もしも『やったねたえちゃん』の伯父さんが不潔だけど良い人だったら。 作:ステイ
私はたえちゃん。友達のコロちゃんと今、新しい家族に会いに行くんだ♪
家に着くと、私は怖くなった。だって家はボロボロだし、なんだか臭いの…私は友達のコロちゃんに相談すると、「入ろうよ!」と言われたので入った。
ドアを開くと、そこには太った大きな人が居た。中も汚くて鼻が曲がる匂いだ。すると、大きな人が言いました。
「えーっと、君がたえちゃん?」
私は怯えながら頷くと、大きな人は近付いてきた。私は怖くなってコロちゃんを強く抱きしめた。だけど、大きな人はスッと何かの鍵を差し出した。
「こんな汚い家だけど…たえちゃんが暮らす部屋は綺麗にしたんだ。部屋のドアに鍵があるから、僕が怖かったらこれで鍵しといて」
「え…」
私の部屋?そんなの初めてだ。大きな人を怖がってたけど、この人は良い人かもしれない。
『やったねたえちゃん!家族が増えるね!』
私はコロちゃんに笑顔でうん。と応えた。
「ここがたえちゃんの部屋だよ」
そこは、ベッドと机がある六畳の部屋。所々、小さいゴミがあるけど、私の為に伯父さんが片付けてくれた事を考えると、凄く嬉しい。
「伯父さん…ありがとう…」
私は照れながら言うと、伯父さんはその大きな手で頭を撫でてくれた。私はお母さんを思い出した。それを察したのか、伯父さんは「お母さんは…きっと帰って来るよ」と何処か辛そうに応えた。
「これお小遣い…ごめんね。少なくて」
そう言いながら渡されたのは、三千円だった。こんな大金貰った事が無いよ。伯父さんは、少ないと言ってたけど少なくないよ!私は何に使おうか迷ってると、玄関のドアがドンドンと叩かれる音がした。伯父さんは深刻な顔をすると、「ここで待ってて」と言った。
私は玄関を覗いた。そこには、怖いお兄さん達が来ていた。そのお兄さん達は私を見るなり「借金のカタにあのガキ犯すか」と部屋に上がろうとする。伯父さんは「それだけは辞めろ!金は払うから!」と、財布からお金を全部出した。怖いお兄さん達は「分かれば良いんだよ」と言って帰って行った。
伯父さんは私に「たえちゃんの服買えないよ…ごめんな」と、泣きながら言った。私は伯父さんに「コロちゃんも言ってるよ!元気出して」と頭をナデナデした。伯父さんは泣きながら笑った。私は伯父さんが可愛いと思った。
私は外に出ていた。伯父さんから、何か携帯を渡されて「探検しておいで。何かあったらこの伯父さんって所に電話掛けて」と言われた。私はお小遣いをお財布に入れて外に出ている。
歩いてると、駄菓子屋さんがあった。いっぱいお菓子があって美味しそう!いつもだと我慢しなきゃいけないけど、今の私はなんと三千円持ってる大金持ちです。何を買おうか迷ってると、女の子が居た。私はお菓子をいっぱい買うと女の子に話しかけた。
「私たえちゃん。貴女は?」
「ありさ…今年から中学生」
「ありさちゃんかー!今年から中学生って同い年じゃん!」
「え?たえちゃんも?」
私とありさちゃんはたくさん話した。すると、ありさちゃんが「その優しい伯父さんに会いたい」と言ってきた。私は伯父さんを自慢したくて家に急いだ。家に着くと、ありさちゃんは嫌な顔をすると「臭い…」と呟いた。私はもう慣れたもんね!
「ああ、たえちゃんおかえり。その子は?」
「おじさん…」
「ありさちゃ…ん?」