「もうどうしたらいいかわかんない…」
「中年オヤジの仕事の泣き言ですか…」
蔵前果林は泣きそうだった。
尊敬していて、慕っている先輩を迎えに行ったら、既にその場にいなかったり、
先輩の家に向かい、帰省祝いをしようとしたが、もう1人の尊敬する先輩と婚約していて、
先輩に弟が増えて場違い感を感じて慕っていた先輩が婚約した事とまるで家族の様な光景に、
その場を後にして泣きながら家に帰った。先輩の弟と自分の義弟の仲を比べ、また泣いた。
先輩達が開催したカレー大会では久しぶりに先輩と会話しようとしたが、
その先輩と何やら義弟の総士が友達と話していて、入り込む余地が無かったり、
もう1人の先輩は弟の世話をしていて、弟さんと先輩に会話するチャンスだと思ったが、
他の先輩達から、ドライカレーと鉄板カレーナポリタン責めにされ、話せなかった。
学校の皆が海に行っている間、果林はシミュレーターでL計画の戦闘記録から算出した、
ファフナーの戦闘訓練で参加出来なかった。救いは無いんですかっ⁉︎(スクイハナイネ
最初は総士と訓練していたのだが、ジークフリード・システムがない状態の訓練があり、
総士は持ち前の天才性で直ぐに終わらせ、何故か日焼け止めを塗ってから海に行ってしまった。
訓練自体は難しいものではないのだが、最近フェストゥムが新陳代謝を得たために訓練幅が増え、
地上戦、空中戦に加え、水中戦もやらなければならず、新しいシミュレーターから、
リアルな環境をシミュレートし、水圧、浮力、視界の悪さや海流などの様々な状態を体験でき、
不自由な水中では勝手がわからず、終わった頃には夕方になっていて、海水浴は終わっていた。
総士は何やら落ち込んで帰ってきたが、海水浴には行ったのだ。
それどころか疎遠状態だった幼馴染と復縁までしたそうだ。絶対に許さん。いや良かったけど。
「うぅ〜〜将陵せんぱ〜い………」
L計画前は一時期、僚と祐未の仲が悪かったから自分にもワンチャンあるのでは?
という空想は砕けて散った。むしろ以前の仲は良かったため、入り込む余地などなかった。
ーー幸せそうだったなぁ…あれじゃ勝てるわけないもん…。
果林は養子ではあるが皆城家に馴染まず、1人生活をしている。
今家に帰ったら余計に惨めに思えてなかなか帰れず、気分転換をしようと、
こうして夜になっても町の中をぶらつき、また思い出して負のスパイラルに陥っていた。
「はぁ〜〜……先輩達も凄かったし、私って本当にいるのかな…」
L計画の戦闘データを見て、先輩達が想像を遥かに超えた戦いを繰り広げていて、
同化耐性が余り高くない自分はもはや必要ないのでは?と考えてしまっていた。
それでも僚達のティターン・モデルのファフナーと違いノートゥング・モデルには適正が必要で、
ノートゥング・モデルのファフナーに乗るには強固なシナジェティック・コードを形成が絶対で、
人工子宮で産まれたとはいえ、10万人に1人のコードを作れる果林の才能は間違いないもので、
第3世代の最新型ノートゥング・モデルで精密な動きが出来て豊富な武装が有るにもかかわらず、
旧式のティターン・モデルに勝てないのは僚達パイロットの身体が真由により強化している事、
新陳代謝を得たフェストゥムのシミュレーターの為強く設定されてる事、
僚達
それらの要因が重なり、彼女は
(プクもいなくなっちゃったし…私独りぼっちのままなのかな…?)
今まで彼女が僚のペットの老犬プクを世話していたのだが、
いなくなった事で一層孤独感が増していた。
彼女はアルヴィスの所属である為、プクの所在は僚と同化している事を聞いていた。
僚いわく、プクの意識はあり、自分の中で生きているらしいが、プクの意識が僚に出来てしまい。
偶に犬っぽい仕草をする、食べ物に好き嫌いができる、犬耳尻尾があるなど、
なにそれあざとい私得である果林には僚に会えない寂しさは人一倍であった。
(モフりたいよ…先輩…プク…)
祐未と真由の存在が僚の平穏を保っていた。
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ゾクゥ「っ!?」
「どうしたの?僚。」「おにいちゃん?」
「…いや、なんでもない。ちょっと寒気がしただけだ。」
「風邪でもひいた?昨日海に行ったんだから暖かくしなきゃダメよ?」
「おにいちゃん!真由ぎゅーっとする!」
「ありがとう、祐未、真由。」
動物的危機感知本能も備わっていた。
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(羽佐間…元気になったのは良かったんだけど…)
甲洋は羽佐間翔子に片思いをしていて、その翔子は一騎に片思いをしていた。
昨日の海水浴で肝臓病で運動が出来なかった翔子が元気な姿を見るのは、
嬉しくはあったが仲が良かった翔子の親友の
翔子のかかりつけの遠見医院で真矢と翔子は仲良くなり、親友になった。
最近都内の方で輸入した新薬で肝臓病が治り、元気になった翔子は、
同じ一騎に片思いしていて幼馴染の真矢と昨日はよく衝突していて、
名字呼びをしていたときは心配でしょうがなかった。
(アグレッシブになりすぎだろ…初めての水泳でバタフライするって…)
運動が苦になるどころか、新薬の副作用で身体の能力が向上して、
運動が楽しくなった翔子は活発になり、彼女は弾けた。
その影響からか一騎に対するアプローチが強くなったし、
対抗するように真矢の一騎に対するアプローチも積極的になっていた。
(……まあ、昨日はドンマイとしか言えないけど…)
しかし昨日の一騎は総士に構ってばかりで2人のアプローチに気づかず、
総士も一騎と話せるのが嬉しいのか、2人の空間が出来ていた。
(いや、そこは2人を見てあげろよ。海だよ?水着だよ?
かわいい女の子達がアプローチしてるんだよ?ホモなの?)
甲洋は翔子に片思いをしているのだが今の関係が崩れるのを恐れ、
幸せになって欲しいという願いから、自分の想いを表にだせず、
一騎と一緒になってくれればと2人の橋渡しをしていた。
「俺って…どこまでも女々しいよな…。」
甲洋の家は喫茶店「
養親の
「「はぁ〜どうすればいいんだ(いいの)…ん?」」
「蔵前…だよね?」「…そういう君は春日井くん。」
さようなら、独りぼっち。
そしてようこそ、2人ぼっちの世界へ。
かくしてぼっちとぼっちは引かれあう。
幸か不幸か、それはまだ誰にもわからない。
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ーー『アルヴィス・庶務課』ーー
「早乙女さん、この書類をお願いします。」
「早乙女さーん!このデータはいつのですか?日付け記録が壊れてて。」
「早乙女ー!皆城から近藤さんの対処はお前に一任するそうだ。」
「早乙女さん?」「早乙女さーん?」「早乙女ー?」
「………任務了解。」
しかしぼっちじゃないのが幸せとは言ってない。
早乙女は心を殺して仕事をしていた。
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ーー『将陵家・お風呂』ーー
カポーン…
「ほら真由、クラゲさんだぞ〜。」ブクブク
「すごーい!ぶくぶくしてる!」
「2人ともー?のぼせないようにねー?」
「「はーい。(!)」」
しかし間違いなく今の3人は幸せだった。(これが主人公とメインヒロインの力…!
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ーーそのひ、わたしはみんながばらばらで
ひとりぼっちのあくむをみました。ーー
みんないるならいっしょがいいのにとおもいました。
やっぱハーレム系主人公はホモっぽいと思うの。
生きてまーす!終わるまで僕は死にませーん!