インフィニット·ストラトス〜液蛇の挑戦〜   作:三角定規の角

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第一話 蛇の転生

ある島の核廃棄施設の裏手--普通は誰もいないはずも場所で2台の車が横転していた。それだけではなく、車に挟まれ動けない男女のペアとそのペアにアサルトライフルの銃口を向けながら今まさに発砲しようとしている金髪の男が1人。

 

「スネェク…まだだ…」

 

金髪の男はうわ言のように呟くと引き金に指をかけた…その時。

金髪の男が急に胸を抑え悶絶し始めた

目の前のペアの女の方は信じられないと言うように目を剥いて驚いていた。

男の方はこの光景を見るのは3回目だが、違う理由で表情を硬くした。

 

「ぐぉ…が……かっ…フ、“FOX DIE”……」

 

金髪の男は必死に銃口を目の前の男に向けようとした--だが、その行為も虚しく彼の体は地に落ちたまま二度と動くことは無かった。

 

 

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「ぐぁ……」

 

(ここは、どこだ…?俺はさっきまでアラスカに居たはずだが…見渡す限り焼け野原だ)

 

俺がゆっくりと起き上がるとそこは見渡す限りの焼け野原だった。チラチラと建物の焼跡らしき物があるので元々は村だったのかもしれない。

そして俺はそこに嗅ぎ慣れた臭いを感じたんだ…それは俺が良く嗅いだ臭いだった。

俺は勢い良く立ち上がると、姿勢を低くしながら周囲の安全を確保した。

すると…全身に違和感が駆け巡った、まるで体が小さくなったように低い視線、いつもよりも時間のかかった行動速度。ふと自分の体を見るとそこには--

--小さくなった俺自身の体があった。

 

(な、なんだこれは…訳がわからん。知らん場所に居たと思えば今度は体の幼児化か…なんでもありだな。  しかもこの臭いは…硝煙だな、とするとここは戦場か?)

 

俺が周囲の状況を把握しようと思考を巡らし、弾き出した答えは

“辺りを探索する”だった。--そう判断した後の行動は実に迅速で、すぐに辺りの探索を始めた。

 

 

 

(液蛇探索中…)

 

 

 

 

しばらく歩いていると崩壊した街にやってきた、建物は倒壊したり焼失したりもしているが形を保っている家も多い。その中で一際目立つ建物が俺の目に入ってきた、その建物にはドイツ語で『ルウム王国軍事図書館』と書かれていた。

自分で言うのもなんだが正直戦争·内紛状態の国は全部頭に入っているつもりだ。だが俺は“ルウム王国”なんて聞いたこともない、だがそれもこの図書館にある資料を見れば謎が解けるだろう。そう思い俺は姿勢を低くし潜入任務の基本体勢になり、図書館に入った。

 

 

 

(液蛇潜入中…)

 

 

 

「凄まじいな…」

 

思わず声が漏れるほど、中は資料で埋め尽くされていた。恐らく戦闘中に落ちたのだろう、本棚は倒れている物もあったが大体の資料は無事だったようだ。

さらに幸運な事に、敵さんは基地の発電機を壊さなかったらしくパソコンが使えたのだ。パソコンが有るか無いかは情報収集にとても大きな差ができるだろう、そういう意味でもパソコンの存在は有難かった。

 

(どれ、早速調べてやろう…)

 

 

 

 

(液蛇情報収集中…)

 

 

 

…分かったことが多すぎて話に付いていけない、取り敢えず纏めるとこんな感じだ。

 

·ここはルウム王国というフランスの隣の小国である

 

·ルウム王国は現在、王国派と革命派に別れ内紛状態である。

 

·インフィニット・ストラトス、通称“IS”と言われる身に纏うタイプの兵器(もしくはアーマー)が1ヶ月と少し前にに発表されている。

 

·数週間前に“白騎士事件”と言われる事件が起きている、その時にISに対して既存兵器がまるで歯が立たなかった。

 

·ISの軍事利用は禁止されている。

 

·メタルギアの概念は何処を探しても無かった。

 

…といった所だ、訳が分からん。

まずはどちら側に付くかだな、王国派か革命派か…この見た目では王国派では戦えんだろう、やはり革命派が良さそうだな。…っともうこんな時間か、そろそろ寝ないとな。確かあっちに仮眠室があったはずだ、そこで寝よう…




作者の趣味丸出しですみません。
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