ネギま!?に転生・・・・マジ恋!??なにそれ?   作:えんヴぃい

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羽のように音もなく投稿


KAWAKAMI

「すぅー、すぅー」

 

「はぁあ、着いちまったよ。川神院・・・」

 

もう完全に引き返す事が出来ないこの現状。

 

背中に川神百代をおんぶして門の前に立つ。

この際背中に当たる立派な双谷は気にしないったら気にしないのっ!!!

 

今、光太の唯一の望みはこの場で百代が起きて自力で帰ってくれる事なのだが見た限りだとしばらくは起きなさそうだ。

 

たぶん日ごろの疲れもたまった結果なのだろうと勝手ながらに推測する。

 

「腹を括りますかなぁ、ヨシッ!」

 

その重そうな足取りでゆっくりではあるが前に進む。

さながら歴戦の勇者のような姿だ。

 

そんな光太の気配に気が付いた者が二人いた。

 

「ム?だレか来たようですネ」

 

「そのようじゃのぉ」

 

たび重なる努力により川神院師範代となったルー

さらにその川神院の頂点川神鉄心

 

この頃二人はまさか武神とまで言われた百代がこんな形で帰ってくるとは夢にも思っていなかった。

 

「しっかし、背中の先輩様は起きる様子が無いと来たか・・・・」

 

「んぅ~!すぅーすぅー♪」

 

しかしここで光太は一つ疑問に思う。

 

既に川神院の敷地内に入っているというのにあの川神鉄心が気付かないであろうか?

 

答えは否。

 

あの爺、仮にも表世界で最強の存在だ。

九鬼の化け物が出てこない限りそれは無いだろう。

 

と言う事は・・・

 

「あの老いぼれ俺を試しているってことか?・・っ!!」

 

言うや否や、茂みに隠れていたであろう門下生たちが一斉に飛び出してきた。

 

たぶん何かしらの合図でもあったのであろう。

各々が獲物を構えて突っ走って来る。

 

「上等だっこの馬鹿ども!!こちとらお前らんとこの孫娘のせいでアイス買えなかったんだ!!これで明日もきゅうりだったら俺は鬼にでもなろうぞ!!」

 

そうして川神院門下生vs川神百代を背中に装備した光太との無双大戦が幕を上げた。

 

5分後

 

「「「「うっ゛・・・・・」」」」

 

 

そこには門下生が山となる形であっけなく幕を閉じた。

 

見た感じ、バスターされたゾンビそのもの。

 

「ウ゛ァッカたれ共がぁあ゛、数で攻めりゃいいってもんじゃねぇンだよ!!」

 

ずかずかとその歩みを進める。そしてこんな状況であるにも関わらず百代は日向にいる猫の如く気持ち良さそうに眠っていた。

 

「(ふぉっふぉ、まっすぐこっちに来とるのぅ。)どれ外の様子でも見てくるかのぉ」

 

襖に手をかけて出て行こうとするその動作よりも早く動く影がある。

 

「いえ、ワタシがいきまショウ」

 

ルーだ。彼も気が付いていたのだ。門下生がやられているのを。

そして気が付いてしまった。自分の中に湧き上がる百代と同じ戦闘欲を!!!

 

それは鉄心が止めるよりも早くかけていった。

 

「まったく奴も難儀なものよのぉ・・・」

 

そこにはただ茶を飲む鉄心のみ。わずかな静寂に包まれた。

 

ザッザ、ッザッザ

 

「ちわぁ~す、百代さんお届けにまいりましたぁ~!!」

 

静寂の中、いまだ背中に百代を装備したままの光太がゆっくりとだが本陣に現れる。

表面上は無傷だが、内面的にはもう重症だ。

 

「(はぁ・・・・明日の昼飯もきゅうり確定だこれは・・・・・)」

 

そう、非常にブルーになっている。

 

対するは・・・・・・・

 

「夜分に御苦労だネ。なんで修行の者がこんなになっているんだイ?山中クン?」

 

ルーも意地の悪いころに、分かってて聞く。

 

そしてまず、訪れたのは一瞬の、それこそ刹那の様な静寂・・・

 

「これはこれはル―体育教官殿。この現状には山より深く海より高い訳が有りまして・・・そう!天変地異!!まさしく天変地異ですよ!!」

 

「山中クン、君はまともな子だと思ってイタのだけどネ。しかも山より~の下りも間違えているヨ・・・」

 

指摘されて光太の顔はもう紅蓮の色だった。

 

そう、ボケじゃなかったのだ。純粋に間違えたのだ。

 

「しっ・・・仕方なかったんですよ!!こいつら俺の言う事も聞かずに突っ込んで来るから!!ちゃ、ちゃんと正当防衛ですから!!」

 

「そうかそれは迷惑ヲかけたネ」

 

「いえいえ!滅相もない!!」

 

ルーが頭を下げるのにつられ光太も勢いよく頭を下げる。

背中の百代が揺れるがお構いなしだ。

 

「それじゃ、百代さんは此処に置いておきますね~それでh・・「まぁここでこんナ有様なのだかラはいソウですかで返せないヨ」・・・えっ?なにこのテンプレ?」

 

この時ルーは自分でも、ましてや光太でさえ気が付いていなかったが、確かに笑っていた。

 

=ルー師範代=

 

これはこれは、以外な展開だネ。

 

まさか侵入者が山中クンだったトは・・・・。

 

彼は私がウけ持つ体育の授業では至って平凡な学生だトばかり思ってイタのだけどネ、まさかあのモモを倒した?・・・まぁそこまではワカらナいけど眠っている所をミるとたぶん戦ってカッタのだろう。

 

この点だけ評価シテも十分に警戒する必要はアルネ。

 

それに普段抑えていたであろう”気”が、と言うよりも、もう”気”と呼んでいいのかすら馬鹿馬鹿しくなるほどの”怒気”がにじみ出ている。

 

これほどまでに彼が怒る事があったと言う事か・・・・・

 

この点を含めて彼を評価するとたぶん、私ガ昔諦めタ“壁”を越える事が出来るのデハ?と言う疑問が浮カブ。

 

だからだろウ、私は自分を抑えるコトが出来ズ適当な理由をツケテ彼に挑んでシマッタ・・・

 

「では山中クン、覚悟してくれ。・・・・・・・・・・・イクゾっ!!」

 

ブワァアアアアアアアアアアアアア!!!!!

 

久々に自分でも驚くくらい”気”ではなく、”闘志”が溢れ出るのを感じる。

今この時、この瞬間、『あぁワタシは今ひどく充実している』と感じる。

 

現にこのクリアな思考はどうだ?いつぶりだ?唯戦うためだけに思考を使うのは?いつからだ鍛錬と称して全力をやめたのは?

 

「(すまない山中クンうちの門下生が悪いのだろうが、今この時だけは私の力を試す踏み台になってクレ!!!)」

 

そしてワタシは鋭い槍の様な蹴りを繰り出した・・・・・

 

 

=光太=

 

だから嫌だったんだ。KAWAKAMIに来るのは。

 

門下生の人たちが攻撃を仕掛けてくる時点で嫌な予感はしてたけど、まさかルー先生、あんたが来るとはおれぁ思わんかったよ・・・・

 

てっきりここの事だから百代先輩だいちゅき☆薙刀わんコロこと、川神一子?が来るのだと。

 

てかここって学園長の家だよな?あいつ来いよ!!!!

 

んでさっきから黙っているといきなりルー先生の纏う空気が変わって

 

「では山中クン、覚悟してくれ。・・・・行くゾっ!!」

 

 

なんて言って突っ込んでくるし・・・・・ハァ。

とりあえず百代先輩を近くに下ろして速攻で防御の構えを取る。

 

まずは先生も様子見なのかボディに蹴りが突き刺さるように接近する。

 

普段なら避けられるが、百代先輩を降ろしていた時間が掛っていたため十分な準備が出来なかったので受け流す事にする。

 

幸いなのが特殊な技を使った攻撃でないので案外楽に流せた。

 

「フム・・・まぁこの程度でやられたら門下生もこうはなってないカ。」

 

「っへ、上等ッ!!」

 

さすがに師範代ともなると一筋縄でいかない事は分かり切っている。

 

だから、今回は気を6割くらい身体強化に回し、残りの4割りを腕と足に集中させる。

 

「まずは・・・一本!!」

 

ドォオオン!!

 

とりあえず人間相手に放つような威力ではない事は確かだけど、この先生にはこれくらいしないと話にならない。

 

ほらぁ、見て見ろ少し後ろに下がっただけで決定打では全然ない。

 

「なぜここまでの強さを隠していたんだイ?これほどなら新たな四天王にすらなれるはズ‼」

 

驚きを隠しきれないっと言った所の表情かな?

まぁ、強いて言えば百年の武道かなめんなってとこ?

 

「まぁうちのクラスは平和なC暮らすなもんでそのせいか争い事が嫌いになったんですよ・・・っよ!!」

 

嘘です。実際のとこ絡まれるとめんどくさいからです。

現にそこの爺さんとこの孫娘がメンドクサイ!!

 

「てかこうして話している間の攻撃も捌くとかどんだけ・・・・」

 

今度は蹴りを放つ。様子見程度の蹴りだが向こうは慎重に捌いて行っている。

 

 

「今の君は警戒すべき存在だから・・・ネ!!。」 ドドドドドドドド!!!!!!!

 

「!?遊びは終わりってか?」

 

いきなりルー先生の纏う気が変わった。

 

穏やかな海が、嵐の時のように波が荒れ狂うようにゴウゴウとした気を振りまいている。

 

そして思った。この後、決着が付くのだと

 

 

=光太=

 

 

 

◇◆◇◆

 

 

光太の発言を最後に両者なにも語らなくなった。

 

ジリジリ・・・・

 

互いに少しずつだが近寄る。丁度二人の間が6m位になった時、光太にもアクションが起きた。

 

「集中力向上・・・速度増加!!」

 

そこからは3分とかからなかった。ルー先生も、光太も自分が今仕掛けるべきだと悟ったのだろう。お互いの攻撃がぶつかり合った。

 

「ハぁァァアアアア!バーストハリケーン!!!」

 

技を放ったル―から巨大な竜巻が光太に向けて放たれた。

だが、光太は動かない。まったく動じない。

 

「先生、悪いけどとっとと帰りたいから速攻で仕留めるよ!レックスエーテルナ!」

 

光り輝く剣が竜巻にいくつも突きささる。

さらに光太の気が上昇する。

 

「ルー先生、これから行う技は他言無用でお願いします。なんせ、そこで隠れている爺さんの孫娘とかがうるさいからなぁ!」

 

すると物陰から鉄心がゆっくりとだが現れる。

 

「ふぉっふぉ、気が付いておったか。」

 

「ったりめーだ。んじゃ行くぜ!・・・練気功!!並びに爆裂波動!!」

 

気団を消費し光太の気が赤い色となってゆらゆらと立ち上る。

 

この間も竜巻はどんどん近付いて来る。

 

「サぁ急がないと竜巻に食われるヨ?光太クン」

 

しかしそれでも焦らない光太。そう。もうシナリオは完成しているから。

 

「いくぜ・・・・三段掌!!」

 

ドドドン!!

竜巻に気を纏った光太の拳がぶち当たる。

 

「いつもの相手なら此処までだが・・・・今日は違う!!”連打掌”!!」

 

ドドドッドン!!

 

「か~ら~の~!!”猛龍拳”!!」

 

ゥゥゥッドドン!!

この”猛龍拳”は対象者を後ろに弾き飛ばす技。

 

何という偶然か必然かは分からないが丁度竜巻の後ろに立っていたルー目掛けて竜巻が吹き飛んでいく。

 

さすがにこの事態を予想していなかったルーは

 

「ナニ!??あ、アイヤァァ~~~!!!」 ピュー!ズザザザッ!!

 

見事に吹き飛んだ。。。。ついでに鉄心も。(わしの扱い雑!?)

 

~竜巻が収まって~

 

 

「あいたたた!ルー大丈夫かのぅ?」

 

「あ、アイ、総代私は大丈夫ダヨ・・・・・・」

 

あれだけの竜巻にも関わらず二人は無傷とまでは行かないが、かなりの軽傷で済んだ。

 

「あったりまえだッッツーーーーーーーーーの!!!なんせあれだけ竜巻の勢いを殺したんだからな!!」

 

その後服についた汚れを落とし鉄心が口を開く

 

「しかし惜しい。なぜそれほどまでの力があると言うのに・・・」

 

「そうだヨ。一度武の道を極めて見ないかイ?」

 

再三の申し出にさすがの光太も真面目は表情となるが

 

「いや、このままでいいんだ。うん。このままで・・・・」

 

そう遠いまなざしになった光太を見て鉄心やル―もきっと大きなわけがあると思いそれ以上語る事は無かった。

 

 

~光太side~

 

 

「いや、このままでいいんだ。うん。このままで・・・・」

 

これ以上馬鹿騒ぎすると俺も百代先輩みたいに名前が知れ渡って、朝っぱらから勝負とか挑まれそうだし。

 

それを悟ってくれたのか二人も黙っている。

なんだ話せばやっぱり分かってくれるじゃんか!! ←※絶対違う!!

 

と、そんな事を語っていると自分がなにか大事な・・・そう超重要な事を忘れている気がした。

 

「あれ、ハーゲンダーツ・・・・ッ!!」

 

そこからの俺はマジで速かった。

たぶんあれだね。風間が見たら絶叫するほど俺は風になっていただろうね。

 

事実俺も言っちゃったし

 

「やばい!!マジできゅうりは勘弁!!うぉぉおお!!俺は風になるゥゥウウウ!!」

 

そして俺は全速力で帰宅した・・・明日のために!!

 




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