問題児たちが異世界から来るそうですよ?+? 作:金色のツバサ
ギフトゲームの終了後、帰ってきた客間で白夜叉との話し合いが済み支店長が加わり小一時間をかけギフトの最低限の買取り手続きやちょっとした自分の立場の変化があったりしたけれど
「それでは仲間との合流もしなければいけないので、本当に色々とありがとうございました」
白夜叉に再度頭を下げお礼を言う
「なに、こちらとしても気にかけていた黒うさぎに良い仲間が加わったようで安心した、他の3人も期待のできる人物なのじゃろ?」
「ええ、まだ自分のギフトを理解しきれてはいないようですが、その分伸び代もありますし、今でもこの下位層なら(約1人のチート野郎の関係で)ほぼどんなギフトゲームでも敵無しだと自分は思っています」
自分の言葉を聞き嬉しそうな様子の白夜叉に「それでは……」と頭を下げその場をさった。
数十分後、自分は最初に待機しているつもりだった六本傷の店のいくつかある屋外テーブルに座り、白夜叉から「早めの祝い金だ!」と貰った箱庭世界の正式なお金で注文をして問題児2名と1匹+1人の到着を待っていた。
「……段取りは黒ウサギに……よかったらお好きな店を選んでください」
「それは太っ腹なことね」
気弱そうな少年の声と少し呆れを含むような少女の声を聞き、横目で自分の待っていた原作主人公達と確認ができたので目線を戻そうとした時
「…………」
少年と話す少女と別のショートヘアの子がこちらに向かって手を軽く振ったのでこちらも返した。
そのまま自分の居る店に入って来たので安心して待っている間に食べていたトーストを完食する。
「……!貴方さっき空で会った……」
食べ終えるのと一緒に隣のテーブルに案内された
「さっきぶり、結構早く再会できて助かったよ」
黒ジャージで来て正解だったな。
異世界で黒のジャージ着てる人物なんてアニメ・マンガの主人公位しか見ないし、違和感ですぐに目についてくれるから本当に楽だ。
「ええ、さっきぶりね……今まで何処にいたのかも気になるけれどまず『助かった』っていうのはどういう事かしら?」
「うん、それは……っとその前に……店員さん留めてしまってすみません」
自分の言葉で久遠飛鳥もその場で立ち話は邪魔だと気付き、店員に謝ると他の2人と1匹と隣の席に着き注文をそれぞれ済ませる。(その際にちょっとしたやり取りが3人と1匹にあったがそこはスルー)
自分は注文を受け店内に戻ろうとした店員さんに隣の人達と相席をしたいという事を伝え許可が出たのでレシートを持って移動した。
「じゃあ隣に失礼します」
と、久遠飛鳥とコミュニティ『ノーネーム』の少年『ジン=ラッセル』の間に移動し座らせてもらう。
ちょうど自分に目線が集まっているので今からの事を伝えようとした時
「聞きました!貴方が黒ウサギが言っていた4人目の方なんですよね!お願いしますどうか僕らのコミュニティに……」
ジン=ラッセルがそう伝えようとする途中で自分は言葉を遮り
「待った!その前にお客さんみたいだよ?」
そう伝えて視線を向けると2mを超える明らかにサイズの合っていないタキシードを着た大男がこちらに向かって歩いて来てジン=ラッセルに向かい小馬鹿にしたような態度でこう告げた。
「おんやぁ?誰かと思えば“名無しの権兵衛”のリーダー、ジン君じゃないですか?」