ニンジャスレイヤー・バーサス・マジカルガールハンター 作:ヘッズ
「グワーッ!」若者男性2人が叫び声を挙げながら雑居ビルの階段から転がり落ち、重金属酸性雨が無慈悲に体を打ち付ける。彼らは体をさすりながら目に涙を浮かべ階段の先を見上げる。そしてストリートに行きかう人々は一瞬目を向ける。2人は全裸であった。だが人々はすぐさまサイバーサングラスに移る電子空間に意識を向けた。
「チクショー!運が悪かっただけだ!」「そうだ!そうだ!」彼らは口々にお互いを慰め合う。彼らは無軌道大学生と呼ばれる若者だった。彼らはセンタ試験に合格したエリートだった。だが日々の勉強から解放され、その解放感が麻雀にのめり込ませ、大学の講義を受けず麻雀を打ち続けるという自堕落な生活を送る。
彼らは同級生達から麻雀で金を巻き上げ暮らすという自堕落な日々を送るなか夢を見る。ネオサイタマにおいて麻雀でカチグミ並みの収入を得るバイニンと呼ばれる存在に憧れた。カチグミになっても幸せだとは限らない。過酷な出世争いに、失敗によるケジメ、マケグミもジゴクだがカチグミもジゴクである。だがバイニンには出世争いもケジメもない。
バイニンを目指しIRCネットで知った賭け麻雀をしている店に訪れる。そこは初心者向けと書かれていた。これがバイニンへの第一歩だ、明るい未来しか見えなかった。だが彼らは麻雀で負け続け有り金どころか、服まで剥ぎ取られ完膚なきまでに負かされ奪われた。
「そうだ!ほんのちょっとの差だ!次は勝てる!ダイジョウブダッテ!だからフワフワローンで金を借りて奪い返そうぜ!」スキンヘッド男はブッダめいた笑顔を浮かべながら無軌道大学生の肩に手を回す。「そうだ、あと1巡で5萬を引けたんだ!」「伝説のバイニンのヨルダ=サンだってフワフワローンで金を借りてから勝ったんだ!」
無軌道大学生たちは興奮で目を血走らせながら喋る。その様子を見てスキンヘッドは嘲笑を隠しながら見つめる。バイニンという存在は店を経営しているメガコーポかヤクザクランが作り上げた虚像だ。IRCネットにバイニンと呼ばれる架空の存在を作り上げ、それに憧れた無知で愚かな者を店側の人間が奪い取る。当然ヨルダという人物は存在しない。
無軌道大学生達は負けるべくして負けた。だがそれに気づかず借金センターで限度額まで借りさせられ、再び途轍もない債務を背負わされ人生が終わる。ネオサイタマにおいてこのような出来事はチャメシ・インシデントである。何と言うマッポー都市だろうか!サツバツ!
「じゃあ、フワフワローンに行く……アバッー!」スキンヘッドの頭からスプリンクラーめいて血が吹き上がる!即死だ!無軌道大学生達はスクラップ寸前のオイランロイドめいて数秒後にスキンヘッドに目を向ける。額には鉄製で星形の何かが突き刺さっていた。これは……スリケン?「「アイエエエ!」」無軌道大学生達はNRSショックを発症し失禁しながら気絶した。
◆◆◆
アイアンオトメは法定速度を遥かに超えた速度で道路を走り続け、自動運転で前を走る車を抜き去っていく。「テメエ!アオッテンノカ…アイエエエエ!」抜かれたドライバーは恫喝しようと窓から身をのぞかせる。そこにはハンドルを握らず進行方向とは逆を向きながらシートに直立しているニンジャスレイヤーの姿、NRSショックを発症していた。
車はドライバーがNRSを発症したことにより一時的に制御不能となり蛇行減速し、ニンジャスレイヤーの後ろに居るマンキヘイに向かってくる。しかし一飛びで車のリーフに飛び乗り、それを足場にさらに跳躍、前方を走るニンジャスレイヤーに向かっていく。
「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」跳躍するマンキヘイに向かって速射砲めいた速さのスリケンを投擲! マンキヘイはサイズをバトンめいて回しスリケンを弾く!弾かれたスリケンは「命の水」「その美味さヨコヅナ級」「少し安い」のネオン看板に当り明滅する。「アバーッ!」弾かれたサイバーゴスの頭に当る!ナムサン!
そしてスリケンのエネルギーによりマンキヘイの勢いは減退し、ニンジャスレイヤーとの距離が空く。ニンジャスレイヤーとマンキヘイのチェイスが始まり1分が経過した。そして当初は両者の距離はタタミ15枚分の距離が有ったが、今はタタミ10枚まで詰められていた。
だがニンジャスレイヤーに焦りはない。離れすぎればマンキヘイは追うのを諦めてフォーリナーXXXの元に向かうかもしれない。あえて距離を詰めさせることで追いつけると希望をもたせ追わせる。さらにニンジャスレイヤーはアイアンオトメに運転を任せ、スリケンを投擲できる。
何たるニンジャ観察力による最適な行動か!これは謂わばニンジャスレイヤーのフーリンカザンなり!そしてフーリンカザンを生かしマンキヘイの身体には何枚かのスリケンが刺さっていた。ニンジャスレイヤーはスリケンを投げ続けながら思考を続ける。
当初の予定通りフォーリナーXXXとマンキヘイを離すのはいい、だがそれをいつまで続ける?目的はフォーリナーXXXの打倒だ。このまま現状維持を続けている間にスノーホワイトがやられフォーリナーXXXが合流し2対1に持ち込まれる可能性がある。
すぐに倒すべきだ。しかし脚を止めた瞬間にフォーリナーXXXのアイテムによりマンキヘイがスノーホワイトの元に向かう。またはフォーリナーXXXがこちらに来るという可能性も考えられる。このイクサはニンジャのイクサではなく、ニンジャと魔法少女のイクサだ。何が起こるか分からず、今までよりさらなるケオスである。
何が最適な行動であるか、ニンジャスレイヤーはマンキヘイの様子を観察しながら、ニンジャ第6感を働かせ機を窺う。するとスリケンがマンキヘイの脚に刺さり動きが僅かに鈍る。その瞬間ニンジャスレイヤーの目がセンコめいて光り、背中にはしめ縄めいた筋肉が浮かび上がる!
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーがスリケンを投擲!これは唯のスリケンではない!チャド―奥義ツヨイスリケンだ!スリケンは螺旋軌道を描きながらマンキヘイに向かっていく!ニンジャスレイヤーはここが勝負所であると察知したのだ!何たる長年のイクサで培ったニンジャセンスか!
マンキヘイのニューロンが高速で稼働する。この状態で回避は不可能だ。ニンジャスレイヤーはツヨイスリケンよりさらに強力なダブルツヨイスリケンという技を使える。しかしその技は安定した足場と溜めが必要である。今の状態で使えば時間を要し、マンキヘイに回避されていた。
だからこそニンジャスレイヤーは技の速さを重視したのだ。イクサとは威力が高い技を出せば勝てる単純なものであらず、フーリンカザンを形成し、最適な行動を選択実行し相手にダメージを与え倒す。それこそがイクサでありカラテである!
マンキヘイは手に持っていたサイズをランスに変化させ投擲する。ランスは強烈なスパイラル回転を描きながら向かっていく。走っているエネルギーを最大限利用しツヨイスリケンを弾くと同時に、ニンジャスレイヤーをケバブめいた死体に変えんとする攻防一体の攻撃だ!なんたる状況判断!
SMAAAAAAAASH!凄まじい衝突音が鳴り響く!スリケンは消滅しランスは運動エネルギーを相殺されその場にポトリと落ちた。威力は互角だ!ニンジャスレイヤーはシートから飛び立つと同時にフックロープを前方の「ブタキング」のネオン看板に投げ、フックが引っかかると同時に巻き上げ機構が働き、ニンジャスレイヤーはロケットめいた勢いで移動。
「イヤーッ!」そのまま「ブタキング」のネオン看板を足場にしてマンキヘイの上空から襲い掛かる!これはドラゴン・トライアングルリープキックだ!ドラゴン!一気にトドメを刺しにいく!
「グワーッ!」ドラゴン・トライアングルリープキックがマンキヘイに直撃しワイヤーアクションめいて吹き飛ぶ!ニンジャスレイヤーは決断的にスプリントし、トドメを刺しに行く!「イヤーッ!」膝立ちしているマンキヘイへサッカーボールキック!その首をアメフトのキッカーめいて蹴り飛ばす気だ!
「グワーッ!」蹴りの着弾点は首ではなく胸だ!マンキヘイは決断的に前に出て着弾点をずらし、胸にカラテを込めて受けたのだ!「イヤーッ!」マンキヘイは両手でニンジャスレイヤーの脚を掴みながらナイルワニのデスロールめいて回転する!ニンジャスレイヤーも逆らわず同じ速度で回転し脱出!バック転で距離を取る!
「イヤーッ!」逆にマンキヘイが決断的にスプリントしニンジャスレイヤーの懐に飛び込み、ポムポムパンチめいた突き上げ攻撃を繰り出す。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーも右拳を振り下ろす。ボックスカラテのチョッピングライトだ!「グワーッ!」ニンジャスレイヤーの拳がマンキヘイの顔面に突き刺さる!
「イヤーッ!」マンキヘイはその場で踏みとどまりボディーブロー!何たるニンジャ耐久力か!「グワーッ!」ニンジャスレイヤーの腹部にめり込む!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーのボディーブロー!「イヤーッ!」マンキヘイはダッキングと同時にロケットめいてニンジャスレイヤーの顎に向かって跳ね上がる!
ニンジャスレイヤーはクロスガードでブロックし膝蹴り!「グワーッ!」マンキヘイの腹部に突き刺さる!「イヤーッ!」「グワーッ!」さらに首を掴み連続膝蹴り!「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイは膝蹴りを受けながらボディーストレート!思わぬ攻撃にニンジャスレイヤーの拘束は緩み、その隙をつき首相撲の態勢から脱出する!
ニンジャスレイヤーは眉根を寄せる。ガードした腕と脇腹に伝わる痛みと衝撃、それはビックニンジャのカラテを思わせ、その140cm程度の体躯に似合わぬカラテであり、かつ動きは俊敏だ。カラテ警戒をさらに高める。
「イヤーッ!」マンキヘイの右フック!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの右ストレート!「イヤーッ!」マンキヘイのチョップ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーのボトルネックカットチョップ! お互い足を止めながら攻撃を繰り出し回避し防御していく。チョーチョーハッシ!
ニンジャスレイヤーはマンキヘイのカラテの違いに気づく。マンキヘイは多少被弾してもニンジャ耐久力で耐え、強引に攻撃してくる。その獣めいたカラテは油断ならぬものがある。それは今までの武器を使ったカラテより実際強い。ニンジャスレイヤーの推察は正しかった。
マンキヘイは武器を使う方がクールであるとフォーリナーXXXに強要され、それがカラテの枷となっていた。だが今のマンキヘイはその枷から解き放たれた!獰猛な獣だ。今までより実際強い!その力強さは太古のマンモスめいている!
「イヤーッ!」マンキヘイはピッチャーめいたオーバーハンドブロー!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは攻撃に割り込むように大きく踏み込み背中をぶつける!暗黒カラテボディチェックだ!「イヤーッ!」マンキヘイは耐えてチョップを振り下ろす!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは上腕二頭筋をアッパーめいてぶつけ攻撃に割り込む!
ランカシャーカラテのヨーロピアンアッパーカットだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーは前宙めいた動きでマンキヘイの顎を踵で蹴り上げる!「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーのローリングソバット!KRAASSH!マンキヘイはワイヤーアクションめいて路地脇のゴミ袋に吹き飛んでいく!
何たるアーチ級の歌舞伎アクターめいた淀みのない4連撃か!かつて太古の地球を支配したマンモスだがモータルによって狩られていた。モータルの武器は知恵、そしてカラテの知恵は技なり!歴史の中で作られた技はニンジャスレイヤーに受け継がれ磨かれた。この場においてもマンモスは知恵によって破れたのだ!
ニンジャスレイヤーはカイシャクせんと決断的に間合いを詰める。手応えは充分にあった。ここでトドメを刺し、フォーリナーXXXの元に向かう。マンキヘイのヘルムの頂上から吹き出る青い炎の勢いがフジサンの噴火めいて強くなった。
◆フォーリナーXXX
コトダマ空間から帰還した瞬間に強烈な疲労感が襲い掛かる。魔法でコトダマ空間に移動したのもがあるがそれだけではない。マンキヘイが奥の手を使った。
実戦に向けて異世界で何度か使わせたが、何度やっても体の力がごっそりと奪われる感覚は慣れないし気持ち良いものではない。
疲労感と同時に驚いてもいた。奥の手を使う際は今までフォーリナーXXXの判断によって使用していた。
今までは自分の許可が無ければ使えないと思っていが、この疲労感は間違いなく奥の手が使われた証だ、まさかマンキヘイの判断で使えるものだとは思ってもいなかった。それほどまでに追い詰められているのか。
もしスノーホワイトとの戦いの際に奥の手を使われたら危なかった。思わぬ可能性に背筋を震わせる。
「これは急がないとな」
フォーリナーXXXは魔法の袋からスシや異世界の栄養剤を取り出し咀嚼すると同時に、異世界の恐竜のような生物を取り出す、奥の手を使ったからにはニンジャスレイヤーは負けるだろう。
だがニンジャ魔法少女の第6感が脳細胞をチリチリとさせる。万が一があるかもしれない。奥の手を使ったマンキヘイは強いが自分のサポートが加われば盤石だ。マンキヘイとリンクされている感覚を頼りに恐竜を走らせる。
◆◆◆
ニンジャスレイヤーはバックフリップでタタミ10枚分の距離を取る。普段であればマンキヘイに向かって決断的にトドメを刺す。だがニューロンが最大限に警鐘を鳴らし、追撃を中断し間合いを取っていた。ジュージツを構えカラテ警戒を最大限高める。「イヤーッ!」マンキヘイが砲弾めいた速さでタタミ2枚分の距離まで詰める!ハヤイ!
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはケリキックを放つ!マンキヘイはパンチを放つ!お互いの拳と脚が衝突しニンジャスレイヤーはタタミ3枚分ノックバック。ニンジャスレイヤーの脚には未だに激突の衝撃が響く。何たる速さと重さ、先ほどまでより明らかにカラテが増している!
(((これもフォーリナーXXXのジツか?)))(((否、マギカ・ニンジャのカラテデミ人形にあのようなジツはない)))ナラクは訝しむ。他のニンジャで己にカラテバフを加えるジツを持っているニンジャも居る。それらのジツを使用するソウルが混じっていれば納得は出来る。だがそれらのソウルは全く感じられない。
一方フジキドはこの現象に対する仮説を立てていた。恐らく異世界のジツかテックだろう。フォーリナーXXXはニンジャからみても未知の存在であり何でも有りだ。何が起こっても不思議は何一つない。その推論は実際正しかった。
フォーリナーXXXは力を蓄えるために異世界を放浪している際にそのアイテムを見つけた。それは短時間だがカジバヂカラめいて力を引き出せるものだった。それをマンキヘイにつけて、フォーリナーXXXからエネルギー供給できるように改良していた。何たるジツと異世界の技術の悪魔的コラボレーションか!
ニンジャスレイヤーのニューロンにかつてスレイしたイグゾーションが浮かび上がる。かのニンジャもバリキジツによって己のカラテを増幅させた。マンキヘイも同じような効果を発揮している。そしてカラテも匹敵するかもしれない。改めてカラテ警戒を高めた。両者の間に濃縮されたキリングオーラが可視化され空気が陽炎めいて歪む。
先に動いたのはマンキヘイ、地を這うような高速移動でニンジャスレイヤーに迫る!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは右手でチョップを振り下ろす!「イヤーッ!」マンキヘイはチョップを弾く!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは左手でチョップを振り下ろす!「イヤーッ!」マンキヘイはチョップを弾く!
「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイはがら空きの腹部にカラテストレート!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは追撃するマンキヘイに死神の鎌めいたローキック!「イヤーッ!」マンキヘイはローキックを跳躍で回避し、そのまま膝蹴りの…3連撃だ!「グワーッ!」初撃と2撃でニンジャスレイヤーのガードが崩され、3撃目を受ける!
「イヤーッ!」マンキヘイは爪を突き立て顔面に向かって振り下ろす。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはサークルガードで受け流し、空いた手で喉元にチョップする!マンキヘイは地を這うように屈んで回避しそのまま足元に嚙みつきにいく!ニンジャスレイヤーはバックフリップで回避!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」お互い足を止めながら攻撃を繰り出し回避し防御していく。余りの速さに2人の身体や腕が複数に見える!お互いの攻撃が空気を切り裂き、攻撃を防ぐために鈍い音が辺りに響き渡る。この危険な空間にバイオパンダが入り込めば忽ちネギトロになるだろう!
「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」お互い足を止めながら攻撃を繰り出し回避し防御していく!だがよく見ていただきたい!ニンジャスレイヤーの身体がタタミ1枚また1枚と後退していく!カラテの勢いはマンキヘイの方が上だ!
ニンジャスレイヤーはヨコヅナに寄り切られるニュービーリキシめいて後ろに下がりながら「クロキヤ」のノレンを潜りフスマを破り屋内に入る!「アイエエエ!ニンジャナンデ!」店内でサケを飲んでいたサラリマン達は突然の暴威の前に絶叫を上げ失禁即失神!2人のカラテ余波によって様々な物を破壊しながら店内を大陸横断ハリケーンめいて通り過ぎる。
ニンジャスレイヤーはヨコヅナに寄り切られるニュービーリキシめいて後ろに下がりながら「永遠」のノレンを潜りフスマを破り屋内に入る!「アイエエエ!ニンジャナンデ!」店内でサケを飲んでいたパンクス達は突然の暴威の前に絶叫を上げ失禁即失神!2人のカラテ余波によって様々な物を破壊しながら店内を大陸横断ハリケーンめいて通り過ぎる。
ニンジャスレイヤーはヨコヅナに寄り切られるニュービーリキシめいて後ろに下がりながら「サビーナ」のノレンを潜りフスマを破り屋内に入る!「アイエエエ!ニンジャナンデ!」店内でサケを飲んでいたゴス達は突然の暴威の前に絶叫を上げ失禁即失神!2人のカラテ余波によって様々な物を破壊しながら店内を大陸横断ハリケーンめいて通り過ぎる。
「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイの三連続パンチがニンジャスレイヤーに当りキリモミ回転しながら路地裏のゴミ袋に突っ込む!マンキヘイはスプリントしカイシャクを試みる。四方はビルの壁に囲まれ袋小路で逃げ場なし、仕留めるなら今だ!だがブレーキ痕を刻みながら動きを止めた。
「グググ!カラテデミ人形の分際でやってくれたわ!奇怪なジツを使おうが関係なし!縊り殺してくれるわ!」ニンジャスレイヤーは壊れたバネ玩具めいた勢いで起き上がる。その右目はジゴグめいて燃え上がり、両腕のブレーサーから黒い炎が奔っていた。
マンキヘイのニューロンに何時ぞやに味わった名状しがたい恐怖が襲い掛かる。だが恐怖を断ち切るように決断的に歩み寄る!フォーリナーXXXの意志か、はてはマンキヘイの自我なのか、どれかは分からないがマンキヘイには恐れや慄きのアトモスフィアが感じられない!
「「イヤーッ!」」2人の拳がお互いの頬にクロスカウンターめいて突き刺さる!その衝撃は老朽化した壁にヒビを入れ、ゴミ袋を漁っていたバイオネズミを吹き飛ばし壁のシミとする!
マンキヘイは右フックを放つ!ニンジャスレイヤーは下に回避!「イヤーッ!」マンキヘイはその場でコマめいて左のバックハンドブローを放つ!右フックは囮、攻撃を回避して安堵し息継ぎの為に水面を上がるダイバーめいて顔を上げたところにバックハンドブローを叩きこむ!
拳に感触は……ない!ニンジャスレイヤーはその場に片膝立ちで座り込み、放たれる前の弓めいてカラテを溜めていた「イヤーッ!」繰り出されるはジュージツ奥義サマーソルトキックだ!赤黒い炎を足に纏わせ黒い円を描きながら首を刈り取らんとする!マンキヘイの体が浮き上がる!
首は無事である。咄嗟に防御し首を刈り取られるのを防いでいた。マンキヘイは打ち上げられながらニンジャスレイヤーを見下ろす。そこには先程と同じように片膝立ちで座り込む姿があった。「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは跳躍し近づくと2発目のサマーソルトキックを叩きこむ!
マンキヘイは両手で辛うじてブロック!手は弾かれバンザイの姿勢で上昇していく。ニンジャスレイヤーはフックロープを投げ巻き上げ機構を利用し壁に脚をつけ、左右の壁を足場代わりに上昇しながら片膝立ちのような態勢をとる。これはまさか!?「サツバツ!」3発目のサマーソルトキックだ!ワザマエ!
「グワーッ!」マンキヘイは打ち上げられ、ビルの屋上にある盆栽を粉々に砕きながらブザマに着地する。ニンジャスレイヤーは落ちながらフックロープを投げ、マンキヘイが着地したビルの屋上の淵にフックを引っ掛け屋上に上がる。「あれで死なぬか、よかろう、真のカラテを存分に叩き込んでジゴクに送ってくれるわ!」
ニンジャスレイヤーはジゴクめいた嘲笑をあげながら間合いを詰める。マンキヘイも即座に起き上がり迎撃する。ヘルメットの青い炎がさらに勢いを増す。「「イヤーッ!」」両者のチョップが激突し、衝撃波によって調和のとれた枯山水は無残に破壊され混沌と化した。
「イヤーッ!」マンキヘイのアッパー!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーのストレート!腕に纏う炎が赤黒い軌道を描きながら重金属酸性雨を蒸発させる!「イヤーッ!」マンキヘイの右ストレート!ニンジャスレイヤーの目が開く!
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは半身になると肘の振り下ろしと膝の振り上げを同時に行う。マンキヘイの肘はニンジャスレイヤーの肘と膝に挟まれ苦悶の声をあげる!これは暗黒カラテ技のハサミゴロシだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイは左手で構わず殴る!ニンジャスレイヤーのメンポの留め具が外れ宙に舞う!
マンキヘイは右ひじを一瞥するとすぐさま獰猛な笑みを浮かべ突っ込む。ハサミゴロシによって歪に曲がった肘はいつの間に戻っていた!なんたるバイオトカゲめいた再生力か!ニンジャスレイヤーも獣めいた笑みを浮かべ迎撃する。その口には咢めいた牙が生えていた!コワイ!一方マンキヘイの頭の青い炎の勢いはさらに増していた
◆フォーリナーXXX
「クソ!何が起こってるんだ!?」
フォーリナーXXXは猛烈な倦怠感に襲われながら必死に手綱を握り、空いている手でスシと栄養食を貪る。
今食べている栄養食は一粒食べれば1週間は生きられると呼ばれる品物だ。2つ食べればエネルギーの取り過ぎで体が破裂即死すると言われている。
実際に異世界の住人で試したが破裂して死んだ。魔法少女は頑丈で死にはしないだろうが、何かしらの不調を引き起こすのは予想できる。
その栄養食をもう3つは食べているが、身体の栄養やエネルギーというものが消えかかっている。これも奥の手によるものなのか?
このままではエネルギーを吸い尽くされて死んでしまう。奥の手を止める方法は2つ。マンキヘイが自分の意志で止めるか、フォーリナーXXXが停止命令を出すかだ。そして停止命令を出しているが止まる気配はない。
短時間だが強大なバフが出来るというのはグッとくるものがあったのでマンキヘイにアイテムを植え込んだが間違いだった。この奥の手は封印する。下僕にエネルギーを吸い尽くされて死ぬなんて笑い話にもならない。
フォーリナーXXXは高速で移動するマンキヘイの移動先を予測しながら移動する。
◆◆◆
「俺は!この世界の王だ!」スーツ姿の男性が重金属酸性雨に打たれながら高らかに叫ぶ。彼はミコタ社に勤務しているサラリマンだった。日々の過酷な残業に耐えながら働き続けた。だが今月の300時間の残業の果てに心停止した。だがそんな彼にニンジャソウルが憑依した。
真っ先にしたのはオフィスで残業しているセンパイや同僚を殺す事だった。残業で死にそうだったのに誰も助けなかった。断罪だ!そして皆殺しにした後に彼は屋上に向かう。屋上には現社長が何からの賞を受け取った記念の銅像が建てられていた。それを粉々にする。そして会社に関わる人間全てを殺す。自分にはそれをする権利もあり力もある!
「うん?」サラリマンは訝しむ。何気なく夜景を見ているとニンジャ視力が高速で接近する何かを捉える。カラテを構える。俺の邪魔をする者は誰一人許さない。そして何かは予想以上の速さで接近していた。1つは赤黒の何か、もう1つは頭らへんが青く燃えている何か。それが戦っている。彼のニンジャ動体視力ではそれだけしか判別できなかった。
「イヤーッ!」サラリマンは近づいていくる何かに右のカラテストレートを打ち込む。王を邪魔する者は何人たりとも許さない。「グワーッ!」右手はいびつに折れ曲がる「アバーッ!」チョップによって首は切断される。「サヨナラ!」胴体は爆発四散する。理不尽な暴威によって王の一生は終わった。
「イヤーッ!」「イヤーッ!」重金属酸性雨が降り注ぐネオサイタマの夜にカラテシャウトが響き渡る。ニンジャスレイヤーとマンキヘイは移動し続けながらカラテラリーの応酬を繰り広げていた。2人は暴力の化身と化し、通り過ぎた跡は無残にカラテ余波によって破壊蹂躙されていた。
「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーのチョップがマンキヘイの肩に叩き込まれる!「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイが脇腹にチョップを叩きこむ!「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの足元への足刀、腹部へのサイドキック、頭部へのトラースキックの三連撃!
「グワーッ!」CRASHH!マンキヘイは吹き飛ばされ、その先にあったミコタ社の社長像は粉々に砕ける。「AARRRRRGH!」マンキヘイはネックスプリングで起き上がり叫び声を挙げながらニンジャスレイヤーに向かっていく!何たるニンジャ耐久力か!並みのニンジャ耐久力であれば数回は爆発四散しているだろう!恐るべき異世界のテック!
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーの死神の鎌めいたローキックが突進してきたマンキヘイの脚に当る!「イヤーッ!」マンキヘイは構わず踏み込んでのフック!「グワーッ!」ニンジャスレイヤーの首が60°に曲がる!「イヤーッ!」マンキヘイはコマめいて回転してのバックハンドブロー!「グワーッ!」ニンジャスレイヤーの首が70°に曲がる!
「イヤーッ!」マンキヘイはさらに回転してフックを放つ!「サツバツ!」ニンジャスレイヤーはフックが当ると同時にコマめいて高速回転しフックを放つ!ダメージを軽減すると同時に攻撃の威力が増す攻防一体のカラテだ!「グワーッ!」マンキヘイはキリモミ回転しながらワータヌキに激突する!
「ググググ!どんなテックを使ってトカゲめいて再生しようが関係ないわ!」ニンジャスレイヤーは牙を生やした口から蒸気を発し、腕の不浄なる炎はさらに勢いを増す。マンキヘイは勢いよく飛びあがると、首をボキボキと鳴らしながら立ち上がる。その様子を見てニンジャスレイヤーは邪悪な笑みを浮かべた。ニンジャ装束についた血が蒸発する。
「イヤーッ!」マンキヘイはスプリントの勢いのままにロケットめいて頭からぶつかってくる。ニンジャスレイヤーは腰を落とし拳を構える。このまま迎撃するつもりだ!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは迎撃を止め側転回避!マンキヘイはゴルフネットを突き破りながら直進する。
「スゥーッ……ハァーッ……」ニンジャスレイヤーはマンキヘイが向かってくる僅かな時間でチャド―の呼吸をする。すると口から生えていた牙は無くなり腕から発生する炎も弱まっていく。マンキヘイの異世界にテックによってブーストされたカラテと再生能力は実際強く、ナラクの力を引き出した。
だがマンキヘイの手負いのケモノめいたアトモスフィアに影響され、ナラクが徐々に表に出始めていた。このまま相手のデスパレードなカラテに付き合えば破滅する。仮に勝ってもナラクに体が乗っ取られる可能性があった。長年の戦いの日々でナラク・ニンジャのソウルとの折り合いがついたが、いつ乗っ取られてもおかしくない危険な関係性であった。
ソウルの手綱を握るのは己である。師であるドラゴンゲンドーソーの教えを思い出し、チャドーの呼吸でヘイキンテキを保ち手綱を握る。「イヤーッ!」マンキヘイは再び頭突きを繰り出す!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは前宙し体重と遠心力をこめた踵落としをマンキヘイの脊髄に叩き込む!
「グワーッ!」マンキヘイは叩きつけられ床を削りながら何とか停止する。「どんな最高級品のネタがのったスシだろうが、シャリがダメでは野良犬すら喰わぬ。オヌシのカラテは素材が良くともニュービーが焚いたシャリのスシに過ぎぬ」ニンジャスレイヤーは挑発的に手招きのジェスチャーをマンキヘイに向ける。
「AARRRRRGH!」マンキヘイは雄叫びを挙げながらスプリントする。ニンジャスレイヤーの言葉を理解するインテリジェンスはない。だが罵倒され侮辱されたのはアトモスフィアで理解できた。今のマンキヘイは圧倒的全能感に満ちており、一連の行動はプライドを実際傷つけていた。
「スゥーッ……ハァーッ……」ニンジャスレイヤーはチャドーの呼吸をしながら右手を後ろに引く。マンキヘイが一歩踏みしめるごとに床に蜘蛛の巣状が入り、凄まじい速度で向かいながら居合い切りのような構えを取る。ニンジャスレイヤーの体感時間が泥めいて鈍化する。「イヤーッ!」マンキヘイは腕を振り上げチョップする、摩擦熱で腕が赤く燃えあがる。
「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイは後ろにのけぞり蹌踉めく!何が起こったというのか!?もし読者の皆様にザイバツグランドマスター級のニンジャ動体視力がいれば何が起こったか把握できただろう!
マンキヘイの袈裟切り上げチョップがニンジャスレイヤーの首元に届く数インチ手前でニンジャスレイヤーは技を放った。それはジツ・ツキ、チャドーの中でも屈指の威力を誇る技である。相手のカラテと自分のカラテを足した威力は10倍だ!さらにニンジャスレイヤーは相手が攻撃に全ての意識が向けられる一瞬を狙ってジツ・ツキを放った。
ニンジャ耐久力は相手の攻撃を認知した瞬間に高まる。だからこそアンブッシュは有効な手段であり、非凡なニンジャ耐久力を持つニンジャが幾人も爆発四散してきた。そして今のマンキヘイは攻撃が当ると確信しニンジャスレイヤーの攻撃に意識が向けられていなく、アンブッシュめいた効果を発揮した!その威力は100倍だ!
これはナラクの力が必要以上に出ていた先程の状態では不可能だった。この繊細で緻密なカラテは長年のイクサでカラテを高めたニンジャスレイヤーだからこそ出来た!ゴウランガ!何たるカラテ!
「AAAAAA!」マンキヘイの頭上の炎が激しく燃え上がり顔面が再生していく、さらに腕を振り上げる。その腕には明らかにカラテが満ちている。あの攻撃を受けて爆発四散するどころか反撃しようというのか!?何たるニンジャ耐久力と再生力か!
「スゥーッ……ハァーッ……」死神はマンキヘイが反撃するまでの僅かに時間にチャドーの呼吸をしカラテを練る。そして軸足で床を蹴り跳んだ!「イイイヤアアアーーッ!」これは!チャドーの奥義タツマキケンだ!凝縮されたカラテが解き放たれ爆発的な速度で連続空中蹴りを繰り出す!
マンキヘイは振り上げた手を頭部に回し防御する。だがニンジャスレイヤーは構わず蹴る!蹴る!蹴る!「グググググワーッ!」蹴りの竜巻が防御を剥がし頭部を蹴り続ける!マンキヘイはメキシコライオンめいた目で死神を睨みつけ頭部の炎がこの日一番に燃え上がる!おお!見よ!マンキヘイがタツマキケンを喰らいながら両腕を少しずつ上げる!
おお!ナムサン!タツマキケンを喰らいながら攻撃を繰り出そうというのか!?ニンジャスレイヤーは意に介さず蹴る!蹴る!蹴る!タツマキケンによりヘルムは砕け残骸が舞う。もはや頭部をガードする物はない!それでも、マンキヘイの両腕は確実に上がり続ける!そしてニンジャスレイヤーの回転が……止まった!
「イヤーッ!」マンキヘイは片膝立ちするニンジャスレイヤーに向けて断頭台めいて両腕を振り下ろす!このまま三枚おろしにされてしまうのかニンジャスレイヤー!?マンキヘイは勝利を確信し、笑顔を浮かべた。
「グワーッ!?」マンキヘイの視界が急激に変わる。三枚おろしにされる姿が見られると思ったら、視界にはネオサイタマの夜を泳ぐマグロツェッペリンとセンコめいた赤い光で見下ろすネオサイタマの死神が憤怒の表情。マンキヘイは何が起こったのか全く理解できていなかった。
ニンジャスレイヤーはマンキヘイの介錯チョップが振り下ろされる前に片膝立ちからタックルを仕掛けた。勝利を確信していたマンキヘイはそのアクションを全く予測しておらず反応できなかった。そしてニンジャスレイヤーは素早くマンキヘイの胴体に馬乗りになる。
これはニンジャのイクサにおいてはもちろん、モータルの格闘技でもこの状態になればオーテツミと言わているほど絶対的に不利な状態、マウントポジションだ。「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーの鉄槌が振り下ろされる!マンキヘイの顔面に突き刺さりゼロコンマ数秒意識が飛ぶ!
「イヤーッ!」「グワーッ!」マンキヘイは下からニンジャスレイヤーの脇腹にパンチを打ち込む!本能的にこの態勢から脱しないとマズいと察知する!「イヤーッ!」「グワーッ!」ニンジャスレイヤーは口から血を零しながらも構わず鉄槌を振り下ろす!「イヤーッ!」グワーッ!」マンキヘイも痛みを堪えてパンチを放つ!
「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」
ニンジャスレイヤーは鉄槌を振り下ろし、マンキヘイは下から殴り続ける。今はチャドーのような洗練された高度なカラテはいらない。相手の命を絶つケモノめいた野蛮なカラテだ、その双眸に宿るセンコめいた赤い光は光を増し、拳には暗黒の炎が纏わりつく。
「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」
おお!見よ!マンキヘイの攻撃頻度は下がり、今では両腕がダラリと下がり動かない!ニンジャスレイヤーの攻撃は鉄槌からパウンドパンチに変えトドメを刺す!「イヤーッ!」「グワーッ!」右パウンド!「イヤーッ!」「グワーッ!」左パウンド!「イヤーッ!」「グワーッ!」右パウンド!「イヤーッ!」「グワーッ!」左パウンド!「イヤーッ!」「グワーッ!」右パウンド!
「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」
「イヤーッ!」SMAAAAASH!ニンジャスレイヤーの右パウンドがマンキヘイの顔面を突き抜け床を打ち抜き蜘蛛の巣状のヒビが入る。マンキヘイの頭部の炎は完全に消え、その体は粒子状になり霧散し、ネオサイタマの重金属酸性雨に混じり溶け込んでいく。爆発四散はしていないが、確実に死んだ。ニンジャスレイヤーは確信する
「スゥーッ!ハァーッ!」ニンジャスレイヤーはその場でアグラで座りチャドーの呼吸をする。マンキヘイは死んだがフォーリナーXXXを殺したわけではない。今のままではスノーホワイトに加勢しても足手まといである。いち早く回復するのが最適な行動である。屋上には規則正しく力強い呼吸音が静かに響き渡る。