ハイスクールD×D───ドライグIF   作:Mr. KG

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オーバーロードの二次創作執筆中ですが、我慢しきれずつい書いてしまいました。
中二病気味の作者の妄想です。


ハイスクールD×D───ドライグIF

駒王学園校庭。そこでは熾烈な戦闘が行われていた。

魔法使い達が空を飛び回って魔法を放ち駒王の制服を着た少年少女達が剣を振り、魔力を放つ。

魔法使い達は俗に言うテロリスト。ここ、駒王で開かれた悪魔、天使、堕天使の三勢力会談とそれによる和平を快く思わない者達だ。

彼らは時間停止の魔眼を持つギャスパー・ヴラディを利用し、護衛の者達を無力化して襲撃する計画を立てていたが、既にギャスパーは解放され、首謀者のカテレア・レヴィアタンは堕天使の総督アザゼルによって葬られている。

際限ないかのように転送されてくる魔法使いもゲートを停止させられ、次々と倒されていく。

もはや全滅まで時間の問題となったところで、不測の事態が起こる。白龍皇ヴァーリが裏切ったのだ。

ヴァーリはアースガルズとの戦闘に釣られてテロリスト──禍の団(カオス・ブリゲード)に入ったこと、自分が前魔王ルシファーの血筋であることを語り、白龍皇の宿敵である赤龍帝兵藤一誠へ言葉を向ける。

────赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)以外何も無い、と。

 

それが事実であるが故に一誠は何も言い返せない。ヴァーリはそんな一誠へ更に告げる。

 

「こんな設定はどうだ? 君は復讐者になるんだ。俺が君の両親を殺そう」

 

一誠はその言葉に頭が真っ白になった。だが、理不尽に両親が殺されようとしている。そのことだけは理解し、言葉が自然と口からこぼれた。

 

「殺すぞ、この野郎」

 

憤怒が、そして殺意が湧き上がる。あまりの怒りに頭が沸騰する。

そのままヴァーリに一歩踏み出したところで頭の中に声が響く。

 

『相棒、俺に体の一部をよこせ』

 

声の主は籠手に封じられた赤龍帝ドライグ。その声に一誠は疑問を抱く。アザゼルから渡された腕輪により一時的に対価無しで禁手(バランスブレイカー)となることが出来ることはドライグも知っているはずなのだ。

その疑問を口に出す前にドライグが続ける。

 

『あのヴァーリという小僧は強い。今のお前では成すすべもなく死ぬだろう』

 

その言葉に一誠は声に出さず反論する。

 

「ああ、そんなことは分かってる。でも俺はあの野郎を何としてもブン殴んなくちゃ───」

 

『だからこその対価だ。腕輪によって禁手に回さなくてよくなる分、純粋にお前を強化出来る』

 

一誠はその言葉に一も二もなく了承する。もとより才能が無い自分では、そのぐらいしなければコカビエルすら一蹴したヴァーリと戦えないのだから。

 

「ああ、分かったよドライグ。俺の左腕も持っていけ‼︎」

 

その直後、自分の腕が別のものに変わっていく感覚。体内に凄まじい力を感じる。

 

「よし!これなら──」

 

『ああ、これだけあれば十分だ』

 

その言葉が響いた直後、異変が起こる。

 

「ぐ、があぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

一誠の両腕が赤く輝く。それとともに激痛が走り肩の辺りから裂けていく。

自らの主人や仲間の声も耳に入らないほどの激痛が治まると、目の前で千切れた両腕が合わさり変化していく。

赤い輝きがおさまり、それに目を向けた全員が言葉を失う。

 

『ふむ、想定より力が少ないが………まぁ、この程度なら許容範囲か』

 

そこにいたのはしば犬ほどの赤いドラゴン。大きさこそ変わっているが、紛れもなく赤龍帝ドライグであった。

その場の全員が言葉を失っている中、いち早く復活したアザゼルがドライグに問いかける。

 

「おいおい、こりゃどういうことだ? お前さんは神器(セイクリッドギア)に封じられてたはずだろ?」

 

言葉こそ軽いが、アザゼルは一切の油断なくドライグの一挙手一動に注意を払い戦闘に備えて構えている。しかし、ドライグはそれに構うことなく返答する。

 

『なに、聖書の神の封印に宿主が倍加した力の一部を譲渡し続けていただけだ。封印自体は三代ほど前に壊れていたのだがな、肉体が手に入るまで待っていたというわけだ。今のこの体では大した力は出せんがな』

 

「俺を騙したのかよ⁉︎ ドライグ‼︎」

 

『騙した? 言ったはずだぞ"対価"だとな。大した代償も無く力が手に入るわけないだろう。分離の際に出血を止めておいただけありがたいと思え』

 

ドライグの言葉に一誠が悔しそうに黙る。二天龍の片割れの復活に三勢力のトップ達が警戒する中、笑い声が響いた。

 

「ハハハハハッ! 兵藤一誠には期待出来ないと思っていたが……これは当たりのようだな!!」

 

その言葉の直後、ヴァーリが神速で迫り来る。コカビエルすら見切れなかった速度にしかし、ドライグは──

 

『ふんっ!』

 

「がっ⁉︎」

 

軽く対応し、倍加を乗せた尾により強烈な攻撃を加える。ドライグは校庭に叩きつけられて鎧が砕け散るヴァーリを一瞥し、つまらなそうに言い放つ。

 

『自惚れるなよ、小僧。俺の宿敵はアルビオンだけだ。断じて道具に頼って力の一部を使っているだけの貴様ではない』

 

そう言い放った後、トップ達に向けて倍加した火炎を放つ。障壁により防がれるが、予想出来ていたことのため微塵の動揺もせず上昇する。

 

『では、さらばだ。早く俺本来の力を取り戻さなければいけないのでな』

 

そしてふらふらと立ち上がるヴァーリの方を向き、

 

『また会おう、アルビオン。お前との戦いを待っている』

 

『ああ、待っていろドライグ。必ず私も封印から脱してみせる』

 

ドライグはその言葉に口角を吊り上げて楽しみにしている、と言い残し透過によって結界を通り抜け、飛んで行った。

 

 

 




あらすじにも書きましたが、一発ネタなので連載はしません。
続きは好きに想像してください。書いてくれても構いません。
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