和馬、お前らに俺を助けることができるか?できないよな。なんせ光は力が弱くて俺を引き戻せないし、和馬は体力が無さすぎて俺が流された所までたどり着けないだろ。だから却下だ。」
そこで俺は言った。
「だな、じゃあ毎年恒例のアニメイト徘徊で。」
(毎年アニメイト徘徊は虚しいな…)
そこで光は提案した。
「ならよー、海には入らず砂浜まで行ってナンパしようぜ!」
良は俺に一瞬だけ目を合わせてからこう言った。
「1つ言っていいか光、俺らみたいなモテないDTがナンパしたところで、女の子が引っかかる確証はあるか?」
光は純粋な笑顔でこう答えた。
「は?人間顔じゃなくて中身だろ!というかさっきからなんで良はさっきから俺が案を出すごとに、否定的な意見を言うんだよ。」
そしたら良は、照れが混じりながらも気落ちした様に言った。
「俺…好きな人ができたんだ…だからナンパなんかをしたら、その子を裏切るような気がして…」
それを聞いた瞬間俺と光は同時に叫んだ。
「ぬわっぬわっ、何だってーーーーー!?」
「え?誰だよその子!教えろよー」
良は少し照れながらも自白した。
「同じクラスで美術部の…道田さんだよ…」
良がいう美術部の道田さんとは、クラスでも男子からの人気が高い、道田 心美(みちだ ここみ)さんのことだろう。
俺も彼女には何度か世話になったことはあるが、これといって深い関わりない。
しかし、いつあいつが道田さんのことを好きになったのか見当がつかない。
「ならさぁ!道田さんと道田さんの友達何人か一緒に連れてさ!海行こうぜ!道田さんがいるなら良も文句はねーよな!」
「あ、あぁ…まぁな//」
良が照れてるからなのか思わず突っ込んでしまった。
「なんでこんな野郎しかいないところで照れてんだよ。」
「あ、うん…ごめん」
「じゃあ明日あたりに、道田さんとその友達を誘っとくか。」
光がこう発言したため、俺はこう付け足しておいた、
「光、道田さんの友達を呼ぶならそれなりに可愛い子呼んでくれよ。」
「あーはいはい、わかったよ。でもどうして?」
「いやーなんかさ、良の話し聞いてたら、彼女欲しくなったから。」
「唐突だな」
苦笑混じりで光は言った。
それに続いて良も言った。
「よし!じゃあ今年はみんなでリア充になるぞ!」
良がこう言ったから、俺もノリでこう言った!
「だな!よし、この夏の計画を、『恋色発見計画』とでも名付けるか!」
(俺はガキか!なんで高1にもなって恋色発見計画とか言ってんだ!まぁいいか。こいつらと仲良く毎日を過ごせるなら。)
「おぉ!恋色発見計画か!いい名前だな!よっしゃ頑張るぞぉ!」
真っ先に反応したのは光だった。
「だな、なんか少し燃えてくるよな」
良もそれに続いて反応した。
そして光は大きな声で言った。
「じゃあ恋色発見計画頑張るぞ!」
「オー!」
光の発言に続いて俺と良が叫んだ。もちろん光も。
こうして俺達の恋色発見計画はスタートした。