魔法少女リリカルなのは~HSSを持つ少年~   作:Sinon

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さて、第三話、今回は主人公の一人称視点から始まります。

〇〇Sideのような書き方をするので嫌いな方はすみません。

あれ?私よくすみませんって書きますね(笑)すみません。

それでは第三話 「印象そして出会い」 はじまります。


第三話 印象そして出会い

湊side

 

ふぅ、今日は疲れたな、学校ってこんなに疲れるんだ。

 

でも今日友達になったバニングスさん、月村さん、高町さんの事を今こうして思い出すと三人とも将来が有望な美少女だったなぁ・・・でも、それと同時に三人とも純粋な子達だった。

 

「あんな純粋な子達と僕みたいな人間が一緒にいていいんだろうか?」

と、主に中学二年生が妄想の中で抱きそうな悩みを抱きながら家に帰った。

 

 

~湊のマンションの部屋~(ちなみにこのマンションは原作でA´sの時にフェイトが住むマンションで湊は四階その真上がフェイト達ハラオウン御一行である)

 

 

 

「そういえば、今日の夕飯どうするかな?」

 

昼に一応朝と夜はしっかりしたものを食べるって言ったしなぁ・・・。

 

と冷蔵庫の中身を見るが、

「げっ、何もないな はぁ、しょうがない材料買いに行くか。」

 

と言ってケータイと財布を持ちスーパーまで出かけることにした。

 

Side out

 

 

なのは side

 

私は塾から帰宅し自分の部屋で今日お友達になった遠山君のことを思い出していた。

 

遠山君は見た目は悪くないけど目立つわけでもない、だけどなんだか不思議な雰囲気を持っていた。

 

そして、遠山君はなのは達三人に対して敬語を使っている。

だけどその敬語は決して遠山君の素ではなく、なのは達への壁のようなものを感じた。

 

「よーし、もっと仲良くなって遠山君に敬語をやめてもらうの!」

と、よくわからない目標をたてていた。

 

Side out

 

 

アリサ side

 

あたしは今日出会ったアイツのことを思い出していた。

 

アイツの名前は遠山湊 始めてアイツを見たときの印象は地味という我ながらひどいものだった。

 

でも、話してみると言葉使いは丁寧で同い年とは思えない落ち着きを持っていた。でも、あたしは違和感を感じていた。

 

まず、始めにあたしがアイツに違和感を感じたのは笑顔だ、あたしはパパの仕事の関係でよくパーティにでたりするのだが、あの笑顔はその時によく目にする作り笑顔だった。

 

「まったく、なんなのよアイツは!そのうち直るかしら?」

と愚痴をこぼした。

 

Side out

 

 

すずかside

 

私は今日お友達になった男の子の事を思い出していた。

 

彼の名前は遠山湊君 正直、私は男の子とあまり話したことがない、それは私が男の子が苦手というのが理由だ。

 

でも、今日転校してきた男の子は同学年のはずなのに大人っぽく、落ち着いていて男の子が苦手な私でも安心してお話ができた。

そのおかげで彼は私の初めての男の子の友達になった。でも、彼は何か自分と同じで隠していることがある気がする。

 

「そのうち、教えてくれるといいな。あ、遠山君に貸す本を考えよう。何がいいかな?」

なんだか少し、初めての男の子の友達ということに浮かれつつ、私はつぶやくのであった。

 

Side out

 

 

 

湊はスーパーに来ていた。

 

「さて、今日の夕飯はどうするかなぁ」

買い物かごを片手に湊がつぶやく。

 

「そうやなぁ、今日はカレーの材料が安いな」

 

「そうか、じゃあ今夜はカレーにするか。で、どちらさん?」

 

湊は、今独り言に返事を返してきた、隣にいる車椅子で茶髪のショートカットの少女に聞く。

 

「ん?ウチは八神 はやて 言うんや、平仮名で はやて 変な名前やろ?」

茶髪の少女 はやて は笑いながら湊に答える。

 

「そっか、八神さん僕は 遠山 湊 だよ」

湊もとりあえず自己紹介すると

 

「はやてでええよ。歳も近いやろうし、あとじぶんその僕、言うのとその敬語なんか違和感あるで?それと、変な名前のくだりはスルーかい!」

 

「お、おう。猫かぶり失敗か、なんでわかったんだ?あと、名前のくだりはもういいだろ?」

と湊は若干驚きつつ答えると

 

「ふふん、この知的美少女はやてちゃんくらいになればそのくらい分かってしまうんや!」

はやては無い胸を張りながら偉そうに言う。

 

「へー、ソレハスゴイデスネー」

湊はカレーの材料を買うために歩を進めながら答えた。

 

「ちょっ、そこはちゃんと突っ込んでくれへんとウチがアホの子みたいになる・・・って、ちょっとまって無視して行かんといて!」

 

湊は、はやての話を聞き流しながら買い物を進めていこうかと思ったが、無視し続けるのもかわいそうなので適度に会話しながら買い物を続けることにした。

 

そして、湊は会計を済ませ、はやてと別れて帰ろうとするが、

「湊君、ちょっと待ってほしいんやけど」

はやてが湊に声を掛けた。

 

「ん?どうかしたか?」

湊が聞き返すと

 

「えっとな、実はちょっと買いすぎてもうて、膝に乗せるのにも限界があってな・・・」

はやてが申し訳なさそうに言うのを見て湊ははやてが何を言おうとしているのか理解した。

 

「そうか、がんばってね~」

だが、湊は帰ろうとしていた。

 

「ってなんでやねん!こんな美少女が困ってるんやから察して助けるとこやろうが!」

 

「おう、さすが関西人!まあ手伝ってやるからそう怒るなよ」

湊ははやての荷物を持ちながら言った。

 

「なんや始めっからそうせいっちゅうねん。あと、美少女についてはスルーかい」

はやては荷物を持った湊の前を進みながら言う。

 

二人はそんな会話をしながらしばらく進むと、

「ここが我が家や」

どうやら、馬鹿な会話をしているうちに二人は目的地に着いたらしい。

 

「さて、じゃあ俺は今度こそ帰るな」

と言い、湊が帰ろうとすると

「そんな急いで帰らんでもお礼にお茶でも出すから上がってって」

とはやてが言うので湊ははやての家へお邪魔することとなった。

 

「はい、お茶や」

はやてがお茶をはこんできた。

「おう、すまん、ありがとう」

 

「気にせんでええよ、これお礼やし」

 

「そういえばそうだった・・・」

湊ははやての答えに思い出したように答える。

 

「で、何も聞かへんの?」

はやてが唐突に湊に質問した。

 

「ん?なにを?」

「いや、色々あるやろ?なんで家に誰もおらんの?とかウチの足の事とか」

 

「聞いてほしいのか?」

湊ははやての疑問に対して疑問で答える。

「いや、別にきいて欲しいわけやあらへん、ただ普通は気になるやろ?」

 

「う~ん、まぁ普通はそうなのかもしれないけど俺は普通じゃないから」

湊は微笑しながら軽く返す。

 

「ふふっ、なんやそれ、やっぱ湊君おもろいわ」

はやてはその答えが気に入ったのか声を出して笑った。

 

「あのな、ウチもっと小さなころに両親ともに亡くなってしもうたんよ・・・」

そのあと、はやては湊に自分の両親がいないこと、足が原因不明で麻痺していることそのせいで学校に行けなくなり、おかげで同い年の人と話すのは久々なことなど自分のことを湊に話していった。湊は主に聞く側だったが時々はやてがボケたりするのにツッコミを入れたりしながら会話していた。

 

そして時間も遅くなり、会話がちょうど途切れたのを見計らい湊は

「じゃあ、もう遅いしそろそろ帰るとするよ」

と言った。

 

はやては、

「ほんまに、こんなたくさん同い年の子とおしゃべりしたの初めてやったわ。おおきに」

とお礼を口にする。

 

「いや、気にしなくていい、俺は聞いてただけだから」

 

「それでもや、ありがとう。あのな、また会える?」

湊にはやては少し頬を赤く染めながら疑問を投げかける。

 

その疑問に対し湊は

「どうだろう?まあ、きっと会うんじゃね?」

と投げやりに答える。

 

「なんや、テキトーやなぁ会いには来てくれへんの?」

はやては再度湊に質問を投げかける。

 

「気が向いたらな。それじゃあさよなら」

湊ははやてに別れの言葉を述べ去ってゆく

 

「うん、またな」

はやても湊に言葉を返し二人は別れた。

 

 

湊が家に帰り、寝る頃。

 

 

はやて side

 

今日はめっちゃ楽しかったわ。

 

始めはウチと同い年くらいの子が一人で買い物してるのが気になって見てたんやけど、独り言うてるの聞こえてしもうてつい返してしもうたんや、でも湊君は意外にもそのまま会話を続けてくれた。

それがうれしくて、同い年の子とお話しするのが楽しくてわざと食材買いすぎて家まできてもらってお話を続けた。

 

あんなに誰かとおしゃべりしたの久々やから疲れたわ。

「また会えるとええなぁ」

 

Side out

 

湊 side

 

ふぅ、今日は本当に疲れた。そして色々なことがあった。

 

まずは学校でのこと、そしてそその後スーパーで出会った八神はやての事だ。

 

はやては俺の素に一発で気が付いた。学校では特に何も言われなかったからまさか気が付かれるとは思わなかった。

だが、それ以上に驚いたのは、今のはやての生活だ。普通、俺のような特殊な事情のある子供じゃない限りこの年で一人暮らしは明らかにおかしい、はやてが言うには父の友人のおじさんが海外にいて、その人が遺産の管理などをしてくれているらしいが、普通、このような場合は引き取るか施設に預けるのが妥当である。

俺はそのおじさんに疑念をいだいた。

しかし、「八神が納得してるから別にいいのかな?」

 

と案外適当に結論を出して眠りにつくのであった。

 

Side out

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか?
湊の話し方は丁寧語がデフォルトではありません。
新しい環境で仕事口調のようになっているだけです。なので今後すぐにメッキが剥がれると思います。

ではまた次回
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