HSDD 転生生徒のケイオスワールド2 卒業生のアザゼルカップ   作:グレン×グレン

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VS久遠 第二ラウンド!!

 さて、ポイントゲットは暁に任せて、俺達は冷静に試合を進めるとしよう。

 

 そう。俺達がやることは極めて簡単。

 

「死ねや松田ぁ!!」

 

「お前今死ねって言ったよな!?」

 

 渾身の蹴りをあっさり躱しやがって。おのれ、これがふんどしの薫陶だということか。

 

 禍の団の中でも指折りの戦力であるふんどし。

 

 純粋な人間として生まれ変わり、転生悪魔にも転生天使にもならなかったくせして、神器を最終決戦まで使わずに若手の化け物だらけのグレモリー眷属と渡り合った真の化物。

 

 覇を発動させたサイラオーグ・バアルとすらまともに打ち合いむしろ優勢だったらしいあの超人。本当に人間か、オイ。

 

 とにかく、そんな化け物の薫陶を受けた久遠がシトリー眷属二強……というか最優であることからわかる通り、間違いなく教えを受けた松田もまた強敵だ。

 

 実戦経験の少なさを踏まえても、久遠の次に危険な敵でもある。

 

 そして何より―

 

「お前に! うちの! 女性陣の! 裸は見させん!!」

 

「いやそこまでしねえよ! 戦闘中に色っぽい角度になったらカメラ取るだけだよ!!」

 

「まずカメラを壊す!!」

 

 この野郎、そんなんだからモテないんだよ!!

 

「お前は! イッセーみたいに変人ばかり集まる縁はないんだからやめろと何度言ったらわかる!!」

 

「お前リアスさんや朱乃さんに殺されるぞ!?」

 

 あ、いけね!

 

「そ、そそそそそれはそれだ!!」

 

 ガトリングガン二丁持ちで撃ちまくりながら、俺はとりあえず戦闘に集中する。

 

 とにもかくにも、なんとしても今回オレは松田を抑え込む!!

 

 ただでさえ男の一人である暁をポイントゲッターとして残しておく必要があるんだ。その負担は間違いなく莫大で、だから俺達も負担を上げる必要がある。

 

 何があっても邪魔はさせん!!

 

「この野郎! 俺はお前と違ってモテないんだよ!! 大学生にもなって童貞なんだよ!!」

 

「やかましい! イッセーも童貞だから受け入れろ!!」

 

 とにかく足止めに徹して牽制しながら、俺はとにかく松田を足止めする。

 

 俺はあいつらを雇い入れたクライアントとして、あいつらに対する性的なセクハラから守る義務がある。

 

「やはり警察に通報して少年院に送るべきだったか。……むしろエロ友に頼んで強制的に童貞を奪っておくのもありだったかもしれん」

 

「嫌だ! 俺はもっといい童貞卒業をするんだぁあああああ!!!」

 

 ええい! イッセーがいつ童貞卒業してもおかしくない状況になってるから、「そんなんだから童貞なんだ」と言えない!

 

 あの野郎マジで面倒なことをしやがったな今畜生が!!

 

 そして俺の近くでは須澄が既に元浜を追い詰めていた。

 

「ふふふ、ふふふふ。これで終わりだよ。まずは目を潰そうか」

 

「お、おい! これはレーティングゲームだってわかってるよな!?」

 

 目を血走らせて元浜の眼球に槍の穂先を突き付けるのは須澄。

 

 ……いや、流石にこれは止めた方がいいような気がしてきたぞ?

 

「二人の、アップとトマリの素肌は僕だけのものだからね。……殺してでも、守り抜く………っ」

 

「だ、誰か助けてくれぇえええええええええ!!!」

 

 重い! 愛が重い!!

 

「そ、そんなに見たい……?」

 

「きゃぁーっ。須澄くんこんなところでなんてちょっと恥ずかしいよっ」

 

 はいそこ。ここはちょっと引くところです!

 

 まあ、これなら元浜は終わりだろう。

 

 元浜は自分が浮く程度の力しか持っていない能力者だ。エロ根性で動くにも限度があるはず。

 

 実際今回の戦闘でも、攻撃を死に物狂いでかわすのが精いっぱい。どう考えても戦闘能力では、今この場にいる連中の中で一番弱い。

 

 むしろなんで須澄の攻撃を今までしのげていたのか奇跡なレベルだ。須澄、小手先の技術は未発達だが攻撃の速さとかでいうのなら聖槍の加護ありとはいえ英霊級だぞ。

 

「ま、まて! 俺は、童貞を卒業するまで死にたくない!!」

 

「じゃあ卒業できないように切り落としてあげるよ!!」

 

 まて! それは流石にちょっと可哀想!!

 

「ひ、ひぃいいいいいいい!!! こ、ここここうなったら―」

 

 完璧に追い詰められている。そんな状況で―

 

「―本気出すか」

 

 元浜は、にやりと笑った。

 

 なんだ? いったい何をする?

 

 そう思った次の瞬間、須澄が真上に跳ね上がった。

 

 なんだ!? 何があった!?

 

 そう思ったのも束の間、さらに異変は続く。

 

「わ、わわ!?」

 

「これは!?」

 

 気づけば俺も含めて全員が浮き上がり、しかも飛行能力を利用しても中々地面に降りれない。

 

 な、なんだこれは!?

 

「残念だったな、宮白。……お前に手のうち全部見せるほど、俺も馬鹿じゃない」

 

 そう言いながら、元浜はなぜか見上げてガン見する。

 

 その視線は、ハイディのスカートの内側にガン見されていた。

 

「……言っとくが、ハイディのインナーはレオタードだぞ?」

 

「………よし、じゃあそっちの槍持ちの子を」

 

「アンスコ履かせてるからな」

 

 俺がスカート捲り程度の対策もしてないわけないだろう。馬鹿なのか。

 

「てめえ宮白!! 男のロマンを何だと思ってやがる!!」

 

「許さねえ! 本気で許さねえぞ!! 桜花さん! ちょっと武装解除(エクサルマティオー)の準備を―」

 

「したら絶交だからな久遠!!」

 

 血涙流さん勢いの松田と元浜の声を遮って、俺は久遠に警告を行う。

 

 武装解除魔法(エクサルマティオー)の本来の目的を考えれば使ってもおかしくないが、流石にそれは看過できん。

 

「うわ酷いー! そこまで脅しかけることないじゃんかー!!」

 

「だってお前、その辺緩いし……」

 

 脱がし合いで色々恥じらいが薄れてるところあるからなぁ。

 

 まあ、それはともかくだ。

 

「元浜、お前何しやがった! お前の能力は浮遊能力じゃなかったのか!?」

 

「ああ、俺も最近になってようやくこいつの能力が理解できた」

 

 そう言いながら、元浜はふっふっふと笑う。

 

「俺の能力は浮力操作。半径500メートルの範囲内の浮力を自由に操作するのさ!」

 

 な、なるほど。つまり俺達は浮力が操作された結果上に浮かんでしまっていると。

 

 持ち上げ限定の疑似的な怪力にもなるし、これは中々使える能力だな。

 

 もはやこの出力は超能力(レベル5)クラスだろう。シャレにならん。

 

「その気になりゃ、打ち上げて地面に叩き付けるってやり方もできるけど飛べる奴多そうだしな。そういうわけでそのまま俺達がポイント稼ぐのを黙って」

 

「ご苦労。其れさえ分かれば十分だ」

 

 元浜がそれ以上言うより早く。俺はショットガンを引き抜くと一発ぶち込んだ。

 

「……ぐぅ」

 

 そして元浜はそのまま地面に倒れた。

 

 それと同時に能力が解除されたのか、俺達は地面に墜落する。

 

「ぐぉ!?」

 

「先輩!? 大丈夫ですか?」

 

 一人暁が受け身を取り損ねたが、しかしこれで問題点はクリアーできた。

 

「残念だが特注品の睡眠薬だ。もろに喰らった以上数時間は起きたくても起きれないぜ?」

 

「汚い! 流石宮白汚い!」

 

 松田が無茶苦茶警戒しながら俺を非難するが、しかしそれがどうしたというのだ。

 

 これぐらいの装備は当然用意している。喰らう方が悪いわ。

 

「というわけで次はお前だ松田ぁ!! 行くぜ須澄!!」

 

「もちろん、もちろんだよ兄さん! 変態覚悟!!」

 

「させるか! 俺は絶対にどさくさに紛れておっぱいタッチを成功させて見せる!! 特にあのトマリさんって人は良いな、シルシさんのちっぱいも興味があるぜ!!」

 

「「………死ねぇ!!」」

 

 かなり頭に血が上ってきたぜ松田ぁ!

 

 そろそろブチギレテーマソングを流すことすら考慮しているが覚悟は良いな?

 

 お前は股間に冥府へ誘い死の一撃(ハーイデース・ストライク)の刑だこの野郎!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うわぁ、すごい戦いになってきた。

 

 既に最初の一撃でリタイアしたメンバーも復活。ボールの奪い合いは乱戦になってる。

 

 宮白は作戦通り暁をメインにポイントを稼いでいるけど、それがわかってるからシュトリズセイバーチームも暁を囲むように戦闘してる。

 

 時々シルシさん達の妨害で崩れることはあるけど、瞬動術ですぐに復活してくるから簡単にはいかない。

 

「瞬発力ではシュトリズセイバーチームが一番ですわね。やはり桜花さんの指導力は見事ですわ」

 

「そうね。兵夜と近平くんも、松田君に集中してるし、そう簡単にはいかないようね」

 

 レイヴェルとリアスがそう評価する中、松田はマジで頑張ってる。

 

 仮にも神さまの宮白と、神滅具保有者の近平を同時に相手して、だけど一回もリタイアしてないからだ。

 

 元浜が麻酔薬で試合復帰不可能になってるけど、松田は身体能力がシャレにならないからしのいでいる。これはマジでやばい。

 

「っていうかコレ、もしかして桜花さんの作戦じゃないか?」

 

 なんか、そんな気になってきた。

 

「どうしてそう思うんだい、イッセーくん」

 

「考えてみろよ、木場。……宮白なら、真っ先にメンバーが洋服崩壊系の技で裸にされること警戒するだろ? 松田や元浜なら使えるようになってもおかしくないし」

 

 一応ゲームでは相手が許可しない限り使用禁止になってるけど、同系統の新技を開発すればそれは一回だけなら使えるはずだ。

 

 俺も一つ隠し玉があるけど、絶対宮白は男連中でタコ殴りする作戦するんだろうなぁ。

 

 だけど、それはつまり誰が誰に仕掛けてくるかが前もってわかりやすいってことだ。

 

 桜花さんは宮白の愛人なんだし、ある程度は思考も読めるはず。

 

 つまり、松田の役目は男達に対する囮作戦。実際それに集中してるのか、作戦指揮もとってないしいい感じにはまってるかもしれない。

 

 いや、宮白もそれを読んで、あえて最初っからこのゲームの時は暁を中心にする作戦だったのかもな。

 

「桜花先輩流石ですぅ。宮白先輩を手玉に取ってます!」

 

「宮白さんは大丈夫でしょうか。前回のレーティングゲームみたいなことにならないといいんですけど」

 

 ギャスパーもアーシアも、形は違えど大体そんな感想みたいだ。

 

 宮白、これ、お前マジで大変なんじゃないか?

 




元浜が超能力者だとはだれも思わなかったでしょう。

何気に凶悪な能力です。周囲の浮力を一気に上げれば、戦車の大部隊すら無力化可能ですから。ちゃんとレベル5なだけあって一軍匹敵なのですよ。

しかし即退場。兵夜の作戦「時間が過ぎても動けなければ意味がない」発動。









 何気に今回の駆け引きの要となっている松田と元浜。久遠はこれで兵夜の作戦指揮をある程度制御できますし、兵夜もそれを想定して最初から作戦指揮を分投げるというスタンスを取りました。しかしそれでも兵夜は策士として優秀な部類(うっかりのぞく)なので、いろいろ大変ではある。

 何気に玄人が好みそうなところもある試合出した♪
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