ここに来てからはや3時間程だろうか…何故疑問系かだって?
それは何も無い空間で神の自慢話を聞いているだけだと時間の感覚が狂うだろうさ。
「…そこでワシは言ってやった訳よ!『お前が言うな』とな!どうじゃ、凄いじゃろ?」
正直言ってとても面倒くさい、俺はさっさと元いた場所に帰りたいのに…
このクソジジイの自慢話なんぞ聞いていられん。
俺が心の中で思うと、こいつが勝手に反応して話が進む。
「……そんなに酷く言わんでも良いじゃん。まぁいいわ、それでお前さんがここに来た理由じゃが…覚えとらんのか?」
はぁ?何を覚えてるって?
「お主、名前は?」
「リキッド·スネークだ…本名なんぞとうに捨ててる」
今更何なんだこのジジイは、まさか俺の事を知らずに転生させたのか?
それならばこんな異世界ではなく俺の居た世界に転生させろよ!
「いやはや…お主何も憶えとらんのぉ。お主はリキッドであってリキッドでは無い、それこそお主はリキッドの
…どういう事だ?何を言っている?
俺は俺だろう、記憶もあるし見た目も同じだ。…まぁ多少幼児化はしていたが。
「見た目、技術、記憶、思考能力や知力は完璧にリキッドじゃよお主は、しかし肝心の考え方がリキッドではないんじゃよ」
「…どういう事だ、詳しく説明しろ!」
意味がわからん、理解不能だ。その話だとまるで――
「そう、お主は元々リキッドではなくただの一般人じゃよ?お主がワシの依頼を訊いて遂行するかわりに、ワシはお主の言う“力”と生き返るチャンスを与えたのじゃ」
――勿論前世の記憶はワシが消したけど☆
つまり俺は俺じゃなく、ソックリの別人?と、言う事か。
俺が混乱寸前の頭で必死に情報を整理しようと懸命に頭を働かせているのに、この目の前のジジイはお構い無しに話し掛けてくる。
「そういう事じゃな、それで…ワシの依頼、憶えとるか?」
依頼?今はそれどころじゃ無いんだがな…ん?待てよ、何だったか
どうにも思い出せん、アイツの言う通りだとすると転生前の俺の記憶は消したらしいから憶えて無いと思うが
「そうじゃったな!お主が憶えとるわけ無いわなww …痛い痛い腕折れる!折れちゃうゥゥ!」
分かってるのなら最初から聞くんじゃねえ!
取り敢えず腕を曲げては行けない方向に曲げておく。
「…ゴホン!それではもう一度お主に依頼しておくぞ? 依頼は――」
そこまで言うと、アイツは今までのフワフワした雰囲気から一転しとても威圧感のある声でこう言った…
「―――【篠ノ野 束】の殺害、そしてISの抹消じゃ―――」
オリ主とですがオリ主要素は心の声だけです。
設定、強さ、技術は全てリキッドですので。