格闘戦争記   作:日本のスターリン

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19章 直接対決

 一は目を覚ました。そこは地球連邦第二帝国の療養基地である。

 

「気が付いた?」

 

 その可愛い声の主はハルヒである。

 

「助かったのか…?」

「意識はしっかりしてるみたいね。あの後、南極の地球連邦キャンプに救助要請して助け出してもらったの。そしてここに送還されてあなたの目が覚めるのを剛くんと二人で交代しながら待ってたのよ。」

「そうか…。お前たちが助けを呼んでくれたのか…。」

「力の珠は残念だったわね。」

「仕方がないさ。あんなズルイ道具に頼らず精進するさ。次はこんな事にならないためにさらに修行しないとな。」

「剛くんも今修行しているわ。あなたを看病しながら、交互に修行してたのよ。」

「それは頼もしいね。僕も体の傷を治したらすぐに修行を開始するぜ。」

 

 

 

 一方、新ソ連では魔少女ファイブに引き続き三銃士までやられたことに焦りを見せていた。

 新ソ連の最高指導者、新ソ連共産党書記長兼首相であるイレーザ・スターリンが元帥のジョジョ・ジョジョと大元帥のディック・エイナスを呼び出していた。

 

「「イレーザ書記長、お呼びでしょうか。」」

「ジョジョ様、ディック様。あなた方を呼んだのは他でもありません。」

「………一督戦隊の事ですね?」

「そうですな。僕が手塩をかけて育てたバトル四天王と三帝を倒し、僕が目をかけていた魔少女ファイブも倒し、新たな切り札として結成した三銃士をも尽く倒されてしまいました……。」

「もう一督戦隊を倒せそうな部隊は居りません。」

「そこでです!僕がジョジョ様とディック様を引き連れて直々に一督戦隊の討伐に向かおうと思いましてな。」

「「!!!!」」

「……!め、名案でございますね!さっそく一督戦隊の討伐の準備をしたいと思います。」

「頼みましたぞ。ジョジョ様。ディック様。」

 

 

 

 一方、日本幕府でも一督戦隊に対する危機感を募らせていた。日本幕府の最高指導者・将軍である徳川位矢実は副将軍の徳川三司と大老の豊臣漱石を呼び出していた。

 

「「お呼びでしょうか。我が将軍。」」

「君たちを呼び出したのは他でもない。一督戦隊についてだ。

 オレが手塩をかけて養成した侍四天王や老中の豊臣強右衛門を尽く倒した連中だ。」

「うぬぬ。許せませぬ!」

「それだけではない。優秀な諜報員である忍者・舛添直樹までも討たれた。我々が秘密に集めようとしていた力の珠も全て失ったのだ。」

「幕府の威信にかけても一督戦隊を討伐したいと思います。」

「彼らは強い。これ以上の犠牲者を出さないためにもオレたちが直接討伐に出向くべきだ。」

「お言葉ですが、直接出向くのは大変危険にございます。」

「分かっておる。しかし、彼らを倒せる人員はもういない。このままでは地球連邦どころか新ソ連すら勝つ事はできぬ。」

「しかし、我々が出向いてもし負ければそれで幕政は全て終わりでございます。」

「その時はそれまでだったと思うまでさ。どちらにしろ彼らを倒せるのはオレたちだけだ。」

「分かりました。なんとしても我々で勝たねばなりませぬ!」

「当たりまえだ!!!」

 

 

 

 

 日本幕府と新ソ連は一督戦隊との直接対決を決意した。反乱している二国のそれぞれの思惑が交差するのだった―――。

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