そん、ごはく。孫 悟白っていいます。   作:鯱の助

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前回までの閲覧、お気に入り、感想ありがとうございました!
そして前回で20話目でした!
いやあ自分がここまで続けられるとは…全て皆様のお陰です。
読者様は神様なのです…界王様なのです…ありがてぇ…拝んどこ。

題名書いといてなんですがザル警備をしってる悟白、意外です。




これがブルマさの言ってた、ざるけいびってやつだか…

とにかく、助けるにはあのロボット達の行った所へ忍び込むしかない。

急いであの不思議な気を追い、本拠地らしい建物の前に来た。

行進してくるロボットは全部壊しておいた。

「……お父達の気は……上から。今いくだぞ…」

真正面の大きく開いた入口を見据え、しっかりとした足取りで入っていった。

 

 

 

 

 

貫けばすぐに壊れるロボットと監視カメラ達をスナイパーライフル砲で次々に破壊していく。

「ギ、ガ、ゴゲ」

「侵入者、入ってきた事ないんか?なんつう甘々な警備だべ」

そう言いながらどんどん上を目指す。

天井に穴を開けて突き進む。

警報が鳴り響いているが気にしていたらキリがない。

もう見つかっているんだから気にもならない。

「そら、はやくお父達を出せ!!!」

 

 

吹き飛ばした扉の奥では、悟空の気が感じられた。

寝ているのか、トランクスの気は少し小さめだった。

『ああ!ギル、それ!それ探してたんだ!見つけてくれてサンキューな!』

『ん?悟白、見つかったのか?』

『んだ!ギルが見つけてくれたべ!』

『へえ、よくやったなギル!』

まえにあった出来事が大きな画面に流れている。

「やっと着いたべ…お父、トラ兄さ!」

『お前、何故ここに!!』

「なんだべ、警報ガンガンなってただろ?」

「悟白!」

悟空に呼ばれてそちらをみて笑って頷いて1歩すすもうとすると、悟空から気を付けろと言われた。

なにが、と思ったが、後ろに気配を感じて振り返るのと同時に回し蹴りを食らわせてやった。

『ぐが!?』

強めに蹴ったのが効いたのか大きなロボットの胴体が凹んでいた。

「…おらに不意打ち効くと思ってたか?」

そういって絶対壊せるほどの気弾を放ってやった。

『先ほど手に入れたデータに、こんな方法はッ…!』

胴体に大穴があいて、そいつは壊れた。

「…ああ、あのロボットが言ってたやつか。

残念だがおらは戦い方をあんまし定めてねえんだ」

旅の間に出会った武闘家などの人達にそれぞれの得意とする戦い方を学び習得したし、ウーブと悟空から5年間学んだ戦い方もある。

宇宙の旅になってからは悟空との戦い方を主にしていたのだ。

きっとギルが…それをみてこの戦い方だとロボット達にインプットさせたのだろう。

そう思うと辛くなるが、考えないようにして前に出た。

「…お父、帰ろう」

そういって悟空を閉じ込めるカプセルを壊してやった。

「ふぃー…サンキュー悟白!」

「ん。トラ兄さも出すだよ。」

「おう!」

大きなロボットを壊して、すこしたじろいているらしいロボット達の空気を感じ取りながらトランクスを助けた。

「まだ気を失ってんべ…」

「おうし…悟白!ここまで御苦労だったな…トランクス連れて先に宇宙船戻っててくれ。オラひとりで十分だ!」

「…わかった。」

確かに、悟空が持つには悟空が小さい。

ここは似たような背丈の自分が抱えて行くのが良いだろう。

…それに、悟空は強い。

この場を任せても余裕で相手を伸してしまうだろうし。

だから頷いて、トランクスを俵担ぎにして窓を壊して飛び去った。

 

 

 

 

 

宇宙船に着いて、すぐにトランクスをソファの上に置いてやってまず自分がしたのは、荒らされた宇宙船内を片付けることであった。

トランクスと悟空がドラゴンボールを持っていなかったので宇宙船内を探し回ったのだろう。

「なんちゅう面倒なことしてくれたべ…全く。

…ってあああああ!!!冷蔵庫の中まで探されてるべ!!!

中身ぶちまけてやがるあのロボット共!!!」

生卵がぱっくり割れ、周りにぶちまけられていた。

だいたいなんでドラゴンボールを冷蔵庫に仕舞うと思ったんだ。

おのれ許さんぞリルド

「卵系の料理はなしだべこれ…」

服なんかより食べ物が大事だ。まとめて持っていた服を入口付近に投げ散らかしてしまって申し訳なく思うがその辺はトランクスにやってもらおう。

 

起きたトランクスに事情を説明して料理場いがいの所の物を片付けてもらった。

皿も割れていたので悪態をつきながら今までのゴミごとこの星に捨てた。

嫌がらせだ。この際この星の環境なんてこの際知るか。

「あーあ…飯が…」

「やられちまったんだもう仕方ないって…」

宇宙船入口で座って落ち込んでいるとトランクスが肩に手を置いて慰めてきた。

「はぁ…」

…まあ、立ち直れないが。

だって、飯が…

と、思っているとこちらへ向かってくる知らない気を感じ取ってだらりと垂れていた尻尾がぴん、と立った。

「…なんか来る」

「…なんだこの気は…とにかく、お前の持ってるそのドラゴンボールは操縦室の隠し扉に隠しておくぞ。ドラゴンボールを奪いに来たのならまずい。」

「頼めるけ」

「おうよ」

袋をトランクスに預け、宇宙船から降りて構えを取り気がある方を見据える。

…あのロボット達の気を感じないとなると、やはり悟空が倒したのだろう。なら、これはそれ以外のロボットの気…

仕舞い終えたらしいトランクスが宇宙船から出てきた。

とりあえずはいまこちらに向かっている悟空に意識を向けることにしよう。

 

 

 

 

 

 

現れたリルドを強く睨む。

「おめえ、ドラゴンボール欲しさで宇宙船漁らせたんか」

そんな事を質問した自分に悟空が何で今そんな事を、と思ったのかポカンと見てきた。

「へ?悟白?」

「そうだ。それかどうした?」

「……おめえのとこのロボットは何考えてるべ…冷蔵庫まで漁って…!!ぜってえ許さねえぞ…卵駄目にして…!」

そういった瞬間に悟空がハッとした。

「え!?おめ、じゃあオムライスは!?なんだっけあれ…卵とじ?とかは!?それ以外の卵使う料理は!?」

「しばらくなしだ…!!」

心底悔しそうに憎たらしそうにいう自分に悟空が叫んだ。

「いいぃい!?」

そんななんとなく茶番じみた流れにトランクスは気が抜けているらしく、「お前な…」と言っていた。

「許さん…許さんぞリルド…!!!」

怒りにじわじわと自分の気が上がっているのかトランクスが若干引いている。

「貴様何を言っている。そんなものの何がいいと言う?」

「そんなもの…?」

ピクリと、反応した。

悟空は悟空なりにショックを受けているらしかったが思わずと言ったようにこちらを見た。

「食い物のことか…?食い物の事を言ってるべか?」

 

「食い物のことを言ってんのかぁぁあああああ!!!!!!!!!」

 

「い!?」

「ちょ、!?」

思い切り飛び込んで行って首を折るように蹴りを入れてやった。

すると勢いよく横へ飛んでいった。

それに親指を折り曲げた右手を向ける。

青色の気弾が出来上がった。ちらりと頭によぎった技だ。

使わせてもらおう。

「ビッグ」

吹き飛ばされながらこちらを見たリルドへしっかりと狙いを定める。

「バン…!」

「おめ、その技…」

「それは…!」

「アターック!!!!」

そう、ビッグバンアタックだ。

だが普通のビッグバンアタックとは違う。

スナイパーライフル砲の要領で作ったのだ。

だから、素早さも貫通力も備わっている。

「なっ…!!」

 

間一髪で避けたらしいリルドがボロボロになって自分の後ろに立っていた。

「…よくもやってくれたな…!」

「食い物の恨みは恐ろしいんだ…忘れんな…」

「や、やっぱすげえな…ははは…」

「食い物の恨みはすげえな…うん…」

後ろに立っているリルドから距離を取る。構えは解かない。

「…これはいいモルモットになってくれそうだな…」

ボロボロなのに笑っているリルドを眉をひそめて見る。

…モルモット…?

「何言ってんだおめぇ…?」

「…すぐに分からせてやろう…!!!」

そういって少し屈んでパカリと口を開けたリルド。

何をする気かと警戒すると、リルドの口から緑の光が放たれた。

跳ね返してやろうとし、着弾寸前に頭に過ぎったのは、ブウのお菓子の光線だった。

何故それがよぎったかは知らないが脳が理解する前に身体が動いて避けた。

そして当たった木をみると、鉄になっていた。

「は、」

「フッ…勘のいい奴め…」

「…あれをおらに当てて、行動不能にでもするつもりだったか?

…それとも食いしん坊のギルの飯にでもするつもりだったべか?」

「当たって見ればわかること…!」

そういって再び放たれた光線は2人の方へ向かっていった。

さっと避けたので二人は何ともなかったが、2人の立っていた地面が鉄になった。

…あれを当てて一体何をしようというんだ…?

3人で固まって注意深くリルドの動きをみる。

…絶対に鉄にしたいらしい。

「何考えてんだ…?」

「オラにも分かんねえけど、とにかく当たったちゃまずいのは分かっぞ。」

「無駄口を叩いている暇があるのなら避けたらどうだ?」

また放ってきたリルドへ、スナイパーライフル砲を緑の光線を突っ切るような位置で撃ち込んだ。

光線に紛れて向かって来るので気付かなかったらしく、口を突っ切ってスナイパーライフル砲が貫通していた。

光線を跳ね返した訳では無いので3人共避ける。

「き、さま…!!」

「なんだ、ロボットもいたがんのか?」

「ハァッーー!!!!」

質問に答えず光線を放ってきた。

そうは行くかと素早く移動してやれば、既にリルドは居なくなっていた。

どこかと探していると、真後ろに気が現れた。

振り返ってやると本当に真後ろにいて、驚いて一瞬動きが止まる。

それを見逃さなかったリルドが自分にベアハッグを掛けた。

「!!」

強く締めあげられる身体が悲鳴を上げた。

「これで貴様は避けられんだろう…!まずは貴様をDrミュー様の元へ送ってやろう!!」

「っな、」

唐突に述べられた事に困惑していると、リルドの口から光線が放たれた。

瞬間的に理解した。

もう避けられない、と。

今更リルドを吹き飛ばしてもその動作だけで、間に合わずに喰らってしまうだろうから。

 

だから、自分は甘んじて緑の光に包まれるしかなかった。

 

 

 

 

 

____________

 

 

 

「うわあああぁぁぁぁああぁぁぁあああ!!!!!」

 

 

「悟白っー!!!!」

トランクスが叫んだ。

先程まで叫んでいた悟白の声が途切れて、次に聞こえたのは悟白が鉄板になって落ちてきた音だった。

「あ、あ…!」

悟白をみると、大きく目を見開いて締め上げを外そうとしていた姿のままで、ピクリとも動かなくなっていた。

「悟白、悟白!!くそ…!」

そばに寄ってトランクスが声を上げていた。

「……おめぇ………悟白を…オラの悟白を…!!」

地面を強く蹴ってリルドとかいうやつの前に移動して殴りかかった。

するとすぐに避けられ、自分は地面に足を付ける事になった。

「悟白!!」

「!」

トランクスが叫んだので何かとみると、悟白が消えていこうとしていた。

急いで向かって悟白へ手を飛ばすと…届く前に消えてしまった。

「!!……てめぇ…!!オラの悟白をどこへやった!!!」

伸ばして開いたままの手を強く握り込んで激しく睨み付けると、リルドはあそこだ、と指を指した。

…自分の後ろに立つあの建物だろう。あそこへ瞬間移動の様なもので送ったという。そしてそこでまたDrミューの方へ送るらしい。

「別の星に送るというのか!?」

そうトランクスが言った。

だから自分はトランクスへ悟白を取り返してくるよう言ってそちらへ行かせた。

怒り心頭に発する自分に少し仰け反りながらもトランクスは返事をして飛び去って行った。

はやくこいつをぶっ飛ばして悟白の所へ行かなければ。

 

 




リルド将軍に最初に鉄板にされてしまった悟白。
どうなる悟白!間に合うかトランクス!!

アニメ見てたらなんかDrミューに鉄板トランクスが顔撫で回されてたり耳元で囁かれたりしてたんですが、鉄板悟白はまんまの事を受けるわけですよね…鳥肌立ちそう。

閲覧ありがとうございました!
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