「
F2機(もたもた・・・・)
BGM『EGO ~eyes glazing over』
私は一週間と数日という短い間だが私にとってラハムさんは家族の様な大事な人(?)だった。
ラハムさんは家族の仇と言っていたがもし叔父さんが同化されていなければ、
核の降り注ぐ中私を匿わなければあの様な
そして家族達の様に私と叔父さんも核で死んでしまっていただろう。
ラハムさんは嘘が下手だ。隠している様だが30年も生きてない私にそれほど情報がないのに、
(きみノ知識ガ楽シクテツイ長引イチャッタ!)と言っていたのは核の汚染から守る為だろう。
半分本音だったであろうが。
つい最近まで忘れていたくせにと言う人もいるかもしれないが許して欲しい。
触手に穴と言う穴が開発されたのだ。(同調中に既に開発されてるのは知らない)
トラウマになるのは仕方がないと思う。
初めてフェストゥムと戦った時も異様に数えてる時間が早かった。
あれは私がやる気を出す為に長い時間を提示し、早く終わらせると言う言葉に希望を持たせ、
踏ん張る様に嘘をついたのであろう。
私にとって家族の様なラハムさんの同族であるフェストゥムがやられるのも見たくはなかった。
彼等は感情を持たず、ファフナーと戦いそしてL区画のパイロットは高速で倒すのと、
2日に1度という。余り見なくてすむのと1日の間があればこそ私は自分の心を誤魔化せた。
フェストゥムに人間の情報を知らせない以上、自爆は必然なのは明らかだ。
だから私は出撃した。もうフェストゥム達を見殺しにはしない為に、
優しいみんなが殺してしまわない様に。
私は汚染する力があるとラハムさんは言った。そして泥は色々と使えるとも。
私はL区画からの自爆から守る為と
フェストゥムとの意思疎通に泥でフェストゥム達を包んだ。
ーーもうーー誰も
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「……!!くっ!?数が多すぎる!!」
(僚!潜水艇に近づき過ぎてる!このままじゃっ…!)
俺と祐未はフェストゥムを撃破しつつ、潜水艇に帰還しようとしていたが、2機のフェンリルの光と惇と剛史の反応が無い為、今近づいては潜水艇がやられると考えたのと、近くに竜宮島と思われる反応があり、できるだけ遠く深海の方に避けて行った。
(僚!このままじゃ帰れなくなるよ!せめてレーダーが映るとこまでっ…!)
「ダメだ祐未!俺達に惹きつけられたフェストゥムが、潜水艇や竜宮島に見つかったら、惇と剛史の犠牲が無駄になる!今までの俺達の行為はどうなるんだ!他のみんなだけでも竜宮島に辿り着けば、応援が来るかもしれない、だから堪えるんだ!」
(ー……ッ!惇君……剛史君………‼︎)
未だに潜水艇の反応があり、2ヵ月の猶予が有った竜宮島なら何か戦力があるかもしれない。
俺達はその希望を胸に自分を奮い立たせていた。
水中での戦闘ではガンドレイクの近接戦は水の抵抗で遅くなり、内部に内蔵されたプラズマライフルは電気が拡散してしまうのと暴発の危険がある為放棄し、ファフナーに元々内蔵されているウェポンベイは機関砲はただでさえ威力がないので意味をなさず、ミサイルは言うまでもないだろうが水中では推進剤に火がつかず、ガスだけでは非常に遅く、避けられてしまう。
ガシッ!「!?」(僚!!)
追いつかれたか!腕を取られそのまま引き寄せられる。クソッ!
「うおぉぉぉ!!」ガンッ!ドンドンッ!(!!)
俺は掴まれている別の手で殴り、ゼロ距離からミサイルを撃ち込んだ。
もはや俺達にはこの手段しか方法は無く、今はただ堪えるしかなかった。
(僚!ミサイルの残弾は?)「後3発しかない…祐未は?」(ごめん…もうない。)
俺達は海底に辿り着きその身を隠した。
「ここなら時間稼ぎができるし敵の攻撃も予想できる。
例えやられてもデータは海流で竜宮島に着くだろう…。」
(僚!あれを見て!あの黒いの!間違いない!!)
黒いの?もう応援が来たのか?
振り向いた俺が見たのは海流に流され、海底に辿り着いた黒い太陽であった。
「っ!?真由!!」(真由君!!(ガスッキャアァァ!!)
別のフェストゥムが!?
「祐未!!返事をしろっ!!祐未!!」(・・・うぅぅ。)
気絶している……!俺は祐未を助ける為に祐未の元へ向かった。
「でぇぇぇぇ!!」ズバッ !バシンッ!「なんだとっ!?」
腕を切られ押し出された!?俺達の攻撃を学習しているのか!?
制御系がさっきの反動でうごかない!ここでミサイルを撃てば祐未に当たってしまう…!
「動けファフナー!ここには祐未と真由がいるんだ!
頼む!動け、動いてくれ!ファフナアアァァァァァ!!」
吹き飛ばされた場所は黒い太陽のすぐ側でモニターは泥で暗くなり何も見えない。
こんなところでッ…!こんなところで死んでたまるか!!
「うおおぉぉぉぉ!!」
俺が叫ぶのに応える様に全身に結晶が生え身体が覆われた。
しかしそれを気にする余裕は俺にはなかった。
「!!モニターが見える!」
何故か俺から生えた結晶だけ砕け感覚で何かが
決定的な
そしてその使い方も理解する事が出来た。
「はあああぁぁぁぁ!!」シュウゥゥゥ…パリン!
俺の体の様にファフナーが全身に結晶が覆われ、
すぐに結晶だけが砕け、腕にだけ結晶を覆わせた。
「もうこれ以上!好き勝手させるかぁぁぁ!!」
再びファフナーが動き出し、フェストゥムを殴ろうとした時
ビシャァァァァァァ!!「なっ!?」
黒い太陽から潰れる様に
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「あれは…光…?将陵先輩達…!無事でいて!」
(急げ!まだ間に合う!)
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「うぅ…僚…?」(祐未!気がついたのか!)
どうやら気絶していた私は何かが弾ける様な音に目覚めた。
「僚!このフェストゥム達は…。」(ああ…真由が泥で呑み込んだ奴らだ。)
こんな時に…!竜宮島に帰れるかもしれないのに…!!
しかし絶望している私の意に反してフェストゥム達は襲っては来ず、
竜宮島とは全く別の方向へ泳いで行った。
(これは?一体何が…)「僚!あれって今まで襲撃して来た!」
フェストゥムの中に今まで私達が倒したフェストゥム達の半透明な姿が見えた。
(祐未!見てごらんよ。)「海の中に…雪?」
(マリンスノーだ…俺達の頑張りを祝福してくれているんだ。)
そこには満天の星空に輝く様な、マリンスノーだった。
降り注ぐ雪のように、空に輝く天の川のように、
フェストゥム達と共に、溶ける様に姿を消して行った。
その中心から真由君を乗せたラハムが落ちてきた。
「真由君!!」(祐未!動かせるか!?)
さっきの攻撃でファフナーは全く動けない…!
「ダメっ!動けない!」
(そうか、なら任せろ!!)
「僚?」
僚のが私のを抱き上げ、真由君のラハムを抱き、
竜宮島の方へ進んだ。嘘…ファフナーがこんなに速いなんて…!
(ずっとさ…好きだったと思う…)「僚…」
(俺…よくわかんなくってさ、恋愛のこと。)
「私は…好きだったかな?」(祐未…)
「間違いなく好きだった…今じゃそれを超えて、どう言えばいいかわかんないや。」
(そっか…俺もそうだ。いつのまにか、それを超えてた。)
話していたら僚の呼吸が乱れていた。僚…?
「僚、大丈夫?」(気にするな、このまま陸にでるぞ。)
そして私達は2ヵ月ぶりに竜宮島に帰って来たのであった。ーーー
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「僚!どうしたの僚!!」「あ…ぐぅ……。」
陸に出てもファフナーから出て来ない僚を不審に感じ、祐未は僚のコックピットを開けた。
「そんな!?これって…」「触るな…!祐未!」
「僚…でも!」「触れば多分お前も同化する…!」
僚の今の姿は結晶が幾つか身体から生え、所々に皮膚がフェストゥムの様に灰色だが輝いていた。
「やっと帰って来たのに…!誰か!誰かいませんか!?」
「うぅぅ………」
僚は気絶してしまい、祐未は住民には知らせないようにしていたのに大声で近隣に助けを乞う。
しかし付近には住宅はなく悲鳴は静寂で返されるだけであった。
「誰か…誰か助けて……。」
祐未が涙ぐみ、絶望しているなかその鳴き声は響いた。
「ワンッ!!」
「っ!プク……?」
それは僚が飼っていて蔵前果林に預けていた老犬のプクであった。
プクは僚に近づき、身体を押し付けた。
「くぅぅん…」「ダメよプク!」
祐未の制止が間に合わず、僚の身体に溶ける様に結晶で覆われ、呑み込まれた。
「プク…きゃっ!!」
僚の身体が光り輝きそこには犬耳と尻尾の生えた僚の姿があった。
結晶は無くなり僚の呼吸も安定し、祐未は声をかける。
「りょ…僚?大丈夫なの…?」
「……すぅすぅ」
僚が寝ているだけと安心した祐未は真由の乗るラハムへと急ぐ。
「真由君!大丈夫!?」「祐未か…今開けるよ…」
ラハムが祐未に返答をし、ラハムの腹部が開く。
「っっっ!!?真由君!?」
そこには全身が同化現象により結晶で覆われた
結晶が砕け、中からさらに幼く、髪が伸びた真由が出て来た。
「真由君!しっかりして!真由君!」
「…う……んぅ………」
真由の目が開き安堵した祐未に真由の絶望への言葉が聞こえる。
「真由君!目が覚めたの?大丈夫?」
「おねえちゃん……だれ?」
「………………………ぇ?」
「真由…?真由ってだれ?わたしはだれ?真由っていうの?」
「あああああああああぁぁぁぁぁぁ……!!」
それは新たな悪夢の始まりでもあった。
「大丈夫…!あなたは真由…私達の弟…大丈夫だから…!」
「わぷっ?おねえちゃん?くるしいよ、どうしたの?ないてるの?」
「大丈夫…大丈夫だから…!」「どこかいたいの?くるしいの?」
「大丈夫…!」
それは自分にも言いかけている様に真由を抱き締め、
祐未は涙を流し、救援隊が着き、真由と僚と供に連れ出された。
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ーそのひ、わたしはおねえちゃんとしらないひとたちが
みんないなくなるいやなゆめをみました。ー
ーーあさ、おねえちゃんにきいたら(あくむ)っていうんだって。
真由君、記憶喪失とバーロー化。
ひとまずrol編は終了です。
続きは原作前1年間の空白期です。