そん、ごはく。孫 悟白っていいます。   作:鯱の助

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名前赤子なんに全然可愛くないべ

 

 

鉄板の状態から解放され、ベビーというネオマシーンミュータント?へ近付きながら聞いた話は驚くことばかりであった。

あの小さなミュータントが完成すると、パワーに関してこの宇宙の誰より強い存在になる…とか。

 

『トランクス一番最初に来る計画立ててた。

だから悟白一番最初やられて運ばれた時驚いた。

トランクス、ヘマしたと思った。』

「ははは…俺も焦ったんだよ。悟白が一番最初にアイツに目をつけられて、羽交い締めにされて金属板にされた時。」

「トランクスがいっちばん最初の時に何となく狙われに行く動きしてたかんな、なんとなくそうかと思ってたけど、勢いよく飛んでったからやっぱ思い違いかーって思っちまったけど、やっぱあってたんだな」

「いやあ、悟空さんには参りましたよ…そこでバレてたなんてなあ」

ハイスピードで進む話に付いていけない。

第1悟空が気付いていたことが凄い。

やはり場数を踏んでいるだけあるという事か。

「えっと…じゃあ、えっと……先に来ちまってごめん…?」

「いや!!悟白は悪くないって!あんだけやれば目ぇ付けられるって。」

『ギルル、トランクス、ヘイト溜めるの下手なの悪い』

「いや、それはさ…!いや…うん…」

「とにかくだべ。おらは、ギルが本当に裏切って無くて良かったって事だけだ。」

『ギルル…』

「やっぱり、ギルがいねえとな…」

近くを飛んでいたギルを抱き締めた。

『ギル、悟空、トランクス、悟白と友達、仲間。裏切るもない。ずっと友達。』

「うん…やっぱギルはいい子だな…」

『ギルルー!』

褒められて嬉しそうなギルがピロピロと音を鳴らした。

 

 

 

Drミューが忌々しいサイヤ人、といったしゅんかん、ベビーがアクションを起こした。

そんなベビーの入るカプセルにDrミューが張り付いている。

その奥では、ムクムクと成長するベビー。

何が私の可愛いベビー、だ。あれの何処が可愛いんだ…!

そして、ある一定の所まで成長すると、ベビーから桃色の光が放たれ、周りを吹き飛ばした。

それを防御しながら浮かんだのは、いつかの魔人ブウだった。

 

 

何処からか舞ってくる桜の花びらのようなものを背に、歪な音を立てながら動くベビーを凹んだ壁を背に全員が警戒して見つめる。

ギルは至極小さな声で危険、危険、と言いながら自分の頭に張り付いている。

叫び声を上げ、気を上げたベビー。

それに、何か…Drミューが叫びながらベビーに言っている。

僅かに聞こえたのは、サイヤ人を殺せ、という言葉。

すると、自分、悟空、トランクスの順に自分達を見たベビーは一気に飛び上がって何か呟いた。

すると、悟空が「今だ!」と声を上げたので一気に壁から飛び、全員が気弾をベビーへ放った。

気を大きくしたベビーだったが、3人の気弾がベビーの胴体に刺さり、一気に爆発した。

呆気ない。

ただそう思った。

 

 

 

自分の手札が無くなったDrミューが脱出ポッドとしてだした宇宙船で逃げさり、自分達はそれを見送り宇宙船の元へ。

ギルのもつ、金属にされたものを元に戻せる不思議な道具で宇宙船を戻して乗り込み、まあ一つ障害物があったがなんなく出発成功。

 

3人の腹の音が一斉になり始める。

…まあ、あれだけ動いたのだから仕方ないだろう。

「あーあ、卵卵言ってたから卵料理食いてえぞ…」

「諦めてけれ。…卵は全部潰れたんだ…」

「そうですよ悟空さん。今はまだ食料があるだけいいですよ。」

「当たりめぇだべ、今までギリギリこれくらいってところで切り詰めてたんだから。今回はあいつのせいで卵以外にもいくつかやられてたからもっと切り詰めねえと…」

「えー…でもよ…」

「今全部食ってこれからの分がなくなって餓死しちまってもいいんならおらは構わねぇだぞ」

「ぐ、……わ、分かった」

「今改めて身に染みたぜ…この宇宙船の食は悟白の手に掛かってんだってな…」

小さい声で何か言ったトランクスだが自分は気にせずに調理室へ入った。

 

 

 

 

ドラゴンボールの反応をキャッチして、向かってみれば艦隊のような見た目の宇宙船があった。

そこにあると言うので向かえばすぐに一つ星のドラゴンボールを見つけられた。

不思議な程にすぐだったが、巨人の星でもそうだったので特に何も思わなかった。

だが帰ろうとするとギルが生命反応を見つけたというので急いで自分とギルで向かって、一人の少年を見つけた。

難無く宇宙船に戻ったが、少年の命が危ない様だった。

トランクスがギルに救難信号を発するのを頼み、キャッチしてくれた星へ急いだ。

医療の発達した星であった為、一命を取り留めたらしく。

「ああ、良かったべなお父…??」

「え、悟空さん?」

気を探れば椅子の下にいるらしく。

何をしているのか聞くと、注射を打たれるからはやくこの星を出たい、という。

…まあ、こんなに強い父なのになんとも子供のような弱点に思わず笑ってしまった。

 

 

 

 

タダで食べられるご飯があると言うのに病院が嫌だと言って聞かない悟空の為に川でちらりと見えたあのいかにも不味そうな魚を取って焼いて食べるらしい。

自分も取るのに誘われたが絶対不味いからと遠慮しておいた。

「おら、すぐそこのとこに居るから、用があったら来てけれ」

「おーう!」

先程沢山の動物達がいるのを見かけたので、そこに行きたいと思っていたのだ。

行ってみると、確かに沢山の動物がいた。

地球の動物達とあまり変わらない見た目だったので、地球にいるような気分になって嬉しくなった。

ゆっくり近付いていくと、あまり警戒心も無くこちらを見つめたままの動物達。人に慣れているのだろうか。

「おらも混ぜてもらってもいいか?」

そう言ってみると、あまり動作は無かったが否定も無かったので遠慮なく混ぜてもらった。

 

木に寄りかかって胡座をかき、狐に似た動物を抱えて撫でる。

膝や肩に止まっている鳥達、そばに座る鹿…

「癒されるな…」

「凄い懐かれてるんですね」

「!……あれ、おめぇ…」

突然掛けられた声に驚いて顔を上げると、あの少年だった。

「へへ、注射するって言うからさ、いやで逃げ出してきちゃって。」

「え、探してんでねぇべ?」

「多分そうだと思います…でもやっぱり嫌で…」

「……おらのお父と全く似たようなこと言ってるだな、おめえ」

「え、そうなんです?」

「うん。」

「…あの、他のおふたりは?」

そう言われた時、自分達は3人だとも言っていないので不思議に思ったが、医師が教えたのだろうと自己完結して答えてあげた。

「お父が病院苦手でな。注射を隙を見せると後ろから打たれるとか思ってるらしくて。だから魚取って焼いてんだ。」

「はあ…僕と、一緒ですね…」

「うーん、木に実位付いてると思うし持ってってやろうかな。

みんな、離れてくんろ」

そう言うと膝上の狐を下ろし、下がらせた。

丁度よしかかっていた木を振り返って上を見た。

登ろうと手を付いたところで、後ろで何か…気が膨れ上がった。

歩いてくる音がその気と共に近付いてくる。

つい最近肌で感じた気……ベビーの気。

生きていたのか。

…粉々にしていきていたということは、ブウのように欠片があると復活出来るタイプなのだろう。

とにかく、隙を付いて粉々にしてやろうと木の実を探しているふりをして機会を伺う。

 

「おーい悟白!」

 

丁度やってきた悟空とトランクスにより気が消えた。

すぐ振り返るとすぐ側に少年が来ていたのでこの少年がベビー…または乗り移っているのがベビーだろう。

「ああ、お父。」

「こんなとこいたんか、探したぞ!」

ちらりとトランクスを見ると、目が言っていた。

気付いているよ、と。

少年は悟空達の方を向いているので頷いておいた。

会話を済ませて少年を迎えに来た医師が少年を連れて行ったのを見送った。

 

 

 

医師に説得されて食堂にようやく入ることが出来た自分達はもりもり飯を食べる。

…トランクスはひと皿分だけで足りるらしい。

神経を疑った。こんなに美味しいんだから30皿でも40皿でも行けばいいのに。

『ギル…悟空25皿、悟白28皿』

「悟空さん、悟白……そんなに…?」

戦慄したように呟くトランクスをちらりと見る事もせず今しか無い食べ放題のチャンスを逃さないようにとガツガツ食べる。

今まで自分の食欲に鍵をかけて切り詰めたのだからこのくらい許される筈。許して欲しい。

「「おかわり!!」」

 

 

 

トランクスが少し前に医師と病院内を案内されに行って名残惜しみながら食べるのをやめた。

『ギルル、ルル…悟空50皿、悟白52皿…合計102皿』

ギルでさえ引いたように言った。

「はー…食った食った。」

「嘘つけ、お父も食い足りねえだろ?」

「ん、まあな!しっかし2皿負けたー!」

「お父が、食った食った〜!おっちゃんおかわり!って言ってた隙にずっと食ってたかんな。」

「おめえ真似うめえな」

「へへ、5年ずっといりゃ分かるべ。」

と、言いながら食堂から出てトランクスの気を追う。

実は、医師が呼びに来る前まで計画を立てていたのだ。

2人ともベビーだと分かっていたのだ。だから、確実に倒すための計画を立てた。

「今度こそ跡形も無く消し去らないと…ブウみたく後悔しちまう」

「ああ。ぜってぇにやるぞ」

 

 

 

 

ベビーを追い詰めた。トランクスに乗り移って焦ったが本人が巻き返した。

さあもう逃げられないぞとなった時、あいつは眩い光を放ち、自分たちから逃れた。

視界が元に戻ったので、急いで追いかけた。すると誰かに乗り移ろうとしたのか気が現れたので全力疾走で向かったが、すぐに消えた。

~逃がしてしまった。

これによりまた襲われる人々が出る。そう思うと死ぬ程くやしい。

「…、」

「悟白……大丈夫だぞ。

おらたち3人なら絶対に負けやしねぇさ。」

「…それは…お父とトラ兄さがいるから…心配してねえ」

それを言うと何となく支えているトランクスが照れたような感じになったのが分かった。

「おらが考えてんのは、ここで逃がしたことでおら達に対抗しようとしてパワーを集めるベビーに襲われちまうみんなの事だ…」

「ご、悟白…」

すると今はドラゴンボールを集めないとと言うことで慰められながら宇宙船に戻った。

戻っても、ギルにも慰められる。

仕方ないのでギルを抱き締めることで収めることにした。

とにかく、今は犠牲者のことを忘れなければならない。

感情を出すのは次に対峙した時だ。

 

 

忘れるなベビー。必ず消し炭にするからな。

 

 

 

 

 




ベビー、てめぇは悟白を怒らせた。
\(’ω’)/<ウオアアアアアアア!!!

お気に入り112…ひええめっちゃ嬉しいですわ…

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