HSDD 転生生徒のケイオスワールド2 卒業生のアザゼルカップ   作:グレン×グレン

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それでは本格的に戦闘開始です!


雷光VS乳乳帝! 第二ラウンド!!

 その試合は、とても白熱していた。

 

 どこもかしこも戦いが頻発する中、有利に動いているのは雷光チーム。

 

 ことイッセーはその前にバラキエルの怒りを買っていたため、ものの見事に誘い出された。

 

「なんて奴だバラキエル! 朱乃さんがイッセーを応援すると聞いてぶち切れていたのは、まさかこのためのブラフ!」

 

「いや、たぶんそれはそれでマジギレだったんじゃないかしら」

 

「いや、試合のためにあえて飲み込んだのかもな。そのバラキエルさんって長生きなんだろ? だったら少しぐらい我慢強くたっておかしくない」

 

「いや、結構だだ漏れしてなかったか、本音?」

 

 ノーヴェと暁も割と真剣に試合を観戦している。

 

 とはいえ、現在破壊されたオブジェクトの数では雷光チームが上で、しかもここでイッセーを抑えられたのがいたい。

 

「でもこれは決定打にはなりませんね。レーティングゲームにはキャスリングがあるから、それでロスヴァイセさんと入れ替わればすぐに脱出できます」

 

 木場はそう冷静に言うが、しかしそう簡単にはいかないだろう。

 

「いや、おそらくイッセーを隔離したエリアの近くにはアルマロスか対魔法特化のメンバーがいるはずだ」

 

 俺ならたぶんそうする。

 

 堕天使アルマロスはアンチマジックの使い手。いや、見かけや性格は脳筋なんだが、実は論文を一回見せてもらったがかなりハイスペックだ。

 

 今回、ロスヴァイセさんはオブジェクトの解析と探索のメインどころをやっている。そんなときにそんな派手な動きを見せれば、すぐにでも撃破のために天敵を送り込むはずだ。

 

 やるならば、歩兵であるボーヴァ・タンニーンをプロモーションさせてやるべきだが―

 

『おぉーっと! 兵藤一誠選手がキャスリング!! 隔離された空間から脱出しました!』

 

 あのバカ、見事に策にはまってやがる!!

 

「やっぱりレイヴェル義姉様でも、年季の差には勝てませんのね」

 

「うぅう、レイヴェルちゃん苦戦してるよぉ」

 

 雪侶とギャスパーがそういってしまうのも無理はないだろう。

 

 なにせ、三大勢力の戦争を生き抜いてきた歴戦の実力者だ。当然作戦指揮にも一家言あるだろう。

 

 所詮はルーキーのレイヴェルでは、真正面から準備されれば苦戦することもあるはずだ。

 

「どう見ますか、宮白さん。この勝負、その……兵藤さんのチームが不利のようですが」

 

 ふむ、確かに姫柊ちゃんの言う通りだ。

 

 そもそも、乳乳帝チームは割とルール関係に苦しめられている。

 

 相手もまだまだ不慣れであることを考慮したからこその戦いだが、今回は経験こそ少ないが知識としては熟知しているだろう雷光チーム。それも、歴戦のメンバーがそろっている。

 

 普通にみればこのままだと負けなんだろうが―

 

「いや、まだ勝負はわからないぜ?」

 

 俺は、なんとなくわかっている。

 

「そうです。レイヴェルもイッセー先輩もこのままでは終わりません」

 

 小猫ちゃんも、笑顔を浮かべてそう告げた。

 

「宮白先輩。レイヴェルの思考傾向から言って……そろそろ仕掛けてきますよね」

 

「だろうな。おそらくタイミングを計っていたはずだ」

 

 俺と小猫ちゃんは大体予想ができていた。

 

「何がですか? この状態で、オブジェクトの撃破数でしのぐのは困難では?」

 

「確かにな。もとから数で苦戦してたし、なんていうか空気が完全に雷光チームに傾いてる」

 

 姫柊ちゃんとノーヴェがそういうのも無理はない。

 

 この状況下、普通の格闘戦とかの競技ならどう負けるかを考慮するレベルの状況だろう。

 

 だが―

 

「二人とも、失念していることがある」

 

 そう、この二人はある点を失念している。

 

「これはレーティングゲーム。割と何でもありの戦争練習のエンターテイメントだ」

 

 そう、レーティングゲームは競技だが、格闘競技ではない。

 

 チームで、様々な状況で、特種能力や武器まで使って行う戦いだ。

 

 そして、それはもともと異形の戦争の練習としての側面もある。

 

「そろそろ、あいつらはごっそりオブジェクトを破壊するぜ?」

 

 そして、俺の視線の先でイッセーが桃色に輝いた。

 

「我、目覚めるは乳の神秘に魅了されし赤龍帝なり!!」

 

 そして、同時にフィールドのあちこちで桃色の輝きが放たれる。

 

 アーシアちゃん、レイヴェル、ゼノヴィア、イリナ、ロスヴァイセさん。

 

 イッセーを愛する女性たちの胸から、強大な桃色のオーラが放たれる。

 

「無限に続く夢幻の煩悩とともに、王道を行く」

 

 そして、そのオーラはイッセーへと飛んでいくと、一斉に集まる。

 

 輝きを浴びて、鎧はより有機的に変形していく。

 

「我、赤き乳の帝王となりて―」

 

 そう、それこそが兵藤一誠の奥の手。

 

「モード乳乳帝! ここに見参!!」

 

 モード、乳乳帝!!

 

「「「……………」」」

 

 ああ、ノーヴェも暁も姫柊ちゃんも目が点になってる。

 

 うん、うんうん。

 

「姫様、あれがイッセーがおっぱい使ってきた場合の、普通の人の反応です」

 

「それはどういう意味かしら?」

 

 姫様から冷たい視線が飛んでくるが、俺はスルー。

 

「いやっほぉおおおおおおう!! 最高ですのよイッセーにぃ!!」

 

 雪侶はテンションが天元突破しているが、これは特に駄目な部類だ。

 

「……ついに公衆の面前で乳乳帝に」

 

 小猫ちゃんも最近は染まってたけど、これはさすがにきついよね!!

 

 だが、そんなことはどうでもいいといわんばかりに、イッセーは全身からキャノン砲を展開する。

 

 そしてそこから集まっていく魔力は、一瞬で魔王クラスを超える。

 

 ……わずか数人分でここまで来るか!

 

「な、なんですか、あの魔力量? 先輩の眷獣でも一体では太刀打ちできませんよ!?」

 

 ああ、狼狽する気持ちはよくわかるよ、姫柊ちゃん。

 

「いろいろと反応できないのはわかる。だけど、これがイッセー君なんだ。気を確かに持ってくれ」

 

「あ、ああ。にしてもすごいな、アレ」

 

 すごくあれな展開に、木場からフォローを受けるノーヴェ。

 

 だが、その目はそこから放たれる光景に釘付けになっていた。

 

 放たれた砲撃によって、フィールドの半分近くが吹き飛んだ。

 

 そしてそこは、イッセー達のチームが捜索してなかったエリア。

 

「なるほどね。つまり、最初からフィールドの半分ごとオブジェクトを吹き飛ばすのが作戦だったのね」

 

 姫様はうなづきながら感心する。

 

 それならオブジェクトの捜索は範囲を狭められる分楽に済むし、この方法なら相手チームのメンバーもその多くをまとめて撃破できる。運よく敵の王を倒すことができれば万々歳だ。

 

 何より―

 

「これで、今までイッセーを酷評していた人たちも考えを改めることになるわね」

 

 姫様はそう嬉しそうに告げる。

 

 乳乳帝チームは、割と今回酷評されていた。

 

 しょせん、ルールのある環境では本領を発揮できない力押しのチームだと。実戦で鍛えられているから、レーティングゲームでは苦戦すると。何より策の前には生半可なパワーなど通用しないと。

 

 だが、これを見て生半可なパワーだといえるものは決していないだろう。

 

「あの出力、魔王クラスをはるかに凌駕しているわ。……神クラスでも、一発の威力ならば出せるものなど数えるほどしかないはず」

 

「いや、個人で出せる奴が何人もいるのかよ!?」

 

 姫様の言葉にノーヴェが狼狽するが、しかしまあ当然といえば当然だ。

 

 なにせ放つのは人間ではなく、神々やそれに準ずるものだからな。そりゃ地形位変える。

 

 むろん、そんなものを出せるのは多く見積もっても三桁に届かないだろうが、しかし出せる連中はいるのさ。

 

「真祖の眷獣でも単純な破壊力であれに匹敵するものはそうはないはずです。先輩の夜摩の黒剣(キファ・アーテル)位じゃないととても……っ」

 

 あまりの光景に、姫柊ちゃんも唖然としている。

 

 ああ、確かに暁の眷獣でも、あれだけの威力を出すのは困難だろう。

 

 すでに、単純な威力なら全盛期の二天龍すら超えているかもしれない。そんな化け物がそこにいた。

 

「ああ、それでこそだ」

 

 俺は、こころから歓喜に震える。

 

 俺の親友は、俺が一生懸命頑張ってる間も頑張っていた。

 

 偽聖剣を復活させたら、お前は乳乳帝を再現しやがった。

 

 ああ、やっぱりお前はお馬鹿で素晴らしい!!

 

『『『『『『おっぱいドラゴン! おっぱいドラゴン!!』』』』』

 

『ぽちっとぽちっと!』

 

『『『『『ずむずむいやーん!!』』』』』

 

 観客も大盛り上がりの激戦は、さらに白熱して戦い始める。

 

 すでにムードはクライマックス。イッセーはそのまま本丸であるバラキエルに向かい合い、激突を再開する。

 

『イッセーくん! 君は、リアス・グレモリーのことが好きなのだろう!?』

 

『はいそうです! 俺は、リアスのことを愛しています!』

 

 イッセーの返答に、部屋中の視線が姫様に集まる。

 

「ええ、私も大好きよ」

 

 もうこの人全く動じてないな。完璧に第一夫人の貫禄だ。

 

『では朱乃はどうなる? もしリアス・グレモリーと朱乃のどちらかを選ばねばならなくなった時、君はどうするのだ!!』

 

 戦闘そのものは、イッセーの方が優勢だった。

 

 乳乳帝そのものはすでに解除されているが、しかし赤龍帝の力を引き出しているイッセーは、すでに魔王クラスですら正面戦闘は避けるべきレベルだ。

 

 ましてや、雷光チームはさっきの砲撃で気勢をそがれている。それが勢いとなって、イッセー達に力となっていた。

 

 しかし、それでもバラキエルは食い下がる。

 

 それは―

 

『もしそうなるのならば、いっそ別れてしまった方が朱乃にとってもいいことだとすら思う!! あの子は私の生きる希望だ、傷つけることなどあってはならないし許さない!!』

 

 ―朱乃さんのことを、愛しているから。

 

 しかし、バラキエル。

 

 それは、イッセーを舐めてかかってるぜ!?

 

『なら、俺は朱乃さんを愛します!!』

 

 真正面から、想いとともにイッセーは拳をたたきつける。

 

『俺は朱乃さんのことも大好きです!! 愛してます!! ずっと一緒にいたいです!!』

 

 反撃を耐えしのぎながら、イッセーは全力で拳をたたきつける。

 

 何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も。

 

『朱乃さんに危害を加える奴は俺が叩きのめすし、朱乃さんに襲い掛かる災厄は俺が防ぐ!! だいたいアンタ大切なこと忘れてるぜ!!』

 

『何をだ!』

 

 至近距離でクロスカウンターが決まる。

 

 そしてその競り合いを制したのはイッセーだった。

 

『俺はハーレム王になるって決めてんだよ!! 好きになった女全員幸せにするぐらいの気概がなくて、そんなことできるわけがねえだろうがぁあああああ!!』

 

 その渾身の叫びとともに、莫大な出力の魔力がバラキエルを包み込む。

 

 バラキエルもそれを雷光で防ぐが、しかし破壊力ならイッセーの方が大きい。

 

『これが、貴方に対する答えで、朱乃さんに対する告白だ!! 朱乃は、俺が、幸せにしまぁあああああああす!!!!』

 

 そして、出力は思いっきり増大化した。

 

『朱璃よ、朱乃は、いい男に見初められた……』

 

 そして、莫大な破壊力がバラキエルを包み込み―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いい答えだ。いい覚悟だ。だがファックなまでに実績が足りねえ』

 

 超高密度のプラズマの奔流が、その一撃を相殺した。

 




乳乳帝、実は常時発動可能。

乳技の延長線上の部分があったので、少人数で発動する分なら何の問題もないわけです。

とはいえ、乳乳帝チームの乳だけで発動する場合その時間は短く出力も低め。ヴァーリの極覇龍と戦った場合、長期戦ならイッセー有利ですが、短期決戦ならヴァーリが有利です。

具体的な能力値でいうのなら、乳乳>魔王=龍神>偽龍神>偽乳乳=極覇龍 ですね。

今回の偽乳乳の一撃は、たまった燃料を全部ぶっ放している砲撃です。反面極覇龍派数発は打てるので、総裁は可能。その上の持久力で返り討ちにあいます。

反面乳乳帝を防戦に回して勝負をおこなえば、供給源が複数あることからインターバルでは極覇龍を超えます。ゆえに持久戦では偽乳乳有利です。

ちなみに、乳乳の恐ろしさは供給源が多ければ多いほど上昇することにありあります。最終決戦仕様はさすがに出せませんが、出せた場合の戦闘能力はトリプルシックスと覇鬼を同時にあいてしてまともに渡り合えた=無限及び夢幻と勝負になるレベルです。圧倒的物量により魔王及び龍神を出力持久力安全性全てにおいて圧倒しています。最終決戦の主人公能力なのでとにかく盛りました。










そして小雪、本格戦闘。

一応言っておきますと、小雪も小雪でパワーアップしておりますのでお楽しみに!
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