また、少しずつ投稿できればと思っています。
では、第五話、事件 はじまります。
そんなこんなで、数ヶ月がたった。
これまでの間になのはが湊にもう一度抱きしめてほしいとお願いしたり、それを聞いた湊がそれを断って逃亡したり、湊自身は公安零の訓練室に行きなまらないように訓練をしたりもしていた。
なんてことがあったがおおむね平和に過ごしていた。(この時湊ははやての事を忘れているため一度も会っていない)
そして、時は12月20日
この日の学校は終わりなのはは学校で用事があるらしく仕方がないのでアリサ、すずか、湊の三人で帰っていた。
「今日翠屋でお茶しながらなのはのこと待たない?」
とアリサが急に言い出した。
「私はいいよ」
すずかがアリサの問いに肯定するのを聞いて
アリサは次に湊の方を見て
「で、アンタは?」
と聞いた。
「まず翠屋がわかんないんだが」
と湊が返すと
「アンタは知らないんだっけ、なのはの実家が経営してる喫茶店が翠屋よ」
「ああ、なるほど、いいぞ行こうぜ」
アリサの説明を聞いた湊はその提案を了承した。
こうして三人が翠屋に向かって歩いていると
曲がり角に止まった黒い車から四人ほどの男が降りてきた。
その男達は、素早くアリサとすずかに何かの薬品を嗅がせて眠らせると、とっさに後ろに下がって距離を取っていた湊に向かって、そのうち一人が湊にアリサとすずかを見せながら
「嬢ちゃんたちを傷つけたくなかったら坊主もおとなしく捕まりな」
と言い、湊は一瞬悩むがおとなしく捕まるしかなかった。
「・・・くそっ」
湊は縛られながら歯を食いしばりつつ、つぶやいた。
湊 side
どうやらここは海鳴市の端にある大型倉庫のような場所である。
俺達はあの後縛られ、車でここまで運ばれて来た。
俺の隣では月村とバニングスが縛られたまま気を失っている。
現在、俺たちのいる部屋の見張りが三人、部屋の外に二人、その他に三人、最低でもこれだけの人間が銃を持ってこの建物にいることが分かっていた。
そして、俺の持つ武器は自衛用のバタフライナイフが一本だけ、俺だけが逃げ切るならこれだけの装備でも何とかなるだろうが、こっちは月村とバニングスがいる。
それに俺だけが逃げて助けを呼ぶにしても時間がかかりすぎる・・・。
さて、どうするべきかと俺が悩んでいると隣のバニングスが目を覚ましたようだ。
「う、う~ん、あれ?ここわ・・・?」
「ここは町はずれの倉庫っぽい場所で俺達は誘拐されたらしい」
と俺が簡単に状況を説明すると
「え!?ちょっ!なんで!?」
と顔を青くしながら取り乱すのでとりあえず、「セイッ!」とバニングスの頭に頭突きをしてやる。
「痛っ!何すんのよ!」
バニングスが頭突きによっていつもの調子で俺にキレるのを聞いて
「落ち着いたか?だったら、あんまり騒ぐなよ」
と言うと
「・・・分かったわよ」
と言うと静かになった。
そして、またどうやって三人で逃げるかを考えようとすると
「ごめんなさい」
と小さな声が隣でうつむいているバニングスから聞こえてきた。
「それが何に対しての謝罪かわからないんだが」
という俺の返答ににバニングスは
「狙われたのはあたしかすずかなのにアンタを巻き込んで」
と申し訳なさそうに言ってくる。
はぁ、ったくいつもこれだけ素直ならいいんだがなと少し場違いなことを考えつつ
「確かにその確率が一番高いけどまだわからないし今さら何を言っても同じだと思うぞ、だから今は全員無事で帰ることを考えてろよ」
と言ってやった。
それを聞いたバニングスはため息交じりに
「はあ、アンタがどうしてそんなに冷静なのか気になるけどそれについても無事に帰ってからね」
と返してきた。
「さてと、それじゃあ月村を起こして現状説明よろしく」
と月村をバニングスに任せ、俺は再び考える。
やはり、この建物内の敵をすべて無力化させないとこの二人を連れて逃げ切るのは無理だな、しかし今の俺で今の装備だけじゃこの二人を守るのは正直キツイ、やっぱり“アレ”を使うしかないのかしかないのか・・・。
その考えに俺が至ったころ、バニングスは月村への説明まで終わったらしく
「あの、ごめんね遠山君・・・」
と月村が謝ってきた。
「別に気にするな・・・とは言わないがちゃんと帰れたらコーヒーでもおごってくれ」
と俺が冗談交じりに答えると
「え?でも、それじゃあ・・・」
と何かまだ言おうとするので俺はそれを遮りながら
「俺たちが無事帰ることができる方法が思いついた。でも、そのためには今からお前にあることをする。そのことの責任でもなんでもちゃんと帰れたらするから、今は騒がないでほしい」
俺は真剣な表情で月村に聞いた・・・
どうでしたでしょうか?
相変わらずまとまらない文章ですが楽しんでいただけた方が一人でもいれば幸いです。
次回はやっとあの能力!中二心全開でキザに行きます!!ってか魔法でないなぁ(笑)
ではまた次回