変なのに愛されて悪夢しか見れない   作:蒼穹難民

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前回のあらすじ

「これが1番早いと思います。」
「レギュレーション違反です。」


じゅういちにちめっ!

『L区画・反省室』

 

「はあぁぁぁ…」「先輩萎えるから余り溜息しないで下さいよ…」

 

私と徹先輩はデスクに座りながら反省文を書かされていた。

 

「だってさ…もうこれ何回書いたか覚えてないぜ?」

「そうですよね…私も10枚数えたところから数えるのやめました。」「なにやってんだよ…」

 

「だってですよ?反省文なんて途中で自分ですらなにを書いてるか、

わからなくなるじゃないですか?数えた方が覚えれていい思って。」

「それ結局混乱して忘れるからやめとけ…」

 

やっぱりか、さっき提出を却下された反省文を見比べたら2枚前と全く同じ文章だったからな…

 

「なんで逆に全く同じの書けるんだよ…新しいの考えた方がまだ楽だぞ。」

「それより手を動かした方がいいですよ…先輩は後何枚ですか?」

 

「後3枚、お前は?」「私はあと2枚です…」

 

「「はあああぁぁぁぁぁ………」」

 

気が滅入るが溜息を吐いてしまった。

先輩がなにも言わないのは先輩も同じ気持ちだからだろう。

 

実はこの反省室にて私達は4日もここにいる。

最近寝ている時も女性がなにか同じ様な事を語りかけ檻に入れられる夢を見る。

暗示だろうか、さっきから似た様な反省文ばかり書いている、

同じはダメだが似ているならギリギリ許されるのだ。

寝ても覚めても地獄で私達の心臓がマッハでやばい。

息苦しくて仕方がないのだ。

 

「なんで俺たちこうなっちゃったんだろー…」

「私はともかく先輩のは自業自得じゃないですかー。」

 

「なんだとー、途中からは共犯者だろ?うりうり。」

「わっ!やめて下さいよ、ペンだから書き直さなきゃならないじゃないですか。」

 

「あっはっは、すまんすまん。」「ぷぷっ、もうしないで下さいよ。」

 

ついついくだらないが笑ってしまった。

 

 

「ほう…余裕そうだなお前たち、特別にもう一枚追加してやろう。」

 

 

 

「「すいませんでした。勘弁して下さい。」」

 

 

 

監督役のスタッフに睨まれて私達はシンクロして、

椅子から離れ監督役のスタッフに土下座を披露した。

 

 

 

なぜ4日も長期滞在しているのか?

 

 

 

それは私達が4日の間の出来事が問題だった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

本来なら私達は先輩が3枚、私が1枚とすぐに終わる筈だった。

 

 

先輩はガンドレイクを紛失した事による説教で疲れて寝てしまい、

私が来た翌日に、私はお漏らしをした事で一緒に反省文を書く事になったのだ。

 

食事とお風呂の時だけ監督役が着くが部屋から出ることができ、

寝泊まりとトイレは反省室にある為楽チンですぐ終わると思っていた。

 

それは監督役がトイレに入っていた時、私達はふざけて遊んでいた。

文房具を使って私はトリケラトプス、先輩はティラノサウルスを作り、

見つかる前に崩してすぐ片付けようとしていた時だった。

 

「お前バランス感覚いいなぁ、よく崩れないよ。」

「先輩こそなんでその骨組み崩れないんですか?計算高すぎでしょ。」パシャッ!パシャッ!

 

「「うん?」」

 

 

フラッシュ音と共に其処にいたのは携帯を持った僚先輩だった。

 

 

「僚!?なんでここに!?」

 

「そうですよ!今はファフナーの整備の時間では!?」

 

「監督役のスタッフに胃腸薬を届けて欲しいと言われてな。」

「お前そんな優等生じゃなかっただろ!?」

 

「うん?どうしたお前たち。」「ヤバすっ!」

 

「すいません、こいつらがふざけてたので、これ証拠写真です。」「ほうぅ。」

「アーッ!やめてください僚先輩!」「そうだ僚!お前は変わっちまった!」

 

 

「いい度胸だなぁ、お前たち?余程余裕があると見える。」

 

 

「「ヒイィィッッ!!」」

 

 

「特別にこれだけ追加してやろう。どうだ?嬉しいだろう。

 

今はファフナーのパイロットも余裕があるから暫く此処に居ていいぞ。」

 

 

目の前にはゆうに50は超える反省文の用紙があった。

 

 

「「ウソダドンドコドーン‼︎」」

 

 

「はっはっはっはっ!!泣くほど嬉しいかっ!」

 

 

 

 

文才の無い、私達の地獄の日々が始まった。

 

 

 

 

ーー今日からここが、自室だ。ーー

 

 

ーー悲鳴で現実をかき消そうとしていた。もう、後戻りはできなかった。ーー

 

 

 

ーー怖かった、敵ではなく味方であるはずの僚先輩と、監督が。ーー

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それにしてもなんでお前私っていうの?ちょっときもいんだが。」

「どストレートに言いますね…僕や俺っていうとバッシングされてたんですよ。」

 

「ごめん、鳥肌たった。気持ち悪い。」

「酷く無いですか!?しまいにゃ泣きますよ!?」

 

私の涙腺の脆さを甘く見るなよ。

泣くぞ ?すぐ泣くぞ ?絶対泣くぞ ?ほら泣くぞ。

 

「なんだよこのナマモノ…俺っていうと違和感凄いし、僕っていうとあざとすぎんだろ…」

 

「先輩は私をいぢめて楽しいですか?」

 

私は涙目で抗議する。母と同じこと言いやがって。

 

「いや、お前性別を間違え過ぎだろ?顔が中性…いや両性だなこりゃ。」

「お前らさっきから煩いぞ、終わっているのか?」

 

「はいっ!監督!私は終わっております!」「汚ねぇ!いつの間に!」

 

さっきからずっとだよ、喋りながら手を動かしてた。

一方的に怒られる!居心地の悪さと怖さを知るがいい!」

 

「させるかっ!今終わりました!」「ダニィ!」「お前たち…」

 

なんて早さだ、本気でなかったというのか!?

 

「はあぁ・・・うん、内容はまともだからもう来るんじゃないぞ。

 

私だって兼任だから暇じゃ無いんだ。」

 

「あははははは!!いっ・・・・・・やったああああぁぁぁぁ!!! 」

「徹先輩、気持ち悪いです。」

 

なにその悪役みたいな喜びかた。

まるで核が撃てる人類軍みたいな顔してるよ?

 

やっと外の空気が吸えると徹先輩と監督と部屋を出た時。

 

ウゥ~!ウゥ~!「警報?!」「フェストゥムの襲撃だ!外に行くのは諦めろ!」

 

「野郎ッ!ぶっ○してやる!!!」「先輩!!?」

 

まるで別人の様に徹先輩が格納庫に走って行った。

確かに此処からなら格納庫は近い。

 

『パイロット!第1戦闘j「発進できます!ハッチ開けて!早く!」えっ!?』

 

 

もう着いたの?先輩はどこまで人間やめるの?

 

 

『徹、反省文は「終わった!早くしろ!死にたいのか!」りょ…了解!』

 

今の言い方フェストゥムか徹先輩からかわからない言い方だったな…

 

『出撃どうぞ!!』「でりゃあああぁ!!」

 

急いでモニター室で観戦しに来たが映像はファフナーがコアを突き刺してすぐに離れた。

ってちょ

 

「」「5秒も…たって無いな…」「4秒よ…」「下手したら反省室に出戻りじゃないか?」

 

「ガンドレイクを投げた意味がない証明みたいな感じだもんな…」

 

 

 

 

 

「徹・・・お前はどこを目指してるんだ・・・」

 

 

 

 

僚先輩の発言に皆が同意した。

取り敢えず僚先輩と共に徹先輩を迎えに行くことになった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ファフナーが収容されてコックピットが開けられるのを僚先輩と待つ。

 

「徹…まさかお前そこまで追い込まれていたとはな…」

「お前のせいだろ…自業自得だけどさ。」

 

 

コックピットが開く前に先輩達は会話をしていた。

ぼっちじゃないか私もいれろ。

 

「それにしてもほんとすごかったです、ね?僚先輩。」

「そうだな、まるでバケモノだ。」「おいおい、言い過ぎだろ?全く…」

 

コックピットが開かれ徹先輩の顔を見た時、私と僚先輩は驚愕し声が出なかった。

そんな・・・なんで・・・

 

 

「ありっ?どしたの、お前ら?」「徹・・・その目…!」

 

「目?」「………!来い!医務室に向かうぞ!」

 

 

徹先輩は僚先輩に半ば無理やり連れて行かれた。

当然だろう、徹先輩の目は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤色ではなく金色に輝いていたのだから。(・・・・・・・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーその日、私は燃え盛るなか目の前で赤髪の少年だけ助けられる悪夢を見た。ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

私を含め、そこにいた人達は見殺しにされた。

 

 

 

 

 

 

 

 




主人公は汚染系サポート型。
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