すべての始まり
赤色に光る剣尖が俺の肩をえぐった。
視界右上に固定されている細いラインが半分減った。
俺は今ゲームを終わらすため、そして最愛の人を守るため剣を振り続けている。
そう俺は今、ゲームマスターそして最強、最悪のボスヒースクリフとのデュエルをしている。
相手のHPももう半分になっている。この戦い俺は先にスキルを使ったら負ける。なぜなら相手は全スキルを知り尽くしてるゲームマスターなのだから。
だから俺は夢中で剣を振った。
「まだまだーーー」
俺の剣の速度はどんどん上がっていった。もう一般人が見たら剣筋も見えないくらいに・・・
だがヒースクリフはその攻撃も盾で防いでくる、そして少しでも隙を見つければ反撃してくるのだ。そして約10分後このような戦いをしていると、両者ともHPがレッドゾーンまで到達した。
ここでいきなりヒースクリフはありえない行動をとった。なんと自分のユニークスキルを他のものに変えてきたのだ。もちろん俺もその隙を与えたわけじゃない。盾で防がれたのだ攻撃をすべてそしてやつの装備も徐々に変わっていく。そしてやつの象徴ともいえる盾も変わりそして変わりに握られたのは長剣だった。これで今のヒースクリフの装備は長剣2本になった。そしてやつのスキルの欄を見るとそこには「二神剣」と表示されていた。それを見た俺に距離をおき行った。
「さあここから本当の勝負だよキリト君」
ヒースクリフはそう言うといきなり動き始めた。その速度はスピードばかり気にしたキリトと同レベルだ俺はその変化に驚きつつ剣を振るうが追いつくのがやっとだ。
「はあはあはあ」
だんだん息も上がってきたところにヒースクリフは二神剣上位スキルの<天地切り>という3連撃スキルを放ってきて、こちらも負けじと3連撃の上位片手剣スキル<ヴォーパル・ストライク>を放つが一撃の重さが全然違うらしく、相殺しかしかできなかったというよりは相殺できたのも奇跡というぐらいだ。
俺の息は上がる一方だこのままではと俺は一撃にかけることにした。
俺は防御を捨てて右手の剣を振っていった。盾を失ったヒースクリフは二神剣のスキルで防ぐしかなく俺もスキルを使い相殺していき流れはキリトに向いていった。
「あと少し、あと少しで」
やつにとどく・・・そして右手に握られた剣はどんどん速くなっていくそしてついに
「うおおおお!」
右手に握られた剣がヒースクリフの腹部をかすりHPがあと目視したら一ミリ程度にまで減る。
「はっはっはっは君は本当に強いな」
剣を交えた際に笑う
「なにがおかしい」
キリトが睨みつけながら静かに言った。
「今言ったとうりだよキリト君。君は私の予想をはるかに超える力を見せたそれだけでいいじゃないか」
そしてなぜかヒースクリフは長剣を捨てた。そのことに驚く間もなくヒースクリフは言った。
「クリアおめでとうキリト君」
そう言ってヒースクリフはキリトに切られた。そして数秒過ぎた後
「やったのか?俺は・・・」
目の前にはデュエル終了を告げるシステムメッセージがあった。ついにやったのだ
周りをみるとさっきまで麻痺していたクラインやエギルが起き上がって俺の方に走ってきてすぐに
寝そべっていた俺にハイ・ポーションを飲ませてきた。