そん、ごはく。孫 悟白っていいます。   作:鯱の助

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前回までの閲覧、お気に入り、ありがとうございました!

瞬間移動授業回。初オリジナル回でございます。
GTストーリーは進みません。
ごめんなさい。




そこに一瞬で行く…イメージ……?

昔から気だけでその人がどういう状態かは理解出来る程には感知能力が高かったらしく、瞬間移動の一つの条件としてはクリアしていたらしい。

瞬間移動を学ぶ上で一番最初に必要な事はクリアしていたわけですぐに練習が始まった。

「おし、そんだけ分かれば上出来だ。

早速本題に入ってくぞ」

「はい!」

「まずはさっきみてぇに二本指を眉間に当てんだ。」

言われて、すぐに二本指を眉間に当てる。

「…で、自分の行きてぇ場所にいるやつの気を探る。

…この後オラは少し離れっから、今回はオラの気を探ってくれよ」

気を探るのはあとになるだろうからそのまま話を聞く。

「そしたら、そいつの所に自分が行くイメージを浮かべんだ。」

すると悟空が後方へ離れていく。

…もしかしたら、説明はこれで終わりなのかもしれない。

…と、すると…これは…

…いや、やると言ったんだからやらないと。

気を取り直し、目を瞑り悟空の気を探す。

……ある場所に来ると止まった…腕を組んで…自分を見ている。

そして、少し高めの…岩の上か。

そのそばに自分がいるイメージを作る。

……さて、ここからだ。

ここからは完全に手探りとなる。

おそらく、一瞬で目の前に現れるということは悟空の目線で考えると、例えば今までカプセルコーポレーションの景色があったのに次の瞬間にはナメック星の景色になる……そんな感じだろう。

今度は目を開けて、景色を見る。

…米粒程に見えるくらい離れた位置に悟空がいるのが見えた。

あそこに広がる景色を目の前に……そこに行くイメージ…!

暫く様々なイメージの仕方で挑んだが、景色が変わる気配もそれらしい予備動作的なものも感じない。

「これは……なかなか…」

意識したことなど一度もない瞬間移動という概念にひどく苦戦する。

移動という言葉が、足で歩いたりして移動する移動、という固定概念が根強くて瞬間移動というもののそれらしいイメージが全く湧かない。

「ぐ、ぐぐぐぐぐぐ…!!」

力んで左手を強く握り締めたり、踏ん張ったり…

…何も起こらない。

「くっそー…分かってたけど難しすぎるべよ…!」

 

流石に1日では無理だった為、悟空の瞬間移動で家に帰った。

悟空のものを見てしっかり覚えなければ…

 

それから三日。

しっかり教えると言ってくれた悟空はしっかりと教えてくれて、自分も理屈のようなものを少しだけわかった気がした。

 

「結局説明してもよ、後は自分の感覚でしか掴めねえから頑張るしかねえ。」

と、四日たった時に言われた。

…たしかに、教えられてもこんな事はできた時の自分の感覚だろう。

そう思えてきた。教えてもらったのに悪いが、次の日からは一度知識を捨て脳で考えるのを捨て体でありのまま挑んでみることにする。

 

 

 

 

 

 

 

わかった!!

 

そうだ、このイメージなら自分はきっと瞬間移動ができる!

唐突に思い付いたのだ。

遠くに感じるこの気を、グッと引き寄せるようなイメージ。

そして身体を引っ張られるイメージ。

説明はできないがこれなら行ける。確信したのだ。

意味が分からないかも知れないがこれしかないと頭が訴えてくる。

これだと。言っている。

イメージと成功するかもしれない喜びを逃がさないように急いで二本指を当て、目を瞑り気を探り…超サイヤ人4から戻っているらしい悟空の気を探し当てた。

そして頭の中で浮かぶ悟空の気の輝きを一気にこちらへ引き寄せた。

「いけッ!!!」

頭の中の気のイメージが自分のそばにやってきた。

「や、た?」

目を開けると、定位置で見飽きた風景でない先の風景が広がっていた。

そして、ゆっくりと下に目を向けると、悟空がそこにいた。

悟空はニコリと笑ってこちらを見ていた。

「や、た…やっただよ、お父…!」

「ああ。良くやったぞ」

たしか…一週間と六日。

思わずその場に座り込んだ。

「おら、瞬間移動出来たんけ…本当に、出来たんけ?」

「ああ。バッチリだ。」

「ほ、ほんとにっ…!!」

実感が湧いてきて、徐々に声に喜びが乗ってくる。

「やっ………やったー!!!」

思いっきり飛び上がった。人生で一番の喜びようかもしれない。

「できた、出来たー!!!!」

周りを飛び回って、感極まって最後に悟空に飛び付いた。

だって、こんなに嬉しい事は無い!

「お父、お父ありがとう!すげぇ嬉しい!」

「おう、おめえはほんとに良くやった!」

悟空を抱き締める腕を悟空に軽く叩かれ褒められる。

「ようし、んじゃあ忘れねえうちに試してみっぞ!

どこでもいいから誰かの気を探って行ってみろ!オラもついてくぜ」

そう言って自分の腕に掴まった悟空。

自分はワクワクとしたまま当て疲れた二本指を眉間に当てる。

そして、気を探る。

…そうだ、みんなには後で見せて驚かせたいな。

そう思ったら、すぐにこれだと言う気を見つけた。

…なにやらゆったりと過ごしているようだ。

その気の輝きを、グッと引き寄せる。

 

「お?カリン塔かぁ」

成功した!

目の前の景色は見事に変わっていて、目の前には白い猫。

奥からボサボサ頭の人物が出てきた。

「あり?おみゃーらなんしにここに来よった?」

「おっすヤジロベー。ツフル星移動ぶりだな!」

「おお悟空。それに、悟白じゃないか。久しぶりじゃの」

「おっすカリン様」

「ご無沙汰ですだ」

「ふーむ…ほう、悟白は瞬間移動を覚えたんじゃのぅ。それの試しでここに来たとな」

「はは、やっぱりカリン様にはお見通しけ…」

「は?瞬間移動っちゅうんは悟空しか使えんとかなんとか前にあんた言っとったじゃねぇか。」

「悟空に教えて欲しいと言って約2週間で悟白が使えるようになっとるんじゃ。」

「はあ…分かんねぇけどまあ使えるようにはなったんだな」

適当なヤジロベーはそのまま奥に帰ってしまった。

その後は久しぶりに会ったカリン様との会話を楽しみ、別れを告げた。

 

 

 

この事はまだ内緒で、と言うことで誰にも言わずに普通に過ごした。

そして夜になると、習得で頭がいっぱいだった自分には入ってこなかった情報が入ってきた。

明日天下一武道会をやるらしい。

「へえ、天下一武道会かあ」

「悟空さは勿論出るだろ?」

「おう!楽しみだなあ」

「やっぱな。悟白は出るだか?」

「んー…出てぇとこだけど、他のみんなは出るんけ?」

「えっと…たしかブルマさんが言うにはベジータは出ねぇらしいだ。

トランクスは仕事だし。パンちゃんは出るらしいだ」

「へえ…パンはでるんか…あ、ビーデルさと飯兄さは?」

「出ねえだよ。」

「うーん…やめとこうかな」

「なんでだ?」

戦ってみたかったのに、と悟空が残念そうに言ってきた。

「なんか…やめといたほうがいい気がすんだ。」

といって、ミスターサタンがインタビューを受けている場面が流れているテレビを見た。

そのテレビ右上には、『ミスターサタン引退!?明日の天下一武道会にて後継者決定!』と書いてあった。

 

 

 





おめでとう!ごはく は しゅんかんいどう を おぼえた!▼

唐突ですが語りを少々…
小さい時は悟飯の方に似てて大きくなってくると悟空の方に似てきてる…のかな?
悟白が自分で動いて成長しているのが親のように嬉しいですな。
内に秘められている可能性がまだまだ尽きることを知らずって感じで…やっぱり悟空寄りなのかもしれない。

親バカ失礼しました。
閲覧ありがとうございました!
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