ーー『とある海域』ーー
ーーそこはかつて島であった。ーー
「ーーーーーーーーー。」
空中に浮かぶオルフェノク型フェストゥムはかつての色を失っていた。
ーーー全身は闇になり瘴気を放ちーーー
ーーー眼は朱く、脈動するかのように妖しく輝きーーー
ーーー黄金の剣すら朱い亀裂が深淵の如く蠢いていたーーー
そこは中世に世界一栄え、王や貴族が治め、世界一気品ある国と謳われていた。
「ーーーーーーーーaaaa…」
最早面影など何処にも無く、唯々海があるのみであった。
「ーーーーーーーーーーAaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」
空に吼え、まるで血の涙を流すようにギネヴィアは慟哭した。ーーー
ギネヴィアであれば核が来る前に叩き落すなど容易であったしどのフェストゥムからでも
一度として島に揚がるのを許した事などなかった。
ーー内部からの爆破が起こるまではーー
まるでテロのように連鎖的に各地で爆破が起こり
民達を救助している隙に多くの民達が人類軍に拉致された。
ーーーその民をゴムボートに乗せられ人質にされた。ーーー
人類軍からギネヴィアに動かぬよう命令された。
そこにギネヴィアに対し人質の核汚染すら気にせず撃ち続けた。
わざと外したかのように島は核で崩された。
そしてギネヴィアが堪える度に人質を殺し速く死ねと嗤いながら弄んだ。
目の前でまだ汚染されてない女が犯され、子供は解体して鮫のエサにし、
男達は老人を殺すよう命令され、殺し終わった男達、犯された女達は殺された。
「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!」
真にギネヴィアを殺したいのであればもっと早く確実な手段があった。
ーーーその剣で己の命を断てとーーー
しかし人類軍はそう命令しなかった。なぜか?
ただ愉しみたかっただけなのだ。
オルフェノク型は人類の道具でありまた別の人間を人質にすればいいと。
別の国の人間を人質にすればいいと。
何も根拠のない理論に別の国の人間をゴムボートに乗せ人質にした。
ーーー[ギネヴィア]は
殺されたブリテンそのものの化身の如く。
血の涙と慟哭を響かせながら
ーーー
ギネヴィアは思考する ギネヴィアは考える ギネヴィアは思う
ギネヴィアは到達した、最悪の結論と共に。
(モードレッド、貴女が正しかった。国など所詮、直ぐに割れる)
(王よ、貴方が間違っていた、我等ブリテン以外は全て蛮族、滅ぼすべきだ)
(ランスロット、貴方を愛してよかった、国を裏切ってよかった)
(こんな虫ケラ…いや塵芥など見たくもない)
『目標を確認、オルフェノク型フェストゥム[wrath](憤怒)を発見、戦闘に移る。』
『くそッ!なにが憤怒だ!散々俺達の仲間を殺しやがって!』
『人間様の怒りを思い知れ!この悪魔め!』
うるさい だまれ
「
ここに魔竜を超えた、この世界には存在するはずがない復讐神が産まれた。
ーーーーーその日、彼女は嘗ての円卓が堕ちた王と供にある悪夢を見た。ーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーー『元ヨーロッパ・深海』ーー
(・・・痛まし過ぎるにも程がある。)
ヒトラーは人類軍の動きを察知し、なるべく多くのブリテン人を潜水居住区に避難させ、
それをオルフェノク型に伝えようとし、自分の分身を送らせた。
しかし間に合わずオルフェノク型は狂い、分身は巻き込まれ、
最後に見たのは光を呑み込む魔竜の息吹であった。
(もはや愚かなどと呼べるものではない、アレは人類ですらない。)
ヒトラーは人類軍の愚行を目の当たりにし、人類軍は名ばかりの怪物と悟った。
(なれば計画を急がねばなるまい。)
ヒトラーは各地の人類軍に反発がある人間を探した。
そしてその人物達をステルス・潜水・地底・あらゆる居住区に送るよう、
部下と自分の分身である小型の群体に命令した。
そしてヒトラーの眼にはあるものが映っていた。
ーーー[生命進化計画]ーーー
ーーーーーその日、彼は人理が焼却される悪夢を見た。ーーーーー
(私は諦めん、例え神が居なくとも世界を救う。)
全てはあの日から始まった 。
将陵僚達、パイロットの戦いは熾烈を極めた 。
疑惑、怒り、迷い、悲しみ、別れ、裏切り
数々の運命のカードが彼らに配られた 。
幾つかの出会いがあった 。
それを上回る数え切れない争いがあった 。
そういった試練を全て乗り越え、
しかし今、彼らは信じていた 。
ーー戦いの終わりは近い ーー
残る1体のフェストゥムを撃破すれば全ては終わる 。
だが、彼らの知らないところで最大の試練が目覚めつつあった 、
切り札はどこだ?
切り札は誰だ?
この世界はやはり滅びに向かうのか?
戦いは終わらない
運命のうねりは今、クライマックスへと加速していく!
* *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y *