問題児たちが異世界から来るそうですよ?+?   作:金色のツバサ

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店長と白夜叉だそうですよ?

自分は時間潰し兼店巡りを行う前に

今いる六本傷のコミュニティの店に来るはずの

3人と1匹のメンバーとの行き違いを起こさない為に

能力で到着時間を確認していた

 

そして確認を済ますと顎に手を当て思案する

 

(時間は充分ある。

店巡りをしながらノーネームメンバーへの

手土産を用意しないとな)

 

 

「オレの知ってる通りならノーネームは崖っぷちの筈だから

生活の為の資金を用意するのが一番だよな」

 

 

考えながら歩き始めどうすれば資金の

確保ができるか考え、頭の中ですぐに答えは出る

 

 

「やっぱり最適なのは黒ウサギと繋がりがあって

協力が見込めるサウザンドアイズだろうけど……

問題はあの店長さんだよなぁ」

 

 

原作・アニメ共に白夜叉が説得しなかったら黒ウサギ達は

店に入れなかった訳だし。

まあ店長っていう立場だし組織の方針なわけだから

対応としてはあれで間違ってはいないんだけど

 

 

「まずは白夜叉の来るタイミングに合わせるために……」

 

 

能力で周りの人を無意識に避けながらノーネームの後々の

お得意先になる(・・)店の何軒かを記憶しておき。

それと同時にサウザンドアイズでの交渉を成功させるための

会話の順序を組む

 

 

「よし、 到着!」

 

 

しばらく思考しながら歩いていると問題なく

サウザンドアイズの店前にたどり着く

 

 

「さて、 店前には誰もいないから中に入るだけなら

問題ないけど……」

 

 

今店に入っても白夜叉が自分の会話に気付かず

中に居る店長・店員に追い出されるだけだからもう少し待って……

 

 

(あと1分)

 

 

サウザンドアイズの店から少し離れタイミングを待つ

 

 

(4……3……2……)

 

 

能力で視たタイミングで店に入ると

 

 

「いらっしゃいませ」

 

 

予想通り入口近くで商品整理をしていた店長が

一番近くに居たため接客のために営業スマイルでやってくる。

 

 

「何かお探しで……!? 失礼しましたご用件は何でしょうか?」

 

 

店長は一瞬何かを考え、眼を細め怪訝そうな顔を少し

すると相手を不快にさせないように直ぐにいつもの

接客の顔に戻る

 

自分は分かっているため気にせずに本題にはいる

 

 

「はい、こちらは〈眼〉を取り扱うお店と聞きまして

買い取りをして頂きたいと思いまして……」

 

 

買い取りという言葉に反応し店長はより目を

鋭くしてこちらを見てくるが気付いていないフリで

言葉を待つ

 

 

「……買い取りですか」

 

 

「はい、自分の持っている眼に関わる恩恵(ギフト)

こちらで買い取って頂きたいのですが……」

 

 

「眼に関わるギフトに限らず買い取り等は行っておりますが

その前に一つ確認をとらせて頂きますが……」

 

 

うん、次の言葉は原作知識があれば能力使わなくても

予想はできる

 

 

「どちらのコミュニティにご所属でしょうか?

当店の規則で無所属のコミュニティとの買い取りは

行っておりませんので」

 

 

知ってた。 返しの言葉は決めてあるけど

 

 

「……実は自分はまだこの箱庭(はこにわ)に来たばかりでして

どこのコミュニティにも所属していないんです」

 

 

店長は納得がいったような顔で頷き

 

 

「成る程、お客様は外から箱庭(こちら)

いらっしゃったばかりでしたか……

 

大変申し訳ないのですが、名前と所属の旗を持たない無所属の人々を【ノーネーム】とこちら(この世界)では呼んでいるのですが、先ほどお伝えしました通り当店の規則でノーネームのお客様との売り買いは一切行っておりません。

 

お急ぎの御用でしたらお手数ですが他の店でギフトをお売り頂くか、コミュニティに所属の上でもう一度お越し下さいますようお願い致します」

 

 

丁寧に頭を下げる店長を見ながら違和感の無いように

少しの間うつむく演技をする

 

 

「そうだったんですか……実はそのコミュニティには所属している

訳ではないのですが、自分は黒ウサギっていう青い髪の変わった格好をした女性にこの世界に呼ばれたようで、聞く話によると毎日のお金にすら困っていると聞き。

何かの助けになりたいと思ってこちらで自分のギフトを売って資金にしようと思ったのですがどうにかならないでしょうか?」

 

 

 

今までより少しだけ声を大きめに発しながら、今この会話に耳を傾けている とある人物に聞こえるように店長に自身の(嘘も混ざった)現状を伝え頭を下げる

 

 

「申し訳ありませんが先程も……「良いではないか」

オーナー!?」

 

 

「おんし、黒ウサギにコチラへ呼ばれたと言っておったな」

 

 

店の奥から出てきた小・中学生ほどの身長の白い髪に着物風の服を着たオーナーと呼ばれる少女が自分にそう尋ねる

 

 

(計画通り……)

 

 

「はい、黒ウサギを知っていらっしゃるのですか?」

 

 

「黒ウサギとは少々縁があってな。

黒ウサギのコミュニティにちょくちょく手を貸して

やっている。このサウザンドアイズの幹部様で白夜叉様だ」

 

 

白夜叉と自身を呼ぶ少女はそう伝えると

取り出した扇で口元を隠しながら

自分を値踏みするように見る

 

 

「オーナーこのヒトはまだコミュニティに所属していません

サウザンドアイズの規則としては……」

 

 

店長は勝手に話を進める白夜叉に強い口調で

止めようとするが

 

 

「構わん責任はとる。 ……して先程自身のギフトを売りに来た

と聞こえたが、この修羅神仏の住む箱庭の世界で恩恵を

手離す事の重大さと危険性をおんしは分かっておるのか?」

 

 

白夜叉の言うことはもっともだ、白夜叉のような与える側の

立場ならともかく普通に見たら自分は何処にでもいるただの人間。

普通なら恩恵も1つか持っていても数個程度と考えるのが

道理だろう。

しかもそんな普通の人間がチートの集まる

この世界で恩恵を手放そうとしている。

普通なら馬鹿のする事だろう、だけど……

 

 

「はい、まだこの世界に来たばかりで皆様より理解の

浅い人間ですが最低限には危険性も理解しているつもりです。

ですが問題は無いんです、自分のギフトの数は……」

 

 

一息置き近くの二人に聞こえる程度の声で

 

 

 

一京を超えるので……と

 

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