ナン極まったカレーパラパラパラになる♪
辛えぇ…
ーー格納庫ーー
「それにしても俺たちの完璧な計画が水泡に帰すとは…」
「なにさらっと混ぜてんですか、計画したのは惇先輩だけでしょう。」
「そうだよ(便乗)おかげでひどい目にあったぞ…」
昨日の騒動の主犯格として先輩2人はファフナーの整備をやらされていた。
付き添いの私と剛史先輩で真剣に悔しそうな惇先輩をジト目で見る。
剛史先輩はノリノリでやってたよね?なんで被害者面してるの?
「報復として早苗のカレーをカレー粉5割増しにしたがまさかやり返してくるとは…
お前ら無事か?」
「えっ?私はなにもされてませんよ?」
「やったのお前だけだから俺らがやられるわけないだろ。」
「」
絶句して裏切られた顔をして涙目の惇先輩。
あたりまえやがな(呆れ)
早苗先輩は襲いかかる2人にたいして「もとより(狭くて)入れませんので」と
八極拳で2人の腹部に掌打をあて、惇先輩は驚愕、剛史先輩は半身不随の様に顔が半分だけ泣いてた。
最初から幸弘先輩が出てこなくても私達は女湯には辿り着けなかったのだ。
「まあ辿り着いても吸引力の変わらないあのダクトじゃ煙で見えないですし
真上じゃなにもわからないですよ。」
「バカヤロウ!そこに求心力の変わらないただ一つのロマンが見えるじゃねぇか!」
「真由!失敗したが俺たちのこの想いは間違いなんかじゃない。
ーー決して間違いなんかじゃないんだ!」
仕方ないなぁ、マダオ(まるで駄目なお兄さん)くん達は。(ダミ声
私は隠しながら持って来ていた封筒を掲げて2人に見せた。テレレッテレー♪
「真由?それは?」「茶封筒?なにが入ってるんだ…まさか反省文じゃないだろうな?」
「違いますよ。素敵本です。」
「「なにっ!?本当か!?」」
覗きの様な卑劣な事は嫌いだが私にもロマンがある(迫真
「はい!スタッフのお手伝いのお礼に整備班の久保さんから頂いたんです!」
「でかしたぞ真由!早速見てみようぜ!」「持つべきものは良く出来た後輩だな!」
我慢などできぬぅ!とばかりに私達は封筒の封を開けた。
こっ・・・!これは・・・・!?
「・・・・・・・・おえっ。」「・・・・・・男だな。」「………男ですね。」
薔薇が舞っている本だった……
「久保さんって男だよな…」「はい…間違いなく…」「オロロロロ……」
「うぷっ…ファフナーにエチケット袋あって助かった…」
「これ真由に似てないか?」「似てますね…」
「「「・・・・・・・」」」
「「ふざけんじゃねー!ぬか喜びさせやがってーー‼︎」」
「うわーーん!久保さんのばかーーー!!」
マッサージの時、よく踏むのを頼んでハァハァしてたのはこれかー!
「剛史手伝え!こいつ縛って久保さんとこに置くぞ!」「おうっ!」
「他の人も当たって見るからそれだけはー!」
明日までっ!明日までお待ちください!
「「うるせー!知ったことかよー!」」
「あーーーーーん!!誰かボスケテーーー!!」
私の悲鳴はエコーしつつ、簀巻きにされてしまった。2人に勝てるわけないだろ!
その後整備室についた私達は閉じ込められ窮地を脱し3人の結束はより固くなった。
まさにバイオ○ザードの光景だった…ひ…ひでぇッ…化け物は化け物を生み出すのかあッ…
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将陵僚は激怒した。必ず、かの
将陵僚には恋愛がわからぬ、将陵僚は、生徒会長である。
行事を取り仕切り、勉学を努め、学友と遊んで暮らしてきた。
けれどもイタズラには人一倍に敏感であった。
「あっ、僚ー!栽培班の人から苺貰ったんだけど…ん?何その目怖っ!」
「アァッ…祐未か、お前モニター前のあれ見たか?バカは知らないか?」
「目が血走って赤くなってるよ…真由くんならモニター室に集まるってちょっと!」
なるほど犯人は現場に戻るというがこういうことか。
祐未も俺がバカと呼ぶのは1人しかいないのは知っている。
今度という今度は絶対に許さん。
俺はモニター室の扉を開けた。
「今度は廃材でまな板作って見ました!」「怒られるわよ司令に…」
「今私の事まな板って言った?」
「ちゃんと許可貰ったので大丈夫です!」「なんでそんな物を…」
「今まな板って言った?」
「亜由美さんはまな板の凄さを全然わかってない。」
「わかるわけないでしょ、まだまな板充備されてるんだから。」
「 ねぇ……誰か私を笑った?」
バカは女子達と集まって何か話してるがこの将陵 僚ッ!容赦せんッ!
「あっ!僚センパーイ!見てくださいこの滑らかなフォr「馬鹿野郎‼︎」ドカッ!
ルウムッ!?」ガンッ!「目がああああ!?」
「なんであんなこと書いた! 言え!なんでだ!」
「なんのことですか先輩!」「とぼけるな!モニター前の落書きの事だ!」
「前が見えねぇ。」「落ち着いて僚君!」
一緒に居た小百合と亜由美さんが何か言ってるがこいつだけは!
そこのモニター前には他の落書きの上に大きな文字で上書きされていた。
俺はこいつの襟首を掴みデスクで拘束して逃さない。
モニター前の落書きにはこう書いてあった。
『将陵 僚/生駒 祐未』(ハートの相合傘)
「お前が朝モニター前に居るのは知っている!犯人はお前だろ!」
「ぎくぅ!?でっ…でも私じゃないですよ!こんなのTSX団じゃない!」
「まな板が…まな板…」「うぐぅ!?僚君やめて!?やめてください!」
「あくまでシラを切るつもりか!反省室に送ってやる!」
「私じゃない!私じゃない!私じゃない!」
「まな板は私で…私がまな板だった…?」「やめて…もうやめてよ…」
「なにこのカオス。」
祐未が入って来たが止まる気はない!
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「昨日のカレーがドライカレーになったのも!久保さんに目を付けられるのもお前のせいだ!」
「言い訳なんかじゃないです!本当に私はやってません!途中から私情じゃないですか⁉︎」
「ドライがノーマルに劣ると申すか。」「私だって…竜宮島に帰れば彼氏ぐらい…」
祐未は僚と真由に近づき2人の間に入り僚を宥めた。
「ハイハイ、落ち着きなさいよ僚。真由君はやってないって言ってるよ?」
「でもこいつがやったとしか…」
「真由君は隠し事はするけど、嘘はつかないのは僚が1番よく知っているでしょ?」
「うぅぅ…」「むう…」「ほら真由君に謝って?泣きそうになってるじゃない。」
「ごめん…真由…俺…「劣るともうすかー‼︎」」
小百合が顔にまな板をぶつけられ昨日から「普通のカレーがよかった」という皆の反応から情緒不安定になっていた。
僚は半身の重心をずらし小百合の片腕を掴み即座に固める。
見事なアームロックだ。ワザマエ!
「ふんっ!」「アッー!↑アッー!↓激しすぎます!」
「小百合!空気読んで!」「それ以上いけない。」
「うわあああぁぁぁぁぁぁぁん!!!お兄ちゃんのばぁかぁぁぁぁぁぁ!!」
「「「「!!??」」」」
真由は僚に大声で責められ、あそこまで怒った顔を見るのは初めてで、
謂れのない罵倒を受け、急に無視された安緒感と湧き出た感情が、
蒸気機関のように感情がバックドラフトのごとく爆発した。
真由はこのL区画に来てから泣く事はあれど、ここまで大声で泣き出した事はなかった。
(なんだよ!私はなにもしてないのに!悪いことなんかしてないのに!)
真由は冷静さを失い、頭の中がグチャグチャで何も考えられなかった。
「ああああぁぁぁぁん!!あっぁぁぁぁぁ…………‼︎」
「待て!真由!」「ダメっ!僚!」
「真由君!」「マイエンジェル!」
真由は走りさり、僚がいない、来れない場所を本能的に向かい。
泣いている、感情が爆発したばかりの子供に命令する言葉は禁句だった。
「……………………‼︎」「真由ー!」「真由くーん!」
今は誰の声も届かなかった。
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「…………………………」
「…………………………」
落書きは早乙女 柄鎖の出来心で誰も傷つかないと思って書いた。
ーー担当医は見ていた。
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ーーーその日、私は夢の女性さえも寄せ付けない悪夢を見た。ーーー
(……)
誰も思春期を殺せないと思う。