「ぼっちとぼっちをレッツラまぜまぜ!」
「俺がお前で!お前が俺で!」
ーー『要道場』ーー
「一騎!負けたら承知しないよ!」
「一騎ー!お前を倒すのは俺なんだからな!」
「一騎ー、先輩が病みあがりでも気をつけろよ。」
「2人もさぼらずにやる!!」
「「はい!!姉御!!」」
「えっと、なんで羽佐間と?」
「よろしくね、春日井くん。」
「…先輩、あの…病みあがりですけど大丈夫ですか?」
「あっはっはっは…島の外だと走り回ってたから大丈夫さ。」
「僚?無茶しないでねー!」
「おにいちゃんがんばれー!」
ーーなんでこうなったんだろ…
(最初は俺と先輩でスポーツ対決だったはずなのに…)
俺と僚先輩は今道着を借りて、要の家の道場にきている。
俺達がここにいる理由の話は今から少し前後する。
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『竜宮島中学校』
一騎達は同級生の
補佐に総士が在籍しているが多忙なために活動にあまり参加できず、
生徒会の業務が滞っているので剣司が早めに卒業した元会長の僚達に助けを求め、
一騎と同級生の
夏休み中だが学校は遊び場になっていたり、部活をしている生徒達も沢山いる。
部外者ではあるが50人も在校生がいない学校では僚達に違和感はなかった。
「そういえば先輩は今、何をしてるんですか?」
「教職免許取るために島の大人達から勉強を受けてる。
来年からは実習でくるからよろしくな、一騎。」
「私も来るからよろしくね?一騎くん。」
「へー、先輩達先生になるんだ。」
「なんか違和感ないよね。会長だったし。」
「もったいなくないか?せっかく島の外を見て来たのに。」
「なんで先生になろうと思ったんですか?」
「ああ…一騎、前にお前達ぐらいの奴に勉強教えたんだがな…
それがやる気のない奴で因数分解すら出来なかったんだぜ?」
「それぐらい普通だよなぁ?」
「うん、僕もよく間違えるし。」
「補習組は黙ってなさい。」
「「はい、姉御。」」
「前って、島の外の時ですか?」
「そうだ、もう少し上手く教えられたらよかったんだがな…
こいつは何にでも興味を持って落ち着きがなくて、物覚えが悪くて、
イタズラっ子で、誰かがしたイタズラをこいつだと勘違いしちゃってな。
…喧嘩して、謝ったんだが許して貰えたか、もうわからないんだ…。」
「…仲が、よかったんですね。その人と。」
「仲が悪くなった…わけじゃないんだぜ?
ただ島の外の遠く…外国にいてな?話ができないだけなんだ。」
僚は島の外の現状とL計画の事を話すわけにはいかないので、
ぼかしながら真由との思い出を感慨深そうに語った。
「みんなを引き連れてバカやったり、騒ぎ起こしてバカしてたりな。」
「弟みたいな人だったんですね。」
「そうだな…真由の様な天真爛漫な
「僚……。」
僚は悲しそうな顔をして、心配した祐未が手を重ねる。
「いいな〜俺も彼女欲しいなー…」
「いっつもナンパしてるじゃんか…成功した事ないけど。」
「まずはあんたのヒョロいとこなんとかしなさい。」
「酷いぜ姉御ー…」
剣司は衛を連れてナンパをよくするが、虚勢の見栄を張る。
その性格からか彼女ができた試しはなく、いつも失敗していた。
「とりあえず2学期の始業式準備だ、
夏休みも半分切ったぞ?お前ら夏休みの宿題とか大丈夫か?」
「自由研究と読書感想文、書道以外ならなんとか。」
「一騎?この後ちょっとお前ん家、よってもいいか?」
「僕もさー、自由研究と書道終わってないんだよねー。(棒」
「あんたら一騎の宿題丸写ししようとすんじゃない!」
バシンッ「「いでっ!?」」
「一騎くん、自由研究とかなにするつもり?」
「家で飯作ってるから料理にしようかなって、
書道も決まったんですけど読書感想文が決まらなくて…」
「だったらさ!機動侍ゴウバイン!これしかないよ!」
「それ漫画でしょ…」
「そんな時は卒業生のを参考にするといいぜ、
確かここの棚に…あった、あった。…ん?」
僚は卒業生の読書感想文を出す際、見慣れぬノートを見つけた。
「なんだろう?このノート?」
「最近のだな…まだ新しい。」
ノートを開いてみると誰かが書いたポエム集だった。
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テロレロリン♪「ハッ!?今何か重大な事が…」
「どうした総士?」
「いえっ…なんでもありません。」
「それでな、近藤君は自重してくれないし小楯君は仕事中に漫画を書いてて…」
「……はぁ…………」
総士は公蔵の愚痴に付き合わされていた。
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「この棚の管理って確か総士くんが…」ヒソヒソ
「祐未?俺達は何も見てない、それでいいじゃないか。」
「…なんかちょっとクサいね…。」
「俺には難しくてわかんねぇや。」
「そう?僕はかっこいいと思うけど。」
「………良い…………。」
一騎はポエムを気に入っていた。
ガララッ
「僚先輩?終わりましたか?」
「真由くん、ここが生徒会だよ。」
「ほえぇー…」
「大体はな、悪いな面倒見てもらって。」
「真由?ちゃんとお礼言いなさい。」
「おにいちゃん、おねえちゃんありがとう!」
真由は僚達の作業の間、甲洋が翔子の復学の為に学校案内と、
真由の面倒を預かり、しばらく学校内を散策していた。
「おにいちゃん!
「へぇ?何が凄いんだ、真由?」
「えっとね、かごがあってね、ぼーるがあってなんでもあるの!」
「そっか…俺も行った事はあんまりないんだ。」
「そうなの?」
僚は肝臓病によるハンデがあった為、行事以外に余り体育館に思い入れはなかった。
「先輩…私も最近しか行ってないけど一緒に行きませんか?」
「翔子……。」
翔子は身体検査の測定で体育館だけを先に利用していて、
同じ肝臓病を患っていた僚に体を動かす楽しさを知って欲しかった。
「そうだな、久しぶりに行ってみるか。」
「僚、無茶しないでよ。」
「よっしゃ!バスケやろうぜ!」
「僕ディフェンスやりたい!」
「さーて、一丁やりますか!」
こうして全員でスポーツを楽しみ、
最終的に身体能力の高い一騎と実戦で技量を培った僚の対決となった。
しかし、柔道の際に畳が少ないからと要道場へ赴く事になったのだ。
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(先輩は運動余りしてないって言ってたけど…)
俺は先輩の動きと要からの指導を受けている姿は、
妙なちぐはぐさを感じて不思議に思った。
(やっぱり外で何か得られたのかな…)
俺は外の世界を知った先輩に少し、嫉妬した。
それでも俺が全戦全勝した。
甲洋は…名誉の為に先生はしていたと思う。
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ーー『アルヴィス・即席格納庫』ーー
(はぁ…退屈だなぁ……)
「それで?これは食べても大丈夫なのかい?」
「大丈夫じゃない?けどよく食べようと思うね…」
ボクは連日質問してくるコイツらに飽き飽きしている。
ペロッ「ふむ…こ、これは…⁉︎海鮮風味!!」
「うわ、本当に食べたよこのおばあちゃん。」
実験だったら無駄に喋らなくていいし、待ってるだけですむけど、
柄鎖の話は微妙だったけど、今と比べたら断然よかった。
一々確認しなくてもどうせ実験するんだし面倒極まりない。
なんで信用しないのに確認するの?実験した後でも聞いてくるの?
柄鎖みたいに警戒して信用しないなら確認しなくていいのに。
(あああああぁぁ…真由ぅ………)
「そんじゃ、私はこれを調べてみるよ。」
「はいはい…」
(もう何回も他の奴らに聞いたよそのセリフ…)
おばあちゃんはどっか行ったか…それにして本当に退屈だ。
あの頃が懐かしい…真由を
他の皆も楽しかったのに、ここは鳥籠みたいでつまらない。
やっ、一喜一憂する真由も可愛いんだけどね?
ここは地獄だ、嫌な事に目と耳を塞いで、
美しいモノ、楽しいモノしか住民は
目を背けるのと背負うので、負担が少ない方ばかり選べば、
いつか背負う事すら出来なくなるというのに。
あいつらは交渉と言って真由の安全を保証したが、
そんなもの自分達の気休めの脅迫だろうに、忌々しい。
いざとなったら真由さえ綺麗事並べて利用するのだろう。
(自己弁護して傷の舐め合いかい、
もっと傷ついているのには見もしないくせに。)
せっかく真由を自分色に染め上げてボクだけのにする計画がオジャンだ。
(ふうぅー…早く真由に会いたいなー。)(クスクスクス。)
…え"っなに今の…
いや気のせいだろう、どうせ廊下にいた奴が笑ったんだ紛らわしい。
(クスクスクス…。)
……もちつけ、いや落ち着け、
どうせ壁が薄いんだ後ろから聞こえてもおかしくない。
真由の記憶からオカルトは非科学的でありえないってあっただr(スウゥ…)
……ボクの体を通り抜けた赤い半透明な女の子がいる…。
まあただの立体モニターかもしれんし?
ここの技術は最新だから3Dが一般かもしれんし?
今更こんなのを見たって驚きも…
「あなたはそこにいますか?」
「」
……ああ……うん……ふーん………?
「あなたはそこにいますか?」
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ‼︎!」
おばけーーーーーーーー!!?
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ーーそのひ、わたしは
によけられておんなのこがないてるあくむをみました。ーー
おとなのおんなのひとはなんであんなにいやがってたんだろう?
ラハムさん乙姫ちゃんと出会う。
ラハムさんはL計画しか知らないから、
人間の平和というものを理解してません。