異世界に勇者としてTS転生させられたから常識通りに解決していくと、混沌化していくのは何故なのでしょうか?   作:ひきがやもとまち

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注:頭冴えて読み直したら今一すぎる内容でしたため順番を上にあげて変更いたしました。
止まる前の最後の回を読み直した後、あらためて書き始めたばかりの本編続きをお待ちください。


「転移させられ閉じ込められた地下迷宮からの脱出編」

 ヒタ、ヒタ、ヒタ・・・・・・。

 私たちは今、ダンジョンの中を歩いていました。暗くて陰鬱でジメジメとした地下迷宮の奥深くを・・・。

 発端は、遺跡の探索中に侵入者撃退用トラップに引っかかってしまって転移魔法陣を作動させられてしまったという、お約束のパターンによるもの。まったく、冴えないお約束展開になったものですよ本当に。プンプンです。

 

「いやー、しかし意外でしたねセレニアさん。地表から見たら崩れかけの神殿の地下に地下遺跡が眠っていて、祭壇に飾られてあったオーブが入り口としての転移魔法陣作動装置を兼ねていたなんて、まさに王道! 王道勇者らしい展開ですよね! ワクワクしますよねセレニアさん!」

「そうですね~」

 

 私は横からハイテンションになって話しかけてくる女神様に向かって、テキトーな口調で答えてあげてました。

 そして、付け加えてあげることも忘れません。

 

「確かに意外でしたよね。あんな見るからに怪しすぎる壊れた神殿の中で、如何にも怪しい祭壇見つけて、仲間の制止も聞かずに不用意に飛び出して転移魔法陣を作動させてしまうとかいう、素人じみた罠の掛かり方する一定の実績と経験積んだ冒険者が本当に実在していたなんて意外すぎましたよ。

 てっきりフィクションの中だけにしか存在できない、王道アホッ子キャラだけの問題だと思ってたんですけどね~。いや意外意外、ビックリビックリです。ねぇ女神様?」

「ぐぎぎ・・・っ、女神の足下見やがってチクショウ・・・・・・ッ!!

 下等で愚かな人間の勇者如きめ、今に見ているがいいのですよッ! いつか私が世界の頂点に立って思い知らせてあげま――ぎゃーッ!? ネズミの死体踏んづけたー!? 気持ち悪い! エンガチョッ!!」

 

 ギャーギャー騒ぎだした、事の発端であり原因でもある女神様を一人置いて先を急ぐ私たちパーティー。

 元から、こういう人だとわかった上でパーティーに入れ続けている私の責任ですからね。文句は言ってもそれ以上思うことは特にありませんよーっと。

 僧侶としての能力だけは高いのですし、能力だけ評価して使い続けているなら徹するべきです。人格を評価基準に加えるべきではありません。

 

 『使って信じず』は人格面を信用できない、能力だけ見て曲者キャラを仲間に加える際によく使われている言葉ですからなぁ~。

 まだしも裏切ると決まっているわけじゃないだけマシな女神様ですし、今のところの被害程度ならそれでいいです。

 

「・・・しかし、ここは一体どこで、地下何階ぐらいなので御座ろう・・・?

 魔法による転移だったせいで自分たちの現在位置すら分からんで御座るし、最悪地下数十階の迷宮に迷い込まされたのかもしれないと思うと、武士道を貫くべき拙者でさえ足に力が入らなくなってきそうで御座る・・・・・・」

 

 トモエさんが、存在自体のすべてが不明で未知のダンジョンに飛ばされてしまったとき特有の不安に苛まれ、普段は元気な顔に青ざめた表情を張り付かせながら言う声が聞こえてきて、その気持ちは分からなくもなかった私としては同情的な気分になりました――が。

 とは言え。

 

「ご安心くださいませ、トモエ様。大丈夫です、心配ありませんわ」

「・・・アリシア殿」

 

 私が不安を取り除くためのアドバイスをしてあげようとしたところで、性格悪い悪女プリンセスのアリシアさんが、比較的仲のいいトモエさんを元気づけるように先に話しかけてしまったため、私は素直に順番守って後回し。

 彼女の言葉で納得してくれるなら、それはそれで面倒がなくなって有り難いことですし、とりあえずは静観です。

 

「恐れを抱く気持ちは分かります。ですが心配はいりません、大丈夫ですわ。

 ここが何処で、どんなに深い場所だろうとも、地下7階以上の深さを持つ場所では絶対にありません。歩き続けていれば遠からず地上に出られることは確実です。ですので勇気を出して頑張ってくださいませ」

「アリシア殿・・・っ、いや、お心遣いは有り難いが、この状況下で斯様な楽観論は危険なだけ。ここは慎重を期すべきところだと拙者も自覚いたした故、もう大丈夫で御座――」

「あら、楽観論ではありませんわよ? 根拠ならあります」

 

 友人が気を遣ってくれたのだと解釈したらしいトモエさんが、あらためて前に向き直ろうとするのを穏やかな笑顔で普通のことのように断言して返し、

 

「・・・・・・どのような根拠で?」

 

 と、やや胡乱げな口調と縋るような視線で同時に問われて、アリシアさんはニッコリ微笑みながら壁を指さしました。

 

「これをご覧くださいトモエ様。何に見えますでしょうか?」

「石壁・・・で御座るな。何の変哲もない普通の石壁で御座る」

「ええ、その通りですわ」

 

 当たり前のことを聞かれて、当たり前のように答えただけなのに、なんで相手は自信満々なのか分からないらしいトモエさんが怪訝さを深めた顔になり、アリシアさんは穏やかな笑みを深め、私の方はやることなさそうだなと安堵しながら前方へと向き直ると、背中の方からこんな会話が聞こえてきたのでありましたとさ。

 

 

「こんな地下深くの罠にはまった愚かな冒険者しか来る者のいない地下ダンジョンの床如きに、むき出しのままでも一向に構わないところを綺麗に舗装させた石畳を敷き、挙げ句の果てには複雑ではあっても意味のない文様まで刻み込ませる資金と手間の膨大なる無駄遣い。

 これほど無駄な部分にばかり建設費用を割いてドブに捨てるような建築様式を用いている場所なのですから、そう深くは造れなかったことは間違いございません。

 元王族として幾つかの地下神殿建設を命じるたびに頭を抱えて、国庫に残った金貨の数を財務大臣に確かめていた父を持つ私が保証いたしましょう。絶対に地下7階以上は造れませんと」

「・・・・・・い、いや・・・めっちゃくちゃ説得力ある根拠では御座ったが・・・もう少しその、地下迷宮らしい理由で、地下深くない理由も見つけ出してほしかったなと思わなくもないで御座るんですれども・・・・・・」

「あら? 自然にできた洞窟と違って、地下遺跡は人の手による人造物ダンジョンですし、人の手によって造られたものがお金で限界を決められてしまうのは地下遺跡らしい理由だと思われません?」

「そうなんで御座るけども~、も~! もーッ!!」

 

 ・・・・・・なにやらトモエさんまで女神様菌でも感染したのか、女神様病の患者みたいなこと言い出しはじめてしまったみたいですね。

 これだから最近の若い異世界ラノベ風現地人の人たちは夢見がちで困ったものです。ふぅ。

 

「そ、そう! たとえば今の拙者たちが使っている魔法とは桁が異なる魔法文明を誇っていた古代魔法王国などが、現代の常識とか経済観念とかでは計ることの出来ない超常的な建設方法で造られたダンジョンである可能性などは如何で御座ろうか!?」

「・・・?? 確かに古代魔法王国は実在しておりましたし、当時に造られたマジックアイテム等は現在の魔法技師たちの制作したものよりも遙かに高性能で高価でもありますが・・・・・・マジックアイテムである以上、造る際にコアとなるオーブが必須ですし、オーブの性能とアイテムの性能は比例していますので、結局は大金がかかってしまうことに変わりはなかったのが古代魔法王国の滅びた原因というのが定説だったと記憶しているのですが・・・・・・。

 造り出すものの性能と、造るのに必要な制作費のバランスが崩れはじめてきていながら進みすぎた文明技術は途中で止まることを許さず収支が崩壊して経済破綻したという理由で」

「魔法技術の優れた夢の古代魔王王国なのに夢がまったくなかったで御座る!?」

 

 ・・・初めて聞かされた古代王国秘話ですけど、本当に夢がない話ですねそれ・・・。

 高性能なものを造り出せるようになったことで性能の質が落とせなくなり、結果的にお金が足りなくなって繁栄が逆に国を滅ぼす。いつの時代、どこの世界でも人の国は同じ愚行を繰り返しては滅亡して、やがて別のお約束新興国家を無数に生み出して、また滅びるエンドレス文明社会。夢がない話ですよねぇー、たしかに。

 

「とはいえトモエ様のおっしゃることにも一理あります。油断して警戒を緩めるべきではないという意見にはワタクシも同意見ですわ。

 ――たとえば、この地下迷宮の制作者が迷宮を完成させる途中で予算が尽きて破産してしまい、自らの全てを失ってまで造ろうとしたダンジョンだけでも完成させたいと妄執に取り憑かれ、当初は最深部に飾っておく予定だった伝説級マジックアイテムさえ売り払って資金に充てたことで完成させることが可能となった、地下7階以上の深さを持つ広大な地下ダンジョンである可能性も0ではありません。

 証拠もないのに、そうである確率が天文学的だからという理由だけで、無闇に可能性を否定するのは良くないことだと、ワタクシもセレニア様から教わらせていただてますものね。

 ですのでワタクシは、トモエ様の意見に賛成いたしますわよ。ええ、心の底から本当に」

「そんな有り得ない出来事があったこと前提でしか成立し得ない可能性あつかいされるぐらいなら、素直に否定された方がマシだと思うので御座るが!?

 あと、その可能性が真実だった場合、今の拙者たちものすごく無駄な徒労していること確定してしまう故、ものすっごく嫌な理由による賛成意見だったので御座るけれども!?」

 

 先ほどのものより、さらに夢がなくなってしまった古代魔法王国の遺跡ダンジョン建設秘話IN妄想話。

 しょせんは可能性上のタラレバ話でしかないとはいえ、たしかにその予想が当たっていた場合は嫌ってのは事実ですよねぇ~。嫌すぎますよ。

 

 “深い深い地下迷宮を制覇すると、最深部の宝箱に入っていたのは借金差し押さえの札であった”・・・・・・RPGとしては支離滅裂と言うより踏んだり蹴ったりですものね。ユーザーから抗議ハガキがいっぱい送られてきそうな展開です。

 あの世に逃げた後の大昔に滅びた魔法王国人である今の身分を嬉しく思う日がきちゃうのかもしれない仮定の未来。・・・嫌すぎる・・・。

 

 ――ガッチャ・・・、ガッチャ・・・、ガッチャ・・・。

 

 まっ、そういう可能性上の未来の危険性をどうこう危惧するより先に、現在進行形で対処すべき危険性が実体を持った足音立てながら近づいてきている現状になりつつあるみたいですけれども。

 

「――ッ!! 鉄のブーツが石床を叩く足音・・・敵で御座るか!?」

「地下遺跡を守っているガーディアンですね!? しかも音の数からして寿命関係なく主から命じられた宝物の番をし続けている魔法生物とか武装したゴーレムとかアンデットとかが大軍で来るパターンなんですね!? くぅ~!! やっぱり王道は燃えますーッ☆☆」

 

 明らかにテンション違いすぎてる上に、思っていることの理由までもが違いすぎてる風にしか見えようもない女神様とトモエさんが異なる解釈をして、異なる行動を開始始める異音を放つ集団の接近情報。

 

 比較的この中では速度の速いトモエさんが斥候のため急速に前に出て、私たちの進行方向に階の出入り口に当たる階段を見つけたことを知らせるハンドサインを出してくれたのが見えましたので小走りに近寄って、階段の上から迫りつつある驚異の姿を警戒心とともに見上げる私たち。

 今更なんの種族が何体くるかなんて、私たちに決められることではないため注文付けする気はまったくないんですけれども。

 

 ・・・ただ、できればアンデットだけは止めてほしいところではあります・・・。

 この遺跡を造らせた方が、前世で見てたアニメの『八男って、それはないでしょう!』に登場していた地下遺跡造らせてた古代魔法文明の魔術師なんとかさんと同じように理性にあふれ、武装ゴーレム配備しまくっているタイプであることをガチで願います。

 いやもう本当に、アンデットだけは流石にない・・・。

 

「あ! 見てくださいセレニアさん!!」

 

 女神なので夜目が利く女神様が、子供のように瞳をキラキラさせながら報告してこられた武装した大人が二人並んで降りてこれそうな階段を、アリの漏れ出る隙間も残さぬよう計算し尽くされた歩幅で近づいてきている敵迎撃集団の兵種を見抜き。

 

「【竜牙兵】ですよ! 王道中の王道ガーディアンモンスターですねセレニアさん!?」

「・・・おぅふ・・・」

 

 ピンポイントで嫌なところを狙い撃ちされた私は思わず呻き声を上げて、見えない天を仰いで信じてもいない神に祈りを捧げる仕草だけをしてから・・・仕方ないと割り切って、相手の人に対処のすべてをお願いして一任してしまいましたとさ・・・。

 

「・・・だ、そうですのでお願いしてもいいですか? アリシアさん・・・」

「ええ、もちろん♪ セレニア様からのお願いとあれば喜んで♡」

 

 気軽な口調と態度でそう応え、歩調も軽く敵陣に真っ正面から突っ込んでいってしまう階段上っていく最中のアリシアさんを見て無謀と思ったのか、

 

「危ないで御座るアリシア殿! 今拙者が助太刀いたす故しばらくの間耐えてくだされ!」

 

 トモエさんも同じくアリシアさんの背中を追って走り出してしまって。

 私はそれを見て、一瞬止めようかとも思いました必要ないかと思って上げかけていた手を下ろし、ボ~~ンヤリとした視線と気分のまま階段降りてきている途中のアンデット軍団に突っ込んでいっていたアリシアさんが戦闘集団に接触した、そのときの音が鼓膜に響き渡ります。

 

 

 ドカン!ドカン! ドカカカカン!!!

 シュイン!シュイン! シュイィィィィ――――――ッン!!!!

 

 

 人間の元お姫様による、アンデット軍団への一方的な蹂躙と暴力とが幕を開けた音が聞こえ始めてしまったと、そういう訳ですよね分かります。

 

「・・・・・・あれ?」

 

 そしてトモエさんには分かっていないようでした。だから説明して上げようと思いいます。

 

「私の持つ、【呪われた火縄銃・改】と同じように、アリシアさんのユニーク職業である【魔拳士】は殺した相手の残した無念や怨嗟の声を吸収して、敵を殺す新たな力へと利用する存在です。

 地下迷宮の番人である以上、寿命のない魔法生物しかありえなかったとはいえ、私とアリシアさん相手にアンデットは最低最悪の愚策なのですよ。

 ですので彼女は最大限チャンスを活かして、敵ぶっ倒しまくるのに利用しまくっていますね。さすがです」

 

 流石は三大悪女の合体キャラネーム持ち。相変わらず・・・えげつない・・・。

 

『――――』

 

 無論、敵とて木の股から生まれた負けるぐらいしか存在意義のない、自分で何がいま適切なのか考えつくことさえ出来ないクルミ割り人形兵ほど馬鹿じゃありませんので、手に持った盾と剣を十分に使いこなしながら振りかぶり、アリシアさんに向かって振り下ろそうとして

 

 ガキィィッン!!

 

『――――ッ』

 

 刃の切っ先が壁に当たって弾かされ返しましたとさ。…何やってんでしょうな、この自分で考えること知らないアンデットさんたちは一体…。

 武装した大人二人が並んで歩ける程度の広さしか持たない狭苦しいスペースで、剣なんか抜いて自分の横にまで進軍してきた敵を迎撃しようと振りかぶったら、壁か天井に当たってこうなる。常識です。

 

「ハァァァッ!!!」

 

 ズボンッ!!! ・・・そして剣が弾かれ、動きが止まっていたところをアリシアさんの手刀で武器持った利き腕斬り飛ばされて戦闘力奪われた後に、殺すというか倒されて終わり。

 後続にしたところで、武装した大人二人が並んで歩ける程度の階段に、武装した大人二人分のガイコツ兵を並ばせた隊列組ませた状態で階段降りてきているせいで、一番前に先頭集団だけしか戦闘に事実上参戦できないわ、迎撃に出た戦力の大半が遊兵化しちゃってますし・・・・・・本気でこんな無様すぎる事態はやって欲しくなかったんですよなー、私としては。

 

 楽して勝てるのは嬉しいんですけれども、さすがに哀れにもなってきてしまうアンデット特効の私たち二人を相手にアンデットばっかりって言うのはちょっとだけ・・・ね?

 イジメいくないという、現代日本の舐め腐った正義論の中で育てられてきていた私は弱いものイジメを見るのもやるのも好きなわけでは御座いません。

 

 アインズ・ウール・ゴウン様でも来たら終わりですけど、たかが竜牙兵如きじゃゴーレムの方が遥かにマシ。そういう邪道タイプな異世界救う勇者系の私たち相手には、王道は常に相性が悪すぎる。

 

「ウフフ♪ 殺せば殺すほど、恨まれれば恨まれるほど、自らの拳が倒した敵の血で真っ赤に染まれば染まるほどに回復して強くなっていく・・・・・・それがワタクシの職業【魔拳士】の強さたる所以なのですわ。

 補給や維持費を必要としないアンデットたちに、トラップにかかった者たちだけが訪れる地下迷宮の番人をアイデアだけは評価してあげますけれど・・・・・・互いに互いの動きを阻害し合い、あまりにも緩慢な動きしかできなくなっているようでは不老不死の番人たちにはほど遠いでしょうね。

 頭数だけ揃えたところで半人前にすら及ばないのだという現実の戦を知らずに迷宮を作った、貴方たちと迷宮の制作者を呪いながら永遠の闇の中へと回帰してしまいなさい。

 ――――【ソウル・スティール】」

 

 なんとなーく、「テンプテーション」とかの技名の方が似合ってそうな味方キャラと自分の属性と、地下迷宮という性質との相性の悪さによってゲームバランス崩壊してしまった今回のトラップで運ばれた先にあった地下迷宮遺跡の脱出口。

 普通の人にとっての緊急時ほど、やる気を出す必要性がなくなってしまいやすい私たちは、やはり勇者じゃなくて異常者パーティーなのかもしれませんねぇー・・・・・・。

 

 死神みたいなこと言い出した人の右手に吸い込まれていく魂たちの悲鳴が啼く頃に、私が思った感想がそれです。プライスでした。おわり。

 

つづく


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